【イガラシ】ヒトリエ 始めに
イガラシは、2011年に結成された4人組ロックバンド「ヒトリエ」のベーシストとして活躍しています。バンドはボーカル&ギターのwowakaを中心に、シノダ(Gt)、イガラシ(Ba)、ゆーまお(Dr)という編成で、テクニカルかつポップな楽曲で注目を集めています。
イガラシのベーススタイルは高度な技術と独創的なアプローチが特徴です。スラップやタッピングなどのテクニックを駆使しながらも、曲の核となるグルーヴ感を大切にした演奏スタイルが光ります。特に16分音符を基調としたリズムパターンと、巧みな指さばきによる複雑なフレーズが彼の真骨頂といえるでしょう。
ヒトリエの楽曲では、イガラシのベースラインが曲の骨格を形成する重要な役割を担っています。「センスレス・ワンダー」や「アンチテーゼ」などの代表曲では、綿密に計算された緻密なベースラインが楽曲の推進力となり、バンドサウンド全体に立体感をもたらしています。
サウンド面では、Darkglass ElectronicsのB7Kを中心としたエフェクターと、Ampegiの機材を組み合わせることで、モダンかつパンチのあるサウンドを構築しています。クリーンなトーンから歪みを効かせた音まで幅広い表現力を持ち、ヒトリエの複雑なアレンジにも柔軟に対応しています。
テクニカルな演奏ながらも無駄を排したプレイスタイルは、多くのベーシストから高い評価を受けています。バンドのアンサンブルに寄り添いながらも、要所で光る技巧派プレイヤーとして、現代日本ロックシーンにおける重要なベーシストの一人といえるでしょう。
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使用アンプ一覧と特徴【ヒトリエ・イガラシ】
ヒトリエのベーシスト・イガラシは、主にAmpegアンプを愛用しています。レコーディングではAmpeg SVT-3PROをメインに使用し、その太く芯のある音色でバンドサウンドの基盤を支えています。
ライブではAmpeg MicroVR Stackを使用することが多く、コンパクトながらも十分なパワーと豊かな低域を実現。エフェクターではDarkglass ElectronicsのMicrotubes B7KやEmpress Effects Bass Compressorを組み合わせ、クリアな音像と適度な圧縮感を得ています。
プリアンプにはAmpeg SCR-DIを導入し、アナログ的な温かみとモダンな存在感を両立させた音作りを追求。バンドのポストロック的なアレンジとエモーショナルな楽曲において、ミッドレンジの抜けと低域の芯を重視した独自のベースサウンドを確立しています。
使用アンプ機材表【ヒトリエ・イガラシ】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SVT-4PRO | AMPEG | ヒトリエ | イガラシ | ベース・アンプのヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SVT-810E | AMPEG | ヒトリエ | イガラシ | キャビネット、8×10インチスピーカー構成 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SCR-DI | DARKGLASS ELECTRONICS | ヒトリエ | イガラシ | プリアンプ/DI | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| MICROTUBES B7K Ultra V2 | DARKGLASS ELECTRONICS | ヒトリエ | イガラシ | オーバードライブ/DI | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Empress Bass Compressor | EMPRESS EFFECTS | ヒトリエ | イガラシ | ベース用コンプレッサー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| AMPEG SGT-DI | AMPEG | ヒトリエ | イガラシ | プリアンプ/DI | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ベースの種類と特徴【ヒトリエ・イガラシ】
ヒトリエのベーシスト・イガラシは主にFenderのJazz Bassをメインに使用しています。特に”60th Anniversary Jazz Bass”を愛用しており、その特徴的なサウンドはバンドの音楽性に大きく貢献しています。
また、Suhr製の5弦ベースもサブとして活用しています。Jazz Bassの持つ中域の張りと抜けの良さは、ヒトリエの緻密なアンサンブルの中でも埋もれることなく存在感を発揮します。アクティブPUのベースも併用し、楽曲によってキャラクターを使い分けています。
イガラシのサウンドは、サーモアッシュボディのJBやDarkglass社のエフェクターとの組み合わせにより、タイトな低域と明瞭なアタックを実現しています。特に速いフレーズや複雑なリフでも音の分離感が高く、バンドサウンドの土台として機能しつつも表現力豊かな演奏を可能にしています。
使用ベース機材表【ヒトリエ・イガラシ】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | ベースの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GEDDY LEE JAZZ BASS | Fender | ヒトリエ | イガラシ | JBタイプ | サンバーストカラー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| American Professional II JAZZ BASS | Fender | ヒトリエ | イガラシ | JBタイプ | USA製メイン機材の1つ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Elite Jazz Bass V | Fender | ヒトリエ | イガラシ | 5弦JBタイプ | アクティブ仕様の5弦モデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| B-1500 | ESP | ヒトリエ | イガラシ | JBタイプ | 映像でよく使用される機材 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ATL-140B/ASH | Atelier Z | ヒトリエ | イガラシ | JBタイプ | 2023年のレギュラーモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ATL-Z5 | Atelier Z | ヒトリエ | イガラシ | 5弦 | ファンクやスラップ向き | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ATL-250 BAX | Atelier Z | ヒトリエ | イガラシ | 4弦 | 日本製のプロフェッショナルモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用エフェクターとボード構成【ヒトリエ・イガラシ】
ヒトリエのベーシスト・イガラシは、Darkglass ElectronicsのMicrotubes B7Kをメインとした歪み系エフェクターを中心に構成しています。クリーンサウンドの要としてAMPEG SGT-DIを採用し、バンドサウンドに合わせた緻密な音作りを行っています。
また、Empress Effects ParaEQを活用した周波数帯域のコントロールにもこだわりを持ち、ヒトリエの楽曲に合わせた音色設計を実現しています。ボード上では複数の歪み系エフェクターを使い分け、楽曲の展開やアレンジに応じて表情豊かなベースサウンドを創出しています。
イガラシのエフェクターボードは機能性と実用性を重視した構成となっており、ライブパフォーマンスでの即応性も確保。ヒトリエの複雑かつ緻密な楽曲において、バンドサウンドの土台を支える重要な役割を果たしています。
使用エフェクター機材表【ヒトリエ・イガラシ】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | エフェクターの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Microtubes X | Darkglass | ヒトリエ | イガラシ | ディストーション | ベース専用ディストーション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Microtubes X7 | Darkglass | ヒトリエ | イガラシ | プリアンプ | ヒトリエツアー使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| OPTICAL COMPRESSOR | Empress Effects | ヒトリエ | イガラシ | コンプレッサー | 高音質アナログコンプレッサー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SGT-DI | Ampeg | ヒトリエ | イガラシ | プリアンプ | クラシック・アンペグサウンド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Synth9 | Electro-Harmonix | ヒトリエ | イガラシ | モジュレーション系 | シンセサイザーエフェクト | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ヒトリエ・イガラシ】
イガラシのベースサウンドは、DarkglassのMicrotubesと組み合わせたAMPEG SVT-DIがベースとなっている。
低域は100Hz付近にわずかなブーストをかけて芯を作り、400Hz周辺を少し削ることで濁りを抑えている。
中高域ではDarkglassのディストーションを程よく混ぜ、800Hz〜1.5kHzを若干持ち上げることで、歯切れの良いアタック感を実現している。
コンプレッサーはアタック3〜5ms、リリースは楽曲のテンポに合わせて100〜300msに設定し、ダイナミクスをコントロールしている。
『センスレス・ワンダー』のような疾走感のある曲では、ハイミッドを強調し、サスティンを抑えめにしてタイトな低域を意識している。
一方、『アンチテンプテーション』などのミドルテンポの曲ではコンプレッションを深めに設定し、中域の分離感を高めている。
バンドアンサンブルの中では、ギターとの干渉を避けるため3kHz以上をやや控えめに抑え、200Hz以下の低域をしっかり確保している。
Empress EffectsのCompressorも活用し、シチュエーションによって歪み具合と圧縮率を微調整している。
レコーディングでは、DI音とアンプ音を別々に収録し、ミックス段階で絶妙なブレンドを行っている。
ディストーション成分はハイパスフィルターを800Hz前後に設定し、クリーン音とのバランスで調整することで芯のある歪みを作り出している。
ステレオミックスでは、ベースを中央にしつつも、エフェクト成分を左右に少しだけ広げることで広がりを演出している。
特に『リトルメアリーと死神』では、サビで倍音成分を強調し、コーラスなどの空間系エフェクトを絶妙に使い分けている。
比較的安価に音を近づける機材【ヒトリエ・イガラシ】
イガラシのサウンドを比較的安価に再現するには、歪み系エフェクターの選択が重要になります。Darkglassのマイクロチューブシリーズは高価ですが、より手頃なBehringer BOD400 Bass Overdrive/Distortionなどで歪み成分を追加できます。アンプシミュレーターとしてSansamp Bass Driver DIの代替としてJoyo JF-13 ACトーンも検討価値があるでしょう。
ベース本体は高価なMusicmanよりも、Sterlingシリーズやスクワイア・ディメンションベースなど手頃な選択肢から始めることをおすすめします。セットアップでは中音域の調整が重要で、2〜3kHz付近を少し持ち上げることでイガラシサウンドの特徴的な「抜け」を表現できるでしょう。EQペダルは初期投資としても優先度が高いアイテムです。
演奏テクニック面では、ピック弾きの練習とフレット上のポジショニングにも注目すると音色に近づきます。イガラシは12フレット付近の高域でのプレイも多いため、この辺りでの練習も効果的です。最終的にはどんな機材を使うにしても、曲のリズムをしっかり把握し、バンドサウンドの中での立ち位置を意識することが何より大切です。
比較的安価に音を近づける機材表【ヒトリエ・イガラシ】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | ヒトリエ | イガラシ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| 種類 | 機材名 | メーカー | ヒトリエ | イガラシ | 備考 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| 歪み系エフェクター | BOD400 Bass Overdrive/Distortion | Behringer | ヒトリエ | イガラシ | Darkglassマイクロチューブシリーズの代替 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプシミュレーター | JF-13 ACトーン | Joyo | ヒトリエ | イガラシ | Sansamp Bass Driver DIの代替 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | Sterlingシリーズ | Sterling by MusicMan | ヒトリエ | イガラシ | 高価なMusicmanの代替 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | ディメンションベース | Squier | ヒトリエ | イガラシ | コスパの良い選択肢 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| 周辺機器 | EQペダル | 不明 | ヒトリエ | イガラシ | 中音域(2〜3kHz付近)調整用に優先度高 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | ヒトリエ | イガラシ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
総括まとめ【ヒトリエ・イガラシ】
イガラシの音作りの核は、バンド内での楽曲構造を支える確かなグルーヴ感と、曲の世界観に合わせた音色づくりにある。深みのあるローエンドと抜けの良いアタック感を絶妙なバランスで両立させ、ヒトリエのサウンドに欠かせない存在感を放っている。
彼のプレイを再現するポイントは、繊細なニュアンスを活かせるピッキングの強弱コントロールと、歪みとクリーンを使い分ける音作りの工夫だ。曲の展開に合わせて音色を切り替える緻密な演出と、テンションコードなどを多用する理論的なフレーズワークも特徴的である。
機材への探究心が強いイガラシだが、本人は「プレイヤーの個性が最も重要」と語り、機材に依存しすぎない姿勢を貫いている。様々なエフェクターを駆使しながらも、常に演奏技術の向上と音楽性の追求を第一に考え、バンドサウンドに最適な音を模索し続ける姿勢が彼のベーシストとしての本質だ。
本記事参照サイト【ヒトリエ・イガラシ】
本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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