【CASIOPEA・鳴瀬喜博】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【CASIOPEA・鳴瀬喜博】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【鳴瀬喜博】CASIOPEA 始めに

鳴瀬喜博は1963年生まれ、千葉県出身のベーシスト。日本を代表するフュージョンバンドCASIOPEAの中心メンバーとして活躍している。1989年に初代ベーシストの故・地恩清則の後任としてCASIOPEAに加入し、以来バンドの音楽性を支え続けている重要人物だ。

鳴瀬のプレイスタイルは、フィンガリングの確かな技術と独特の音色感で知られる。スラップ奏法にも優れ、高速かつ正確なフレーズを繰り出せる技術を持ちながら、曲に合わせて適切に抑制の効いたプレイも特徴的だ。その確かなグルーヴ感と表現力は、CASIOPEAの緻密なアンサンブルの土台となっている。

使用楽器はYAMAHA BBシリーズを中心に、ESP・ATLASなどの国産ベースを愛用。特にYAMAHA F-100は、34年ぶりに修理して復活させるなど思い入れの深い一本だ。その音色はウッディで艶やかながらも、必要に応じてモダンなサウンドも操る。

代表曲「ASAYAKE」や「MINT JAMS」などでは、メロディックで歌心のある美しいフレーズと、バンド全体のリズムセクションとしての的確な役割の両立が聴ける。CASIOPEAの特徴である精緻なアンサンブルと、躍動感あふれるグルーヴを両立させる重要な役割を果たしている。

また鳴瀬は作曲家としての才能も持ち合わせており、自らの楽曲にはベースの魅力を最大限に引き出す工夫が随所に見られる。テクニカルな演奏技術と、バンドを支えるグルーヴ感の両立により、日本フュージョンシーンにおける重要なベーシストとして揺るぎない地位を築いている。

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使用アンプ一覧と特徴【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

CASIOPEAのベーシスト鳴瀬喜博は、主にAmpegのSVTシリーズやMarkbassamplificationを使用しています。ライブではAmpeg SVT-4PRO + SVT-810Eの組み合わせを長年愛用し、そのパンチの効いた力強いサウンドがCASIOPEAの躍動感あるフュージョンサウンドを支えています。

スタジオレコーディングでは、よりクリアで繊細な音が必要な場面ではMarkbassのアンプを使い分けることも。その温かみのある低域と明瞭な中高域のバランスが、彼の特徴的なスラップやフレットレスでのメロディアスなプレイを際立たせます。

また初期CASIOPEAでは、YAMAHAのF100も使用していました。約34年ぶりに修理して復活させたこともあり、特別なライブやレコーディングで使用することも。鳴瀬のサウンドは、繊細なフレージングと力強いグルーヴを両立させる点が特徴です。

使用アンプ機材表【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス

使用アンプ機材表【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

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YAMAHA F100 YAMAHA CASIOPEA 鳴瀬喜博 初期CASIOPEAで使用。34年ぶりに修理して復活 検索 検索 検索 検索 検索
B-15N AMPEG CASIOPEA 鳴瀬喜博 スタジオ録音でよく使用 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP BASS DRIVER DI TECH21 CASIOPEA 鳴瀬喜博 長年愛用しているプリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
AVALON U5 AVALON CASIOPEA 鳴瀬喜博 スタジオレコーディングでの定番機材 検索 検索 検索 検索 検索
MESA/BOOGIE M-PULSE 360 MESA/BOOGIE CASIOPEA 鳴瀬喜博 パワーアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
WALTER WOODS WALTER WOODS CASIOPEA 鳴瀬喜博 コンパクトで高音質なパワーアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
F1-X YAMAHA CASIOPEA 鳴瀬喜博 スピーカーキャビネットとして使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

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Photo by Getúlio Moraes on Unsplash

鳴瀬喜博氏はCASIOPEAのベーシストとして、主にYAMAHA BBシリーズを愛用しています。特にメインとして使用しているのはYAMAHA BB2000で、その特徴的なサウンドはCASIOPEAの音楽性に不可欠な要素となっています。

また、YAMAHA F100も重要な一本で、約34年の時を経て復活させるほど愛着のある機材です。ピックアップ構成はパッシブながらも、中域の芯のある粒立ちとクリアな高域が特徴で、複雑なフレーズでも音の分離感が際立ちます。

他にも多弦ベースとしてYAMAHA TRB5P、サブ機としてMUSIC MAN StingRayなどを所有。鳴瀬氏特有のスラップテクニックと相まって、力強い低域の支えと緻密なフレージングを両立した独自のサウンドを生み出しています。

使用ベース機材表【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ATB-4 Atelier Z CASIOPEA 鳴瀬喜博 JBタイプ メインベース 検索 検索 検索 検索 検索
F100 YAMAHA CASIOPEA 鳴瀬喜博 フルアコベース 34年ぶりに修理して復活させた 検索 検索 検索 検索 検索
TR4 YAMAHA CASIOPEA 鳴瀬喜博 エレキベース 80年代に愛用 検索 検索 検索 検索 検索
BB5000 YAMAHA CASIOPEA 鳴瀬喜博 5弦ベース シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
BB2000 YAMAHA CASIOPEA 鳴瀬喜博 4弦ベース 愛用機 検索 検索 検索 検索 検索
TR-BB405 YAMAHA CASIOPEA 鳴瀬喜博 ミディアムスケールベース シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
SM-434SL Freedom CASIOPEA 鳴瀬喜博 4弦ベース カーボングラファイト製 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

A musical instrument and a drum set on a bed
Photo by Doris cao on Unsplash

CASIOPEA(カシオペア)のベーシスト・鳴瀬喜博は、そのクリアなフィンガーピッキングと特徴的なスラップ奏法で知られています。エフェクト面では、音の輪郭をはっきりさせるためのコンプレッサーを基本に、サウンドメイクを行っています。

ライブやレコーディングでは、音の芯を残しつつ倍音を強調する設定で、CASIOPEAのフュージョンサウンドに欠かせない存在感のあるベースサウンドを作り出しています。エフェクターはシンプルな構成で、原音の良さを活かすことを重視。

特にYAMAHA F100などのオールドギアも大切にしており、長年使用してきた機材を今でも現役で活用しています。ボードは演奏性を重視したシンプルな配置で、ライブパフォーマンスに支障をきたさないよう設計されています。

使用エフェクター機材表【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
MXR M‐82 MXR CASIOPEA 鳴瀬喜博 ベース・エンベロープフィルター BASS ENVELOPE FILTER 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M‐108 MXR CASIOPEA 鳴瀬喜博 イコライザー 10 Band EQ 検索 検索 検索 検索 検索
Cali76 Bass Origin Effects CASIOPEA 鳴瀬喜博 コンプレッサー ベース用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS DRIVE Tech21 CASIOPEA 鳴瀬喜博 プリアンプ ベース用 検索 検索 検索 検索 検索
Phase 90 MXR CASIOPEA 鳴瀬喜博 フェイザー フェイズシフター 検索 検索 検索 検索 検索
M-87 MXR CASIOPEA 鳴瀬喜博 コンプレッサー ベース用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

鳴瀬喜博の特徴的なベースサウンドは、中域を適度に抑えた「スマイルカーブ」型EQが基本となっている。
YAMAHA F100復活時には、低域を80Hz付近で+3dB持ち上げ、400Hz周辺を-2dB程度カットすることで粒立ちの良い音作りを実現した。
高域は5kHz以上を+2dBほど加えることで指板ノイズを適度に残し、ファンクフュージョンらしい音像を構築している。
録音時はコンプレッションを強めに入れつつも、アタック感を失わない設定を好む傾向がある。

楽曲のテイストによってベースの定位や音色を使い分ける工夫が見られる。
アップテンポの「ASAYAKE」などでは中域の抜けを強調し、ミックス内でのサウンドホールを確保している。
バラード調の曲ではリバーブを深めにかけ、800Hz付近を少し削ることで他の楽器との干渉を避けている。
ミックスエンジニアとの連携により、低域は60Hz〜100Hzに集中させながら、250Hz周辺に存在感を出す処理が施されている。

ライブ時のセッティングでは、会場の音響特性に合わせた微調整を欠かさない。
大きなホールでは低域の回り込みを防ぐため80Hz以下を若干カットし、中高域の定義を明確にする。
小規模な会場では、ベースアンプからの直接音とPAからの音のバランスを調整し、200Hz周辺のもこもこ感を抑える工夫をしている。
CASIOPEAのサウンドを支えるため、キーボードの低域との干渉を避け、ドラムのキックと協調するよう60〜70Hzでの存在感を大切にしている。

比較的安価に音を近づける機材【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

鳴瀬喜博のような洗練されたフュージョンベースサウンドを手頃な価格で再現するには、まず基本的なアクティブベースが必要です。Ibanez SR300Eシリーズなど2〜3万円台の5弦ベースでも、プリアンプ搭載モデルなら鳴瀬サウンドの基礎を作れます。このベースに中高域をやや強調したEQ設定を施すことで、CASIOPEA特有の抜けの良いサウンドに近づけることができます。

エフェクターは最低限コンプレッサーがあれば始められます。ZOOM MS-60BやBOSS BC-1Xなど1万円前後のマルチエフェクターやコンプレッサーで、音の粒立ちを整えられます。鳴瀬氏のようなクリアなフュージョンサウンドは、強すぎない圧縮と適度な中高域の強調がポイントです。アンプシミュレーターを活用すれば、ヘッドフォンでも練習しやすくなります。

演奏技術面では、16分音符のピッキングを丁寧に練習することが重要です。フレーズの正確さとグルーヴ感を意識し、リズム隊としての役割を果たせるよう心がけましょう。機材投資を最小限に抑えつつも、演奏技術と音作りの基礎知識を磨くことで、予算内でもCASIOPEAの世界観に近づけることができます。

比較的安価に音を近づける機材表【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー CASIOPEA 鳴瀬喜博 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース SR300Eシリーズ Ibanez CASIOPEA 鳴瀬喜博 2〜3万円台の5弦アクティブベース、プリアンプ搭載 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター MS-60B ZOOM CASIOPEA 鳴瀬喜博 1万円前後のマルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター BC-1X BOSS CASIOPEA 鳴瀬喜博 1万円前後のコンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

鳴瀬喜博の音作りの核は、フレーズ自体のグルーヴ感と豊かな表現力にある。彼独自のスラップ奏法「ナルチョップス」や繊細なニュアンスを大切にしたフィンガリングは、音色の要となっている。音に張りを持たせるため、弦高を高めに設定する傾向があるのも特徴だ。

鳴瀬サウンドを再現するポイントは、強弱のダイナミクスと明確なアーティキュレーションにある。特にスラップでは、弦を叩く強さやミュートの加減によって生まれる音の粒立ちが重要だ。また、フレージングにおける微妙な抑揚やタイミングの取り方にも細心の注意を払うべきである。

機材選びより演奏技術を重視する姿勢が鳴瀬の真髄だ。「自分の音は自分の指から出るもの」という信念のもと、どんな楽器でも自分らしい音を出せるよう研鑽を積んできた。彼の音楽性は特定の機材に依存するものではなく、常に進化し続ける演奏者としての哲学から生まれている。

本記事参照サイト【CASIOPEA・鳴瀬喜博】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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