【MUCC・YUKKE】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【MUCC・YUKKE】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【YUKKE】MUCC 始めに

YUKKEはヴィジュアル系バンドMUCCのベーシストとして1999年に加入し、その独特のグルーヴ感とヘヴィなサウンドでバンドの音楽性を支え続けています。元々はドラマーとしての経歴を持ち、そのリズム感覚を活かした正確なプレイと重厚なトーンが特徴です。5弦ベースを主に使用し、低音域から中音域にかけての豊かな表現力でMUCCのダークでメロディックな楽曲に厚みを加えています。

YUKKEのプレイスタイルはピック奏法が基本となっており、バンドのヘヴィなサウンドと絶妙にマッチするアタック感のあるサウンドを生み出しています。特にライブでは激しいパフォーマンスとともに、時に複雑なフレーズでも安定した演奏を披露し、MUCCのステージを盛り上げる重要な役割を果たしています。また、ディストーションやエフェクターを効果的に使用した音作りも彼のトレードマークとなっています。

代表曲「NIRVANA」や「フェイト」などでは、重厚なベースラインが曲の土台となり、暗黒かつ美しいMUCCの世界観を支えています。ミドルテンポの「NOAH」では、グルーヴ感溢れるベースラインが曲の推進力となっており、YUKKEのリズムセンスの高さを感じることができます。バラード曲でも繊細なニュアンスを表現し、多様な音楽性を持つMUCCの幅広い楽曲に対応する技術の高さを示しています。

MUCCの音楽性はヴィジュアル系の要素とハードロック、ヘヴィメタル、オルタナティブロックなどを融合させた独自のスタイルを確立しており、YUKKEのベースはそのダークでメロディアスな世界観を支える重要な要素となっています。メロディを支える役割だけでなく、時にはフロントに出て曲を牽引するなど、バンドの音楽性における彼の存在感は非常に大きいものがあります。

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使用アンプ一覧と特徴【MUCC・YUKKE】

MUCCのベーシストYUKKEは、主にAmpeg SVTシリーズを中心としたアンプを愛用しています。ライブでは太いローエンドと存在感のある中域を持つAmepg SVT-4 PROをメインに使用し、そのパワフルかつクリアな音色でMUCCのヘヴィなサウンドを支えています。

レコーディングでは状況に応じてAmpeg SVT-CLやSVT-VRなども併用し、楽曲の雰囲気に合わせた音作りを行っています。特にSVT-CLは温かみのあるチューブサウンドで、アナログ感のある楽曲で重宝されています。

キャビネットにはAmpeg 8×10″やSVT-810Eを組み合わせることが多く、重厚なローエンドと抜けの良い高域のバランスを重視しています。近年はコンパクトながらパワフルなMarkbass Little Mark IIIなども導入し、ツアーの移動や小規模会場での利便性を考慮したセッティングも行っています。

使用アンプ機材表【MUCC・YUKKE】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4 PRO AMPEG MUCC YUKKE メイン・アンプヘッド、ライブでの定番 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG MUCC YUKKE キャビネット、パワフルな低音と抜けの良さが特徴 検索 検索 検索 検索 検索
BLACKLINE 750HD MARKBASS MUCC YUKKE サブのアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
N410 MARKBASS MUCC YUKKE キャビネット、4×10インチ 検索 検索 検索 検索 検索
PF-500 AMPEG MUCC YUKKE コンパクトながらパワフルなヘッドアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-VR AMPEG MUCC YUKKE ヴィンテージサウンドを再現したチューブヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Little Mark III MARKBASS MUCC YUKKE 小型で高出力、クリアなサウンド 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【MUCC・YUKKE】

MUCCのベーシストYUKKEは、メインベースとしてClay Pool Graphicsのシグネチャーモデル「Monarch」を使用しています。このモデルはアクティブのEMG PJピックアップを搭載しており、明瞭な中域の張りと芯のある低域が特徴です。バンドサウンドの中でも埋もれない音抜けの良さと、フィンガー奏法での抜群の表現力を備えています。

また、サブモデルとしてFender Jazz BassやPrecision Bassなども使い分け、楽曲に合わせた音作りを実現。さらに5弦ベースも導入し、幅広い音域に対応しています。Clay Pool GraphicsのMonarchは特注仕様で、YUKKEの演奏スタイルに合わせた指板半径やネックシェイプが採用されており、激しいライブパフォーマンスでも安定した演奏を可能にしています。

使用ベース機材表【MUCC・YUKKE】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BASS-1 Fender MUCC YUKKE JBタイプ 2025年から使用開始のサンバースト仕様、通称「通なし」 検索 検索 検索 検索 検索
BASS-2 STR MUCC YUKKE JBタイプ 長年使用しているSTR-701 検索 検索 検索 検索 検索
KL04BO SPEAR MUCC YUKKE シングルカット シグネイチャーモデル、ブラックオリーブ 検索 検索 検索 検索 検索
KL04PM SPEAR MUCC YUKKE シングルカット シグネイチャーモデル、パープルミスト 検索 検索 検索 検索 検索
C2 Fodera MUCC YUKKE 5弦 ESPとの提携モデル、ナチュラル系 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-4 Atelier Z MUCC YUKKE JBタイプ 1996年製、バンド加入前から愛用の1本 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【MUCC・YUKKE】

MUCCベーシストYUKKEのエフェクトボードは、彼の多彩な音色を支える重要な要素です。中核となるのはディストーションペダルで、特にFriedman BE-OD BassとTechnical Audio Devices Labのベース用オーバードライブをメインに据えています。

緻密に作り込まれたボード構成では、Xotic SP CompressorやMXR M87 Bass Compressorで音圧を整え、WayneHurstレベルコントローラーでバランスを調整しています。さらに、MXR Bass Octaveやelectro-harmonix POGなどのオクターバーを駆使し、低域の厚みと音の広がりを実現しています。

彼のエフェクト選びの特徴は、バンドの楽曲に合わせた音作りと同時に、ベースの存在感を失わない絶妙なバランス感覚にあります。ヘビーなロックサウンドから繊細な表現まで、曲の世界観を深める音色を創出しています。

使用エフェクター機材表【MUCC・YUKKE】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Maxon OD-9 Maxon MUCC YUKKE オーバードライブ 軸となるベース音作り 検索 検索 検索 検索 検索
Providence B-102 Providence MUCC YUKKE オーバードライブ 歪みに重さと抜けを加える 検索 検索 検索 検索 検索
Ibanez TS9 Ibanez MUCC YUKKE オーバードライブ 単音が効く歪み 検索 検索 検索 検索 検索
Bass Big Muff Pi Electro-Harmonix MUCC YUKKE ファズ 重厚なファズサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Empress ParaEQ Deluxe Empress MUCC YUKKE イコライザー 繊細な音作りのためのグラフィックEQ 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M109S 6BAND EQ MXR MUCC YUKKE イコライザー 帯域ごとの調整用 検索 検索 検索 検索 検索
Xotic Bass BB Preamp MB Xotic MUCC YUKKE プリアンプ プリアンプとして活用 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M87 Bass Compressor MXR MUCC YUKKE コンプレッサー サウンドの安定化 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【MUCC・YUKKE】

YUKKEのベースサウンドは低域の存在感とミドル域の抜けの良さが特徴だ。
アンプのEQ設定はLowを少し持ち上げ、Midを3時の位置でブースト、Highはほぼフラットという基本形だ。
MXR M-80 BASS D.I.+のディストーションとSansAmpを組み合わせることで芯のあるサウンドを生み出している。
スタジオではLOW MIDを400Hz付近で少しカットし、クリアな音像を確保している。

楽曲のテイストに合わせたEQ設定の使い分けも緻密だ。
ヘヴィな楽曲では100Hz前後を持ち上げてウェイトを出し、メロディアスな楽曲ではHi-Midを強調して存在感を出す。
歪みの強いサウンドでは1kHz帯域を少し削ることでミックス内での干渉を防いでいる。
ライブではエフェクターのミキシングでサウンドキャラクターを切り替え、BOSS LS-2を駆使して複数のラインを切り替える手法を採用している。

レコーディングでは、クリーン信号と歪み信号を別々に録り、ミックス時に絶妙なバランスで合わせる手法をとる。
コンプレッサーはアタックを遅め、リリースを早めに設定することで、音の芯を残しながら音量感を整えている。
ギターやドラムとの相性を考慮し、200Hz前後と2kHz付近を適度に持ち上げて帯域バランスを整えている。
全体を通して、YUKKEサウンドの核となるのは、そのベース本来の音色を活かした骨太なサウンドメイキングだ。

比較的安価に音を近づける機材【MUCC・YUKKE】

MUCCのベーシストYUKKEのサウンドを予算を抑えて再現するなら、まずはプレイスタイルの研究が重要です。YUKKEの特徴である重厚なローエンドと中音域の抜けを意識し、指弾きと強めのピック弾きを使い分けることが音作りの第一歩となります。彼のダイナミックなプレイをまずは自分の技術で表現することを目指しましょう。

機材面では、まずベースは日本製のJazz Bassタイプが基本となります。YUKKEは高級なESP製カスタムモデルを使用していますが、予算を抑えるなら5万円台のSquier製やヤマハBB/RBXシリーズでも十分近づけることができます。特に太く芯のあるサウンドが特徴的なベースを選ぶと、YUKKEのサウンドの土台が作りやすくなります。

エフェクターは必須ではありませんが、YUKKEサウンドの要となるのはオーバードライブとコンプレッサーです。BOSS ODB-3やMXR Bass Overdrive、DOD Gunslinger辺りが5千円〜1万円台で手に入り、彼の歪みサウンドに近づけるのに役立ちます。またアンプはベース専用のものを使い、中低域を少し持ち上げ、高域を抑えめにすることで、YUKKEの太くパンチの効いたサウンドに近づけることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【MUCC・YUKKE】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー MUCC YUKKE 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Jazzベースタイプ Squier MUCC YUKKE 5万円台で入手可能 検索 検索 検索 検索 検索
ベース BBシリーズ YAMAHA MUCC YUKKE 太く芯のあるサウンドに適している 検索 検索 検索 検索 検索
ベース RBXシリーズ YAMAHA MUCC YUKKE 太く芯のあるサウンドに適している 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 BOSS MUCC YUKKE 5千円〜1万円台で入手可能 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Bass Overdrive MXR MUCC YUKKE YUKKEの歪みサウンドに近づけられる 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Gunslinger DOD MUCC YUKKE YUKKEの歪みサウンドに近づけられる 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【MUCC・YUKKE】

YUKKEの音作りの核は、低域の抜けの良さと中高域のエッジが共存する「太くて芯のある音」にある。フィンガー奏法をベースに、曲に応じてピック奏法も使い分け、バンドサウンドの土台を支えつつ、ソリッドなグルーヴを生み出している。

彼のサウンド再現のポイントは、アタック感を活かしつつも音の芯を保つEQバランスと、適度なコンプレッションにある。複数のエフェクターを組み合わせながらも、過剰な歪みに頼らず、音の輪郭をしっかり保った演奏アプローチが特徴的だ。

YUKKEは「自分の手から音を出す」という哲学を持ち、機材に依存しすぎない姿勢を貫いている。長年の試行錯誤から辿り着いた自身の奏法と表現力を大切にし、どんな環境でも自分らしい音を出せるよう日々研鑽を重ねている点こそが、彼のベーシストとしての本質といえるだろう。

本記事参照サイト【MUCC・YUKKE】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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