【New Order・Peter Hook】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【New Order・Peter Hook】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Peter Hook】New Order 始めに

Joy Divisionから新たに結成されたNew Orderのベーシスト、Peter Hook(ピーター・フック)は、高音域を活かした独特のプレイスタイルで知られる。彼のベースラインは単なるリズムセクションではなく、メロディの一部として機能し、バンドのサウンドを特徴づけている。Yamaha BB1200Sなどのベースを高い位置で構え、弦を強く弾く奏法は彼のトレードマーク。「Blue Monday」「Bizarre Love Triangle」などの代表曲では、シンセサイザーと融合した重厚なベースラインが曲の骨格となっている。New Orderのポストパンクからダンスミュージックへの進化において、Hookのベースプレイは欠かせない要素であり、彼の独創的なアプローチはロック史に残る革新的なものだった。

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使用アンプ一覧と特徴【New Order・Peter Hook】

yellow electric bass guitar beside black Fender guitar amplifier
Photo by Enrique Cadena on Unsplash

Peter Hookは、Joy DivisionからNew Orderで活躍した個性的なハイポジションプレイで知られるベーシストです。彼のアンプ選択は独特のサウンドを形成する重要な要素となっています。 主に使用していたのはHH IC100というイギリス製アンプで、これは中域が強調された温かみのある音色が特徴です。New Order時代には、よりエレクトロニックな方向性に合わせてTraceElliot社のアンプも使用。これはパンチのある低域とクリアな高域を両立させたサウンドを生み出しました。 ライブではパワーと安定性を重視し、大型のキャビネットと組み合わせることが多く、特に4×10インチスピーカー構成のものを好んで使用していました。レコーディングでは、より繊細なニュアンスを出すために小型のコンボアンプを使うこともあったようです。 Hookの特徴的な高音域でのプレイスタイルを支えるため、中高域の抜けが良いセッティングを好み、ディストーションやコーラスなどのエフェクトと組み合わせることで、New Orderのダンスミュージックとロックを融合させた独自のサウンドを確立しました。

使用アンプ機材表【New Order・Peter Hook】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT Ampeg New Order Peter Hook Joy Division時代から使用している定番アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Vox AC30 Vox New Order Peter Hook 明るいサウンドで高音域の表現に使用 検索 検索 検索 検索 検索
H&H VS Musician H&H New Order Peter Hook 80年代のNew Order初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Bass Chorus Pearl New Order Peter Hook ベースにコーラスエフェクトを追加するために使用 検索 検索 検索 検索 検索
Electro-Harmonix Clone Theory Electro-Harmonix New Order Peter Hook コーラスエフェクトとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
Pro Co RAT Pro Co New Order Peter Hook ディストーションペダルとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
SansAmp Bass Driver DI Tech 21 New Order Peter Hook 近年のライブやレコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Trace Elliot Trace Elliot New Order Peter Hook Joy Division後期からNew Order初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【New Order・Peter Hook】

Peter Hookは主にShergold Marathon 6弦ベースを愛用していました。このベースは高音弦を活かした特徴的なハイポジションでのプレイを可能にし、New Orderのサウンドを形成する要因となっています。特に中高域が豊かで明るいトーンが特徴で、低弦よりも高弦を多用したメロディアスなフレーズに適しています。 サブとしてはYamaha BB1200SやHöfner 500/1バイオリンベース、Gibson EBシリーズなども使用。特にYamahaはパワフルな中域の張りがあり、ポストパンクからエレクトロニックな音楽性に移行する過程で重要な役割を果たしました。 音作りの特徴は、アタックのはっきりした明瞭なトーンと、バンドのミックス内で際立つ存在感です。フックのプレイスタイルとベース選択は、ベースが単なるリズム楽器ではなく、メロディの中心として機能するという彼の哲学を反映しています。

使用ベース機材表【New Order・Peter Hook】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Precision Bass Fender New Order Peter Hook PBタイプ Joy Division、New Order時代のメイン個体 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Precision Bass Fender New Order Peter Hook PBタイプ Peter Hook限定シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Yamaha BB1200S Yamaha New Order Peter Hook PBタイプ 「New Order」での使用が多い 検索 検索 検索 検索 検索
Shergold Marathon 6 Shergold New Order Peter Hook 6弦ベース 高音域でのメロディックなプレイに使用 検索 検索 検索 検索 検索
Eccleshall 335 Bass Eccleshall New Order Peter Hook ホロウボディ ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Gibson EB-0 Gibson New Order Peter Hook ショートスケール 初期のJoy Division時代に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Rickenbacker 4001 Rickenbacker New Order Peter Hook リッケンバッカー New Orderのレコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【New Order・Peter Hook】

Peter Hookは、高い位置で演奏する特徴的な奏法と共に、独自のエフェクト・チェーンで知られています。New Order時代、彼のサウンドの中核はEHXのClone Theory(コーラス)とDeluxe Memory Man(ディレイ)でした。これらに加え、BOSS OD-1(オーバードライブ)を使用し、ベース音に粒立ちと存在感を与えています。 Hookのボード構成の特徴は、エフェクトをバランス良く組み合わせることで、メロディックかつパンチのあるベースラインを作り出している点にあります。特にコーラスとディレイの組み合わせにより、「Blue Monday」や「Bizarre Love Triangle」などの曲で聴かれる空間的な広がりのあるサウンドが生み出されました。彼のエフェクト選びと設定は、ベースを単なるリズム楽器から解放し、曲の主要な旋律要素として前面に押し出す革新的なアプローチとなっています。

使用エフェクター機材表【New Order・Peter Hook】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ElecHarm HM-1 Pearl New Order Peter Hook ディストーション Joy Division時代から使用 検索 検索 検索 検索 検索
Small Clone Electro-Harmonix New Order Peter Hook コーラス New Order時代に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Chorus Boss New Order Peter Hook コーラス 特徴的な低音サウンドの形成に貢献 検索 検索 検索 検索 検索
Delay MXR New Order Peter Hook ディレイ 初期のNew Order楽曲で使用 検索 検索 検索 検索 検索
DI-1 Ashdown New Order Peter Hook ダイレクトボックス 現在のライブでも使用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【New Order・Peter Hook】

Peter Hookのベースサウンドは、高い位置で弾く特徴的な奏法と相まって独特の存在感を放っています。
New Order時代のEQ設定は中高域を強調し、低域は意外と控えめに設定していました。
具体的には800Hz〜1.5kHz帯を+3〜4dB持ち上げ、200Hz以下は軽く抑えることで、メロディックなフレーズが際立つ音作りを実現しています。
ライブでは4弦ベースに短いスケールを好み、弦高を低めに調整することで軽快なプレイをサポートしていました。

曲調によってセッティングを使い分け、初期の「Blue Monday」では歪みを抑えたクリーンなサウンドに200〜400Hz帯を強調していました。
一方、後期の作品ではコンプレッサーのアタックを遅め(20〜30ms)に設定し、ベース音の立ち上がりを生かしています。
ミックス段階では、ベースを左右のステレオフィールドでわずかに(10〜20%)広げる処理も施されていました。
このテクニックにより、シンセベースと共存しながらも埋もれない音像を確保しています。

スタジオレコーディングではDIと実機アンプの両方を録音し、後でブレンドするアプローチを採用していました。
DIにはわずかにコンプレッション(比率2:1程度)をかけ、アンプ音には3kHz付近に存在感を持たせるEQを施しています。
リバーブは控えめに使い、代わりに短いディレイ(80〜120ms)で空間的な広がりを演出することも多かったようです。
このバランス感覚が、ダンスミュージックとロックの融合という革新的なNew Orderサウンドの基盤になっていました。

比較的安価に音を近づける機材【New Order・Peter Hook】

Peter Hookの特徴的な高音ベースサウンドを手頃に再現するには、まずショートスケールベースの使用がおすすめです。Squier Broncoなど比較的安価なモデルでも、弦を軽めのゲージ(例:45-100)に交換することで高音域での演奏が容易になります。Hook独特の音色はピックの使用と、ネックピックアップを強調した明るめの音作りから生まれているため、この基本セッティングを押さえることが重要です。

エフェクターは最小限で効果的なセットアップが可能です。コーラスエフェクトはHookサウンドの要で、安価なTC Electronic CoronaMiniやBehringerのコーラスでも十分な効果を得られます。さらに軽いディストーション(RAT系の安価なクローン)とディレイ(BOSS DD-3など)を加えれば、ニューオーダー時代の代表曲「Blue Monday」や「Bizarre Love Triangle」のラインに近づけることができます。

アンプ設定ではミッドを少し削り、高音と低音を少し上げるV字型のイコライジングが効果的です。アンプは特に高価なものは必要なく、Fender Rumbleシリーズなど中堅クラスのものでも、クリーンなトーンをベースにエフェクターで味付けすることで十分に近い音が得られます。重要なのは演奏スタイルで、8ビートの裏を取るリズムパターンと高いポジションでのメロディックなフレーズを意識してください。

比較的安価に音を近づける機材表【New Order・Peter Hook】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー New Order Peter Hook 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier Bronco Squier New Order Peter Hook ショートスケール、弦は軽めのゲージ(45-100)に交換 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト Corona Mini TC Electronic New Order Peter Hook コーラス、Hook音作りの要 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト コーラス Behringer New Order Peter Hook 安価な代替コーラスオプション 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト RAT系クローン 各社 New Order Peter Hook 軽いディストーション用 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト DD-3 BOSS New Order Peter Hook ディレイエフェクト 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumbleシリーズ Fender New Order Peter Hook ミッド削り、高音と低音を少し上げるV字型EQ設定 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【New Order・Peter Hook】

Peter Hookの音作りの核は、ベースを高い位置で演奏することで生まれる独特の鋭いアタックと音色にある。彼のプレイスタイルは従来のベーシストとは一線を画し、ベースを主旋律として前面に押し出す革新的なアプローチを取った。Joy Divisionから続くそのスタイルは、New Orderではシンセサイザーとの共存の中でさらに進化。ベースのハイレンジを活かした演奏と、シンプルながらも印象的なフレーズ、そして空間を意識したミックスにより、ダンスミュージックとロックの融合という新たな音楽性を確立した。彼の音色はしばしば「金属的」「冷たい」と表現されるが、その特徴的な音色こそがNew Orderの音楽的アイデンティティの重要な部分を形成している。 Hookサウンドを再現するポイントは、ベースを高めのポジションで構え、親指でピッキングすること。弦を強く弾くことで生まれるアタック感と、ネックの高いポジションで演奏することで得られる特徴的な音色が重要だ。エフェクトではコーラスとディレイを適度に加え、音に広がりと立体感を与えるとよい。さらに、曲中でベースが主導的な役割を担うことを意識し、ベースラインにメロディアスな要素を取り入れることで、Hook流の「リードベース」スタイルに近づける。リズムとメロディの両方を意識したフレーズ作りと、バンドの他の要素とのバランスを考慮した演奏アプローチが再現の鍵となる。 機材に依存しすぎない姿勢としては、Hookが長年使用してきた特定の機材に固執するよりも、その演奏アプローチや音楽的思考を理解することが重要である。彼自身、時代とともに機材を変化させながらも一貫した個性的なサウンドを保ち続けてきた。大切なのは、ベースを通常より高い位置で構えるという独自のプレイスタイルと、ベースを単なるリズム楽器ではなく表現力豊かな主役として扱う姿勢だ。シンプルな機材でも、親指によるピッキングの強弱やネック上のポジション選択、フレーズのアイデアによって、その本質的な部分は再現可能である。機材よりも、音楽的なアプローチとベースへの独自の視点を学ぶことこそが、Hook流サウンドへの近道といえるだろう。

本記事参照サイト【New Order・Peter Hook】

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