【Pink Floyd・Roger Waters】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

bass

【Pink Floyd・Roger Waters】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Roger Waters】Pink Floyd 始めに

Roger Watersは、Pink Floydのバシスト兼ソングライターとして、サイケデリックからプログレッシブ・ロックまでの革新的サウンドを創造した立役者だ。そのベーススタイルは華麗なテクニックというより、音楽の骨格を支える確固たるプレイに特徴がある。例えば「Money」での7拍子による独特のベースラインや、「Another Brick in the Wall (Part 2)」でのミニマルでグルーヴ感あるアプローチは、曲の基盤を形成している。Waters本人が作詞作曲した「The Wall」や「Dark Side of the Moon」などのコンセプトアルバムでは、ベースが物語の流れを支える重要な役割を果たした。Pink Floydの音楽性は哲学的・政治的メッセージと実験的なサウンドが融合したもので、Watersのストイックで芯のあるベースプレイがその世界観を深めている。

YouTubeでRoger Watersのプレイをチェック → こちら

使用アンプ一覧と特徴【Pink Floyd・Roger Waters】

ロジャー・ウォーターズはPink Floyd時代から独自のベースサウンドを追求してきたミュージシャンです。彼の使用アンプは、主にHi-Wattアンプが有名で、特に1970年代には200ワット級のHi-Wattスタックを愛用していました。このアンプの特徴は、中低域が豊かで温かみのある音色と、クリアで輪郭のはっきりしたサウンドです。 レコーディングでは、Ampeg SVTも使用されており、特に『The Wall』などの作品では、重厚感のある低域とシャープな中高域を併せ持つ音作りに貢献しています。ライブパフォーマンスでは、大規模な会場での演奏を考慮して、パワフルな低音を出せるアンプ構成を好んでいました。 ソロ活動に入ってからも、基本的な音の方向性は変わらず、中域の存在感を保ちながらも、曲調に応じて柔軟に音色を変化させています。特に政治的メッセージ性の強い作品では、言葉を引き立てるクリアな中域を意識したサウンド作りが特徴的です。全体として、歌詞や楽曲のコンセプトを支える土台としてのベースサウンドを重視しています。

使用アンプ機材表【Pink Floyd・Roger Waters】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hiwatt Custom 100 Hiwatt Pink Floyd Roger Waters 初期のピンク・フロイドでの主要アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
WEM Super Starfinder WEM Pink Floyd Roger Waters 60年代後半〜70年代初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ampeg SVT Ampeg Pink Floyd Roger Waters 70年代中期以降のライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Bassman Fender Pink Floyd Roger Waters スタジオレコーディングで使用することも 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall Major 200 Marshall Pink Floyd Roger Waters The Wallツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索
HH Electronic IC100 HH Electronic Pink Floyd Roger Waters 70年代の一時期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ashdown ABM-900 Ashdown Pink Floyd Roger Waters ソロ活動時代に使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Pink Floyd・Roger Waters】

ロジャー・ウォーターズは主にフェンダー・プレシジョンベースを愛用していました。中でも1970年代のピンク・フロイド黄金期には、ブラックのプレシジョンベースを主に使用。音楽的には彼のベースは主張し過ぎない控えめな演奏スタイルが特徴で、バンドのサウンドスケープを下支えする役割を果たしていました。プレシジョンベースのシングルコイルPUから得られる温かみのある中低域と適度な存在感が、フロイドのプログレッシブな世界観に溶け込んでいます。その後の「The Wall」などの作品では、より歌心のあるメロディアスなフレーズも見られるようになり、プレシジョンならではの太い低域と明瞭なミッド・パンチが活かされています。サブとしてはリッケンバッカーも使用していたとされています。

使用ベース機材表【Pink Floyd・Roger Waters】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Fender Precision Bass Fender Pink Floyd Roger Waters PBタイプ アーム型のミュート装置を付けていた時期がある 検索 検索 検索 検索 検索
Rickenbacker 4001 Rickenbacker Pink Floyd Roger Waters リッケンバッカー アニメーションで描かれたDancing Cigarettesのミュージックビデオで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ampeg Lucite Bass Ampeg Pink Floyd Roger Waters 特殊形状 透明アクリル製ベース。1970年代のライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Gibson Ripper Gibson Pink Floyd Roger Waters ギブソンタイプ 1970年代のPink Floydのライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Jazz Bass Fender Pink Floyd Roger Waters JBタイプ ソロ活動でも使用 検索 検索 検索 検索 検索
BSG Flame BSG Pink Floyd Roger Waters カスタムタイプ ハンドメイドの高級ベース。The Wallツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Pink Floyd・Roger Waters】

ピンク・フロイドのベーシスト、ロジャー・ウォーターズのサウンドは、バンドのサイケデリックからプログレッシブな変遷を支えてきました。彼のベースセットアップの特徴は、シンプルながらも表現力豊かな音作りにあります。初期には比較的ストレートなベースサウンドでしたが、『狂気』や『炎〜あなたがここにいてほしい』の時代になると、より深みのある響きを追求。ディストーションやフィルターエフェクトを効果的に使い、楽曲の雰囲気に合わせた音色を創出しました。特に「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」での歪んだベース音は象徴的です。彼のアプローチはテクニカルな派手さより、曲の世界観を補強する音色づくりに重きを置き、バンドサウンド全体の中でベースが主張しすぎない絶妙なバランス感覚を持っていました。

使用エフェクター機材表【Pink Floyd・Roger Waters】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Maestro Fuzz Tone Maestro Pink Floyd Roger Waters ファズ Pink Floyd初期のサイケデリックサウンド形成に貢献 検索 検索 検索 検索 検索
Binson Echorec 2 Binson Pink Floyd Roger Waters ディレイ アナログテープエコー、Pink Floyd時代に愛用 検索 検索 検索 検索 検索
Electro-Harmonix Big Muff Pi Electro-Harmonix Pink Floyd Roger Waters ファズ 壁のようなサウンドを作り出す際に使用 検索 検索 検索 検索 検索
MXR Phase 90 MXR Pink Floyd Roger Waters フェイザー Pink Floydのサイケデリックサウンドに貢献 検索 検索 検索 検索 検索
Dallas Arbiter Fuzz Face Dallas Arbiter Pink Floyd Roger Waters ファズ 初期のPink Floydレコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Colorsound Power Boost Colorsound Pink Floyd Roger Waters ブースター ライブパフォーマンスで使用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Pink Floyd・Roger Waters】

ロジャー・ウォーターズのベース音作りは、「The Dark Side of the Moon」時代に完成した彼独自のサウンドが特徴です。基本的なEQ設定では、中低域(250〜500Hz)をやや持ち上げ、高域(2kHz以上)を控えめに抑えることで、あの特徴的な温かみのあるトーンを生み出しています。これに加えて、録音時にはコンプレッサーを比較的控えめに設定し、アタック感を残しながらサステインを確保するアプローチが取られています。

楽曲によって使い分けられるセッティングも興味深く、「Money」では中域(800Hz〜1kHz)をブーストし、リフの存在感を強調しています。一方、「Another Brick in the Wall」では低域(60〜120Hz)を強調し、ドラムとの絶妙な重なりを演出しています。ピンク・フロイド特有の空間的な広がりを持つミックスでは、ベースは中央に定位させながらも、リバーブやディレイなどのエフェクトを絶妙に使うことで、音像の奥行きを表現しています。

ミックスでの処理としては、マルチバンド・コンプレッションを活用し、低域のパンチ感と中域の存在感を両立させていることが挙げられます。特に「The Wall」の制作時には、アナログテープの特性を活かした自然な歪みを取り入れ、温かみのある音質を追求しました。ライブでは、会場の音響特性に合わせて低域(100Hz前後)を微調整し、全体の音像バランスを保ちつつも、ベースの存在感が失われないよう細心の注意が払われています。

比較的安価に音を近づける機材【Pink Floyd・Roger Waters】

ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズの特徴的なベースサウンドは、初期はFenderプレシジョンベースとシンプルな音作りが基本でした。手頃な価格のスクイア・プレシジョンベースに、ピックアップを交換するだけでも音色に近づけることができます。特にSeymour DuncanのSPB-1やDiMarzio Model Pなどは、比較的安価でありながらビンテージ感のあるウォームな音を再現できるでしょう。

アンプに関しては、高価なAmpegではなく、FenderやHartke、Ashdownなどのミドルクラスのベースアンプでもロジャー・ウォーターズらしい音作りが可能です。特にThe Wallの時代のサウンドを目指すなら、中域を少し削り、低域と高域をブーストした設定から始めてみましょう。コンプレッサーもそれほど強くかける必要はなく、安価なエフェクターでも十分対応できます。

エフェクターはシンプルな構成で、手頃なコンプレッサーとオーバードライブがあれば基本的な音色は作れます。特に「Another Brick In The Wall」のような曲では、軽めのオーバードライブとコーラスが効果的です。MXRのM87やElectro-Harmonixのソウル・フードなど、5,000円〜15,000円程度の定番エフェクターでも十分ウォーターズらしいトーンに近づけることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【Pink Floyd・Roger Waters】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Pink Floyd Roger Waters 検索 検索 検索 検索 検索
種類 機材名 メーカー Pink Floyd Roger Waters 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース スクイア・プレシジョンベース Fender Pink Floyd Roger Waters ピックアップ交換推奨 検索 検索 検索 検索 検索
ピックアップ SPB-1 Seymour Duncan Pink Floyd Roger Waters 比較的安価でビンテージ感あるウォームな音 検索 検索 検索 検索 検索
ピックアップ Model P DiMarzio Pink Floyd Roger Waters 比較的安価でビンテージ感あるウォームな音 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ ミドルクラスベースアンプ Fender Pink Floyd Roger Waters ロジャー風音作りが可能 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ ミドルクラスベースアンプ Hartke Pink Floyd Roger Waters ロジャー風音作りが可能 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ ミドルクラスベースアンプ Ashdown Pink Floyd Roger Waters ロジャー風音作りが可能 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター M87 MXR Pink Floyd Roger Waters 5,000円〜15,000円程度のコンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ソウル・フード Electro-Harmonix Pink Floyd Roger Waters 5,000円〜15,000円程度のオーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined Pink Floyd Roger Waters 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【Pink Floyd・Roger Waters】

ロジャー・ウォーターズのベースプレイは、Pink Floydのサウンドにおける土台であると同時に、その作品の物語性を支える重要な要素でもあった。彼のプレイの特徴は、過度な技巧を排した歌心あるメロディアスなフレーズと、楽曲の呼吸に寄り添うダイナミックなアプローチにある。「Dark Side of the Moon」や「The Wall」といった名盤においては、彼のベースラインがシンプルながらも楽曲の雰囲気を支配し、空間を形成する力を持っていた。ウォーターズのベースは単なるリズム楽器を超え、聴く者の感情に訴えかける表現手段として機能しており、その存在感は音数の多さではなく、音の質感や間の取り方、そして楽曲全体の構成意識から生まれている。 ウォーターズのサウンド再現には、弦を強く弾く時の芯のある音と、軽く触れる時の柔らかさのコントラストを意識することが重要だ。彼のプレイは必ずしも複雑ではないが、各音に込められた感情表現の深さと、バンドの他メンバーとの絶妙なバランス感覚が本質である。特に「Money」に見られるような7拍子のグルーヴや、「Another Brick in the Wall Pt.2」における抑制の効いたプレイは、テクニックよりも音楽への理解と表現力を重視したアプローチの典型だ。また、彼のプレイスタイルを再現するには、低音域から中音域にかけての倍音の豊かさと、音の立ち上がりの明瞭さを意識した音作りが鍵となる。 究極的に、ロジャー・ウォーターズのベーススタイルは特定の機材に依存するものではなく、音楽的コンセプトとストーリーテリングへの徹底したこだわりから生まれている。彼のアプローチは、テクニカルな面よりも音楽全体のビジョンを重視し、必要最小限の音で最大限の効果を生み出すことにある。ベースプレイヤーとしての彼の真髄は、自分自身の表現したいものに最適な音を追求する姿勢にあり、それは特定のギターやアンプの選択よりも、音楽的意図と楽曲への奉仕精神にある。ウォーターズが示した道は、機材の制約を超えて、ベースという楽器を通して自らの物語を語ることの重要性を教えている。

本記事参照サイト【Pink Floyd・Roger Waters】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

タイトルとURLをコピーしました