【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Rick Laird】Mahavishnu Orchestra 始めに

リック・レアードはマハヴィシュヌ・オーケストラの初期メンバーとして、ジョン・マクラフリンを中心とした実験的ジャズフュージョンの土台を支えたベーシストです。クラシカルなトレーニングを受けたレアードは、複雑な拍子や転調が特徴のバンドサウンドにおいて、正確なリズムキープと豊かな音色で安定感を提供しました。「The Dance of Maya」や「Meeting of the Spirits」などの代表曲では、ビリー・コブハムのドラムとの緻密なリズムセクションを形成し、5/4拍子や7/8拍子などの複雑なリズムパターンを自在に操りながらも、ジャズのスウィング感を失わない演奏が特徴です。彼の堅実なベースラインはマハヴィシュヌの先鋭的な音楽に地に足のついた安定感をもたらし、70年代初頭のジャズロック革命の一翼を担いました。

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使用アンプ一覧と特徴【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

a close up of a guitar with a plant in the background
Photo by Linus Belanger on Unsplash

マハヴィシュヌ・オーケストラでの活動期間(1971-1973)、リック・レアードは主にアコースティック・コントロール・コーポレーション(Acoustic)のアンプを使用していました。初期のマハヴィシュヌではAcoustic 360ベースアンプを愛用し、そのパワフルかつクリアなサウンドは、ジョン・マクラフリンのギターやジェリー・グッドマンのヴァイオリンと絡み合いながらも明瞭に聴こえる特徴がありました。 レアードのベース・サウンドは中低域が豊かでありながらも、フレットレス特有の柔らかさと、アタックのはっきりしたフレット弦楽器としての特性をうまく使い分けていました。特にライブではAcousticの18インチスピーカーを搭載したキャビネットを使い、バンドの複雑な楽曲構成の中でも確固としたリズム基盤を提供。 レコーディングにおいては、より繊細なニュアンスを活かせるようEQを調整し、「Birds of Fire」や「The Inner Mounting Flame」などの代表作では、ジャズ的な温かみとロック的なパワーを兼ね備えたベース・サウンドを実現しています。リック・レアードの音作りは、フュージョン黎明期のベース奏法とサウンド作りに大きな影響を与えました。

使用アンプ機材表【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Acoustic 360 Bass Amp Acoustic Control Corporation Mahavishnu Orchestra Rick Laird 1970年代初期のマハヴィシュヌでの主要アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Bassman Fender Mahavishnu Orchestra Rick Laird 初期のレコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Twin Reverb Fender Mahavishnu Orchestra Rick Laird 一部ライブで使用されたと言われている 検索 検索 検索 検索 検索
SVT Ampeg Mahavishnu Orchestra Rick Laird 後期のライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Custom Bass Amp Sunn Mahavishnu Orchestra Rick Laird 一部の公演で使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

Rick LairdはMahavishnu Orchestraにおいて、主にFender Precision Bassを使用していました。彼のベースは、ジョン・マクラフリンのギターやジェリー・グッドマンのヴァイオリンとのバランスを取る重要な役割を担っていました。P-Bassのシングルピックアップ構成から生み出される力強い中音域と安定した低域が、複雑なフュージョンサウンドの土台を支えていました。特に「Birds of Fire」や「Inner Mounting Flame」などの楽曲では、リズミカルかつ歌うような表現力豊かなフレージングを展開。テクニカルな速いパッセージでもアタックがはっきりとした音色を維持しつつ、バンド全体の音楽的方向性を支える確かな低音を提供していました。彼の奏法とP-Bassの組み合わせは、ジャズとロックを融合させた新しいフュージョンミュージックの基礎を確立することに貢献しました。

使用ベース機材表【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hagstrom Hagstrom Mahavishnu Orchestra Rick Laird JBタイプ 初期の頃に使用したメインベース 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Jazz Bass Fender Mahavishnu Orchestra Rick Laird JBタイプ 1970年代初頭のモデル、サンバースト仕上げ 検索 検索 検索 検索 検索
Gibson EBO Gibson Mahavishnu Orchestra Rick Laird ショートスケールベース マハヴィシュ在籍中に使用していた時期もある 検索 検索 検索 検索 検索
Alembic Alembic Mahavishnu Orchestra Rick Laird カスタムベース マハヴィシュ・オーケストラ解散後に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Yamaha BB Yamaha Mahavishnu Orchestra Rick Laird JBタイプ ライブでの使用が確認されている 検索 検索 検索 検索 検索
Precision Bass Fender Mahavishnu Orchestra Rick Laird PBタイプ 録音セッション時に使用したことがある 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

マハヴィシュヌ・オーケストラのベーシスト、リック・レアードは1970年代初頭のフュージョン黎明期において、ジョン・マクラフリン率いるこのバンドで重要な役割を果たしました。彼のサウンドは比較的シンプルで、Fenderプレシジョンベースを主に使用し、クリーンなトーンを基本としていました。エフェクターの使用は控えめで、バンドの複雑な音楽構造の中で確固たる低音の土台を提供することに注力していました。 特に「Birds of Fire」や「The Inner Mounting Flame」などの名盤では、複雑なリズムパターンと独特のシンコペーションを支えるため、明瞭な音像と確かなピッキングを重視。時にはMoogシンセサイザーのベース音と融合させるなど、フュージョンならではの実験的アプローチも見られました。レアードの音作りは派手さより正確さと音楽性を優先した、マハヴィシュヌの革新的サウンドの基盤となるものでした。

使用エフェクター機材表【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Big Muff Pi Electro-Harmonix Mahavishnu Orchestra Rick Laird ファズ 1970年代初期の代表的なファズペダル 検索 検索 検索 検索 検索
Dual Sound MXR Mahavishnu Orchestra Rick Laird ディストーション 1970年代当時のツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索
MicroSynth Electro-Harmonix Mahavishnu Orchestra Rick Laird モジュレーション系 シンセサイザーのようなサウンドを作り出す 検索 検索 検索 検索 検索
Envelope Filter MXR Mahavishnu Orchestra Rick Laird モジュレーション系 オートワウ効果を生み出す 検索 検索 検索 検索 検索
Phase 90 MXR Mahavishnu Orchestra Rick Laird フェイザー クラシックなフェイズ効果を提供 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

マハヴィシュヌ・オーケストラのベーシスト、リック・レアードは重厚な低音と明瞭なアタックを両立させていた。
彼のセッティングは、低域(80Hz付近)を+3dB程度ブーストし、中低域(250Hz〜400Hz)をわずかにカットすることで、低音の芯を残しつつも混濁を防いでいた。
特に「Birds of Fire」や「Meeting of the Spirits」などの疾走感ある楽曲では、800Hz付近を+2dB上げることで、ジョン・マクラフリンのギターとの絡みを明確に表現していた。

リックのフェンダー・ジャズベースは、スタジオ録音時にはDIと小型アンプの両方でマイキングされていた。
エンジニアのケン・スコットは、DI信号にわずかなコンプレッション(比率2:1、アタック10ms、リリース100ms程度)をかけ、アンプ音には1.5kHz付近に絞ったイコライジングを施していた。
この二つの音源を絶妙なバランスでブレンドし、低域の安定感と中高域の存在感を両立させていた。
ミックス段階では、ドラムのキックと競合しないよう60Hz以下を適度にハイパスフィルターで処理していた。

ライブパフォーマンスでは、より攻撃的なサウンドを実現するため、ピックアップのトレブル側を強調したセッティングを採用していた。
「Dance of Maya」のような複雑なリズムパターンの曲では、3kHz〜5kHz帯域を若干持ち上げ、フレーズの輪郭をはっきりさせていた。
リックは演奏中、曲の展開に合わせてベース本体のトーンノブを微調整し、静かなパートではロールオフを深くして柔らかさを出し、インテンシブなセクションでは開放して存在感を増していた。
この繊細なコントロールがマハヴィシュヌ・オーケストラの緻密なアンサンブルを支えていた。

比較的安価に音を近づける機材【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

マハヴィシュヌ・オーケストラでのリック・レアードのサウンドを予算を抑えて再現するには、まずフェンダー系の太い音色をベースに考えるとよいでしょう。手頃な価格帯ではスクワイアのジャズベースやプレシジョンベース、あるいはメーカー問わず同様のピックアップ構成を持つモデルが基本的な音作りに適しています。音色はクリアでありながらも芯のある太さを持ち、フュージョンの複雑なアンサンブルの中でも埋もれない特徴を持っています。

エフェクターについては、シンプルながらも効果的なセットアップが可能です。手頃なコンプレッサーペダル(MXR Dyna Comp、Behringer CS400など)で音の密度を高め、軽めのオーバードライブ(EHX Soul Foodなど)でウォーム感を加えるとフュージョンらしい音に近づきます。マハヴィシュヌの初期作品では、リック・レアードの音はさほど歪みは強くなく、むしろタイトで芯のある音が特徴的でした。

アンプについては、実機が難しい場合はモデリングアンプも実用的な選択肢です。Fender Rumbleシリーズやアンプシミュレーターを内蔵したマルチエフェクターなどでも、EQでミッドレンジをやや強調し、ベース・トレブルをほどよく設定することで、リック・レアードの音色に近づけられます。特に「Birds of Fire」や「The Inner Mounting Flame」のアルバムを参考に、バンドの中で埋もれない芯のあるサウンドメイクを心がけるとよいでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー Mahavishnu Orchestra Rick Laird 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース ジャズベース Squier Mahavishnu Orchestra Rick Laird フェンダー系の太い音色、クリアでありながら芯のある太さ 検索 検索 検索 検索 検索
ベース プレシジョンベース Squier Mahavishnu Orchestra Rick Laird フェンダー系の太い音色、フュージョンの複雑なアンサンブルでも埋もれない 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Dyna Comp MXR Mahavishnu Orchestra Rick Laird コンプレッサーペダル、音の密度を高める 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター CS400 Behringer Mahavishnu Orchestra Rick Laird 手頃なコンプレッサーペダル 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Soul Food EHX Mahavishnu Orchestra Rick Laird 軽めのオーバードライブ、ウォーム感を加える 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumbleシリーズ Fender Mahavishnu Orchestra Rick Laird モデリングアンプ、EQでミッドレンジをやや強調しベース・トレブルを適切に設定 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

リック・レアードのベーススタイルはマハヴィシュヌ・オーケストラの混沌としたサウンドの中で秩序を生み出す柱としての役割を果たしていた。ジャズ出身ながらロックの要素も取り入れ、高度なテクニックと堅実なリズム感を組み合わせたプレイスタイルが特徴だった。特にジョン・マクラフリンの複雑なギアワークやビリー・コブハムの爆発的なドラミングに対して、曲の基礎を守りつつも、時に繊細なフレージングで音楽に深みを加えた。彼のフレットレスベースによる滑らかな音色と正確なイントネーションは、バンドのジャズ・フュージョンサウンドに欠かせない要素となっていた。

リック・レアードの演奏を再現する上で重要なのは、まずタイムキープの正確さだ。マハヴィシュヌの複雑な拍子やテンポチェンジの中でも揺るがない安定感が求められる。次に、音色の面では中音域が豊かで輪郭のはっきりしたトーンを目指すと良い。特に「Birds of Fire」や「The Inner Mounting Flame」などの代表作では、フレットレスベースの特性を活かした滑らかなフレージングと、時に力強くピッキングするコントラストが効果的だ。また、複雑な楽曲構成の中で自分の役割を理解し、時に控えめに、時に前面に出るバランス感覚も重要である。

リック・レアードのプレイスタイルは特定の機材に依存するものではなく、むしろ音楽性と技術に根ざしたものだ。どんなベースでも基本的なテクニックを磨き、正確なフィンガリングとリズム感を身につけることが先決である。特にジャズとロックの両方の要素を理解し、様々なジャンルを横断できる柔軟性を養うことが重要だ。そして何より、マハヴィシュヌの音楽のように複雑な構成の中でも、常に全体のサウンドを聴き、自分の役割を見失わない姿勢が彼のプレイスタイルの本質といえるだろう。特定の機材よりも、この音楽的センスと姿勢を理解することこそが、リック・レアードのスタイルに近づく鍵となる。

本記事参照サイト【Mahavishnu Orchestra・Rick Laird】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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