【Queen・John Deacon】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Queen・John Deacon】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【John Deacon】Queen 始めに

John Deacon(ジョン・ディーコン)はイギリスのロックバンドQueenのベーシストとして、1970年代から1990年代まで活動した。彼のプレイスタイルは華美な演奏ではなく、バンドのサウンドを支える堅実さと繊細さが特徴だ。「Another One Bites The Dust」では印象的なファンキーなベースラインを創出し、「Under Pressure」ではメロディックな動きでバンドの多彩な音楽性を支えた。また「I Want To Break Free」では軽快なベースワークで楽曲に躍動感を与えている。作曲家としての才能も発揮し、「You’re My Best Friend」などQueenの代表曲も手がけた。彼の音楽的貢献はQueenの音楽に不可欠な要素となっており、技術的な華やかさよりもグルーヴ感とメロディセンスを重視した演奏は、多くのベーシストに影響を与え続けている。

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使用アンプ一覧と特徴【Queen・John Deacon】

クイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンが愛用したアンプは彼のシンプルながらも効果的な音作りを支えていました。主にHi-Wattアンプを使用し、70年代初期にはSound City L100やCustom Sound、その後SWRアンプに移行したと言われています。 スタジオレコーディングでは繊細なニュアンスを表現できるアンプを好み、特に「Another One Bites the Dust」などのファンク色の強い楽曲では、中低域の粒立ちが良いサウンドを追求していました。一方ライブではHi-Wattの力強さを活かし、バンドサウンドの土台となる重厚な低音を提供していました。 音の方向性としては、ロック的な芯のある中域と適度な低域の豊かさを両立させたバランスの良さが特徴です。過度に主張することなく、フレディ・マーキュリーの歌声やブライアン・メイのギターと見事に調和する温かみのあるサウンドを作り上げていました。 ジョンの音作りの特徴は、複雑な機材を追求するよりも、シンプルな構成でグルーヴ感を最大限に引き出す実用性重視のアプローチにありました。

使用アンプ機材表【Queen・John Deacon】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Acoustic 370 Acoustic Queen John Deacon クイーン初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
HiWatt DR201 HiWatt Queen John Deacon イギリスのハイワット社のアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
HiWatt 4×12 Cabinet HiWatt Queen John Deacon クイーンのライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Sound City SC120 Sound City Queen John Deacon 初期の活動で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Acoustic 360 Acoustic Queen John Deacon 70年代に使用したアメリカのベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
DEACY AMP 自作 Queen John Deacon ブライアン・メイのギターアンプとして有名な自作アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Bassman Fender Queen John Deacon レコーディングで使用したとされるアンプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Queen・John Deacon】

John Deaconのメインベースは、Fender Precision Bass(通称P-Bass)で、特に1970年代前半は赤茶色のFinish(通称”Competition Red”)のものを愛用していました。P-Bassは太くどっしりとした低域と、バンドサウンドに埋もれない中域の粒立ちが特徴です。またFretless Precision Bassも使用し、”My Melancholy Blues”などで柔らかな表現を実現しています。 サブ機としては、Music Man Stingray(明瞭なアタックと歪みに強い特性)やFender Jazz Bass(よりタイトな低音とキレのある高域)も使用。特にJazz Bassは”Another One Bites The Dust”の特徴的なベースラインで使われました。 また、特殊なベースとしてFender Precision Bass Special(ハムバッカーPUとシングルPUの組み合わせ)も使用し、多彩な音色を駆使してQueenのサウンドに貢献しました。

使用ベース機材表【Queen・John Deacon】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Precision Bass Fender Queen John Deacon PBタイプ 初期から長く愛用。ツアーでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Precision Bass Fender Queen John Deacon PBタイプ 初期のクイーンでの主要ベース 検索 検索 検索 検索 検索
Rickenbacker 4001 Rickenbacker Queen John Deacon リッケンベーカー 『Another One Bites The Dust』で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Music Man Stingray Music Man Queen John Deacon スティングレイ 80年代に使用。アクティブPU 検索 検索 検索 検索 検索
Kramer DMZ 4001 Kramer Queen John Deacon PBタイプ 『Another One Bites The Dust』の録音で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Wal Pro Mk 1 Wal Queen John Deacon アクティブ 後期のクイーンでよく使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Queen・John Deacon】

ジョン・ディーコンはシンプルな機材構成を好み、主にストレートな音作りを重視していました。初期はオーバードライブやファズを使用してロックサウンドを作り出し、特にTC Electronicのプリアンプを愛用していました。後にMXRのコンプレッサーとファズを導入し、「Another One Bites The Dust」などの曲ではDOD 440エンベロープフィルターを使用して特徴的なファンキーなサウンドを実現しました。80年代に入るとデジタルエフェクトも取り入れ、必要に応じてコーラスやフランジャーも使用。エフェクターを多用せずとも、指弾きの繊細なニュアンスを活かしたプレイスタイルで楽曲に合った音作りを追求していました。

使用エフェクター機材表【Queen・John Deacon】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
DUAL SOUND Colorsound Queen John Deacon ファズ 1974年ごろより使用 検索 検索 検索 検索 検索
TONE BENDER Macaris Sola Sound Queen John Deacon ファズ 初期に使用。マッケンジーのライブ映像で確認可 検索 検索 検索 検索 検索
Hot Cake Crowther Audio Queen John Deacon オーバードライブ クリーンな音色 検索 検索 検索 検索 検索
FE-2B BOSS Queen John Deacon イコライザー ベースの音作りに使用 検索 検索 検索 検索 検索
MTR-2 BOSS Queen John Deacon コーラス 1990年代のツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索
VOLUME VOX Queen John Deacon ボリュームペダル 1980年代頃から使用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Queen・John Deacon】

ジョン・ディーコンのベースサウンドは、Fender Precision Bassの太い音色が基本となっている。
スタジオでのEQ設定は、低域(80Hz付近)をわずかにブーストし、中域(500Hz前後)を少し削り、高域(2.5kHz-3kHz)を適度に持ち上げるのが特徴だ。
「Another One Bites The Dust」では低域を強調し、コンプレッサーのアタックを遅めに設定することで、印象的なベースラインを作り上げた。
マイクプリアンプで程よく歪ませ、アンビエントマイクを混ぜることで空間的な厚みを出す工夫もしていた。

楽曲によってベース音作りを巧みに変えており、「Under Pressure」ではピック奏法と相まって中高域(800Hz-1.5kHz)を強調し、ミックス内での存在感を高めている。
「I Want To Break Free」ではフラットなEQに近い設定で、低域と高域をわずかにブーストするだけのシンプルな音作りを採用した。
ロックナンバーではコンプレッションを強めに、バラードではダイナミクスを活かすために軽めに設定していた。
スタジオでは、ステレオミックス時にベースを中央に定位させながらも、サイドバンドに微量の信号を送り空間的な広がりを作っていた。

ライブでは、アンプからの直接音とDIの両方を使い分け、FOHエンジニアがそれらを絶妙にブレンドしていた。
低域の重なりを避けるため、キックドラムが80-100Hz帯域を占める場合、ベースは120Hz前後を中心に設計されていた。
また、ギターとの干渉を避けるため、400-800Hz帯域での競合を慎重に調整し、各楽器の棲み分けを実現している。
スタジオレコーディングでは、テープコンプレッションを利用して温かみのあるサウンドを引き出し、アナログ機材特有の倍音成分を活かしていた。

比較的安価に音を近づける機材【Queen・John Deacon】

ジョン・ディーコンの音を低予算で近づけるならば、プリサイス・ベース(Fenderタイプ)からの選択が基本となります。彼の代表的な機材であるフェンダー・プリサイス・ベースは、コピーモデルや入門機でも基本的な音質が再現可能です。ディーコンは多くの場合ピック奏法を用いていたため、ピックを使用するだけでもかなり近い雰囲気が出せるでしょう。

アンプシミュレーターや歪みペダルは比較的安価な選択肢として効果的です。「Another One Bites The Dust」のような曲では、軽いコンプレッションとEQで中音域を抑えた設定が特徴的な音を作り出せます。また「I Want To Break Free」では軽いオーバードライブを加えることで、あの温かみのある音色に近づけることができるでしょう。

弦の選択も重要なポイントで、ディーコンはロトサウンドのフラットワウンド弦を好んで使用していました。完全なフラットワウンドが予算的に厳しい場合は、半フラットタイプの弦でも十分近い音が得られます。演奏面では、ルート音を中心としたシンプルなフレーズとピック奏法の組み合わせがディーコンらしさを出すための最も効果的なアプローチになるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【Queen・John Deacon】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ベース フェンダー・プリサイス・ベースタイプ(コピーモデルや入門機) Fender Queen John Deacon ディーコンの代表的機材、基本的な音質が再現可能 検索 検索 検索 検索 検索
半フラットタイプの弦 Queen John Deacon ロトサウンドのフラットワウンド弦が理想だが予算的に厳しい場合の代替 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター コンプレッサー Queen John Deacon 「Another One Bites The Dust」向け、中音域を抑えた設定 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター 軽めのオーバードライブ Queen John Deacon 「I Want To Break Free」の温かみのある音色用 検索 検索 検索 検索 検索
その他 ピック Queen John Deacon ディーコンはピック奏法が多いため、これだけでも雰囲気が出せる 検索 検索 検索 検索 検索
その他 アンプシミュレーター Queen John Deacon 比較的安価な選択肢として効果的 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【Queen・John Deacon】

John Deaconのベーススタイルの核心は、曲を支えるシンプルさと的確さにある。彼はテクニカルな演奏よりも、曲のグルーヴ感を最大限に引き出すプレイスタイルを大切にしていた。「Another One Bites the Dust」や「Under Pressure」のようなファンキーな楽曲では躍動感のあるフレーズを展開する一方、「We Will Rock You」では最小限のシンプルなラインで曲の骨格を支えた。Queenの多彩な音楽性に合わせて、ロック、ファンク、ディスコと幅広いジャンルのベースラインを創り出し、彼のフィンガーピッキングによる丸みを帯びたウォームなトーンと相まって、Queenサウンドの土台となる唯一無二のグルーヴを生み出した。

John Deaconのサウンドを再現する上で最も重要なのは、ピッキングの強さと指の当て方だろう。彼は比較的強めのアタックでありながら丸みを帯びた音を出しており、特にA弦とD弦を多用したミドルレンジの豊かな音色が特徴的だ。フレット操作においては、左手の指使いを工夫してスムーズな動きを実現している。また、バンド内でのミックスバランスを意識した音量コントロールも彼の特徴で、必要な時に主張し、バックで支える時は控えめになる絶妙なダイナミクスの使い分けができる。音作りにおいては、ミドルからミドルローを軽く持ち上げ、低音は程よく締まった設定が基本となる。何より彼の真髄は、曲に寄り添いながらもグルーヴ感を失わないリズム感にある。

John Deaconの演奏哲学で最も重要なのは、機材に頼らず自身の感性と技術を磨く姿勢だ。彼は「良い曲を作ることが最も大切」という信念のもと、常に楽曲の本質を理解し、それを表現するために必要な音作りを追求した。複雑な機材セットアップよりも、自身の指からダイレクトに伝わる感情表現を重視し、シンプルな機材構成でも豊かな表現力を生み出すことに成功している。初心者ベーシストが彼から学ぶべきは、テクニックや機材への過度な執着ではなく、曲の中で自分の役割を理解し、バンド全体のサウンドに貢献するという謙虚な姿勢だろう。どんな機材を使っていても、音楽性と感性があれば素晴らしいベースプレイは可能だということを、彼の軌跡は教えてくれる。

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