【T-SQUARE・田中晋吾】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【田中晋吾】T-SQUARE 始めに

田中晋吾は、T-SQUAREにおける現代的フュージョン・グルーヴの要を担うベーシストです。基音の芯を崩さずに倍音の伸びをコントロールする右手の粒立ち、16分のニュアンスを保ったまま旋律的に上下するベースライン、そして5弦域を使ったローBの配置が持ち味です。アンサンブルではドラムのハイハットやシンセのアタックとタイムを共有しつつ、キックに対しては意図的に前後させて推進力と余韻を両立させる設計が聴きどころです。

代表曲/近年のライブでは、タイトなスラップよりも指弾き主体で、軽快なアタックとウォームなサステインを両立した「現代フュージョン系JBサウンド」が中核になります。DI主体のレコーディングと、ステージでのフルレンジ志向のキャビネットを使い分けることで、低域の見通しと中高域の歌心を同時に確保するのが基本戦略と想定されます。注目ポイントは、プレベ的に腰を出したいフレーズでは中低域を支え、ユニゾンやソロでは2〜4kHzの存在感を丁寧に立てる可変型のEQワークです。

テクニック面では、ゴーストノートとミュートを小気味よく挟み込むJaco以降の文脈を踏まえつつ、音価の切りどころはT-SQUAREらしいメロディ優先。ベース自体はアクティブJB系を軸に、外部プリアンプ/DIで音作りの再現性を確保し、現場ごとにキャビのサイズやPAの方針に合わせて可変させるのが定石といえるでしょう。

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使用アンプ一覧と特徴【T-SQUARE・田中晋吾】

ステージではフルレンジ系の軽量ヘッド+大口径キャビの組み合わせ、レコーディングではDI主体にアンプをブレンドする運用が中心と想定されます。アタックを損なわず低域を量感過多にしないヘッド、2×10や1×12を複合した可搬性の高いキャビが相性良好です。以下はフュージョン現場での再現性が高い関連モデルの例です。備考の方針は「明瞭な中域の抜け」「ローBの見通し」「DIとの相性」を基準に整理しています。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
AG 700 Aguilar T-SQUARE 田中晋吾 クリアで速いレスポンス。DIブレンドに好適 検索 検索 検索 検索 検索
Tone Hammer 500 Aguilar T-SQUARE 田中晋吾 ミドル帯の張りと温かさ。アクティブJBと好相性 検索 検索 検索 検索 検索
Little Mark IV Markbass T-SQUARE 田中晋吾 軽量・フラット志向。現場対応力が高い 検索 検索 検索 検索 検索
LMV 112 / 121H Markbass T-SQUARE 田中晋吾 1×12/1×12+ホーンの組み合わせ。可搬と抜け 検索 検索 検索 検索 検索
HDN 112 Bergantino T-SQUARE 田中晋吾 軽量1×12。レンジ広く複合積みで汎用性 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-7PRO Ampeg T-SQUARE 田中晋吾 現場馴染みの強いトーン。DI併用向き 検索 検索 検索 検索 検索
Classic 450 TC Electronic T-SQUARE 田中晋吾 しなやかなコンプ感。明るいトップ 検索 検索 検索 検索 検索
Subway D-800+ Mesa/Boogie T-SQUARE 田中晋吾 タイトなローと可変EQ。5弦対応力 検索 検索 検索 検索 検索
NXT 212 Bergantino T-SQUARE 田中晋吾 2×12の余裕。中域の前に出る抜け 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-212AV Ampeg T-SQUARE 田中晋吾 12インチ×2。現場での扱いやすさ 検索 検索 検索 検索 検索
Tone Hammer 700 Aguilar T-SQUARE 田中晋吾 余裕あるヘッドルーム。DI基点の拡張 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【T-SQUARE・田中晋吾】

主軸はアクティブ回路を備えたジャズベース系5弦と想定されます。ローBの見通しを確保しつつ、中域の存在感を可変できるモデルを中心に、現場対応力のあるサブ機を複数用意するのが定石です。以下はサウンド傾向の近い代表機の整理です(仕様違いは別行で列挙)。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
MetroLine MV5 Sadowsky T-SQUARE 田中晋吾 5弦JB 前に出る中高域と素直なロー。現代フュージョン定番 検索 検索 検索 検索 検索
MetroLine RV5 Sadowsky T-SQUARE 田中晋吾 5弦JB アルダーボディで滑らかな中域。歌モノにも適応 検索 検索 検索 検索 検索
M#265 ATELIER Z T-SQUARE 田中晋吾 5弦JB アタック速め。スラップも指弾きも俊敏 検索 検索 検索 検索 検索
JB Classic 5 Fender T-SQUARE 田中晋吾 5弦JB 伝統的なJB設計。レンジは広く素直 検索 検索 検索 検索 検索
V7 5st Sire T-SQUARE 田中晋吾 5弦JB コスト効率と多機能EQ。サブ機に最適 検索 検索 検索 検索 検索
American Professional II Jazz Bass Fender T-SQUARE 田中晋吾 4弦JB 指弾きの粒立ちが良い万能JB 検索 検索 検索 検索 検索
MetroLine Will Lee 5 Sadowsky T-SQUARE 田中晋吾 5弦JB タイトな低域とスラップ適性。EQ拡張 検索 検索 検索 検索 検索
Bacchus Handmade 5 Deviser T-SQUARE 田中晋吾 5弦JB 国産手工。レンジ広くコスパ高い 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【T-SQUARE・田中晋吾】

想定シグナルチェーン:ベース → コンプレッサー(常時薄く) → プリアンプ/DI(EQの要。場合により軽いドライブ) → 空間系(コーラス/リバーブを曲中ポイントで) → DI/アンプ入力。PA現場ではプリアンプのポストDIをメインに、アンプはモニター用途としてブレンドする運用が扱いやすいです。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
MXR M87 Bass Compressor Dunlop T-SQUARE 田中晋吾 コンプレッサー 粒立ちの均一化に定番 検索 検索 検索 検索 検索
Sadowsky Bass Preamp/DI Sadowsky T-SQUARE 田中晋吾 プリアンプ/アンプシミュレーター アクティブJBと相性良いクリーンEQ 検索 検索 検索 検索 検索
Tone Hammer Aguilar T-SQUARE 田中晋吾 プリアンプ/アンプシミュレーター 中域の張りとサチュレーションが自然 検索 検索 検索 検索 検索
JDI Radial T-SQUARE 田中晋吾 ダイレクトボックス 定番パッシブDI。録音での基準 検索 検索 検索 検索 検索
Type 85 Countryman T-SQUARE 田中晋吾 ダイレクトボックス クリーンで扱いやすいアクティブDI 検索 検索 検索 検索 検索
SansAmp BDDI V2 Tech 21 T-SQUARE 田中晋吾 プリアンプ/アンプシミュレーター 軽いドライブで太さを付加 検索 検索 検索 検索 検索
Noble DI Noble T-SQUARE 田中晋吾 ダイレクトボックス チューブDI。艶と厚みの付加 検索 検索 検索 検索 検索
CEB-3 Bass Chorus BOSS T-SQUARE 田中晋吾 コーラス ユニゾンやバラードで控えめに使用 検索 検索 検索 検索 検索
FunkMaster シールド TASCAM T-SQUARE 田中晋吾 その他 取り回し良く太さと輪郭のバランス 検索 検索 検索 検索 検索
Bassist Origin Effects T-SQUARE 田中晋吾 コンプレッサー スタジオ品質の滑らかさ 検索 検索 検索 検索 検索
CE-1 Clone 各社 T-SQUARE 田中晋吾 コーラス 70s系コーラス質感の再現用途 検索 検索 検索 検索 検索
ISO-5 / CIOKS DC7 Voodoo Lab / CIOKS T-SQUARE 田中晋吾 パワーサプライ 低ノイズ電源でS/N確保 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【T-SQUARE・田中晋吾】

基本EQ設定

ベース本体はアクティブで、トレブルをやや下げ、ローミッド(250〜400Hz)を軽くブースト。プリアンプ側で1〜2kHzを少し持ち上げ、3〜4kHzは曲中のユニゾン時のみ追加する運用が扱いやすいです。ローは40〜60Hzを絞り、80〜120Hzに重心を置くとPAとの干渉が少なくなります。

楽曲別の使い分け

高速ユニゾンやテーマではコンプ比率を上げ(アタック遅め、レシオは2:1〜4:1)、2kHz前後を+1〜2dBで存在感を確保。バラードや歌伴では2kHzをフラットに戻し、ローミッドを支えることで旋律の邪魔をしない土台を形成します。スラップが必要な箇所のみハイを一時的に解放し、ブースターは使わずピッキングの強弱でダイナミクスを作るのが安定します。

ミックスでの工夫

レコーディングではDIメイン+マイキングを10〜30%ブレンドが目安。HPFは35〜45Hz、LPFは6〜8kHz。キックの基音が60〜80Hzならベースは90〜120Hzにピークを置くと分離が向上します。空間系はプリディレイ短めのルーム/コーラスを薄く入れて、音価が伸びるユニゾンの粒感を崩さない程度に抑えるのが有効です。

比較的安価に音を近づける機材【T-SQUARE・田中晋吾】

再現のキーは「アクティブJB系5弦」「中域可変のプリアンプ」「素直なコンプ」の3点です。下記は導入しやすく実用度の高い候補です。

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ベース V7 5st Sire T-SQUARE 田中晋吾 多機能アクティブJBで汎用性高い 検索 検索 検索 検索 検索
プリアンプ SansAmp BDDI V2 Tech 21 T-SQUARE 田中晋吾 DI兼用で携帯性に優れる 検索 検索 検索 検索 検索
コンプ MXR M87 Dunlop T-SQUARE 田中晋吾 視認性が高く扱いやすい 検索 検索 検索 検索 検索
DI Radial JDI Radial T-SQUARE 田中晋吾 録音〜ライブまでの基準機 検索 検索 検索 検索 検索
ケーブル FunkMaster(ベース用) TASCAM T-SQUARE 田中晋吾 取り回しとレンジのバランス良好 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【T-SQUARE・田中晋吾】

田中晋吾の核は、アンサンブルの可読性を最優先にした「クリアで歌うベース」。アクティブJB系5弦+クリーンプリアンプ+適度なコンプという標準構成で、現場の音響に合わせて中域の出し引きを行うワークフローがフィットします。

再現のポイントは、ローの量感よりもローの見通し、そして2kHz前後の存在感の可変。DI主体で音像を決め、アンプはモニター兼キャラクター付加に留めると、フレーズの解像度が下がりません。空間系は控えめに使い、ユニゾンやテーマでのみ薄く色付けするのが効果的です。

機材は万能型を選びつつ、ピッキング位置と右手の強弱で音価と表情を作ること。最終的な「らしさ」はタッチとタイム感に宿るため、機材に頼りすぎず、演奏の精度を上げることが最短距離になります。

本記事参照サイト【T-SQUARE・田中晋吾】

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