【Tool・Justin Chancellor】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

bass

【Tool・Justin Chancellor】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Justin Chancellor】Tool 始めに

Justin Chancellorは、プログレッシブメタルバンド「Tool」のベーシストとして、独創的なサウンドと奏法で知られています。彼の特徴は、うねるようなリフと複雑なリズムパターンを展開する唯一無二のプレイスタイル。Waldorf Waveなどのシンセサイザーに似た効果を出すため、複数のエフェクターを駆使し、Wal bassをメイン機材に独自のサウンドを作り出しています。「Schism」や「The Pot」など代表曲では、ベースが単なるリズム楽器ではなく、メロディやハーモニーを担う重要な役割を果たしています。Toolの複雑な拍子や構成の中で、彼のベースラインは曲の骨格となり、緻密なポリリズムと独特なグルーヴ感を生み出しています。彼のアプローチは、ベースの可能性を広げた革新的なプレイヤーとして高く評価されています。

YouTubeでJustin Chancellorのプレイをチェック → こちら

使用アンプ一覧と特徴【Tool・Justin Chancellor】

white electric bass guitar
Photo by Balázs Horváth on Unsplash

Justin Chancellorは主にAmpeg SVTシリーズを愛用しています。特にSVT-4 PRO、SVT-2 PROなどのヘッドアンプとSVTキャビネットを組み合わせて使用し、Toolの重厚かつ鋭いベースサウンドを作り出しています。彼のアンプセットアップはクリーン/ダーティの2チャンネルを使い分け、複雑なトーンを構築しています。 レコーディングでは、AmegペアにRick-O-Sound方式を採用し、クリーンとディストーションの音を分離収録することで深みのある音を実現。ライブではSVTシリーズに加え、Gallien-Kruegerも併用していた時期があります。 音の特徴は、中域の存在感と低域の太さを両立させながら、ディストーションエフェクトによる歪みを加えた複雑なサウンドです。特に「Schism」などの代表曲では、独特のうねるようなミドルレンジと適度な歪みが特徴的で、プログレッシブメタルにおけるベーストーンの新境地を開拓しました。

使用アンプ機材表【Tool・Justin Chancellor】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG Tool Justin Chancellor メインのベースアンプ・ヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG Tool Justin Chancellor 8×10インチのキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
VTB-2 GALLIEN-KRUEGER Tool Justin Chancellor 歪み系統に使用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS GigFX ROCKTRON Tool Justin Chancellor マルチエフェクトとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS DRIVER DI TECH 21 Tool Justin Chancellor ダイレクト音のために使用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS MULTI CHORUS BOSS Tool Justin Chancellor コーラスエフェクト 検索 検索 検索 検索 検索
BIG MUFF PI ELECTRO HARMONIX Tool Justin Chancellor ファズエフェクト 検索 検索 検索 検索 検索
POG2 ELECTRO HARMONIX Tool Justin Chancellor オクターバーとして使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Tool・Justin Chancellor】

Justin Chancellorのメインベースは、Waldorf Musicというブランドのシグネチャーモデル「Wal Bass」です。特にMark II Bassを中心に使用しており、太いネックとアクティブ回路を備えたこのベースは、Toolのサウンドの要となっています。PUはMK-2モデルのピックアップを搭載し、中域の張りと低域の量感が特徴的です。 サブとしてWaldorf以外にも、Ernie Ball Music Man StingRayやFender Jazzbassを使用することがあります。Toolの楽曲ではディストーションをかけることが多く、そのアグレッシブなアタック感と豊かな倍音がChancellorのトレードマークとなっています。近年では自身のシグネチャーモデル「Dunlop Justin Chancellor Cry Baby Wah」も活用し、独特のベースサウンドを生み出しています。

使用ベース機材表【Tool・Justin Chancellor】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Wal Mk II Wal Tool Justin Chancellor カスタムベース Tool在籍前から使用している主力機材 検索 検索 検索 検索 検索
Wal Wal Tool Justin Chancellor MK1 ライブでのバックアップとしても使用 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Bass JCB95 Warwick Tool Justin Chancellor シグネチャーモデル チャンセラーの名を冠したシグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Trident 1964 MusicMan Tool Justin Chancellor 4弦ベース Toolでのレコーディングにも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Riviera Bass Baldwin Tool Justin Chancellor ビンテージベース Tool在籍以前から所有している貴重な個体 検索 検索 検索 検索 検索
Les Paul Bass Gibson Tool Justin Chancellor 4弦ベース 「Pushit」などのレコーディングに使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Tool・Justin Chancellor】

Justin Chancellorは独特なベースサウンドを生み出すために複雑なエフェクターセットアップを採用しています。主にStrymon Timeline、Boss DD-3 Digital Delay、Boss CE-5 Chorus EnsembleなどのDelay/Modulationエフェクトを核とし、Gig-FXのPro Chopper、Colorsound Bass Fuxx、Boss Power Wah PW-10などのディストーション系を組み合わせています。彼のサウンドメイキングの狙いは、ベースラインに立体感と奥行きを与えることにあり、特にディレイやコーラスで音に広がりを持たせつつ、ディストーションやワウで攻撃的な表現を可能にしています。このセットアップにより、Toolの複雑なリズムパターンとプログレッシブな楽曲構成において、ベースを単なるリズム楽器ではなく、独立した表現力を持つ楽器として際立たせることに成功しています。

使用エフェクター機材表【Tool・Justin Chancellor】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BK-Butler Tube Driver B.K. Butler Tool Justin Chancellor オーバードライブ ゲインを強くかけて使用 検索 検索 検索 検索 検索
Bass POD PRO Line 6 Tool Justin Chancellor プリアンプ ラックマウント式のベース用プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Cry Baby 105Q Bass Wah Dunlop Tool Justin Chancellor ワウペダル ジャスティン・チャンセラー本人が監修した特注品 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M80 Bass D.I.+ MXR Tool Justin Chancellor ダイレクトボックス プリアンプとディストーション機能を搭載 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M82 Bass Envelope Filter MXR Tool Justin Chancellor モジュレーション系 オートワウ効果を作り出すエンベロープフィルター 検索 検索 検索 検索 検索
Justin Chancellor CryBaby Wah Dunlop Tool Justin Chancellor ワウペダル シグネチャーモデルのワウペダル 検索 検索 検索 検索 検索
Boss DD-3 Digital Delay Boss Tool Justin Chancellor ディレイ デジタルディレイ 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Tool・Justin Chancellor】

Justin Chancellorのベーストーンの基本は、中域を強調したパンチのある音作りが特徴です。
EQ設定では低域(80-100Hz)をやや抑え、低中域(250-400Hz)を持ち上げることで芯のある音を作ります。
さらに1kHz付近をブーストし、3-5kHzにかけて適度な存在感を持たせています。
Waldorf 2-Polesフィルターを使用して特徴的な倍音を作り出し、アタック感を強調しています。

楽曲によってセッティングを微妙に変えており、「Schism」では歪みを抑えめにしつつ中低域を強調。
対して「The Pot」ではGK-2Bピックアップからの信号を分岐させ、クリーン音と歪み音を絶妙にブレンドしています。
ライブではWal MK2の出力を複数のDIとアンプに分け、FOHエンジニアはベース音をステレオに広げる処理を行います。
ダイナミクスはモデレートに抑えられ、アタック10-15ms、リリース100-200ms程度のコンプレッションが施されています。

スタジオでの録音では、複数のマイクとDIを使い分けて多層的な音像を構築します。
B-15アンプの温かみとAmpeg SVTの攻撃的な音を合わせ、さらにSansAmpを並行して録音するアプローチも採用。
ミックス段階では400Hz付近にノッチフィルターを入れてギターとの干渉を防ぎ、80-120Hzをサブベースとして分離処理します。
プロデューサーのSylvia Massyは、Chancellor特有のミッドレンジの倍音を活かすため、2-3kHz帯域を慎重にブーストしています。

比較的安価に音を近づける機材【Tool・Justin Chancellor】

Justin Chancellorの音を手頃な価格で再現するには、まずベース本体はMusicmanスタイルのアクティブベースが基本となります。国産メーカーのStingray系コピーモデルやSterling by Music Man SUB Rayシリーズなど、5万円前後で購入できるものでも十分な特徴を持っています。ピックアップの位置やアクティブ回路がChancellorサウンドの土台を作る重要な要素です。

エフェクターについては、歪み系とモジュレーション系の2種類が必須といえるでしょう。歪み系はBoss ODB-3などの比較的安価なベース用オーバードライブでも代用可能で、モジュレーションはエレクトロハーモニックスのSmall Cloneやクローンペダルでフランジャー/コーラス系サウンドを再現できます。これらを組み合わせることで特徴的な「うねり」のある音色に近づけます。

アンプはできるだけクリーンで余裕のあるものを選びましょう。Ampeg BA-110やFender Rumble 40など2万円台のアンプでも、EQをミッド寄りに設定し高域を少し削ることで、彼の音の特徴を表現できます。実機がなくてもアンプシミュレーターやインターフェースを使った録音環境でも、同様のアプローチで近い音を作り出せるのが嬉しいポイントです。

比較的安価に音を近づける機材表【Tool・Justin Chancellor】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Tool Justin Chancellor 検索 検索 検索 検索 検索
種類 機材名 メーカー Tool Justin Chancellor 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Sterling by Music Man SUB Ray Sterling Tool Justin Chancellor Musicmanスタイルのアクティブベース、5万円前後 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 Boss Tool Justin Chancellor 比較的安価なベース用オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Small Clone Electro-Harmonix Tool Justin Chancellor クローンペダルでフランジャー/コーラス系サウンドを再現 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-110 Ampeg Tool Justin Chancellor 2万円台、EQをミッド寄りに設定 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 40 Fender Tool Justin Chancellor 2万円台、高域を少し削って設定 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined Tool Justin Chancellor 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【Tool・Justin Chancellor】

Justin Chancellorのベーストーンの核心は、アグレッシブでありながら明瞭な中低域の存在感と、独特のエフェクト操作による表現力にある。彼のサウンドの特徴は、主にワウペダルとディストーションの絶妙な組み合わせから生まれており、特にワウペダルを固定位置で使用する「クォッキー」なサウンドが代名詞となっている。また、ピック奏法とフィンガー奏法を場面に応じて使い分け、曲の展開に合わせて細かなニュアンスを付け加える繊細さも彼の音作りの要である。このサウンドメイキングは、Tool特有の複雑なリズムパターンと相まって、バンドサウンド全体に不可欠な要素となっている。

Chancellorサウンドを再現する上で重要なのは、ワウペダルの固定使用(クォッキー)とディストーションの絶妙なブレンド感覚だ。彼のトーンを目指すなら、まずはベース本体の弦高を高めに設定し、新しい弦を使用することで鮮明な倍音を確保することが基本となる。エフェクト面では、ワウペダルを踏み込んだ状態で固定し、そこにディストーションを加えることで特徴的な「うねり」のあるサウンドが生まれる。また、コンプレッサーで音の密度を高め、EQで中域をブーストすることも重要だ。さらに、右手のピッキングポジションを意識的に変え、音色のバリエーションを増やす演奏技術も見逃せない要素となる。

最終的に、Chancellorのようなサウンドを追求する際に最も大切なのは、特定の機材に固執しすぎないことだ。彼自身、長年にわたって様々な機材を試し、独自の音作りを追求してきた。重要なのは機材そのものよりも、自分の耳と感覚を信じ、音の組み合わせを探求する姿勢である。エフェクターの配置や設定値を盲目的に真似るのではなく、各エフェクトが音に与える影響を理解し、自分なりの表現方法を見つけ出すことが本質的なアプローチとなる。機材は道具に過ぎず、最終的には奏者の感性と技術が音楽表現を決定づけるという事実を忘れてはならない。

本記事参照サイト【Tool・Justin Chancellor】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

タイトルとURLをコピーしました