【Motörhead・Lemmy Kilmister】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Motörhead・Lemmy Kilmister】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Lemmy Kilmister】Motörhead 始めに

Motörheadのフロントマンであるレミー・キルミスターは、ベーシストでありながらバンドの顔となった稀有な存在だ。彼のプレイスタイルは極めてユニークで、ピックを使った強烈なアタック、ベースを高音域でオーバードライブさせる手法、そしてギターのようなアプローチが特徴的。Rickenbacker 4001やMurderer Bassを愛用し、Marshall Super Bass 100アンプを最大音量で鳴らす「ウォール・オブ・サウンド」は彼の代名詞となった。「Ace of Spades」や「Overkill」などの代表曲では、ベースがリズムだけでなくバンドサウンドの中核を担い、ヘヴィメタルとパンクの境界を破壊するMotörheadの荒々しくもグルーヴ感あふれる音楽性を作り上げた。レミーのアグレッシブなプレイングとパワフルなサウンドは、後のスラッシュメタルやハードコアに多大な影響を与えている。

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使用アンプ一覧と特徴【Motörhead・Lemmy Kilmister】

Lemmy Kilmisterは長年にわたり、Marshall社のベースアンプを愛用していました。特に彼のシグネチャーサウンドを構築したのは、Marshall Super Bass 100Wヘッドを複数台使用したスタックです。これに4×12または8×10のキャビネットを組み合わせて、驚異的な音圧と歪みを生み出していました。 Lemmyの特徴的なアンプセッティングは、ベースアンプではなくギターアンプとして設計されたMarshallを使用し、全てのツマミをほぼ最大(10)に設定するという過激なものでした。このセッティングにより、通常のベース音ではなく、中高域が強調された歪んだ攻撃的なサウンドが生まれました。 ライブではこの巨大なMarshallスタックを背にして演奏することで視覚的なインパクトも与え、レコーディングでも同様のセットアップを使用して一貫したサウンドを維持していました。彼の音作りの特徴は、「ベースというよりもリードギターのように弾く」というアプローチにあり、この独特なアンプの使い方がMotörheadのヘヴィでパンクな音楽性を支える重要な要素となっていました。

使用アンプ機材表【Motörhead・Lemmy Kilmister】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Marshall Super Bass Marshall Motörhead Lemmy Kilmister メインとして長年使用していたアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall 4×12 Marshall Motörhead Lemmy Kilmister ベースでは珍しい4×12″スピーカーキャビネットを使用 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall JMP Super Bass MkII Marshall Motörhead Lemmy Kilmister 100Wのチューブアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Super Lead Marshall Motörhead Lemmy Kilmister ギターアンプだがディストーションサウンド獲得のため使用 検索 検索 検索 検索 検索
Model 1992 Super Bass Marshall Motörhead Lemmy Kilmister 初期のMotörheadで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall Major Marshall Motörhead Lemmy Kilmister 200W出力の大型アンプも使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Motörhead・Lemmy Kilmister】

Lemmy Kilmisterはその強烈な個性と同様に、特徴的なベースを使用していました。メインとして長年愛用したのはRickenbacker 4001/4003で、特に彼のシグネチャーモデルとして知られるブラスフィッティングが特徴的です。彼はリッケンの2つのピックアップのうち、ブリッジ側のハムバッカーのみを使用し、トレブル全開、ベース全開という過激な設定で演奏しました。 音色の特徴は強烈な歪みと中高域のアタックの強さで、ギターのような切れ味と存在感を持ち、バンドのサウンドの中核となっていました。サブ機としてはGibson Thunderbird、BC Rich Eagle、Fender Precision Bassなども使用し、どのベースでも彼特有の激しいピック奏法と相まって、ヘヴィで攻撃的なトーンを生み出していました。歪ませることでドンシャリの極端な音作りを実現し、ハードロックからスピードメタルまでMotörheadのサウンドを支えました。

使用ベース機材表【Motörhead・Lemmy Kilmister】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Rickenbacker 4001 Rickenbacker Motörhead Lemmy Kilmister JBタイプ メインに使用するベース 検索 検索 検索 検索 検索
Rickenbacker 4004 Rickenbacker Motörhead Lemmy Kilmister JBタイプ 高価なカスタムモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Thunderbird Gibson Motörhead Lemmy Kilmister サンダーバードタイプ リハーサルなどで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Lemmy Signature Rickenbacker Motörhead Lemmy Kilmister JBタイプ シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Lemmy Signature Motörhead Guitars Motörhead Lemmy Kilmister JBタイプ 自身のブランドによるシグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Precision Bass Fender Motörhead Lemmy Kilmister PBタイプ キャリア初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Motörhead・Lemmy Kilmister】

レミーのサウンドは、驚くほどシンプルな機材構成から生まれていました。彼のトレードマークとなった轟音は、主にRickenbackerベースをMarshallアンプに直接繋ぎ、ゲインを最大近くまで上げるという方法で作り出されていました。エフェクターに関しては、Boss TU-2チューナーを使用する程度で、基本的にはクリーンブーストやディストーションなどの歪み系エフェクトに頼ることはありませんでした。 レミーのサウンド作りの核心は、ベースを「低音のギター」として扱うアプローチにあり、中高域を強調したEQセッティングと強烈なピッキングによって、バンドサウンド全体の中で存在感を放つ唸るようなトーンを生み出していました。この直接的で妥協のないサウンドは、ヘヴィメタルシーンにおいて革命的な影響を与え、後の世代のベーシストたちに大きなインスピレーションを与えました。

使用エフェクター機材表【Motörhead・Lemmy Kilmister】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Rickenbacker 4001 Rickenbacker Motörhead Lemmy Kilmister ディストーション ベースの出力をオーバードライブさせるために使用 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall Super Bass Marshall Motörhead Lemmy Kilmister プリアンプ ライブでの主要プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Zoom B3 Zoom Motörhead Lemmy Kilmister マルチエフェクター 様々なエフェクトを一台で使用可能 検索 検索 検索 検索 検索
Boss ODB-3 Boss Motörhead Lemmy Kilmister オーバードライブ ベース用オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M-80 Bass D.I.+ MXR Motörhead Lemmy Kilmister ディストーション ディストーションとダイレクトボックスの機能を併せ持つ 検索 検索 検索 検索 検索
Boss TU-3 Boss Motörhead Lemmy Kilmister チューナー ライブでの定番チューナー 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Motörhead・Lemmy Kilmister】

Lemmyのベースサウンドの核心は、Marshall Super Bass アンプを最大音量で使用し、トレブルとミッドを9〜10に、ベースを2〜3に設定する過激なEQにあった。
この特徴的な「ギターのような」音作りは、低音よりも中高域を強調することで、バンドサウンド全体で存在感を放っていた。
Rickenbackerベースのピックアップをブリッジ側に切り替え、さらにトレブルブーストを施すことで、攻撃的なサウンドを実現していた。
キャビネットは4×12インチを複数使用し、その圧倒的な音圧でステージを支配していた。

楽曲によってEQ設定を微妙に変化させ、「Ace of Spades」ではミッド周波数をより強調して800Hz付近を盛り上げ、ギターとの一体感を生み出していた。
録音では通常のベースDIに加え、アンプからのマイキングを並行して録り、ミックス段階で両者をブレンドしていた。
2000Hz以上の帯域にプレゼンス感を持たせるため、わずかなディストーションと共にコンプレッサーを1.5:1程度の低い比率で使用していた。
ライブではさらにアグレッシブなサウンドを追求し、アンプのマスターボリュームを極限まで上げてナチュラルな歪みを活用していた。

ミックスでは、ベースの存在感を保ちながらもギターとの周波数バッティングを避けるため、250Hz付近に小さなディップを作りつつも、100Hz以下と1kHz以上を適度に残す工夫がなされていた。
ベースドラムとのバランスを取るため、ベースの60〜80Hz帯を少し抑え、代わりに120Hz前後にわずかなブーストを加えて太さと明瞭さを両立させていた。
ステレオイメージでは中央に固定配置しながらも、サイドチェイン・コンプレッションでキックとの干渉を回避していた。
モノラルで強い存在感を示すこのミックス手法は、パワフルなロックサウンドの教科書とも言える鮮烈な印象を生み出していた。

比較的安価に音を近づける機材【Motörhead・Lemmy Kilmister】

レミーの特徴的な音は高価な機材なしでも基本的なアプローチで再現可能です。まずはリッケンバッカーが手に入らない場合、ディンキータイプのPブリッジピックアップ搭載のベースでも代用できます。弦はステンレス弦を使い、ピックは三角形の厚めタイプを選べば歪んだ音に近づけられるでしょう。

アンプはマーシャルスタックが理想ですが、予算に応じてオーバードライブペダルとの併用も効果的です。ベーシックなベースアンプにRat系のディストーションやオーバードライブを噛ませることで、レミーの攻撃的な音質に近づけることができます。ゲインを上げすぎず中音域を少し強調するとバンドミックスでも埋もれない音になります。

EQセッティングは中音域を強調し低域はやや控えめに設定しましょう。ピックで弦を強く弾き、ブリッジ付近を攻撃することでトレブリーな音が得られます。レミーのプレイスタイルは技術的にも独特なので、右手のピッキング強度と左手のミュートテクニックを練習することも音作りには重要な要素となります。

比較的安価に音を近づける機材表【Motörhead・Lemmy Kilmister】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Motörhead Lemmy Kilmister 検索 検索 検索 検索 検索
種類 機材名 メーカー Motörhead Lemmy Kilmister 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Pブリッジピックアップ搭載ディンキータイプ 不明 Motörhead Lemmy Kilmister リッケンバッカーの代用として 検索 検索 検索 検索 検索
ステンレス弦 不明 Motörhead Lemmy Kilmister レミーの音質に近づける 検索 検索 検索 検索 検索
ピック 三角形の厚めタイプ 不明 Motörhead Lemmy Kilmister 歪んだ音に近づけるため 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Rat系ディストーション 不明 Motörhead Lemmy Kilmister 攻撃的な音質の再現用 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター オーバードライブペダル 不明 Motörhead Lemmy Kilmister マーシャルスタックの代用として 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined Motörhead Lemmy Kilmister 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【Motörhead・Lemmy Kilmister】

レミー・キルミスターのサウンドの核は、ベースをギターのように扱う独創的なアプローチにある。彼は従来のベーシストとは一線を画し、リッキーンベッカーのトレブル音を活かしながら、オーバードライブとディストーションを効かせた鋭いアタック音で演奏した。特筆すべきは高音域を強調したイコライザー設定と弦をピックで強く弾く奏法で、これによりベースでありながらリズムギターのような存在感を放った。ミドルとトレブルを上げ、ベースを下げるという彼独自のEQ設定は、バンド内でのベースの存在感を高め、モーターヘッドの轟音スピードメタルサウンドを形作る重要な要素となった。

レミーのサウンドを再現するポイントは、ピック奏法の徹底とアンプへの過激な入力レベルにある。彼はピックを深く持ち、弦を強く叩くように弾くことで独特の歪みを生み出した。また、アンプのボリュームを極限まで上げ、「すべてのつまみを10」という有名なセッティングで演奏することが多かった。ただし、彼のサウンドの本質は単なる音量の大きさではなく、その攻撃的な音質と独特のグルーヴにある。ベース本来の低音域よりも中高音域を強調した音作りと、リズムとメロディの両面を担う演奏アプローチを理解することが、彼のスタイルを捉える鍵となる。

レミーの姿勢で最も重要なのは、機材への依存よりも演奏者としてのアイデンティティを貫くことだ。彼は自身のスタイルを確立し、それを40年以上一貫して追求し続けた。特定の機材にこだわるよりも、自分の求める音を実現するために機材を道具として使いこなす姿勢が本質だ。レミーは「自分らしさ」を最優先し、流行や技術的なトレンドに左右されることなく、自分の信じる音楽性を貫いた。このような揺るぎないアイデンティティこそが、彼の音楽的遺産の核心であり、機材の選択はあくまでそれを表現するための手段に過ぎなかったのだ。

本記事参照サイト【Motörhead・Lemmy Kilmister】

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