【Thin Lizzy・Phil Lynott】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Thin Lizzy・Phil Lynott】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Phil Lynott】Thin Lizzy 始めに

フィル・ライノットは、アイルランド出身のベーシスト兼ボーカリストで、ハードロックバンド「Thin Lizzy」の中心人物でした。彼のベースプレイは、メロディアスでありながら力強く、リズムとメロディを巧みに融合させる技術に長けていました。歌いながらのプレイは特筆すべき特徴で、「The Boys Are Back In Town」「Dancing In The Moonlight」などの代表曲では、ベースラインが曲の骨格を形成しつつも歌メロを支える役割を果たしています。Fenderプレシジョンベースを愛用し、ピック奏法による明瞭なアタックと丸みのある音色が特徴的でした。Thin Lizzyはツインギターによるハーモニーと彼の詩的な歌詞、グルーヴ感あふれるベースワークにより、ハードロックにケルト音楽の要素を取り入れた独自のサウンドを確立しました。彼の早すぎる死は音楽界の大きな損失となりましたが、ベーシスト兼ボーカリストのパイオニアとして多くのミュージシャンに影響を与え続けています。

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使用アンプ一覧と特徴【Thin Lizzy・Phil Lynott】

フィル・ライノットはThin Lizzyのフロントマンとして活躍した伝説的ベーシストで、彼の使用機材は彼独特のパンチの効いた音作りに貢献しました。ライブではFenderのBassman 100とAmpeg SVTを主に使用していました。特にAmepg SVTは彼の太くパワフルなベース音を形成する重要な機材で、ロック全盛期に多くのミュージシャンから支持されていました。 レコーディングでは状況に応じて使い分け、スタジオでは時にMarshallアンプも用いていたとされています。音の方向性としては、中低域に厚みを持たせながらも高域のブライトさを残す「ミドルプッシュ」が特徴的でした。これにより、バンド全体のサウンドの中で埋もれることなくベースラインを明確に主張できていました。 特に「The Boys Are Back In Town」や「Jailbreak」などの代表曲では、彼のベースサウンドが曲の推進力となっています。また、ピック奏法とフィンガー奏法を場面に応じて使い分け、アンプのセッティングと合わせて多様な表現を実現していました。フィルのベースアンプの選択は、彼の歌うようなメロディックなベースプレイをサポートする上で重要な役割を果たしていました。

使用アンプ機材表【Thin Lizzy・Phil Lynott】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT AMPEG Thin Lizzy Phil Lynott Thin Lizzyのレコーディングとライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810 AMPEG Thin Lizzy Phil Lynott 8×10インチスピーカー搭載のキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Twin Fender Thin Lizzy Phil Lynott ベース用アンプとして使用していた時期あり 検索 検索 検索 検索 検索
Vox AC30 Vox Thin Lizzy Phil Lynott 初期に使用していたアンプの一つ 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall Super Bass 100 Marshall Thin Lizzy Phil Lynott 後期に使用したアンプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Thin Lizzy・Phil Lynott】

フィル・ライノットは主に1973年製のFender Precision Bassを愛用していました。黒いボディに白いピックガードの組み合わせが特徴的なこのベースは、ライノットのトレードマークとなりました。シンプルなシングルPUのP-Bassながら、彼の力強いフィンガーピッキングと相まって太くソリッドなサウンドを生み出しました。 サブとして Gibson Thunderbird や Ibanez Destroyer Bass も使用。特にThunderbirdはその独特な形状と共に、P-Bassよりも太い低域と明確な中高域が特徴で、「The Boys Are Back In Town」などの楽曲で効果的に使われました。 ライノットのベースサウンドは全体的に力強いミッドレンジが特徴で、バンドサウンドの中で存在感を放ちながらも、ギターとの絶妙なバランスを保ちました。彼の奏法とベースの組み合わせは、ロックの芯となる中低域の太さとアタックの明瞭さを兼ね備えた、理想的なロックベースサウンドを確立しています。

使用ベース機材表【Thin Lizzy・Phil Lynott】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Fender Precision Bass Fender Thin Lizzy Phil Lynott PBタイプ メイン機材として多くの曲で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Rickenbacker 4001 Rickenbacker Thin Lizzy Phil Lynott リッケンバッカー 「The Boys Are Back In Town」など多数の曲で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Gibson EB-3 Gibson Thin Lizzy Phil Lynott ショートスケール 初期の楽曲で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Thunderbird IV Gibson Thin Lizzy Phil Lynott サンダーバード 1976年頃から使用開始 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Jazz Bass Fender Thin Lizzy Phil Lynott JBタイプ 「Waiting For An Alibi」などで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ibanez Destroyer Bass Ibanez Thin Lizzy Phil Lynott エレキベース ライブでも使用していた個体 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Thin Lizzy・Phil Lynott】

Phil Lynottは主にFenderのPrecision Bassを使用し、そのパワフルでクリアなトーンを基本としていました。エフェクターに関しては、オーバードライブやディストーションを時折取り入れ、ロックバンドThin Lizzyのサウンドに厚みを加えています。特に「The Boys Are Back in Town」などの代表曲では、ミッドレンジを強調したパンチの効いたベースラインが特徴的です。彼のエフェクター使用は最小限ながら効果的で、バンドのツインギターハーモニーと共鳴する温かみのある音作りを心がけていました。ライブでは時にコーラスエフェクトも取り入れ、空間的な広がりを演出。しかし基本的には生ベース音を大切にし、シンプルながらも存在感のあるサウンドメイクで、Thin Lizzyの重厚なロックサウンドを支えていました。

使用エフェクター機材表【Thin Lizzy・Phil Lynott】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
H&H V800 H&H Thin Lizzy Phil Lynott プリアンプ アンプヘッドとして愛用していた 検索 検索 検索 検索 検索
Vox V846 Wah Vox Thin Lizzy Phil Lynott ワウペダル The Boys Are Back In Townなどで使用 検索 検索 検索 検索 検索
MXR Phase 90 MXR Thin Lizzy Phil Lynott フェイザー 初期のモデルを好んで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Roland RE-201 Space Echo Roland Thin Lizzy Phil Lynott ディレイ スタジオセッションで好んで使用 検索 検索 検索 検索 検索
EBS MultiComp EBS Thin Lizzy Phil Lynott コンプレッサー ライブパフォーマンスで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Moog Taurus Moog Thin Lizzy Phil Lynott シンセサイザーペダル 低音部の拡張として使用していた 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Thin Lizzy・Phil Lynott】

Phil Lynottはフェンダー・プレシジョン・ベースを主に使用し、独特の太く歯切れの良いトーンを作り出していました。基本的なEQ設定ではミッドレンジを少し持ち上げ、低域は800Hz付近をわずかにカットすることでドラムとの分離感を確保していました。スタジオでは、アンプのミドルを3時位置、ベースを2時位置、トレブルを1時位置に設定し、アンビエントマイクを使用してルームの響きも取り込むことが多かったようです。

楽曲によってセッティングを変えており、「The Boys Are Back In Town」などのロック調の曲では、ピック弾きでアタック感を強調し、コンプレッサーの比率を4:1程度に設定していました。対照的に「Dancing In The Moonlight」のようなグルーヴィーな曲では指弾きに切り替え、よりウォームなトーンを追求し、低域を厚くしていたとされます。ライブではアンプのゲインを上げて歪みを加えることで、バンドサウンドの中で存在感を出していました。

ミックスにおいては、ギターとベースの周波数バッティングを避けるため、2~3kHz帯域をわずかに持ち上げて存在感を出す工夫がなされていました。ツインギターの特徴的なThin Lizzyサウンドの中でベースが埋もれないよう、250Hz付近に厚みを持たせつつ、70Hz周辺をブーストして低域の存在感を確保していました。また、ステレオイメージでは、ベースは中央に配置しつつも、時折オーバードライブしたラインを左右に振ることで立体的な音像を作り出していました。

比較的安価に音を近づける機材【Thin Lizzy・Phil Lynott】

Phil Lynottのベース音を手頃に再現するならPrecisionベースタイプが基本となります。Squier Classic Vibe 70s P Bassなら3万円台で購入でき、Lynott特有の太くパンチの効いたサウンドの土台を作れます。ピックアップを少し上げてピック弾きをすれば、Thin Lizzyの特徴的なサウンドに一歩近づけるでしょう。

アンプは小型でも太い音が出せるAmpeg BA-110など2万円台のベースコンボがおすすめです。EQは中低域をブーストし高域を少し加えることでロック感のあるサウンドが作れます。コンプレッサーペダルを追加すれば「The Boys Are Back In Town」のような安定した音圧感も再現可能です。

エフェクターはMXR M82 Bass Envelopeフィルター(1.5万円前後)があれば「Chinatown」などのファンキーなフレーズも表現できます。オーバードライブはBehringer BOD400(4千円程度)で十分で、適度に歪ませることでLynott特有の攻撃的なサウンドを安価に実現できます。プレイスタイルではピック奏法とゴーストノートの使い方を研究すると良いでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【Thin Lizzy・Phil Lynott】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ベース Squier Classic Vibe 70s P Bass Squier Thin Lizzy Phil Lynott 3万円台、太くパンチのある音の再現に最適 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-110 Ampeg Thin Lizzy Phil Lynott 2万円台、小型でも太い音が出せるコンボアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター M82 Bass Envelope MXR Thin Lizzy Phil Lynott 1.5万円前後、「Chinatown」などのファンキーフレーズ再現用 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター BOD400 Behringer Thin Lizzy Phil Lynott 4千円程度、Lynott特有の攻撃的なサウンド再現用オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【Thin Lizzy・Phil Lynott】

Phil Lynottはアイルランド出身のThin Lizzyのフロントマンであり、唯一無二の存在感を放つベーシストでした。彼のプレイスタイルの核心は、リズム感と歌心を兼ね備えたベースラインにあります。Thin Lizzyの特徴的なツインギターハーモニーの土台となる、力強くもメロディアスなベースプレイは多くのミュージシャンに影響を与えました。特に「The Boys Are Back In Town」や「Jailbreak」などの楽曲では、単なるリズムキープを超え、時にメロディを担い、時に歌と絡み合う洗練されたベースラインを展開。シンプルでありながらグルーヴ感に富んだフレージングと、ロックンロールの熱量を持ち合わせた演奏スタイルは、彼の音楽的センスの高さを如実に示しています。

Phil Lynottのサウンドを再現するには、テクニック面では親指と人差し指を使ったピッキングを基本としつつ、曲によってはフィンガリングも取り入れた柔軟なプレイスタイルを身につけることが重要です。彼のベースラインの特徴は、オクターブ奏法や細かなゴースとノートを用いたリズミカルなパターンにあります。また、声と楽器の融合を意識した表現力も彼の魅力の一つで、ベースソロでは歌うようなフレーズを展開していました。音色面では、中低域に厚みがありながらも高域の明瞭さを持ち合わせた、パンチの効いたサウンドを目指すと良いでしょう。アタック感とサステインのバランスが取れた音作りが、彼のベースサウンドの要となっています。

Phil Lynottの偉大さは、特定の機材に依存せず、自身の音楽性とテクニックで独自の世界観を築き上げた点にあります。彼は機材よりも表現力とグルーヴ感を重視し、常にバンドサウンド全体の中でベースが果たすべき役割を考えていました。指板上の音の配置や響きを熟知し、シンプルながらも効果的なフレーズで曲を支えるアプローチは、現代のベーシストにも通じる普遍的な価値があります。テクニックや機材を追求することも大切ですが、最終的には楽曲への理解と音楽性が重要であるというPhilの姿勢は、ベーシストとして目指すべき本質的な要素を教えてくれます。音楽的な文脈の中でベースが果たす役割を深く理解し、歌と一体化したプレイスタイルを追求する姿勢こそ、Phil Lynottから学ぶべき最大の教訓でしょう。

本記事参照サイト【Thin Lizzy・Phil Lynott】

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