【Pantera・Rex Brown】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Pantera・Rex Brown】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Rex Brown】Pantera 始めに

レックス・ブラウンは、ヘヴィメタルバンド「Pantera」のベーシストとして知られ、そのパワフルなベースプレイはバンドのグルーブ感に大きく貢献した。彼のプレイスタイルは、ギタリストのディミバグとのタイトな連携が特徴で、特にドラムとの絶妙なロックグルーブを生み出している。ハードでパンチの効いたトーンを持ち、ピック奏法による明瞭なアタックと、指弾きによる柔軟さを使い分ける多才な奏者だ。「Cowboys from Hell」「Walk」などの代表曲では、ヘヴィなリフをしっかりと支えながらも、独自のグルーブ感を加えている。Panteraの音楽性であるグルーヴ・メタルの根幹を支える重要な役割を担い、そのダイナミックなプレイスタイルは多くのベーシストに影響を与えた。

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使用アンプ一覧と特徴【Pantera・Rex Brown】

Rex Brownは、Pantera時代からキャリア全体を通じて力強いベースサウンドを追求してきました。主な使用アンプとしては、AmpegのSVTシリーズが挙げられます。特にSVT-CLとSVT-4Proを愛用しており、Panteraの攻撃的なサウンドの土台を支えていました。 レコーディングでは、AmpegのB-15やSVTクラシックも使用し、楽曲に応じた音作りを行っていました。彼のベースサウンドの特徴は、中低域の太さとアタック感のバランスが絶妙な点です。特にSVTアンプとの組み合わせにより生み出される「ドンシャリ」サウンドは、Panteraのヘヴィなギターリフと絶妙に融合していました。 ライブではAmpeg SVTシリーズを複数台使用し、会場を揺らすような重低音を実現。Morleyのワウペダルなどのエフェクターと組み合わせることで、単なるリズム楽器としてではなく、時に旋律的な要素も担うサウンドメイキングを行っていました。近年ではEBS製アンプも使用するなど、常に音の探求を続けています。

使用アンプ機材表【Pantera・Rex Brown】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
AMPEG SVT-2PRO AMPEG Pantera Rex Brown レコーディングとライブで愛用していたヘッドアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG Pantera Rex Brown 8×10インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
AMPEG SVT-CL AMPEG Pantera Rex Brown クラシックシリーズのチューブヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Gallien Krueger 2001RB Gallien Krueger Pantera Rex Brown 初期に使用していたヘッドアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Hartke Hartke Pantera Rex Brown 時期によって使用していたアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
GK 1001RB Gallien Krueger Pantera Rex Brown パワフルで歪みの少ないサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Pro Series PB-1 Spector Pantera Rex Brown 使用時のEBMM Stingrayのバックアップとして 検索 検索 検索 検索 検索
Crown Macro-Tech 5000 Crown Pantera Rex Brown 新結成したPanteraで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Pantera・Rex Brown】

Rex Brownは、主に低音の量感とアタックの強さを持つSpectorベースを愛用していました。Pantera時代のメインはSpector NS-2Jで、EMG PUを搭載し、低域の厚みとミッドレンジの存在感が特徴です。サブとしてFender Jazz BassやPrecision Bassも使用していましたが、より攻撃的なトーンを求めてSpectorを選んでいました。 後にはSignature Modelとして、EMG 35DCとEMG 35CSを搭載したRex Brown Signature Bassがリリースされ、パワフルな低域とシャープなアタックを両立。さらにGibson SG Bassも使用し、異なる音色バリエーションを追求しています。 音作りにはMorleyのワウペダルやフリッケンベースなどのエフェクターを組み合わせ、Panteraのヘヴィなサウンドの基礎を支える重厚で攻撃的なベーストーンを確立しました。

使用ベース機材表【Pantera・Rex Brown】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Spellcaster Bass ESP Custom Shop Pantera Rex Brown PBタイプ Seymour Duncan SPB-3搭載、メインベース 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Fender Jazz Bass Fender Pantera Rex Brown JBタイプ シグネチャーモデル、Seymour Duncan SPB-3搭載 検索 検索 検索 検索 検索
Warwick Streamer Stage I Warwick Pantera Rex Brown 5弦ベース カスタム、ブラスノブ装備 検索 検索 検索 検索 検索
Sterling StingRay Music Man Pantera Rex Brown アクティブベース スティングレイタイプ、90年代初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Spellcaster Quilt Top ESP Pantera Rex Brown PBタイプ キルトトップ仕様、シースルーブルー 検索 検索 検索 検索 検索
Les Paul Bass Gibson Pantera Rex Brown ソリッドベース 2018年にGibsonと契約後に使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Pantera・Rex Brown】

Rex Brownのベースサウンドは、Panteraのヘヴィで攻撃的な音楽性を支える強靭な基盤となっていました。彼のエフェクターセットアップは比較的シンプルながらも効果的で、主にMorley Power Wah Fuzzを中心に構築されていました。このワウペダルは彼の代名詞的サウンドを作り出す要となり、特に「5 Minutes Alone」などの楽曲で顕著に聴くことができます。また、SansAmpやTech 21 Bass Driver DIなどのプリアンプ/オーバードライブも活用し、太く歪んだ音色を実現。これらのエフェクターによって生み出される重厚感と攻撃性が、Dimeのギターと完璧に融合し、Panteraの特徴的な”グルーヴ・メタル”サウンドの土台を形成していました。Rex自身が「ベーシストの役割はバンドのサウンドを支えること」と語るように、彼のシンプルかつパワフルなエフェクト選択は機能性を重視したものでした。

使用エフェクター機材表【Pantera・Rex Brown】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
B.K. Butler Tube Driver B.K. Butler Pantera Rex Brown オーバードライブ エフェクターボードに搭載していた 検索 検索 検索 検索 検索
Morley Power Wah Morley Pantera Rex Brown ワウペダル Panteraの曲で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Morley Power Wah Boost Morley Pantera Rex Brown ワウペダル Panteraの曲で使用 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M80 Bass D.I.+ MXR Pantera Rex Brown ダイレクトボックス マルチエフェクト機能付きD.I.ボックス 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M-87 Bass Compressor MXR Pantera Rex Brown コンプレッサー MXR製のベース用コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Pantera・Rex Brown】

Panteraの重厚なサウンドを支えるRex Brownのベース音作りは、低域と中域の絶妙なバランスが特徴です。基本的なEQ設定では、80Hz付近を+3dB程度ブーストして力強い低域を確保し、中域の800Hz〜1.2kHzを少し持ち上げることで、ギターとドラムの間に存在感を示します。ライブでは特にMorleyのPro Seriesワウペダルを使って低域から中域にかけてのダイナミクスをコントロールし、曲の展開に合わせて音圧の強弱を作り出していました。

楽曲別の使い分けも巧みで、「Cowboys From Hell」ではアグレッシブな攻撃性を出すために中域2kHz付近を強調し、ピック弾きのアタック感を際立たせています。対照的に「Cemetery Gates」のようなバラード調の曲では、Seymour Duncan Quarter Pounderピックアップの特性を活かし、低域のサスティンを長く保ちながらも、400Hz付近を少し削ることで濁りを抑えた透明感のある音を実現しています。このような細かい調整により、曲想に合わせた表現力豊かな演奏を可能にしているのです。

スタジオでのミキシングでは、ベース音にコンプレッションを比較的強めにかけて音量の均一化を図り、アタック時間を5〜10ms、リリース時間を100ms前後に設定して音の芯を保っています。ギターとの共存のために3〜5kHzの帯域をわずかに削り、代わりに60〜100Hzの超低域と2kHz付近の中高域にわずかな存在感を与えることで、ミックス全体でグルーヴ感を失わない絶妙なバランスを実現しています。スピーカーの真ん中からやや左寄りに定位させることで、Phil Anselmoのボーカルとの干渉を避けつつ存在感を保つ工夫も施されています。

比較的安価に音を近づける機材【Pantera・Rex Brown】

Rex Brownのベースサウンドは、歪みを効かせたパンチのあるトーンが特徴です。手頃な価格でこの音に近づけるなら、まずはPrecision BassタイプのベースかEspシリーズのようなアクティブピックアップ搭載モデルを選びましょう。Squierシリーズや国産のフジゲン製P-Bassでも、適切なセッティングで十分近づけることができます。

エフェクターでは、歪み系とコンプレッサーの組み合わせが重要です。BOSS ODB-3やEHX Bass Big Muffなどの比較的安価な歪みエフェクターをメインに、その前段にMXR M87あたりのコンプレッサーを配置するのがおすすめです。歪みの量は控えめにして、コンプレッサーでアタック感と太さを強調すると、Pantera時代のタイトな低音が再現できます。

アンプは、ソリッドステートのベースアンプで十分です。Ampeg BA115やFender Rumble 100などの中型アンプで、ミッドレンジを少し削り、低域と高域を強調したEQセッティングにしましょう。アンプのゲインは控えめに設定し、クリーンなパワーを確保することで、エフェクターからの歪みサウンドをより効果的に出力できます。

比較的安価に音を近づける機材表【Pantera・Rex Brown】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Pantera Rex Brown 検索 検索 検索 検索 検索
種類 機材名 メーカー Pantera Rex Brown 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier Precision Bass Fender Pantera Rex Brown Rex Brownタイプの歪みサウンドに対応 検索 検索 検索 検索 検索
ベース フジゲン製 P-Bass Fujigen Pantera Rex Brown 適切なセッティングで音に近づけられる 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 BOSS Pantera Rex Brown 比較的安価な歪みエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Bass Big Muff Electro-Harmonix Pantera Rex Brown 比較的安価な歪みエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター M87 MXR Pantera Rex Brown コンプレッサー、歪み前段に配置推奨 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA115 Ampeg Pantera Rex Brown ソリッドステートのベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 100 Fender Pantera Rex Brown ミッドレンジを削り低高域を強調するEQ設定推奨 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【Pantera・Rex Brown】

Rex Brownの音作りの核は、その強靭さと温かみのあるサウンドの絶妙なバランスにある。Panteraというグルーヴ・メタルの巨人を支えたRexのベースサウンドは、中域を強調したアグレッシブな音色と歪みを特徴とする。彼のプレイスタイルは単にヘヴィなだけではなく、ピック奏法とフィンガー奏法を状況に応じて使い分け、楽曲の要求に応じた音色を創出する柔軟性を持っている。Dimebag Darrellのギターと絡み合いながらも埋もれない存在感は、周波数帯域の棲み分けを本能的に理解し、バンドサウンド全体を支える土台としての役割を見事に果たしている。

Rex Brownサウンドを再現する上で最も重要なポイントは、適度な歪みとコンプレッションによる粒立ちの良さと低域の芯の強さだ。彼のサウンドメイキングは単なる重低音志向ではなく、中域の存在感と高域のアタック感を残しつつも、バンドサウンドの中で埋もれないようなEQセッティングにある。アンプのゲインを上げすぎず、適度な歪みを加えることで音の輪郭をはっきりさせながらも太さを保つ技術は、Panteraの重厚なグルーヴ感の基盤となっている。またコンプレッションの使い方も特徴的で、アタック感を残しつつもサスティンを確保する繊細なセッティングが求められる。

Rex自身が語るように、究極的には特定の機材に依存せず、どんな環境でも自分らしいサウンドを作り出す姿勢が重要だ。彼は長年のキャリアを通じて様々な機材を使用してきたが、その本質は常に「Rexらしさ」を表現することにあった。プレイヤーとしての感性や技術、音楽への理解があれば、手に入る機材で十分に表現できるという彼の哲学は、多くのベーシストに示唆を与えている。機材へのこだわりよりも、楽曲やバンドの中での役割を理解し、全体のグルーヴを支えるための音作りを追求する姿勢こそが、Rex Brownから学ぶべき最も重要な教訓だろう。

本記事参照サイト【Pantera・Rex Brown】

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