【TOKIO・山口達也】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【TOKIO・山口達也】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【山口達也】TOKIO 始めに

TOKIOのベーシスト山口達也は、ジャニーズ事務所所属ながらも本格的な演奏力を持つミュージシャンとして評価されていました。彼のベースプレイは、スラップを多用した豪快なスタイルが特徴で、特にファンクやロック要素の強い楽曲で存在感を放っていました。バンド内では作曲も手がけ、「うわさのキッス」など彼が作曲した楽曲も多数あります。 TOKIOの音楽性は、ポップでありながらもロックバンドとしての演奏力の高さが評価されており、山口のリズミカルで力強いベースラインはその土台を支えていました。「LOVE YOU ONLY」や「宙船」といった代表曲では、メロディアスなフレーズと共にグルーヴ感のある演奏でバンドサウンドを牽引。音楽番組「Mステ」でも演奏力の高さが注目される要因となりました。

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使用アンプ一覧と特徴【TOKIO・山口達也】

山口達也(TOKIO)は主にAguilarアンプを愛用しています。レコーディングとライブでは使い分けており、レコーディングではAguilar DB751を中心に使用し、温かみのある太いサウンドを実現。特にミッドレンジが効いた音作りが特徴です。 ライブではAguilar DB750を主に使用し、パワフルかつクリアな音を出力。キャビネットはAguilarのDB410/DB112といった組み合わせで、低域の押し出しと中高域の抜けの良さを両立させています。 また以前はGallien Kruegerも使用しており、特にGK800RBでは歯切れの良いアタック感と低域の太さを組み合わせたサウンドを作り出していました。 山口のベースサウンドは全体的に低域の粒立ちが良く、中域もしっかりと出ているバランスの取れた音作りが特徴で、TOKIOの楽曲に欠かせない骨太なグルーヴ感を支えています。エフェクターはシンプルに使い、アンプの特性を活かした演奏スタイルを貫いています。

使用アンプ機材表【TOKIO・山口達也】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG TOKIO 山口達也 メインのヘッドアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG TOKIO 山口達也 メインのキャビネットとして愛用 検索 検索 検索 検索 検索
B-15 AMPEG TOKIO 山口達也 TOKIOの楽曲録音時に使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-CL AMPEG TOKIO 山口達也 一時期ライブで使用していた真空管ヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP BASS DRIVER DI TECH21 TOKIO 山口達也 プリアンプ/DIとして活用 検索 検索 検索 検索 検索
BX-108 AMPEG TOKIO 山口達也 TV出演時に使用することも 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【TOKIO・山口達也】

山口達也のメインベースはFenderのJazz Bassで、特に1966年製のヴィンテージモデルを長年愛用していました。サブとしてPrecision Bass、MusicMan StingRayも使用していました。Jazz Bassはミドルポジションとブリッジポジションの2基のシングルコイルピックアップを搭載し、中域の抜けの良さとクリアなサウンドが特徴です。 演奏スタイルとしてはピック弾きが中心で、パワフルなアタックと芯のある音色を生み出していました。TOKIOの楽曲においては太い低域と中域の張りを両立させ、バンドサウンドの土台となる安定感のあるベースラインを提供。特にロック調の楽曲では強いアタック感を活かした演奏が目立ちます。また、ジャンルを問わず対応できる汎用性の高いサウンドメイクが彼のベーシストとしての特徴でした。

使用ベース機材表【TOKIO・山口達也】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
TL1 ESP TOKIO 山口達也 PJBタイプ サンダーバードのようなボディシェイプ 検索 検索 検索 検索 検索
TRB-JP2 ヤマハ TOKIO 山口達也 5弦ベース 早期に使用していたモデル 検索 検索 検索 検索 検索
TRBJP2 ヤマハ TOKIO 山口達也 5弦ベース ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
BB2000 ヤマハ TOKIO 山口達也 4弦ベース ライブでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
MusicMan StingRay MusicMan TOKIO 山口達也 アクティブ スタインバーガーピックアップ搭載 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Jazz Bass Fender TOKIO 山口達也 JBタイプ 日本製で赤と青のものを所有 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-4 Atelier Z TOKIO 山口達也 JBタイプ 山口のサウンド形成に貢献 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【TOKIO・山口達也】

山口達也はTOKIOのサウンドを支える重厚なベースラインを特徴とし、そのサウンドメイクにはいくつかの定番エフェクターが使われていました。メインエフェクターとしてTech21 SansAmp Bass Driver DIを愛用し、ベース音の芯を作り出していました。歪み系にはMXR M-80 Bass D.I.+も使用し、必要に応じてBOSS ODB-3などのオーバードライブで音に太さと粘りを加えていました。さらにEarthQuaker Devices Hoofやエレクトロハーモニックス Bass Big Muffなどのファズも駆使し、楽曲によって表情を変えていたことが知られています。山口のエフェクターボードは機能的にまとめられており、ロック曲での力強いドライブ感から、バラード曲でのクリアなベース音まで幅広い表現を可能にする構成となっていました。

使用エフェクター機材表【TOKIO・山口達也】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
GE-7 BOSS TOKIO 山口達也 イコライザー ライブでよく使用 検索 検索 検索 検索 検索
Super Overdrive SD-1 BOSS TOKIO 山口達也 オーバードライブ 定番のエフェクターとして愛用 検索 検索 検索 検索 検索
DIST-1 YAMAHA TOKIO 山口達也 ディストーション 初期によく使われていた 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M-87 Bass Compressor MXR TOKIO 山口達也 コンプレッサー ベース音のコントロールに使用 検索 検索 検索 検索 検索
ZOOM B2.1u ZOOM TOKIO 山口達也 マルチエフェクター 多機能なマルチエフェクターとして活用 検索 検索 検索 検索 検索
CEB-3 BOSS TOKIO 山口達也 コーラス ベース用コーラスとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
SansAmp Bass Driver DI Tech 21 TOKIO 山口達也 ダイレクトボックス ライブや録音時のサウンドメイキングに活用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【TOKIO・山口達也】

山口達也は低音を支えるベース音に厚みを持たせるため、ローミッドを少し持ち上げる特徴的なEQ設定を行っています。
具体的には250Hz付近を+3dB、80Hz付近を+2dB程度ブーストし、400Hz周辺をわずかにカットすることで、音の輪郭をはっきりさせています。
アクティブベースのPGMを愛用していた時期は、アンプのプリセットとしてロックンロール系のサウンドを基本に据え、楽曲に合わせて微調整していました。
「うわさのキッス」など明るい曲ではプレゼンスを上げて800Hz周辺を強調し、「AMBITIOUS JAPAN!」ではよりパンチのある音作りを実現していました。

レコーディングでは、ドラムとの一体感を重視したミックス処理が行われていました。
ベースとキックの周波数帯をうまく棲み分け、キックの60Hz帯を強調する一方、ベースは100Hz周辺を中心に据えることで、低域の競合を避けていました。
スタジオでは軽いコンプレッション(比率3:1程度)をかけ、アタック時間を調整することで音の立ち上がりをコントロールしていました。
特にピッキングの強弱がはっきり出るよう、リリース時間を楽曲のテンポに合わせて調整し、定位は基本的に中央からやや左寄りに配置されることが多かったようです。

ライブではスラップ奏法の音抜けを重視したセッティングが特徴的でした。
1.5kHz付近を+4dB程度持ち上げることで、スラップのアタック感を強調し、聴衆へのインパクトを高めていました。
バンド全体のサウンドバランスを考慮し、音楽性の異なる「Heart」と「LOVE YOU ONLY」では、前者ではコンプを強めにかけてサスティンを重視、後者では原音に近い設定でダイナミクスを活かしていました。
ステージ上ではモニターミックスでベース音を少し厚めに設定し、バンドメンバーとのグルーブ感を大切にした音作りを心掛けていたことが伺えます。

比較的安価に音を近づける機材【TOKIO・山口達也】

山口達也の特徴的なベースサウンドは、主に使用していたMusicMan StingRayの太く芯のあるサウンドが特徴です。手頃な価格で近づけるなら、SUB Ray4などのMusicManサブブランドやSquier by Fenderのアクティブピックアップ搭載モデルが良い選択肢となります。アクティブベースであれば、プリアンプ内蔵で太い音が得られるため、楽器本体からアプローチするのが効果的です。

アンプについては、小型でもパワフルな音を再現できるAmpeg BA-108やFender Rumble 40といったコンパクトアンプがコストパフォーマンスに優れています。特にAmpegアンプは山口達也の音作りに近い特性があり、中域を少し削り、低域と高域を適度に持ち上げるEQ設定が山口サウンドの再現に効果的です。ドライブ感を加えたい場合は手頃なベース用オーバードライブも検討しましょう。

演奏面では、ピック弾きと指弾きを楽曲に応じて使い分ける山口のスタイルを真似ることで、音色の幅が広がります。「うわさのキッス」などの8ビートの曲ではピック弾きで攻撃的に、「LOVE YOU ONLY」のようなバラードでは指弾きで優しく弾き分けるとより本人の雰囲気に近づけるでしょう。機材投資よりもまずは右手のタッチから研究することをおすすめします。

比較的安価に音を近づける機材表【TOKIO・山口達也】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ベース SUB Ray4 MusicMan TOKIO 山口達也 StingRayのサブブランドでコスパ良 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier アクティブピックアップモデル Fender TOKIO 山口達也 アクティブ仕様で太い音が得られる 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-108 Ampeg TOKIO 山口達也 小型でも山口達也の音作りに近い特性 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 40 Fender TOKIO 山口達也 コンパクトでコストパフォーマンス良好 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト ベース用オーバードライブ 不明 TOKIO 山口達也 ドライブ感を出す場合に有効 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【TOKIO・山口達也】

山口達也の音作りの核心は「パワーとメロディアスな両立」にある。TOKIOというバンドの骨格を支えるベースラインは単なるリズムキープではなく、メロディとして存在感を放っている。デビュー初期からEMI/ESP製のオリジナルモデルベースを使い続け、ピックによる力強いアタックと指弾きの繊細さを場面に応じて使い分けるプレイスタイルが特徴的だ。その音色は低音の粒立ちが良く、バンドサウンド全体に厚みを与えながらも明瞭さを保ち、ロックからポップスまで幅広いジャンルに対応できる柔軟性を持っている。彼の奏でるベースラインは単なるボトムサポートを超え、曲の印象を決定付ける重要な要素となっている。

山口達也のサウンドを再現するポイントは、太いストリングスと程よい歪みの融合にある。弦はステンレス製の太めのものを使用し、ピックアップのポジションはブリッジ側とネック側を両方活かしたバランスが特徴的だ。エフェクターではコンプレッサーで音の密度を高めつつ、アンプのナチュラルな歪みを活用することが重要となる。また、彼のプレイスタイルの特徴である16分音符を多用したリフや、ルート音をしっかり押さえながらもオクターブを効果的に使ったダイナミックなフレーズ展開を意識することも大切だ。TOKIOの楽曲「宙船」や「LOVE YOU ONLY」などに見られる特徴的なベースラインは、リズム隊としての役割を超えた音楽的表現を示している。

山口達也のベーシストとしての本質は、機材依存よりも音楽性とグルーヴ感覚にある。どんなベースを使っても彼特有の「唸るような低音」と「前に出るサウンド」を実現できるのは、指の力加減や弦の叩き方、リズムへの感覚といった技術的基盤があってこそだ。TOKIOというバンドの中で培われた「曲を引き立てる」という姿勢も重要で、時に主張し時に控えめに演奏するバランス感覚こそが彼の真骨頂と言える。機材に頼りすぎず、自分の身体と感覚を信じて音楽と向き合う姿勢は、どのようなセッティングでも本質的なグルーヴを生み出せるベーシストの理想形を示している。結局のところ、山口達也の音楽性を真に再現するには、テクニックや機材以上に「音楽への向き合い方」を学ぶことが最も重要なのだ。

本記事参照サイト【TOKIO・山口達也】

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