【ストレイテナー・日向秀和】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【ストレイテナー・日向秀和】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【日向秀和】ストレイテナー 始めに

日向秀和(ひなたひでかず)は、3ピースロックバンド「ストレイテナー」のベーシストとして、1998年のバンド結成から一貫して活動を続けている。バンドはオルタナティブロックを基調としながらも、ポストロックやエモーショナルな要素を取り入れた独自の音楽性を確立してきた。

日向のベーススタイルは、低音の支えとなるソリッドな演奏と、時にメロディアスに展開する表現力豊かなプレイが特徴的。ストレイテナーの楽曲において、彼のベースラインは単なるリズムの補強にとどまらず、曲の骨格を形作る重要な役割を担っている。特にピッキングの強弱や音色の変化を巧みに操り、曲の展開に応じて変化する表現が魅力だ。

代表曲「Braver」や「From Noon Till Dawn」では、日向のダイナミックなベースプレイが際立っており、ロックバンドのベースとしての基本を押さえつつも、独自のグルーヴ感を生み出している。また「Silent Film」のようなミドルテンポの楽曲では、繊細なニュアンスと音の粒立ちを大切にした演奏が曲の深みを増している。

楽器選びにもこだわりを持ち、主にLaklandのベースを愛用。そのサウンドは、太く芯のある音色と明瞭なアタック感を兼ね備え、3ピースバンドにおいて重要な音域を確実にカバーしている。エフェクターの使い方も独創的で、ドライブサウンドからアンビエント系まで幅広く使いこなし、バンドサウンドに立体感を与えている。

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使用アンプ一覧と特徴【ストレイテナー・日向秀和】

日向秀和はメインアンプとしてOrange AD200B MK3を使用しており、その太くて芯のある暖かいサウンドが特徴です。キャビネットはOrange OBC810を組み合わせ、パワフルな低域と豊かな中域を得ています。

レコーディングではGalien-Krueger 400RBも併用し、クリアなアタック感と解像度の高いサウンドを追求しています。エフェクターではFREE THE TONE PA-1QGとNCIS Engineeringのものを多用し、様々な音色を創り出しています。

ライブではSANS AMPなどのプリアンプも状況に応じて使い分け、会場の特性に合わせた音作りをしています。バンドサウンドの中で埋もれない存在感と芯の太さを意識した機材選びが、ストレイテナーのグルーヴ感を支えています。

使用アンプ機材表【ストレイテナー・日向秀和】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Orange Acoustic PRO AMP 200 Orange ストレイテナー 日向秀和 ベースキャビネットドライブ用として主に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Orange OBC810 Orange ストレイテナー 日向秀和 8×10インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
Orange Rocker Bass 30 Orange ストレイテナー 日向秀和 コンパクトなチューブアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Orange OB1-500 Orange ストレイテナー 日向秀和 クリーンから歪みまで幅広い音作り 検索 検索 検索 検索 検索
AD200B MK3 Orange ストレイテナー 日向秀和 パワフルなチューブベースヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
One Stroke FREE THE TONE ストレイテナー 日向秀和 ダイレクトボックス兼プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
AIS-1Q ESP ストレイテナー 日向秀和 ケーブル+DI 検索 検索 検索 検索 検索
Acoustic 360 Acoustic Control Corporation ストレイテナー 日向秀和 ビンテージアンプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【ストレイテナー・日向秀和】

ストレイテナーの日向秀和は主にLaklandのシグネイチャーモデル「LAKLAND Hinatch Model 55-18」を愛用しています。このベースは5弦モデルで、ミドルピックアップを搭載した2ハムバッカー仕様が特徴です。

音色的には中域の張りがありながらも、Laklandならではの豊かな低域と明瞭なサウンドが魅力です。また、18mmピッチのブリッジを採用することで演奏性を高めています。日向自身が「弾きやすく、ベースの基本的な音がしっかり出る」と評するように、バンドアンサンブルの中で存在感を失わない音作りが可能です。

サブ機としてはLakland DJ-5などのモデルも使用。エフェクターとの組み合わせで様々な音色を探求する日向のスタイルに合わせ、多彩な表現力を発揮します。弾き心地の良さと音の太さを両立させたベースとして、彼のプレイスタイルを支えています。

使用ベース機材表【ストレイテナー・日向秀和】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
LA-55 Lakland Signature Model LAKLAND ストレイテナー 日向秀和 JBタイプ ストレイテナー日向秀和の全面監修シグネイチャー 検索 検索 検索 検索 検索
STR-MH Custom Darkside ESP ストレイテナー 日向秀和 PJタイプ マルチスケールで6弦ベース。マホガニーボディ 検索 検索 検索 検索 検索
Ultralite 55-94 Deluxe LAKLAND ストレイテナー 日向秀和 JBタイプ 5弦ベース。軽量化モデル 検索 検索 検索 検索 検索
The Butterfly FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH ストレイテナー 日向秀和 JBタイプ ピエゾピックアップ搭載 検索 検索 検索 検索 検索
Limited Edition Series JJ MN 3TS Fender ストレイテナー 日向秀和 JBタイプ Jaco Pastorius シグネイチャー 検索 検索 検索 検索 検索
Bass Collection JJ ESP ストレイテナー 日向秀和 JBタイプ 小型ボディで若干ショートスケール 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【ストレイテナー・日向秀和】

ストレイテナーのベーシスト・日向秀和(hinatch)は、Orange社のベースアンプを中心とした力強く存在感のあるサウンドを特徴としています。エフェクターボードには、Free The Tone製のプログラマブルスイッチャー「ARC-53M」を中心に、NCIS Bass Driver、Free The Tone Red Jasper、Subdecay Protoueなど厳選されたエフェクターを配置しています。

最近では自身が開発に携わったNCISのベース専用オーバードライブ「Bass Driver」を愛用し、ストレイテナーのサウンドをさらに進化させています。クリーンから緻密なディストーションまで幅広い表現力を持つセットアップで、バンドのダイナミックな楽曲を支えています。

エフェクターボードはツアーごとに最適化され、曲の世界観に合わせて細かく調整されています。日向のサウンドメイキングへのこだわりが、ストレイテナーの音楽性を支える重要な要素となっているのです。

使用エフェクター機材表【ストレイテナー・日向秀和】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
TUBE MEISTER Free The Tone ストレイテナー 日向秀和 プリアンプ Straightener 20周年記念モデル 検索 検索 検索 検索 検索
BASS OVERDRIVE Free The Tone ストレイテナー 日向秀和 オーバードライブ カスタムカラーのBDシリーズ 検索 検索 検索 検索 検索
PROTEUS Subdecay ストレイテナー 日向秀和 エンベロープフィルター カスタム仕様 検索 検索 検索 検索 検索
HARMONIC BOOSTER Free The Tone ストレイテナー 日向秀和 ブースター シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
OD-20 Suhr ストレイテナー 日向秀和 オーバードライブ ライブでのメイン歪み 検索 検索 検索 検索 検索
BASS PREAMP Source Audio ストレイテナー 日向秀和 プリアンプ C4シンセサイザーと併用 検索 検索 検索 検索 検索
C4 SYNTH Source Audio ストレイテナー 日向秀和 シンセサイザー 多彩な音作りに活用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ストレイテナー・日向秀和】

日向秀和のベースセッティングは、低域の太さと中域の存在感を両立させた特徴的なものだ。基本的なEQは、80Hz付近を+3dB程度ブーストし、芯のある低音を確保している。一方で250〜400Hz帯域をわずかにカットすることで、モコモコした印象を抑え、800Hz前後を少し持ち上げてアタック感を強調している。このバランスが「DISCOGRAPHY」や「From NOON Till DAWN」などの楽曲で日向サウンドの基盤となっている。

楽曲別のEQ設定も緻密に使い分けられている。アップテンポな「FUTURE MACHINE」では、ミッドレンジを強調しつつコンプレッサーのアタックを速めに設定し、リズムの明瞭さを優先している。対照的に「DISCOGRAPHY」のようなミディアムテンポ曲では、低域を豊かに残しながらも、コンプレッションのスレッショルドを少し上げて、ダイナミクスに余裕を持たせている。さらにディストーションをかける際も、原音のニュアンスが失われないよう、ブレンド比を慎重に調整している。

ミキシング段階では、ドラムのキックと周波数バッティングしないよう60Hz以下を適度にハイパスフィルターで処理している。特に「KILLER TUNE」のような重厚な曲では、サイドチェイン・コンプレッションを軽く効かせてキックとベースの分離を図りつつ、ステレオイメージでは中央に定位させながらも、わずかに左右に広がりを持たせることで立体感を演出している。ライブではメインのLaklandベースにオレンジアンプを組み合わせ、その太い低域と存在感のあるミッド特性が、バンドサウンドの土台を形作っている。

比較的安価に音を近づける機材【ストレイテナー・日向秀和】

日向秀和の音作りの核は、Lakland 55-94のような5弦ジャズベースとOrange系アンプの組み合わせから生まれています。手が届きやすい価格帯では、SterlingのRAY35などのMusicMan系5弦ベースとアクティブ回路で太く芯のある音の土台を作れます。さらにコンプレッサーペダルを加えることで、日向流の安定感ある強めのアタック感を再現できるでしょう。

エフェクトではMXR M87コンプレッサーのような操作性の良いコンプとBoss ODB-3のようなベース用ディストーションが基本となります。Orange Crush Bass 50のようなソリッドステートアンプは比較的手頃な価格で彼の好むオレンジサウンドの特徴である中域の厚みと低域のパンチ感を得られます。EQは低域と高域を少し持ち上げ、中低域を適度に絞るとより近づくでしょう。

演奏面では親指と人差し指のピッキングを主体に、音の立ち上がりを意識した力強いタッチが重要です。機材よりも右手のニュアンスが大きく影響するため、動画などで彼の演奏スタイルをよく観察してみましょう。スケール感を重視した5弦ベースの選定と、中域に個性のあるアンプ選びが、コストパフォーマンスを考えた日向サウンド構築の第一歩になります。

比較的安価に音を近づける機材表【ストレイテナー・日向秀和】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー ストレイテナー 日向秀和 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース RAY35 Sterling ストレイテナー 日向秀和 MusicMan系5弦ベース、アクティブ回路搭載で太く芯のある音 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト M87 コンプレッサー MXR ストレイテナー 日向秀和 操作性の良いコンプレッサー、安定感ある強めのアタック感を再現 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト ODB-3 Boss ストレイテナー 日向秀和 ベース用ディストーション 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Crush Bass 50 Orange ストレイテナー 日向秀和 ソリッドステートアンプ、中域の厚みと低域のパンチ感 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined ストレイテナー 日向秀和 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【ストレイテナー・日向秀和】

日向秀和の音作りの核は、ピックと指弾きを使い分けた多彩な奏法と、明確なアタック感を持つ音色にある。特にミッドレンジの存在感とロースレンジの芯を兼ね備えたサウンドが特徴で、どんな楽曲でもしっかりと主張できるベースサウンドを追求している。

日向サウンドを再現するポイントは、シンプルなシグナルパスと要所での効果的なエフェクト活用だ。ベースの音色を活かしつつ、曲の展開に合わせてコンプレッサーやディストーションで表情を変え、音色の核となるプリアンプの特性を生かした緻密なEQ設定が重要となる。

日向は「機材はあくまでも道具」という姿勢を貫き、機材選びに固執せずプレイの本質を大切にしている。彼の音作りは特定の機材に依存するのではなく、音楽的な表現力とアンサンブル内での役割理解から生まれるものであり、常に進化し続ける音楽性と向き合う姿勢こそが本質だ。

本記事参照サイト【ストレイテナー・日向秀和】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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