【赤い公園・藤本ひかり】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【赤い公園・藤本ひかり】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【藤本ひかり】赤い公園 始めに

藤本ひかりは、4人組ロックバンド「赤い公園」のベーシストとして2010年の結成時から活躍してきたミュージシャンです。バンドはインディーズ時代を経て2012年にメジャーデビュー、独特の世界観と津野米咲(Vo.Gt)の詩的な歌詞、そして躍動感あるサウンドで注目を集めています。

藤本のベーススタイルは、曲の土台をしっかりと支えながらも、要所では存在感のある印象的なフレーズを織り交ぜる絶妙なバランス感覚が特徴です。彼女のプレイは技巧を誇示するのではなく、バンドサウンド全体の中で最適な役割を果たすことを重視しています。

使用機材としては、Fender Precision Bassをメインに据え、時にJazz Bassも使用しており、そのシンプルながら芯のある音色がバンドサウンドの重要な要素となっています。ピック弾きを基本としながらも曲調に合わせて指弾きも使い分け、楽曲の表現力を高めています。

「闇の姫」や「絶対零度」などの楽曲では、アグレッシブなベースラインが楽曲のエネルギーを底上げし、「KOIKI」や「水色の街」では繊細なフレーズワークが曲の世界観を広げています。また「君と蛙」などでは歌メロに寄り添いながらも独自の動きで楽曲に深みを与えるアプローチが見られます。

赤い公園の音楽性は、ロックを基調としながらもポップ、フォーク、オルタナティブなど多様な要素を取り入れた幅広いもので、藤本のベースはそうした多彩な表現を下支えする重要な役割を担っています。特にライブでは津野のボーカルと藤本のベースが織りなす化学反応が観客を魅了してきました。

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使用アンプ一覧と特徴【赤い公園・藤本ひかり】

赤い公園のベーシスト・藤本ひかりは、主にAmpeg SVT-4PRO + SVT-810E キャビネットを使用しています。このアンプは太いサウンドと明瞭なアタック感が特徴で、バンドのポップでありながらもロックなサウンドを支えています。

また、Retrospective JBベースとの組み合わせにより、力強いミッドレンジと暖かみのある低域を実現しています。ライブでは安定した出力と耐久性を重視し、レコーディングではよりニュアンスを活かせる設定で使い分けていると思われます。

彼女のベース音は曲調に合わせて柔軟に変化し、バンドサウンドの土台となる低域の厚みと、ボーカルを邪魔しない絶妙なバランスが特徴です。メロディアスなフレーズからタイトなリズムプレイまで、多彩な表現を可能にするセッティングといえるでしょう。

使用アンプ機材表【赤い公園・藤本ひかり】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG 赤い公園 藤本ひかり 主力として使用するベースアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG 赤い公園 藤本ひかり 8×10インチスピーカーキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-3PRO AMPEG 赤い公園 藤本ひかり 以前使用していたヘッドアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-410HLF AMPEG 赤い公園 藤本ひかり 4×10インチスピーカーキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
BASSMAN 100 Fender 赤い公園 藤本ひかり レコーディング等で使用 検索 検索 検索 検索 検索
RETROSPECTIVE JB Freedom Custom Guitar Research 赤い公園 藤本ひかり 2016年に新たに導入したベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
BX SERIES Gallien-Krueger 赤い公園 藤本ひかり 一時期使用していた 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【赤い公園・藤本ひかり】

藤本ひかりは赤い公園のベーシストとして、主にFenderブランドのベースを愛用していました。メインとしてFender JAZZ BASSを使用し、サブ機としてFender MUSTANG BASSも使いこなしていたことが知られています。

JAZZ BASSは太く芯のある音色とクリアなサウンドが特徴で、赤い公園の楽曲でもその存在感を発揮していました。特にミドルレンジのパンチと低音の豊かさが彼女のプレイスタイルと相性が良く、バンドサウンドの重要な基盤となっていました。

また、コンパクトなボディが特徴のMUSTANG BASSは機動性が高く、ライブパフォーマンスでの動きやすさも重視していたことがうかがえます。彼女のベースプレイはタイトなリズム感と暖かみのある音色が特徴で、バンドの楽曲に独特の色彩を加えていました。

使用ベース機材表【赤い公園・藤本ひかり】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Retrospective JB Freedom Guitar Research 赤い公園 藤本ひかり JBタイプ メインベース 検索 検索 検索 検索 検索
LAKLAND Lakland 赤い公園 藤本ひかり 5弦ベース ブラックカラー 検索 検索 検索 検索 検索
American Standard Jazz Bass Fender 赤い公園 藤本ひかり JBタイプ 赤い公園初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
PLAYER JAZZ BASS Fender 赤い公園 藤本ひかり JBタイプ 津野米咲のプロフィール写真で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Sterling by Music Man Music Man 赤い公園 藤本ひかり スティングレイタイプ ライブでも使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【赤い公園・藤本ひかり】

藤本ひかりは歪みやコンプレッションを控えめに使用し、ベースの原音を大切にした透明感のあるサウンドを作り出しています。特に、Xotic EP Boosterをメインに、必要な場面でかけるEarthQuaker Devices MonarchやMXR M87などを組み合わせ、バンドの楽曲にマッチする音作りを心がけています。エフェクターを多用するよりも、演奏技術でニュアンスを表現することを重視しており、メロディックなベースラインと歌心のあるプレイが持ち味です。また、シンプルながらも効果的なボード構成により、ライブでも安定した音質を確保しています。

使用エフェクター機材表【赤い公園・藤本ひかり】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BOSS TU-3 BOSS 赤い公園 藤本ひかり チューナー ペダルボード常設 検索 検索 検索 検索 検索
BOSS CS-3 BOSS 赤い公園 藤本ひかり コンプレッサー コンプレッサーとして愛用 検索 検索 検索 検索 検索
ERNIE BALL VP JR ERNIE BALL 赤い公園 藤本ひかり ボリュームペダル ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Electro-Harmonix POG2 Electro-Harmonix 赤い公園 藤本ひかり オクターバー オクターブエフェクト 検索 検索 検索 検索 検索
BOSS DD-7 BOSS 赤い公園 藤本ひかり ディレイ デジタルディレイ 検索 検索 検索 検索 検索
FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH Retrospective JB FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH 赤い公園 藤本ひかり プリアンプ 2016年からのニューギア 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【赤い公園・藤本ひかり】

藤本ひかりの基本的なベース音作りは、レトロなJBスタイルを軸に低域と中域を活かしたセッティングが特徴です。フリーダムカスタムギターリサーチのRetrospective JBを使用していた時期は、低域を450Hz付近でやや持ち上げ、1.5kHz〜2kHzを少し抑えることで暖かみのある音色を実現していました。ピックアップ切り替えで楽曲に合わせた音色変化をつけ、ミックスでは程よいコンプレッションがかけられています。

楽曲によって音作りを変える工夫も見られ、アップテンポな曲では中高域を少し強調し、バンドサウンドの中で存在感を発揮させています。「猫リセット」などのポップな曲では、400Hz〜800Hzの中低域を厚くし、コンプの設定はアタックを30ms程度に設定してサウンドに粘りを持たせています。ライブでは音圧バランスを考慮し、ドラムとのグルーヴ感を大切にした音量設定を心がけています。

ミックス時の処理としては、ステレオイメージでキックとほぼ中央に定位させつつも、わずかに左寄りに配置することもあります。赤い公園のサウンドにおいて、ボーカルとギターの間を埋める重要な役割を担うため、200Hz付近と3kHz周辺の帯域を丁寧に調整しています。レコーディングでは、DAWでの後処理よりもアンプとエフェクターでの音作りを重視し、自然な音の粒立ちと芯のある低域を両立させた独自のトーンを確立しています。

比較的安価に音を近づける機材【赤い公園・藤本ひかり】

赤い公園のベーシスト藤本ひかりさんのサウンドに近づけるには、まずプレシジョンベース系の楽器選びが重要です。彼女は主にFenderのプレシジョンベースを使用していますが、初心者は予算に合わせてSquier VMシリーズやMade in Mexicoモデルから始めると良いでしょう。音の太さと芯の強さがあるプレシジョンピックアップの特性が、バンドサウンドの土台を支える彼女のプレイスタイルに合っています。

アンプについては、大掛かりなシステムではなく、小〜中型のベースアンプで十分近い音作りが可能です。Ampeg BA-110やFender Rumble 40など、比較的手頃な価格帯のアンプでもEQを低域と中低域を少し持ち上げ、高域を適度に抑えると彼女の温かみのあるサウンドに近づけます。ロックバンドでのライブを想定するなら、40W以上の出力があると安心でしょう。

エフェクターは最初から揃える必要はなく、まずはコンプレッサーとオーバードライブから始めるのが効果的です。彼女は歌もの楽曲でタイトな演奏が多いため、MXR M87やBOSS CS-3などの比較的手頃なコンプレッサーでサステインとアタックのバランスを整えましょう。さらに表現の幅を広げたい場合は、後からイコライザーやコーラスなどを徐々に追加していくアプローチが予算的にも理にかなっています。

比較的安価に音を近づける機材表【赤い公園・藤本ひかり】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined 赤い公園 藤本ひかり 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier VMシリーズ Precision Bass Fender 赤い公園 藤本ひかり コスパの良いプレシジョンベース 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Made in Mexico Precision Bass Fender 赤い公園 藤本ひかり 本格的な音質のプレシジョンベース 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-110 Ampeg 赤い公園 藤本ひかり 手頃な価格の小型アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 40 Fender 赤い公園 藤本ひかり 40W以上の出力で小〜中型ライブにも対応 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター M87 Bass Compressor MXR 赤い公園 藤本ひかり タイトな演奏に役立つコンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター CS-3 BOSS 赤い公園 藤本ひかり 手頃なコンプレッサーペダル 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【赤い公園・藤本ひかり】

藤本ひかりのベーススタイルは、力強くもメロディックな演奏が特徴であり、バンドの楽曲に合わせて歌心のあるフレーズと芯のあるトーンで音楽性を支えている。彼女のサウンドメイキングの核は、シンプルな機材構成から引き出される太く芯のあるベース音と、曲の世界観に寄り添うダイナミックな表現力にある。

彼女のプレイを再現するポイントは、右手のピッキングニュアンスにあり、力強さと繊細さを使い分ける技術が重要だ。ジャズベースを基調としながらも、フィンガリングの強弱やピッキングポジションを微妙に変え、曲想に合わせて表情豊かな音色を引き出す演奏アプローチが彼女のサウンドの要である。

機材選びにおいても、藤本は「楽器に振り回されないこと」を大切にしている。高価な機材を追い求めるより、自分の音楽性や表現したいことに合った道具を選び、それを最大限に活かすマインドを持っている。このようなシンプルかつ本質を見据えた姿勢こそが、彼女の音楽的魅力の源となっている。

本記事参照サイト【赤い公園・藤本ひかり】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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