【BABYMETAL・BOH】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【BABYMETAL・BOH】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【BOH】BABYMETAL 始めに

BOHは6弦ベースをメインとする超技巧派で、ハイゲインのギターと同期トラックがせめぎ合うBABYMETALの密度高いミックスの中でも、低域の芯と速いパッセージの可読性を両立させるプレイで知られます。スリーフィンガーやタッピング、ゴーストノートを活用しつつ、帯域設計はローをタイトに締め、ローエンドの「量」ではなく「質」で押し切るアプローチが中心です。トーンはクリーン寄りのハイファイから軽い飽和までを曲ごとに可変し、ミドルの存在感とトランジェントの速さでギター壁面を貫通させるのがキモです。ライブではMarkbass系の俊敏なレスポンスを軸に、ピッキングニュアンスが前に出るセッティングを採用。シグネチャーのAtelier Z 6弦はスキャロップ加工やフィンガーレストが施され、極端なレンジの広さにも破綻しない設計が特徴です。仮BANDなどではフレットレスやカラー違いの個体も運用し、バンド文脈に応じて中高域のキャラクターを巧みに切り替えています。

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使用アンプ一覧と特徴【BABYMETAL・BOH】

person playing guitar in grayscale photography
Photo by Katarina Bubenikova on Unsplash

ライブではMarkbass系ヘッドとキャビの組み合わせが中心で、俊敏なトランジェントと抜けの良い中域が軸です。Little Mark系は4バンドEQに加え可変フィルターで帯域の整理が速く、EVO1はLM系の質感を軸にデュアルチャンネル/モデリングで曲間のキャラ替えが容易です。Little Mark Vintageはチューブ感のある飽和で、現代的なタイトさを保ちつつ倍音で前に出す方向。キャビは10インチ×2と15インチ×1の組み合わせで、スピード感と量感を両取りします。レコーディングやライン主体の現場では、アンプシミュレーションやプリアンプ出力を積極的に活用する設計が基本です。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Little Mark Vintage Markbass BABYMETAL BOH ライブで使用例。温かい飽和と速いレスポンス。 検索 検索 検索 検索 検索
Little Mark III Markbass BABYMETAL BOH 定番LM系。VLE/VPFで帯域整理が容易。 検索 検索 検索 検索 検索
EVO1 Markbass BABYMETAL BOH デュアルCH/モデリング。LM系の質感をラインで再現。 検索 検索 検索 検索 検索
TA503 Markbass BABYMETAL BOH 過去使用。真空管プリアンプ搭載の多機能ヘッド。 検索 検索 検索 検索 検索
Standard 102 HF Markbass BABYMETAL BOH 2×10″。スピード感重視のキャビ。 検索 検索 検索 検索 検索
Standard 151 HR Markbass BABYMETAL BOH 1×15″。量感の補強用に組み合わせ。 検索 検索 検索 検索 検索
MB EVO1 Controller Markbass BABYMETAL BOH EVO1用MIDIフットコントローラー。 検索 検索 検索 検索 検索
Little Mark Tube 800 Markbass BABYMETAL BOH 同系統の関連モデル。代替候補として運用されることが想定されます。 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【BABYMETAL・BOH】

brown and black electric guitar
Photo by ZAKI ARIK on Unsplash

メインはAtelier Zのシグネチャー「BOH’S CUSTOM 6」。広帯域・ハイファイ志向で、速いアタックと明瞭なミドルが武器です。フレットレス仕様は歌モノや抒情的なパートで倍音の伸びを活かし、カラー違い(TP-DPK、TP-PINK、TP-RED)で見た目の演出も含めて使い分けます。Beta6のBOHカスタムはよりJB系のタイトさを残したニュアンスで、状況に応じた代替として想定されます。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BOH’S CUSTOM 6 TP-DPK MH Atelier Z BABYMETAL BOH 6弦ソリッド メイン個体。高域の伸びと速いレスポンス。 検索 検索 検索 検索 検索
BOH’S CUSTOM 6 Fretless Atelier Z BABYMETAL BOH 6弦フレットレス 歌モノやバラードで表現力重視。 検索 検索 検索 検索 検索
BOH’S CUSTOM 6 TP-PINK MH Atelier Z BABYMETAL BOH 6弦ソリッド ステージ映えするカラー個体。 検索 検索 検索 検索 検索
BOH’S CUSTOM 6 TP-RED MH Atelier Z BABYMETAL BOH 6弦ソリッド 赤系フィニッシュのバリエーション。 検索 検索 検索 検索 検索
Beta6 BOH-Custom Atelier Z BABYMETAL BOH 6弦ソリッド 関連モデル。よりJB系のタイトさを想定。 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【BABYMETAL・BOH】

person playing white and black electric guitar
Photo by Sam Moghadam on Unsplash

基本チェーン(例):ベース入力 → バッファ(Conisis BA003)→ ボリューム(Limetone LTV-500L)→ コンプレッサー(FMR RNC1773)→ プリアンプ/ディストーション(TOKYO EFFECTOR 龍之栖)[ループにオクターバー(tc Sub’n’Up)] → ディレイ(tc Flashback II)→ アンプ/ライン出力。電源はFree The Tone PT-3Dで統合。チューナーやワイヤレスは状況により追加します。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BOH DISTORTION 龍之栖 TOKYO EFFECTOR BABYMETAL BOH プリアンプ/アンプシミュレーター BOHシグネチャー。軽い歪み〜芯の強化まで。 検索 検索 検索 検索 検索
BA003 BLACK MESSIAH Conisis BABYMETAL BOH ブースター 実態は高品位バッファ。入力信号を安定化。 検索 検索 検索 検索 検索
LTV-500L-ilm Limetone Audio BABYMETAL BOH ボリュームペダル 低抵抗タイプ。ダイナミクス制御に使用。 検索 検索 検索 検索 検索
RNC1773 “Really Nice Compressor” FMR Audio BABYMETAL BOH コンプレッサー ライトなナチュラル圧縮で可読性を維持。 検索 検索 検索 検索 検索
Sub’n’Up Octaver tc electronic BABYMETAL BOH モジュレーション系 実質オクターバーとして使用。 検索 検索 検索 検索 検索
Flashback 2 tc electronic BABYMETAL BOH ディレイ 残響でソロやリードラインを拡張。 検索 検索 検索 検索 検索
Polytune 3 tc electronic BABYMETAL BOH スイッチングシステム 実態はチューナー。チューナーアウトで常時監視。 検索 検索 検索 検索 検索
PT-3D Free The Tone BABYMETAL BOH パワーサプライ ボード全体のクリーン電源を供給。 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【BABYMETAL・BOH】

基本EQ設定

6弦の基音〜倍音の整合を重視し、ベース側はベース控えめ(40–60Hz付近は過不足のチェック程度)、ローミッド(150–250Hz)をタイトに引き締め、ミドル(700Hz前後)に存在感の山を作ります。ハイミッド(1.5–2.5kHz)は運指ノイズとアタックを見極めて微調整、トレブルはエア感と運指ノイズのトレードオフで薄く。MarkbassのVLE/VPFは「VLEは僅か」「VPFは0〜9時」で使い、帯域を削り過ぎないのがコツです。

楽曲別の使い分け

高速曲ではコンプレッションを浅く(RNC1773の比率は2:1〜3:1、アタック遅め、リリース速め)にしてアタックの鋭さを優先。リードやユニゾンでは「龍之栖」を軽くブレンドして倍音の密度を上げ、中域で前に出します。バラードや歌モノではフレットレスを選び、サステインをFlashback 2でほんのり伸ばす程度に留め、ローはキックと棲み分けます。

ミックスでの工夫

6弦のローBはサブ帯域が暴れやすいので、HPFを30–35Hzで薄く設定し、50–60Hzをキック優先に。ベースは80–120Hzの山で土台を作り、700Hz前後で歌やリフと衝突しないようQを狭めに調整。DI/ラインとマイキング(またはキャビIR)をブレンドする二系統運用が有効で、ラインは可読性、マイク(IR)は厚み担当。位相は必ずチェックして、低域の足し算を防ぎます。

比較的安価に音を近づける機材【BABYMETAL・BOH】

再現の要は「速いトランジェント」「ミドルの可読性」「軽い飽和の付加」の3点です。軽量ヘッド+10″×2キャビ、クリーン系コンプ、オクターブ系の足し引きで輪郭を作ると近づきます。下記は入手しやすい代替例です。

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ベースアンプヘッド Little Mark III Markbass BABYMETAL BOH 軽量・機動力。可変フィルターで即セッティング。 検索 検索 検索 検索 検索
ベースキャビネット Standard 102 HF Markbass BABYMETAL BOH 速い立ち上がり。10″×2で輪郭重視。 検索 検索 検索 検索 検索
プリアンプ/歪み BOH DISTORTION 龍之栖 TOKYO EFFECTOR BABYMETAL BOH 中域の押し出しと倍音付加で存在感を強化。 検索 検索 検索 検索 検索
コンプレッサー RNC1773 FMR Audio BABYMETAL BOH ナチュラル系。速い曲での可読性向上。 検索 検索 検索 検索 検索
ボリュームペダル LTV-500L-ilm Limetone Audio BABYMETAL BOH 表現力とノイズ低減の両立。 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【BABYMETAL・BOH】

BOHの音作りの本質は、広帯域6弦の情報量を「速い立ち上がり」と「中域の焦点」で整理し、必要に応じて軽い飽和を加えることです。機材はハイファイ系のベースと俊敏なアンプ、質の良いコンプとプリアンプが中心で、極端なブーストよりも帯域の引き算で整える設計が要諦です。

再現のポイントは、ローの膨らみを管理するHPF、700Hz前後の可読性強化、2kHz近辺のアタック微調整。歪みは常時ではなく「要所の倍音付加」として使い、ラインとの二系統運用で密度と明瞭さの両立を図ります。可変フィルターを持つヘッドや、良質なプリアンプがあれば近づけます。

機材に頼りすぎないコツは、右手の位置とアタック角度で音色を管理すること。同じセッティングでもブリッジ寄り/ネック寄りの右手移動でミックス上の居場所が変わります。演奏のダイナミクスをコントロールしたうえで、最後にエフェクトで微調整する順序が効率的です。

本記事参照サイト【BABYMETAL・BOH】

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