【ZZ Top・Dusty Hill】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【ZZ Top・Dusty Hill】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Dusty Hill】ZZ Top 始めに

ZZ Topのベーシスト、ダスティ・ヒルは、シンプルでグルーヴィなプレイスタイルで知られていました。パワフルでありながら控えめなベースラインは、バンドのブルージーなロックサウンドの基盤となり、ギタリストのビリー・ギボンズとのタイトな音のバランスを生み出しました。代表曲「La Grange」や「Tush」では、シンプルながらも効果的なリフと安定したリズムキープが光ります。彼の好んだリッケンバッカー4001やフェンダー・プレシジョンベースから生み出される太くウォームなトーンは、ZZ Topのテキサス・ブルースロックの特徴的サウンドに不可欠な要素でした。ダスティは2021年に亡くなりましたが、ロングビアードとクールなステージプレゼンスと共に、ロックベースの伝説として記憶されています。

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使用アンプ一覧と特徴【ZZ Top・Dusty Hill】

A bass guitar reflected in blue light.
Photo by Alex Kolundzija on Unsplash

ダスティ・ヒルはZZ Topのベーシストとして、パワフルかつタイトなベースサウンドを作り出していました。主に使用していたアンプはFenderとAmpeg製。特にAmpeg SVTは長年彼のメインアンプとして活躍し、ロック特有の太いローエンドと芯のある中域を生み出していました。 ライブではAmpeg SVT Classic HeadとSVT-810Eキャビネットを組み合わせた、いわゆる「冷蔵庫」セットアップを使用。このコンビネーションにより、大規模な会場でも埋もれないパンチの効いたサウンドを実現していました。 スタジオレコーディングでは、より温かみのあるFender Bassman 100と、時にはAmpeg B-15のような小型アンプも併用。初期のZZ Topサウンドに欠かせないややオーバードライブした音色は、SVTをやや歪ませることで得ていました。 彼のアンプセッティングは、全体的にミッドレンジを強調し、ローエンドもしっかりと出しながらも、ギターとボーカルの邪魔をしない絶妙なバランスが特徴。ブルースロックの基盤となる重厚感と、バンドサウンドに溶け込む透明感を両立させた音作りを行っていました。

使用アンプ機材表【ZZ Top・Dusty Hill】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT AMPEG ZZ Top Dusty Hill ライブやレコーディングで使用していた定番アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG ZZ Top Dusty Hill 8×10インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Bassman Fender ZZ Top Dusty Hill 初期のZZ Topでは使用していた 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP BASS DRIVER DI TECH21 ZZ Top Dusty Hill ディストーション効果に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall Bass Marshall ZZ Top Dusty Hill ライブでも使用していた 検索 検索 検索 検索 検索
Hartke Hartke ZZ Top Dusty Hill 近年のセットアップで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【ZZ Top・Dusty Hill】

Dusty Hillのメインベースは、Fenderの「Precision Bass」でした。特に1953年製のサンバースト・カラーのPベースを愛用していました。このベースはシングルコイルPUを搭載し、力強い中低域とパンチのあるアタック感が特徴です。 サブとして、Dean社製のZ型ベース「Hillbilly Deluxe Bass」や「ダイヤモンド」型のファーカスター・ベースも使用していました。また、Danelectroやフライングブリッジを搭載したRickenbackerタイプのものも演奏していました。 ZZ Topの太くゴリゴリとしたベースサウンドを支えるため、中域の張りと豊かな低域を重視した機材選びをしていました。特にPベースの太い音色が、彼のブルージーなプレイスタイルと相性が良く、バンドサウンドの重要な一部となっていました。

使用ベース機材表【ZZ Top・Dusty Hill】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Thunderbird Bass Gibson ZZ Top Dusty Hill Firebird風ベース 1958年発売。シングルコイルピックアップ搭載 検索 検索 検索 検索 検索
Precision Bass Fender ZZ Top Dusty Hill プレシジョンベース ロングスケール、ソリッドボディ、マルチマイク 検索 検索 検索 検索 検索
Dean V Bass Dean Guitars ZZ Top Dusty Hill Vシェイプベース メタリックシルバーカラー使用 検索 検索 検索 検索 検索
1978 Precision Fender ZZ Top Dusty Hill プレシジョンベース オリジナルネック改造、シンクロナイズドブリッジ 検索 検索 検索 検索 検索
Roadworn Precision Bass Fender ZZ Top Dusty Hill プレシジョンベース エイジド加工、ヴィンテージ風サウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Dean ML Dean Guitars ZZ Top Dusty Hill MLシェイプ 重厚な音質、特徴的なシェイプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【ZZ Top・Dusty Hill】

ZZ Topのベーシスト、ダスティ・ヒルは比較的シンプルなセットアップで知られていました。基本的にはクリーンで太いサウンドを好み、エフェクターはあくまでも補助的に使用していました。主にFenderのベースをDean製のカスタムモデルに接続し、ドライブ系エフェクターとしてSansampベースドライバーを愛用。これによって彼特有の温かみのあるオーバードライブトーンを生み出していました。 ライブではシンプルなペダルボードを使用し、時にコーラスやフランジャーを加えることもありましたが、ZZ Topのグルーヴィーなブルースロックサウンドの土台となる太くパンチの効いたベースラインを支えるため、エフェクト処理は控えめ。シンプルさを追求しながらも、バンドのサウンドを確実に支える音作りが彼のスタイルでした。

使用エフェクター機材表【ZZ Top・Dusty Hill】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Fulltone OCD Fulltone ZZ Top Dusty Hill オーバードライブ ブルージーなオーバードライブサウンドに貢献 検索 検索 検索 検索 検索
BOSS CE-2 BOSS ZZ Top Dusty Hill コーラス クラシックなコーラスサウンドを提供 検索 検索 検索 検索 検索
MXR Bass Octave Deluxe MXR ZZ Top Dusty Hill モジュレーション系 ベースラインに深みを加える 検索 検索 検索 検索 検索
Electro-Harmonix Big Muff Pi Electro-Harmonix ZZ Top Dusty Hill ファズ ZZ Topの太いファズサウンドの源 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M87 Bass Compressor MXR ZZ Top Dusty Hill コンプレッサー バランスの取れたダイナミクスコントロール 検索 検索 検索 検索 検索
Dunlop Cry Baby Bass Wah Dunlop ZZ Top Dusty Hill ワウペダル 特徴的なベースワウエフェクト 検索 検索 検索 検索 検索
TC Electronic SpectraComp TC Electronic ZZ Top Dusty Hill コンプレッサー マルチバンドコンプレッション機能 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ZZ Top・Dusty Hill】

Dusty Hillのベース音作りの基本は、中低域を豊かに出しつつもミッドレンジの存在感を確保するEQセッティングにあります。彼の代名詞となったFenderのPrecision Bassでは、ベース(80-100Hz)を若干持ち上げ、400Hz付近を少し削り、800Hz周辺を+3dB程度ブーストすることで、バンドサウンドの中で埋もれない音質を確保していました。特にLa Grangeのような曲では、この中域の存在感がリフの力強さを支える重要な要素となっています。

楽曲別のセッティングでは、初期のブルージーな曲ではコンプレッサーを控えめに設定し、音の立ち上がりを生かした自然な響きを重視していました。一方80年代のポップ志向の楽曲では、アタックを抑えめにしたコンプを強めに効かせ、サステインを長く保つことでシンセベースのような安定感を実現しています。特にTubeのようなヒット曲では、ベース音の定位を中央にしっかり固定し、ギターとの周波数バッティングを避けるために200-300Hz帯域の調整が細かく行われていました。

ミックス段階での処理として特徴的なのは、サイドチェイン・コンプレッションの活用です。キックドラムが入る瞬間にベース音量を瞬時に下げることで、低域の混濁を防ぎクリアなミックスを実現していました。ライブでは、ベースアンプとパラレルにDIも併用し、エンジニアはアンプの温かみのある音色とDIの明瞭さをブレンドしていました。このバランス調整により、大きな会場でも芯のあるベースサウンドをフロントまで届けることができたのです。

比較的安価に音を近づける機材【ZZ Top・Dusty Hill】

ZZ Top のベーシスト、ダスティ・ヒルのサウンドを手頃な価格で再現するなら、まずはプレシジョンベース系のコピーモデルがおすすめです。Squier の Vintage Modified P Bass や Harley Benton のPBモデルでも基本的な太く芯のある音は得られます。ダスティはリッケンバッカーも使いましたが、予算を抑えるならGretsch G2220などの安価な代替機が存在します。

アンプシミュレーターやエフェクターでもダスティサウンドに近づけることができます。Zoom B1 FourやNUX Mighty Plug MPB-4のようなマルチエフェクターでアンプシミュレーションを活用すれば、彼の好んだアンプサウンドを手軽に再現できます。シンプルなオーバードライブエフェクターとしてはBOSS ODB-3やEHX Bass Soul Foodなどが手頃な選択肢です。

弦と奏法も重要な要素で、ロトサウンドやD’Addarioのステンレススチール弦(045-105程度)を使うとダスティの力強い音色に近づけます。ピックを使った強めのアタック、そしてフレーズの隙間を大切にしたシンプルな演奏スタイルを意識しましょう。EQではミッドレンジを少し絞り、低域と高域を強調するとZZ Topの特徴的なベースサウンドに近づきます。

比較的安価に音を近づける機材表【ZZ Top・Dusty Hill】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー ZZ Top Dusty Hill 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Vintage Modified P Bass Squier ZZ Top Dusty Hill プレシジョンベース系コピーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
ベース PBモデル Harley Benton ZZ Top Dusty Hill プレシジョンベース系コピーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
ベース G2220 Gretsch ZZ Top Dusty Hill リッケンバッカーの安価な代替機 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター B1 Four Zoom ZZ Top Dusty Hill マルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Mighty Plug MPB-4 NUX ZZ Top Dusty Hill アンプシミュレーター 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 BOSS ZZ Top Dusty Hill オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Bass Soul Food EHX ZZ Top Dusty Hill オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
ステンレススチール弦 Rotosound ZZ Top Dusty Hill 045-105程度 検索 検索 検索 検索 検索
ステンレススチール弦 D’Addario ZZ Top Dusty Hill 045-105程度 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined ZZ Top Dusty Hill 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【ZZ Top・Dusty Hill】

ダスティ・ヒルのサウンドは、ZZ Topの特徴的なブルースロックを支える太くうねるような低音が核となっています。彼の音作りの本質は、シンプルながらも力強いフィンガリングとピックの使い分けにありました。特にライブでは太めのピックを使うことで歪みを帯びた攻撃的なトーンを生み出し、バンドのパワフルなサウンドを下支えしていました。またミュートを効果的に使い、無駄な倍音を抑えることで、ギターとの絶妙なバランスを保ちながら、しっかりとした存在感を示していました。彼のサウンドメイクの真髄は、「必要最小限の音」で最大の効果を生み出す技術にあったと言えるでしょう。 ダスティのトーンを再現する上で重要なのは、アタック感とサステインのバランスです。彼はフェンダー・プレシジョンベースを主に使用していましたが、そのベースからいかにブルージーで太い音を引き出すかが彼の真骨頂でした。特にLa Grangeなどの代表曲では、フレーズの単純さの中に絶妙な緩急とグルーヴ感が隠されています。トーン設定は中低域を若干持ち上げ、高域を控えめにすることで芯のある音を作り出していました。また彼独特の「うねり」を出すためには、弦の押さえ方や右手の強弱のコントロールが重要で、これがZZ Topのリズムセクションの要となっていたのです。 機材に依存しない姿勢こそが、ダスティ・ヒルの真の魅力でした。彼は「どんな楽器でも自分らしい音は出せる」という考えを持ち、ステージではシンプルな構成で演奏していました。彼のプレイスタイルからは「機材よりも演奏者の意図と技術」を重視する姿勢が伝わってきます。実際、彼は時にはピックで弾き、時にはフィンガーで弾くなど、曲の雰囲気に合わせて演奏スタイルを柔軟に変化させていました。ダスティのような音楽性を追求するには、最新の高級機材よりも、自分の耳と感性を信じて「聴かせる音楽」を作ることが大切なのです。そして何より、彼のように音楽に対する姿勢と情熱を持つことこそが、真の再現への近道と言えるでしょう。

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