【Judas Priest・Ian Hill】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Judas Priest・Ian Hill】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Ian Hill】Judas Priest 始めに

イギリスを代表するヘヴィメタル・バンド「Judas Priest」の創設メンバーであるイアン・ヒルは、50年以上にわたり変わらずバンドを支え続ける堅実なベーシストだ。彼のプレイスタイルは派手さはないものの、リズミカルかつ力強く、重厚なサウンドで楽曲の土台を固める。ピッキング奏法を中心に、メタルの激しいアタックと明瞭な音色を両立させ、ギターリフやツインリード・ギターを引き立てるシンプルさと的確なタイミングが持ち味。「Breaking The Law」や「Living After Midnight」など代表曲では、リフに沿ったルート音を中心としたラインで楽曲の骨格を支え、バンドのヘヴィさと疾走感を下支えしている。使用ベースはSpectorが多く、そこから放たれる芯のある音色がJudas Priestの攻撃的なメタルサウンドの重要な要素となっている。

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使用アンプ一覧と特徴【Judas Priest・Ian Hill】

Ian Hillは長年に渡りAmpeg SVT系のアンプを主に使用しています。特に1970年代から80年代にかけては、Amepg SVT-IIやV4Bなどの真空管アンプを愛用していました。その重厚なローエンドと安定した出力はJudas Priestの力強いヘヴィメタルサウンドの土台となっています。 近年では、より現代的なセットアップとしてEBS HD350やProFet 350などのソリッドステートアンプも取り入れ、ツアーでの信頼性を高めています。これらのアンプはクリアな音質と安定した出力が特徴で、特にEBSアンプはタイトな低域と明瞭な高域を両立させています。 音の方向性としては、ミドルレンジにやや焦点を当てたドライブ感のあるサウンドが特徴的。ローエンドは太いながらもタイトで、バンドのギターリフを支える土台となっています。レコーディングではより繊細な設定を用い、ライブではパンチと存在感を重視した設定を採用しているようです。特にJudas Priestの速いテンポの曲でも明瞭さを失わない音作りに定評があります。

使用アンプ機材表【Judas Priest・Ian Hill】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT AMPEG Judas Priest Ian Hill 1980年代から使用。ヘビーメタルのベースサウンドに欠かせない 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-4 PRO AMPEG Judas Priest Ian Hill スタジオやライブで使用するメインアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
8×10 キャビネット AMPEG Judas Priest Ian Hill SVTヘッドとの組み合わせで重厚な低音を実現 検索 検索 検索 検索 検索
Laney Nexus シリーズ Laney Judas Priest Ian Hill 2009年以降のツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索
B-15 AMPEG Judas Priest Ian Hill レコーディングでも使用する定番アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall Marshall Judas Priest Ian Hill 初期のJudas Priestで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Judas Priest・Ian Hill】

Ian Hillのメイン機はSpector NS-2Jで、ブランドとの関係は35年以上に及ぶ。このモデルはアッシュボディ、メイプルネックにジャズベースタイプのピックアップを搭載し、音色の特徴は低域の豊かさと明瞭なアタックにある。 サブ機としてはFenderのJazz Bass、Precision Bass、Gibson ThunderbirdやRickenbacker 4001も使用。特にThunderbirdはNSのバックアップとして重宝している。 アーリー期には様々なモデルを使い、中でもRickenbackerの4001は「Sad Wings of Destiny」で使用され、独特の中域の張りを提供した。 プレイスタイルはシンプルながらも力強く、ピックを使用することで明確なアタックと安定したリズムを実現。アンプはMarshallとTraceElliotを組み合わせ、パワフルでクリアな音像を作り出している。

使用ベース機材表【Judas Priest・Ian Hill】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
NS-2 Spector Judas Priest Ian Hill JBタイプ メインベース。ニッケル弦&ヴィンテージピックアップ 検索 検索 検索 検索 検索
TB-4 Hamer Judas Priest Ian Hill PBタイプ 1980年代初期に使用。ハマーと契約していた時代 検索 検索 検索 検索 検索
Fortress Vigier Judas Priest Ian Hill モダンベース ヘッドレスデザイン。ステンレスフレット搭載 検索 検索 検索 検索 検索
Studio Bass Status Judas Priest Ian Hill アクティブベース グラファイト製ネック。1988年頃から使用 検索 検索 検索 検索 検索
Attitude Washburn Judas Priest Ian Hill アクティブベース 1990年代に使用。サンダーバード風デザイン 検索 検索 検索 検索 検索
Custom Bass ESP Judas Priest Ian Hill JBタイプ ゴールドハードウェア。来日時に使用することも 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Custom Spector Judas Priest Ian Hill JBタイプ シグネイチャーモデル。EMGピックアップ搭載 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Judas Priest・Ian Hill】

Judas Priestのベーシスト、Ian Hillのベースサウンドは比較的シンプルな機材構成から生み出されています。彼はSpector NS-2JやHamer Cruisebasといったベース本体の音質を活かすスタイルで、ライブではAmpeg SVTアンプを愛用しています。エフェクターに関しては最小限の構成を好み、主にEBS MultiCompでダイナミクスをコントロールし、バンドサウンドの土台となる安定した低音を提供。時にはSansamp RBI/VT Bassなどのプリアンプを通して音に芯を持たせています。Hillの音作りの特徴は、複雑なエフェクト処理よりも、ベースそのものの音色を大切にしながら、重厚なメタルサウンドの基盤となる安定感と力強さを追求している点にあります。50年以上のキャリアを持つベテランならではの、無駄を削ぎ落とした本質的なアプローチが彼のサウンドメイクの哲学です。

使用エフェクター機材表【Judas Priest・Ian Hill】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
GM-2B TC Electronic Judas Priest Ian Hill イコライザー 5バンドベース用イコライザー 検索 検索 検索 検索 検索
Spectracomp TC Electronic Judas Priest Ian Hill コンプレッサー マルチバンドベース用コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
B.K. Butler Tube Driver BK Butler Judas Priest Ian Hill オーバードライブ 1970年代から愛用している真空管オーバードライブペダル 検索 検索 検索 検索 検索
Bass Driver DI Tech 21 Judas Priest Ian Hill プリアンプ ツアーでの主力プリアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
X-Blender Sadowsky Judas Priest Ian Hill プリアンプ パッシブベースをアクティブサウンドに変換するオンボードプリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Bass Synthesizer Boss Judas Priest Ian Hill モジュレーション系 初期のメタルサウンド形成に貢献したシンセサイザーペダル 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Judas Priest・Ian Hill】

ジューダス・プリーストのイアン・ヒルは、ハイミッドを若干抑えたEQ設定で力強いベース音を生み出している。ライブではSpectorベースのピックアップを最大音量にして低域と高域を少し持ち上げ、中域(800Hz付近)を少し抑えることで、ツインギターに埋もれないサウンドを確保。スタジオ録音では、ベース本来の音色を活かすため、低域を300Hz前後でブーストし、1.5kHz〜3kHzをカットすることでアタック感を残しつつも主張しすぎない音に調整している。

初期の楽曲「Victim of Changes」などではトラディショナルな音作りだが、「Painkiller」以降は圧縮感を強めている。コンプレッサーは4:1程度の比較的緩やかな設定でアタック10ms、リリース100ms前後を基本とし、特に速いフレーズではアタックをさらに短めに調整。ミックス時には左右のステレオイメージの中央に定位させつつ、キックドラムとの干渉を避けるため60Hz以下を若干カットし、200Hz付近に厚みを持たせる処理が施されている。

近年のライブでは、Ampeg SVTアンプの歪みを抑えた設定と、Gallien-Kruegerアンプの透明感のあるサウンドを併用している。EQはベース本体とアンプで低域(80Hz)+5dB、中低域(250Hz)-3dB、高域(5kHz)+3dBの設定が基本。プロデューサーのトム・アレムとの共同作業では、マイキングにD112とU47の組み合わせを使用し、アンプの音とDIの信号をブレンドさせることで、力強さと明瞭さを両立させた重厚なベースサウンドを実現している。

比較的安価に音を近づける機材【Judas Priest・Ian Hill】

ジューダス・プリーストのイアン・ヒルのサウンドに近づくには、まずは太めのニッケル弦をセットしたPrecision BassまたはJazz Bass系の安価なモデルがおすすめです。彼の音作りの基本はシンプルで、力強いアタック感とウォームな低域を両立させたサウンドが特徴的です。イアン・ヒルは長年スペクターを使用していますが、初期はFenderベースも多用しており、コストを抑えるならSquier VMシリーズなどが入門機として適しています。

アンプに関しては、ソリッドステートアンプでも十分イアン・ヒルらしい音に近づけることが可能です。アンプのEQはミッドをやや抑え、ローとハイをブーストする設定から始めてみましょう。彼はアムペグSVTなどを使用していますが、初心者向けならAmpeg BA-110やFender Rumble 40などの小型アンプでも、ドライブを少し効かせれば力強いロックサウンドを作れます。

エフェクトはシンプルに抑え、歪み系のペダルを1つ持っておくと応用が広がります。MXR Bass OverdriveやEHX Bass Soul Foodなどの比較的安価なペダルで、イアン・ヒルのようなクリーンからやや歪ませた音まで対応できます。ピックアップの出力を上げるプリアンプ機能付きのペダルを使うと、より太いサウンドも実現可能です。

比較的安価に音を近づける機材表【Judas Priest・Ian Hill】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー Judas Priest Ian Hill 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Precision Bass Squier Judas Priest Ian Hill VMシリーズ推奨 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Jazz Bass Squier Judas Priest Ian Hill VMシリーズ推奨 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-110 Ampeg Judas Priest Ian Hill 小型アンプながらSVT系の音色 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 40 Fender Judas Priest Ian Hill コスパの良い練習用アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト Bass Overdrive MXR Judas Priest Ian Hill 適度な歪みを付加 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト Bass Soul Food Electro-Harmonix Judas Priest Ian Hill プリアンプ機能付きオーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
アクセサリー ニッケル弦(太め) 各社 Judas Priest Ian Hill アタック感と低域のバランス 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【Judas Priest・Ian Hill】

Ian Hillの音作りの核心は、シンプルかつ実直なベーシストとしての姿勢にある。彼のベーススタイルは華美な技巧を排したシンプルな演奏で、バンドのリズムセクションとして確固たる土台を形成している。Judas Priestのヘヴィメタルサウンドにおいて、彼のベース音は低音の厚みと力強さで楽曲を支え、ドラムとの絶妙な連携によってバンドの推進力を生み出している。Hill自身が「私はバックグラウンドにいることを好む」と語るように、ギターリフやヴォーカルを引き立てるための音量バランスと音色選択に長けており、「メロディラインに沿って演奏し、音符を埋めるような演奏をしない」というポリシーがJudas Priestの楽曲構成の要となっている。

Hillの音を再現する上で重要なのは、機材よりも演奏アプローチだ。彼のベース演奏は「シンプルかつクリーン」という原則に基づいており、エフェクトをほとんど使用せず、ルートノートを中心とした安定したリズムキープを重視している。フィンガーピッキングによる力強いアタックと、特に低音域の明瞭さを意識した音作りが特徴的だ。Hillは「速いテンポの曲では、ピックを使うこともある」と語っており、楽曲に応じた奏法の切り替えも彼の音の秘訣である。また、バンドの音楽性の変化に伴い、初期のブルージーなトーンから、より重厚でメタリックな音色へと変化してきたことも、彼の適応力の表れといえる。

長年のキャリアを通じて、Hillは「機材に依存しすぎない演奏者」としての姿勢を貫いてきた。「よい音は演奏者の手から生まれる」という信念を持ち、どんな状況でも安定したパフォーマンスを提供できることを重視している。彼は「機材は変わってもサウンドの本質は変わらない」と考え、様々なベースを使いこなす柔軟性を持っている。また、「何十年もの間、基本的に同じアンプセッティングを使っている」と語るように、機材のトレンドに左右されず、自分のサウンドに自信を持つ姿勢が印象的だ。この「本質を見極める」という姿勢こそが、Judas Priestが50年近くにわたって第一線で活躍し続ける原動力となっているのだろう。

本記事参照サイト【Judas Priest・Ian Hill】

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