【Yes・Chris Squire】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Yes・Chris Squire】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Chris Squire】Yes 始めに

プログレッシブ・ロックの代表的バンドYesのベーシスト、クリス・スクワイア(1948-2015)は、その特徴的な音色とテクニックで革新的なベースプレイを確立しました。リッケンバッカー4001を主に使用し、トレブル成分を強調したピッキングと歪みを効かせたサウンドが特徴。メロディックかつ複雑なフレーズ、カウンターメロディを奏でるソリスティックなプレイスタイルは「リード・ベース」とも称されます。「Roundabout」や「Heart of the Sunrise」では、ギターと絡み合いながらバンドのポリリズミックな楽曲構造を支える重要な役割を担いました。彼の音楽性はYesの壮大で技巧的な音楽性を形成する不可欠な要素であり、後世のベーシストに多大な影響を与えています。

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使用アンプ一覧と特徴【Yes・Chris Squire】

A bass guitar reflected in blue light.
Photo by Alex Kolundzija on Unsplash

クリス・スクワイアは主にSunn(サン)ブランドのアンプを長年愛用していました。特に「Sunn 2000S」ヘッドを複数台と「Sunn Coliseum」4×12キャビネットを組み合わせた巨大なバックラインが特徴的でした。この組み合わせで生み出される強烈な中高域と深いローエンドが、Yesの複雑な楽曲構成の中でもしっかりと存在感を発揮するサウンドの基盤となりました。 後年はTRアンプの「Mesa/Boogie 400+」や「Ampeg SVT」も使用。Mesa/Boogieでは太いローエンドと明瞭な中高域を両立させ、Ampegではより太くパンチのある音を得ていました。また、レコーディングではこれらのアンプに加え、直接ミキシングコンソールにDI接続することも多く、ステージとスタジオで音作りを使い分けていました。 スクワイアのアンプ・セットアップの特徴は「ドンシャリ」サウンドを徹底追求した点にあり、特に「Roundabout」「Owner of a Lonely Heart」などの代表曲で聴かれる明瞭で歪みを含んだ音色は、彼の象徴的なベースプレイを支える重要な要素となっていました。

使用アンプ機材表【Yes・Chris Squire】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Sunn 2000S Sunn Yes Chris Squire 1970年代初期に主に使用していたアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Hi-Watt DR201 Hi-Watt Yes Chris Squire 初期の頃から使用していたアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall JMP Super Bass Marshall Yes Chris Squire ハイエンド用として使用 検索 検索 検索 検索 検索
Custom Audio Amplifiers Custom Audio Yes Chris Squire 後期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ashdown ABM-900 EVO III Ashdown Yes Chris Squire 晩年に使用していたアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Bassman Fender Yes Chris Squire 初期に使用していたアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-4PRO Ampeg Yes Chris Squire ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E Ampeg Yes Chris Squire 大型キャビネット 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Yes・Chris Squire】

Chris Squireのメインベースは、「Rickenbacker 4001」で、特にサンバースト仕様の”The Fish”として知られる一本を長年愛用。このベースはハイとロー2つのピックアップを搭載しており、両方を同時に使用することで豊かな倍音と強烈な中域の張りを生み出した。サブとして「Mouradian CS-1」や「ウォルドルフ」なども使用。彼の特徴的な音色は、ピック奏法と相まって鋭いアタックと広い低域の量感を両立させ、ベースでありながらギターのような存在感を放っていた。また、トレブルブーストを多用し、Rickenbacker特有の金属的なサウンドをさらに際立たせることで、プログレッシブロックバンドYesの重厚なサウンドの基盤を形成していた。

使用ベース機材表【Yes・Chris Squire】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Rickenbacker 4001 Rickenbacker Yes Chris Squire 4弦ベース ラウンドワウンド弦とピックを使用した独特の音色 検索 検索 検索 検索 検索
Rickenbacker 4001 “No.1” Rickenbacker Yes Chris Squire 4弦ベース 1965年製、メインベース 検索 検索 検索 検索 検索
Rickenbacker 4001 “No.2” Rickenbacker Yes Chris Squire 4弦ベース 1967年製、バックアップ用 検索 検索 検索 検索 検索
Herbie MK II Custom Triple-Neck Custom Yes Chris Squire トリプルネック Tレゴ、バス、12弦ギター搭載の特注品 検索 検索 検索 検索 検索
Ranney 8-string Ranney Yes Chris Squire 8弦ベース オクターブユニゾンタイプの特注品 検索 検索 検索 検索 検索
Mouradian CS-1 Mouradian Yes Chris Squire 4弦ベース 1990年代に使用した特注ベース 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Yes・Chris Squire】

Chris Squireのベースサウンドの特徴は、トレブルを強調した明るく歯切れの良いトーンと豊かな倍音です。彼の代名詞とも言えるのが、Rickenbacker 4001をHi-Fi/Loサウンドとして並列に処理する方法です。主にFuzztoneとTreble Boosterを組み合わせ、クリーン信号と歪み信号をミックスすることで、低音の芯を保ちながらも高域の存在感を際立たせています。また、WahやPhaser、Chorusなども効果的に使用し、Yesの複雑な楽曲に合わせて多彩な表現を実現していました。特にフロントピックアップの高音域を活かし、ピック弾きと相まって独特の「グリッター感」のあるサウンドを作り出していました。このようなサウンドメイキングは、プログレッシブ・ロックにおけるベース・アプローチに革命をもたらしました。

使用エフェクター機材表【Yes・Chris Squire】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Maestro Phase Shifter Maestro Yes Chris Squire フェイザー 代表的エフェクターの一つ 検索 検索 検索 検索 検索
Big Muff Electro-Harmonix Yes Chris Squire ファズ ベースサウンドの厚みと唸りを出すために使用 検索 検索 検索 検索 検索
Minimoog Moog Yes Chris Squire シンセサイザー ベースと組み合わせて独特のサウンドを生成 検索 検索 検索 検索 検索
Mutron Envelope Filter Mu-Tron Yes Chris Squire フィルター オートワウのようなエフェクトを作り出す 検索 検索 検索 検索 検索
MXR Phase 90 MXR Yes Chris Squire フェイザー クラシックなフェーズサウンドに使用 検索 検索 検索 検索 検索
Harmonizer Eventide Yes Chris Squire ピッチシフター ハーモニーを生み出すのに使用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Yes・Chris Squire】

クリス・スクワイアの特徴的なサウンドの核心は、リッケンバッカー4001にロトサウンド弦を組み合わせた基本セットから生まれる。
EQ設定では中高域を強調し、800Hz〜1.5kHzを+3〜6dB持ち上げることで弦のアタック感を引き出す。
低域は60〜80Hzをしっかり残しつつも、200Hz付近を若干カットすることでモコモコ感を抑え、クリアな音像を確保していた。
トレブルブーストをかけたピックアップと相まって、バンドミックス内でギターやキーボードと干渉せず存在感を放つ音作りを実現した。

楽曲別の音作りでは「Roundabout」などの複雑なプログレッシブ作品では、コンプレッションを抑えめに設定し、アタックタイム5〜10ms、レシオ3:1程度で音の輪郭を保持。
対照的に「Owner of a Lonely Heart」のようなポップ志向の曲では、よりタイトなコンプ設定(レシオ4:1以上)と200Hz付近のカットを深めに入れていた。
ライブでは2台のアンプを並列に使い、片方はクリーン、もう片方は軽いオーバードライブをかけてミックス。
スタジオ録音では直接録りとマイク録りを組み合わせ、ステレオスペース内で左右に広がる立体的な定位を実現していた。

ミックス段階ではバスドラムと低域が競合しないよう、ベースの60Hz以下に1〜2dBのカットを入れる工夫をしていた。
3〜5kHz帯域を若干持ち上げることで、サウンド全体の中でのベースの存在感を保ちながら、歯切れの良いトレブル成分を強調。
ステレオフィールド内では中央よりやや左右に振り分け、空間的な広がりを演出し、キーボードとの周波数干渉を避けた。
最終的なミックスではパラレルコンプレッションを活用し、原音のダイナミクスを保ちながらもバンドサウンドの土台となる安定感を両立させていた。

比較的安価に音を近づける機材【Yes・Chris Squire】

クリス・スクワイアのサウンドを手頃に再現するには、まずリッケンバッカー風のベースを検討するとよいでしょう。Greco、東海楽器、Fernandes などの日本製コピーモデルは2〜8万円程度で入手でき、リッケンの特徴的な鳴りを手軽に体験できます。あるいはRondo Music のSX RBシリーズなど、より安価な選択肢も存在します。

エフェクターについては、彼のシグニチャーサウンドである「トレブリー・ディストーション」を再現するシンプルな組み合わせを目指しましょう。手頃なコンプレッサー(MXR Dynacomp、DOD Milk Boxなど)と歪み系(Tech21 SansAmp Bass Driverなど)の組み合わせで、クリス風の芯のある歪みサウンドに近づけます。中域〜高域を持ち上げるEQペダルを加えるとさらに効果的です。

アンプに関しては大出力のアンプヘッドとキャビネットの組み合わせが理想ですが、予算を抑えるならば家庭用のコンボアンプでも工夫次第です。アンプのEQではベースをやや控えめに、ミッド〜トレブルを強調する設定を試してみましょう。フラットウィンドの丸巻弦(ロトサウンドのステンレス弦など)を使うことも、彼のメタリックな音色を出す重要なポイントとなります。

比較的安価に音を近づける機材表【Yes・Chris Squire】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Yes Chris Squire 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Greco リッケンバッカーコピー Greco Yes Chris Squire 2〜8万円程度 検索 検索 検索 検索 検索
ベース 東海楽器 リッケンバッカーコピー 東海楽器 Yes Chris Squire 2〜8万円程度 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Fernandes リッケンバッカーコピー Fernandes Yes Chris Squire 2〜8万円程度 検索 検索 検索 検索 検索
ベース SX RBシリーズ Rondo Music Yes Chris Squire リッケンバッカー風低価格モデル 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Dynacomp MXR Yes Chris Squire コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Milk Box DOD Yes Chris Squire コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター SansAmp Bass Driver Tech21 Yes Chris Squire 歪み系 検索 検索 検索 検索 検索
ステンレス弦 ロトサウンド Yes Chris Squire フラットウィンドの丸巻弦 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined Yes Chris Squire 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【Yes・Chris Squire】

クリス・スクワイアの音作りの核は、ピック弾きによる鋭いアタックと豊かな倍音、そして重厚な低音の共存にあります。彼独自の「ディストーション+コーラス」という組み合わせは、プログレッシブ・ロックの歴史に新たな表現を生み出しました。特に特徴的なのは、リッケンバッカー4001の輪郭のはっきりした音色に、ピック奏法の明瞭さが加わることで生まれる存在感です。さらに彼はベースの両出力を活用し、低音はアンプを通し、高音はエフェクターを通して別のアンプから出力するという「バイアンプ方式」で、低域の太さと高域の抜けの良さを両立させていました。そのサウンドはYesの壮大な音楽世界の重要な土台となり、バンドサウンド全体に深みと広がりをもたらしました。 クリス・スクワイアのサウンドを再現する最大のポイントは、強めのピックアタックと多重エフェクト処理の組み合わせです。まず基本となるのはラウンドワウンド弦を装着したリッケンバッカータイプのベースで、ピックで強めに弦を弾くことで特徴的な倍音を引き出します。エフェクト面では、軽いディストーションで音に芯を作り、そこにコーラスやフランジャーを加えて広がりを持たせるのが鍵です。さらに重要なのがバイアンプ方式で、低域専用と高域専用の2系統に信号を分け、それぞれ別々に処理することで彼特有の立体的なサウンドが生まれます。EQでは中低域を持ち上げつつ、高域もしっかり残すことで、メロディックでありながら重厚なベースラインが表現できます。 スクワイアの真髄は、機材への執着と同時に、それらを超えた音楽的アプローチにあります。確かに彼はリッケンバッカー4001と特定の機材を愛用していましたが、その本質は「ベースをリードとしても機能させる」という音楽的思考にありました。彼のベース演奏は常に歌心に溢れ、単なるリズム楽器の枠を超えて旋律的な役割を果たしています。このアプローチは、どんな機材を使っていても実践できるものです。強いアタックと歌うようなフレージング、そして和声的な意識を持ってベースラインを構築すれば、使用する機材に関わらず彼の精神を受け継ぐことができるでしょう。最終的に重要なのは、ベース奏者としての存在感と表現力であり、それは技術と音楽性によって培われるものなのです。

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