【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【ヒロミ・ヒロヒロ】tricot 始めに

ヒロミ・ヒロヒロは、マスロック、マスポップと称される複雑なリズムパターンと緻密なアレンジが特徴の3ピースバンド「tricot(トリコ)」のベーシストです。キレのあるピッキングと独特のグルーヴ感で、バンドのサウンドを力強く支えています。

彼女のプレイスタイルは、正確なリズムキープと絶妙なニュアンスの表現が特徴的です。複雑に入り組んだギターフレーズの間を縫うように、時に歌のメロディに寄り添い、時に対旋律を奏でるフレキシブルな演奏は、tricotのサウンドに欠かせない要素となっています。

特筆すべきは、変則的な拍子や目まぐるしく変化する楽曲構成の中で、確固たるグルーヴを生み出す能力です。スラップやタッピングなどの特殊奏法をあえて多用せず、的確なフィンガリングとピッキングで楽曲の土台をしっかりと固めています。

「爆裂パニクッション」や「POOL」などの楽曲では、ハイトーンのベースサウンドと躍動感あふれるフレーズで楽曲を牽引しています。特に「おちゃんせんすぅす」ではリズム隊としての役割を超え、ほぼリードパートとして機能するベースラインを披露しています。

tricotの音楽性は、数学的とも言える複雑なリズムパターンとキャッチーなメロディの融合にあります。ヒロミのベースは、その複雑さを支えつつも、聴き手を引き込む親しみやすさを失わない絶妙なバランス感覚で、バンドのサウンドに不可欠な要素となっています。

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使用アンプ一覧と特徴【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

tricotのベーシスト、ヒロミ・ヒロヒロはメインアンプとしてAmpeg SVT-4 PROを使用しており、太く芯のある重厚なサウンドを基調としています。キャビネットにはAmpeg SVT-810Eを組み合わせることで、バンドサウンドの土台となる低域の厚みを確保しています。

レコーディングではAmpeg B-15やフォーク系に特化したAcoustic 360といったヴィンテージアンプも併用し、楽曲の雰囲気に合わせて使い分けています。ライブではコンパクトなMarkbassも活用し、場所や規模に応じて柔軟に対応しているのが特徴です。

音作りの方向性としては、クリアな中高域と太い低域のバランスを重視しており、トリッキーなリズムパターンの中でも芯のある音を失わないセッティングを心がけています。特にAmpegのサウンドはtricotのマスロックテイストな楽曲において、複雑なリフも埋もれさせない明瞭さと存在感を両立させています。

使用アンプ機材表【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG tricot ヒロミ・ヒロヒロ メインアンプヘッド、ライブでの使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG tricot ヒロミ・ヒロヒロ 8×10インチのキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-7PRO AMPEG tricot ヒロミ・ヒロヒロ 以前使用していたアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-15E AMPEG tricot ヒロミ・ヒロヒロ 15インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
BA-115 AMPEG tricot ヒロミ・ヒロヒロ 小型コンボアンプ、練習用として使用 検索 検索 検索 検索 検索
RB-1200 Gallien-Krueger tricot ヒロミ・ヒロヒロ 初期に使用していたアンプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

tricotのベーシスト、ヒロミ・ヒロヒロが愛用しているのは主にFenderのJazz Bassです。メインとして長年使用している1963年製ヴィンテージJazz Bassは、彼女の演奏スタイルに合った抜けの良い音色が特徴です。

また、近年は2020年に加入したMade in Japan Heritage 60s Jazz Bassも使用しています。このベースはオリジナルヴィンテージの特性を再現しつつ、モダンな演奏性も兼ね備えています。

彼女の音作りの特徴は、シャープなアタック感と芯のある中音域の強さで、tricotの複雑なリズムパターンの中でもしっかりと存在感を示す音色を生み出しています。ピックアップはオリジナル仕様のシングルコイルを使用し、クリアでパンチの効いたサウンドを実現しています。

使用ベース機材表【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
American Vintage ’62 Jazz Bass Fender tricot ヒロミ・ヒロヒロ JB サウンドハウス50周年記念モデル 検索 検索 検索 検索 検索
American Vintage ’75 Jazz Bass Fender tricot ヒロミ・ヒロヒロ JB 黒のトリコロールピックガード 検索 検索 検索 検索 検索
American Ultra Jazz Bass V Fender tricot ヒロミ・ヒロヒロ 5弦JB コンサートやレコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索
N4 Classic Sugi tricot ヒロミ・ヒロヒロ JBタイプ カスタムオーダー 検索 検索 検索 検索 検索
AMC-810 Moon tricot ヒロミ・ヒロヒロ アクティブ カスタムオーダー 検索 検索 検索 検索 検索
ATBJ Atelier Z tricot ヒロミ・ヒロヒロ JBタイプ メインベース。スラップも活用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

tricotのベーシスト・ヒロミ・ヒロヒロは、ユニークなサウンドで知られています。彼女のボードには、Wren and Cuff Pickle Pie B、EarthQuaker Devices Tone Job、DOD Gunslinger、Darkglassなどが並び、多彩な表現力を生み出しています。

2022年頃のセットアップでは、Zoom B1 FOURをループステーションとして活用し、EQやコンプレッションも併用しています。歪み系エフェクターではミッドレンジを意識したサウンドを追求しており、特にTone Jobによるブースト機能を重視しています。

エフェクターチェーンはコンプ→ドライブ→EQの基本構成で、バンドの音楽性に合わせた緻密なセッティングが特徴です。ヒロミの音作りはtricotの複雑なリズムパターンとテクニカルなフレーズを支える重要な要素となっています。

使用エフェクター機材表【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Tone Job EarthQuaker Devices tricot ヒロミ・ヒロヒロ イコライザー バンド「tricot」で使用 検索 検索 検索 検索 検索
ODB-3 BOSS tricot ヒロミ・ヒロヒロ オーバードライブ 初期の機材 検索 検索 検索 検索 検索
Sub ‘n’ Up TC ELECTRONIC tricot ヒロミ・ヒロヒロ モジュレーション系 オクターバー 検索 検索 検索 検索 検索
Blues Driver BOSS tricot ヒロミ・ヒロヒロ オーバードライブ ギターに使うことが多いエフェクターだがベースでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
VM-1 DOD tricot ヒロミ・ヒロヒロ オーバードライブ ヴィンテージのエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
M-80 BOSS tricot ヒロミ・ヒロヒロ ディストーション ベース用ディストーション 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M87 MXR tricot ヒロミ・ヒロヒロ コンプレッサー ライブでの使用も確認 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

ヒロミ・ヒロヒロのベースサウンドは、低域の存在感と中高域の明瞭さを両立させている点が特徴的だ。
レコーディング時のEQは、80Hz付近をやや持ち上げて芯を作りつつ、800Hz〜1kHz帯域を少し抑えてドラムとの干渉を避けている。
ライブでは、Fenderベースのピックアップをフロントとリアを同時に使用し、Tone Jobペダルで250Hz〜400Hzを強調してアタック感を出している。
トリッキーなリフを活かすため、コンプレッサーは比較的軽めの設定(4:1程度)で、アタックタイムも速めに設定している。

曲調によって使い分けるセッティングも彼女の武器だ。
数学的なリフが特徴の「爆裂パニクスnight」などではMidを少し上げて音の輪郭を明確にし、ピッキングのニュアンスを前に出している。
対照的に「あふれる」のような浮遊感のある楽曲では、Lowを強調し、指弾きの柔らかさを活かすためにコンプの比率を上げている。
Darkglassのエフェクターを導入してからは、倍音を豊かに含んだ音色でミックス内での存在感を増している。
Fender American Ultra Jazz Bassの持つ高域の抜けを活かし、バンドサウンドの中で低域と高域を同時に埋める役割を果たしている。

ミックス段階では、ドラムのキックとベースの低域バランスに特にこだわりがある。
200Hz以下の超低域はキックに任せ、ベースは250Hz〜400Hzをしっかり残すことで、音圧を保ちながらも分離感を確保している。
またステレオイメージでは、ベースを中央にしっかり定位させつつ、歪み成分を左右に若干広げる処理で立体感を出している。
tricotの複雑なリズムパターンを支えるため、マルチバンドコンプを使って低域と中高域で異なるアタック・リリース設定を適用し、どんなフレーズでも芯のあるサウンドを維持している。
こうした細かな工夫が、数学的でありながらグルーヴ感のあるtricotのサウンドを支えている。

比較的安価に音を近づける機材【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

tricotのベーシスト・ヒロミ・ヒロヒロのサウンドを安価に再現するには、プレシジョンベースタイプをベースにすると良いでしょう。彼女はFender JAPANのプレシジョンベースを長年使用しており、Squier Classic Vibe 60sやVintage Modifiedシリーズなどが手頃な選択肢となります。ピックアップはオリジナルのままでも十分ですが、予算に余裕があればSeymour DuncanのSPB-1などへの交換も検討できます。

エフェクターはシンプルな構成で始めるのがおすすめです。EarthQuaker DevicesのTone Jobを使っていますが、まずはBOSSのベース用コンプレッサーCB-1やEQ-7などで音作りの基礎を固めましょう。オーバードライブはBOSS ODB-3やMXR Bass Overdrive M89などがコスパ良く、クセのない歪みを作れます。彼女のような切れ味のある音には、アタックを強調できるコンプやEQの設定がポイントとなります。

アンプはできればベース専用のものを用意すると良いですが、予算を抑えるならAmplegのマイクロシリーズやFenderのRumble 25などがコンパクトで使いやすいです。家での練習なら、オーディオインターフェースとアンプシミュレーターソフトの組み合わせも効果的です。どの機材でも重要なのは、ピッキングの強さとポジションで音色をコントロールする技術を磨くことで、これはどんな予算でも取り組めるポイントです。

比較的安価に音を近づける機材表【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined tricot ヒロミ・ヒロヒロ 検索 検索 検索 検索 検索
種類 機材名 メーカー tricot ヒロミ・ヒロヒロ 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier Classic Vibe 60s Precision Bass Squier tricot ヒロミ・ヒロヒロ ヒロミのFender JAPANプレベに近い安価な選択肢 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier Vintage Modified Precision Bass Squier tricot ヒロミ・ヒロヒロ コスパの良いプレベ選択肢 検索 検索 検索 検索 検索
ピックアップ SPB-1 Seymour Duncan tricot ヒロミ・ヒロヒロ 予算に余裕があれば交換検討 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター CB-1 BOSS tricot ヒロミ・ヒロヒロ ベース用コンプレッサー、音作りの基礎に 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター GEB-7 BOSS tricot ヒロミ・ヒロヒロ ベース用イコライザー、音作りの基礎に 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 BOSS tricot ヒロミ・ヒロヒロ ベース用オーバードライブ、クセのない歪み 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Bass Overdrive M89 MXR tricot ヒロミ・ヒロヒロ ベース用オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Microシリーズ Ampeg tricot ヒロミ・ヒロヒロ コンパクトで使いやすい 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 25 Fender tricot ヒロミ・ヒロヒロ コンパクトで使いやすい 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined tricot ヒロミ・ヒロヒロ 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

ヒロミ・ヒロヒロの音作りの核は、クリーンかつパンチのあるベーストーンと、多彩なエフェクトを駆使した表現力にある。低音の安定感と高域の抜けの良さを両立させつつ、曲調に合わせて歪みやモジュレーションを適切に取り入れている。

彼女のサウンドを再現する上で重要なのは、ピッキングの強さやニュアンスを意識することだ。テクニックの巧みさと独特のフレージングが音の個性を生み出しており、エフェクトの使い方よりも演奏自体の表現力を高めることがポイントとなる。

機材へのこだわりを持ちながらも、「弾く人の癖が音の個性になる」という考えを大切にしている点が特徴的だ。常に新しい音を探求する姿勢を持ちつつ、最終的には奏者自身の感性と技術がサウンドを決定づけるという音楽性の本質を体現している。

本記事参照サイト【tricot・ヒロミ・ヒロヒロ】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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