【UNCHAIN・谷浩彰】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【UNCHAIN・谷浩彰】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【谷浩彰】UNCHAIN 始めに

谷浩彰はロックバンド「UNCHAIN」のベーシストとして、そのグルーヴ感あふれる確かなプレイスタイルで知られています。バンドの中核を担う彼のベースプレイは、リズムセクションの土台を固めながらも、時に大胆なフレーズで楽曲を彩ります。

音楽的バックグラウンドに70年代ロックやファンク、90年代のオルタナティブロックを持つ谷のプレイスタイルは、タイトなリズムキープと歌心のあるフレーズが特徴的です。ピック奏法とフィンガー奏法を楽曲に応じて使い分け、UNCHAINのサウンドに欠かせない骨太なグルーヴを生み出しています。

代表曲「Satisfy」では、シンプルながらも楽曲を力強く支えるベースラインが印象的です。また「Beautiful Now」では、メロディックなベースラインが楽曲の情感を高めています。UNCHAINの音楽性である骨太でメロディアスなロックサウンドを支える重要な役割を担っています。

1997年に結成されたUNCHAINは、ロック、ファンク、ソウルなどの要素を融合させた独自のサウンドで、日本のロックシーンで確固たる地位を築いています。谷のベースプレイは、バンドのルーツであるブラックミュージックの要素を色濃く反映し、ボーカルの川上洋平、ギターの佐藤タイジとともに三位一体となった緻密なアンサンブルを形成しています。

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Photo by 5010 on Unsplash

谷浩彰が愛用する機材は、Grosh Guitars製のベースが主力となっています。その太く芯のあるサウンドは、UNCHAINのライブパフォーマンスにおいても存在感を放ち、観客を魅了し続けています。

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使用アンプ一覧と特徴【UNCHAIN・谷浩彰】

a white electric guitar
Photo by Nicolas Lochon on Unsplash

UNCHAINのベーシスト谷浩彰は、Aguilar社のアンプを長年愛用しており、特にDB751ヘッドとDB410キャビネットの組み合わせを中心に使用しています。このセットアップは、パンチのある低域とクリアな中高域を両立させた、UNCHAINのグルーヴ感あるサウンドを支えています。

レコーディングでは、Aguilarのアンプに加えてDIも併用し、ベースの音質をより精密にコントロールしています。谷氏の音作りの特徴は、歪みを多用せず、クリーントーンでもパワフルかつ艶やかな音色を追求している点にあります。

ライブではステージ環境に応じて、コンパクトなAguilar Tone Hammerヘッドも活用。多彩なジャンルをカバーするUNCHAINの音楽性に対応するため、温かみのある低域と抜けの良い高域のバランスを重視したセッティングを行っています。特に1990年代のファンク/ソウルミュージックを彷彿とさせるヴィンテージ感のある音色が持ち味です。

使用アンプ機材表【UNCHAIN・谷浩彰】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-3PRO AMPEG UNCHAIN 谷浩彰 ライブやレコーディングで使用するヘッドアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG UNCHAIN 谷浩彰 クラシックな8×10インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
BASSMAN FENDER UNCHAIN 谷浩彰 初期のUNCHAINサウンドで使用 検索 検索 検索 検索 検索
HARTKE HA3500 HARTKE UNCHAIN 谷浩彰 多彩な音作りが可能なベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP RBI TECH 21 UNCHAIN 谷浩彰 プリアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
Little Mark III MARKBASS UNCHAIN 谷浩彰 コンパクトで高性能なベースヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
AMPEG B-15 AMPEG UNCHAIN 谷浩彰 ビンテージサウンドが特徴的 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【UNCHAIN・谷浩彰】

closeup photo of person playing bass
Photo by freestocks on Unsplash

UNCHAINのベーシスト谷浩彰氏は、主にFender Precision Bassをメインに使用しています。中でも1966年製のオリジナルFender Precision Bassを愛用しており、その太く芯のあるサウンドがバンドの音楽性を支えています。

このヴィンテージP-Bassはオリジナルのシングルコイル・スプリットピックアップを搭載しており、太いローエンドと中域の厚みが特徴です。谷氏はこのベースから繰り出される力強いフィンガープレイで、UNCHAINのソウルフルなグルーヴを生み出しています。

また、ライブやレコーディングの状況に応じて、Lakland製ベースなども使用することがあります。これらのベースもP-Bass系の太いサウンドをベースにしながらも、より現代的なレスポンスと安定性を備えており、様々な音楽表現に対応しています。

使用ベース機材表【UNCHAIN・谷浩彰】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
JBM4-CUSTOM GROSH UNCHAIN 谷浩彰 JBタイプ カスタム製作されたメイン機材 検索 検索 検索 検索 検索
GT-4 Xotic UNCHAIN 谷浩彰 PJタイプ バンド初期に使用していた機材 検索 検索 検索 検索 検索
T-Bird Gibson UNCHAIN 谷浩彰 サンダーバード レコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索
ATL-MM4 Atelier Z UNCHAIN 谷浩彰 MMタイプ ライブでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
MB-5 Lakland UNCHAIN 谷浩彰 5弦 低音拡張用 検索 検索 検索 検索 検索
TUB-4 Xotic UNCHAIN 谷浩彰 チューブラー 中域の表現力が高い 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【UNCHAIN・谷浩彰】

UNCHAINのベーシスト谷浩彰は、Grosh Guitars製のPrecision Bass風ベースを中心に使用し、そのサウンドメイクにおいてもこだわりを持つプレイヤーだ。彼のペダルボードには、MXR Bass Octave DeluxeやEBS MultiCompが常に組み込まれている。特にオクターブペダルは豊かな低域を生み出し、バンドサウンドの土台となるグルーヴを支える重要な要素となっている。コンプレッサーについては音のアタックやサスティンをコントロールし、ドライブ系エフェクターと組み合わせることで様々な表情を作り出している。ファンキーなベースラインからソリッドなロックフレーズまで幅広く対応できる効率的なボード構成は、UNCHAINの多彩な楽曲に対応する彼のプレイスタイルを支えている。

使用エフェクター機材表【UNCHAIN・谷浩彰】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
MICRO POO MXR UNCHAIN 谷浩彰 エフェクター 愛用エフェクターとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
bass limiter MXR UNCHAIN 谷浩彰 コンプレッサー 重要なエフェクターとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS ENVELOPE FILTER MXR UNCHAIN 谷浩彰 フィルター ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS DI+ MXR UNCHAIN 谷浩彰 ダイレクトボックス シンプルな設計で使いやすい 検索 検索 検索 検索 検索
CHORUS DOD UNCHAIN 谷浩彰 コーラス UNCHAINの音作りに貢献 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【UNCHAIN・谷浩彰】

谷浩彰のベースサウンドは、Grosh Guitarsのカスタムベースを中心に構築されている。
EQセッティングでは低域を若干抑え、400Hz付近をわずかにブーストして中域の存在感を高めている。
ライブでは、シチュエーションに応じて2.5kHzあたりを調整し、バンドサウンドの中での定位を確保。
UNCHAINのファンキーなグルーヴを支える上で、アタック感とサステインのバランスを重視したコンプレッション設定を採用している。

楽曲によってセッティングを使い分け、「BAND OF GYPSIES」などのファンク色が強い曲では、フィンガーピッキングのアタックを活かすため中高域を若干強調する。
一方「月と太陽」のようなミディアムテンポの楽曲では、ローミッドを豊かに保ちながら低域の量感も確保。
ミックス段階では、ドラムのキックとの周波数バッティングを避けるため、80Hz付近に注意を払いつつ、200Hz前後で存在感を調整している。
ベース単体の音色の良さを保ちながらも、バンドサウンド全体との調和を常に意識している。

レコーディングでは、直接DI録りした信号とアンプマイキングを並行して収録することが多い。
DIには僅かにコンプをかけつつ、アンプ音にはルームマイクを加えて立体感を出すアプローチを採用。
ミックス段階では、トラックに合わせて60〜100Hzの低域と、800Hz〜1kHzの中域をバランス良く調整している。
特にリズムセクションとしての役割を重視し、キックドラムとの相性を考慮したサイドチェイン・コンプレッションを適度に使用することで、UNCHAINの特徴的なグルーヴ感を生み出している。

比較的安価に音を近づける機材【UNCHAIN・谷浩彰】

UNCHAIN谷浩彰のベースサウンドを比較的手頃な価格で再現するには、まずJベースタイプのベースが基本となります。谷氏が使用する高級Groshギターズのベースには手が届かなくともFenderのMexicoシリーズなどはコストパフォーマンスに優れた選択肢です。アクティブサーキット搭載モデルを選べば、谷氏の特徴的なパンチのある音質に近づけることができるでしょう。

エフェクターでは、軽いコンプレッサーとオーバードライブが重要な役割を果たします。MXR M87や比較的安価なTC Electronic Forcefield Compressorなどでタイトなアタック感を再現し、軽いオーバードライブでサウンドに温かみを加えることができます。特にロック調の曲では、サンダンス・オーバードライブなど中域を強調できるものが効果的です。

アンプはアンプシミュレーターも視野に入れると費用を抑えられます。谷氏のAmpeg SVTサウンドに近づけるなら、Tech 21 SansAmp Bass Driver DIなどのペダルタイプのプリアンプが実用的な選択となります。実機よりも大幅に安価で、UNCHAINのファンキーでありながらロックなグルーヴ感のあるベースサウンドの要素を押さえることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【UNCHAIN・谷浩彰】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ベース Fender Mexico Jベース Fender UNCHAIN 谷浩彰 アクティブサーキット搭載モデル 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター MXR M87 コンプレッサー MXR UNCHAIN 谷浩彰 タイトなアタック感再現 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター TC Electronic Forcefield Compressor TC Electronic UNCHAIN 谷浩彰 比較的安価 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター サンダンス・オーバードライブ Sundance UNCHAIN 谷浩彰 中域を強調 検索 検索 検索 検索 検索
アンプシミュレーター Tech 21 SansAmp Bass Driver DI Tech 21 UNCHAIN 谷浩彰 Ampeg SVTサウンドに近い 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【UNCHAIN・谷浩彰】

谷浩彰のサウンドの核はシンプルで歯切れの良いアタック感と芯のある低音。UNCHAINのグルーヴを支える上で、適度な存在感を持ちながらもバンド全体の調和を重視した音作りが特徴的であり、ロック・ファンクからブルースまで幅広いジャンルに対応している。

谷のベースサウンドを再現する上では、フロントピックアップの活用とアタック感を重視したEQ設定がポイント。指弾きの強弱によるダイナミクスをコントロールし、音の輪郭をはっきりさせながらも低域の芯を残すことで、バンドサウンドに溶け込みつつも存在感のあるベースラインを表現できる。

谷は機材よりも奏者の感性や演奏技術を重視する姿勢を持ち、自身の音楽性に合った機材選びを大切にしている。どんな環境でも一貫した音楽性を表現できるよう日々研鑽を積み、機材に依存しすぎない本質的なプレイスタイルを追求。結果として、UNCHAINの音楽性を支える確固たるベースサウンドを確立している。

本記事参照サイト【UNCHAIN・谷浩彰】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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