- 【フレデリク・ルクレルク】DragonForce(ドラゴンフォース) 始めに
- 使用アンプ一覧と特徴【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
- 使用ベースの種類と特徴【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
- 使用エフェクターとボード構成【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
- 音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
- 比較的安価に音を近づける機材【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
- 総括まとめ【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
- 本記事参照サイト【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
【フレデリク・ルクレルク】DragonForce(ドラゴンフォース) 始めに
フレデリク・ルクレルクは、イギリスのパワーメタルバンド「DragonForce」で2006年から2019年まで活躍したフランス出身のベーシストです。超高速プレイで知られるDragonForceの音楽性に完璧にマッチした、高速かつ正確なフィンガリング技術を持ち合わせています。
彼のプレイスタイルは、ギターと絶妙に絡み合う複雑なベースラインと、バンドの特徴である超高速テンポをしっかりと支える堅実さが特徴です。「Through the Fire and Flames」や「Heroes of Our Time」などの代表曲では、めまぐるしく変化するリフの中でも安定したリズムを提供しています。
DragonForceの音楽性はビデオゲーム要素を取り入れた疾走感あふれるメロディと、ツインギターの超絶技巧が特徴的ですが、その土台としてルクレルクのベースプレイは不可欠でした。また、ベーシストとしてだけでなく、バンド内での作曲にも貢献していたことでも知られています。
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使用アンプ一覧と特徴【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】

フレデリク・ルクレルクは、DragonForceの元ベーシストとして知られており、主にAmpeg SVT-4 PRO ヘッドアンプを使用していました。このアンプは高出力でありながら、メタル特有の激しい演奏にも耐えうる安定したサウンドを提供しています。
キャビネットはAmpeg 8×10″キャビネットを愛用しており、重厚な低音と伸びやかな中高域を両立させる組み合わせを実現していました。特にDragonForceの超高速メタルサウンドにおいて、タイトな低域と明瞭な輪郭を持つベースラインを支える重要な役割を果たしていたと言えます。
ライブではこの組み合わせで迫力ある音圧と抜けの良さを確保し、レコーディングではより繊細なニュアンスも捉えられるセッティングを採用していたと考えられます。バンドのテクニカルな楽曲において、高速フィンガリングやピッキングの細かなニュアンスを失わない音作りを意識していました。
フレデリクの音作りは、ドラゴンフォースのパワーメタルスタイルに欠かせないタイトな低域とクリアな中域を特徴としており、ギターとドラムの間を埋める重要な役割を担っていました。現在は別バンドに移籍していますが、この音作りのアプローチは彼のベーシストとしてのアイデンティティを形成しています。
使用アンプ機材表【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PEAVEY TOUR 700 | Peavey | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | ヘッドアンプとして使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SVT-PRO4 | Ampeg | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | ライブで愛用するベースアンプヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| 8×10 Cabinet | Ampeg | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 8インチスピーカー10発搭載のキャビネット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sans Amp | Tech 21 | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | プリアンプ/DIとして使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| GK MB800 | Gallien-Krueger | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | ツアーでも使用するコンパクトなベースアンプヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Hartke HA2500 | Hartke | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 以前使用していたベースアンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ベースの種類と特徴【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】

フレデリク・ルクレルクは、パワーメタルバンドDragonForceの元ベーシストとして知られています。彼のメインベースとしてESP製のカスタムモデルを使用しており、特徴的な4弦および5弦のモデルを使い分けていました。
PU構成はアクティブタイプを好んでおり、EMG製のピックアップを搭載したモデルを多用しています。これにより、DragonForceの超高速演奏においても明瞭なアタック感と適度な中域の張りが得られる音作りを実現しています。
また、Ibanez BTB676も使用していた時期があり、パッシブピックアップながらも深みのある低域と輪郭のはっきりした音色特性を活かしていました。メタルサウンドに必要な芯のある音と、複雑なフレーズでも埋もれない明瞭さを両立させたセッティングが特徴です。
2019年からはTESTAMENT、そして後にKREATORに加入しましたが、ESP製ベースの使用は継続しており、バンドに合わせた音作りの柔軟性も持ち合わせています。
使用ベース機材表【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | ベースの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Spector Euro LX | Spector | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 5弦 | DragonForceでのメインベース | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Washburn BB4 | Washburn | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | Pタイプ | かつて使用していたベース | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ibanez BTB | Ibanez | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 5弦 | 初期に使用していたベース | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ESP F-414 | ESP | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 4弦 | 日本公演で使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ibanez SR5005 | Ibanez | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 5弦アクティブ | 『The Power Within』レコーディングで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Fender Jazz Bass | Fender | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | JBタイプ | レコーディングで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ibanez ATK | Ibanez | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 4弦 | 一時期使用していた | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用エフェクターとボード構成【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】

フレデリク・ルクレルクはDragonForceの元ベーシストとして知られています。彼のサウンドは高速なパワーメタルに不可欠な力強さと明瞭さを兼ね備えています。エフェクターに関しては、オーバードライブ系を使用して歪みのあるサウンドを作り出し、バンドのハイスピードな演奏に埋もれないよう音のエッジを強調していたと考えられます。
特に高速ツインギターの下支えをするために、アタック感を重視したセッティングが特徴です。DAWKシステムを利用していたという情報もあり、ライブでの安定したサウンド再現に注力していたようです。2019年にはKreator(クリエイター)に移籍しましたが、DragonForce時代は明瞭なディストーションサウンドで高速演奏を支えていました。
彼のプレイスタイルは速弾きが特徴のDragonForceにおいて、的確なリズムキープとともに要所でテクニカルなベースラインを披露していました。エフェクター選択も、そのプレイスタイルに合わせて実用性を重視したものだったと考えられます。
使用エフェクター機材表【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | エフェクターの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ZOOM B2 | ZOOM | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | マルチエフェクター | ベース用マルチエフェクターとして使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| NS-2 | BOSS | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | ノイズサプレッサー | ライブでのノイズ対策に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ODB-3 | BOSS | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | オーバードライブ | ベース用オーバードライブとして使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Bass Driver DI | Tech 21 | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | ディレクトボックス | プリアンプ機能も搭載したDIボックス | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| GEB-7 | BOSS | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | イコライザー | 7バンドグラフィックEQでサウンド調整 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| CS-3 | BOSS | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | コンプレッサー | サステインとダイナミクスのコントロールに使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
フレデリク・ルクレルクのベース音作りは、DragonForceの超高速メタルに最適化されている。彼は録音時に中域(800Hz〜1.2kHz)をわずかに持ち上げ、低域(60〜100Hz)を豊かに保ちながら、5弦ベースの特性を活かしている。ライブでは特に「Through the Fire and Flames」などの速いパッセージでは、アタックを強調するためにコンプレッサーのアタックを短く(2〜4ms程度)設定し、リリースは楽曲のテンポに合わせて調整する。彼のEsprit de Corps(ESP)ベースから得られる輪郭のはっきりした音は、ギタリストのハーマン・リとサム・トットマンの間を埋める重要な役割を果たしている。
スタジオレコーディングでは、ルクレルクはミックス内での定位を確保するために200Hz〜400Hzをやや削り、その代わり3kHz付近を+3dB程度ブーストして弦のディテールを強調している。「Valley of the Damned」のような壮大な楽曲では、ベースの存在感を保ちながらもキックドラムとの周波数バッティングを避けるため、80Hz付近を綿密に調整している。マルチバンドコンプレッションを用いて低域のみを制御し、中高域は比較的自由に伸びるようなセッティングも特徴的だ。これにより、超速のフィンガリングでも音が埋もれることなく、バンドサウンド全体の土台を形成している。
ライブパフォーマンスでは、Ampeg SVT-4 Proアンプを使用し、低中域に厚みを持たせつつも、ハイゲインギターとの共存を図るため2〜3kHzに明瞭さを加えている。「Fury of the Storm」のような超高速曲では、ピックアップを切り替えながらコンプレッサーのスレッショルドを-12dB前後に設定し、レシオは3:1程度で一定のサステインを確保している。リバーブやディレイはほとんど使わず、代わりにわずかなオーバードライブで音に粒立ちを与え、バンドの特徴である超絶技巧の中でもベースラインが明確に聴こえるよう緻密なEQ設定を施している。
比較的安価に音を近づける機材【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】

フレデリク・ルクレルクの音を目指すならまずは5弦ジャズベースタイプがおすすめです。手頃な価格帯ではSquierの5弦ジャズベースやIbanez SR305などが入門機として優れています。彼のパワフルで抜けの良いサウンドは、フラットワウンド弦を使い、ピックアップを若干ブリッジ側に寄せた設定で近づけることができるでしょう。
エフェクターはシンプルに構成することがポイントです。軽いディストーションとコンプレッサーがあれば基本的なサウンドメイクが可能になります。Boss CEB-3ベースエフェクターとMXR M87ベースコンプレッサーの組み合わせは比較的リーズナブルな選択肢となります。DragonForceの楽曲では、ギターの速弾きに合わせてタイトなベースラインを支えるため、アタック感が重要です。
アンプシミュレーターを活用すれば予算をさらに抑えられます。Line 6 HX StompやNeural DSP Paralaxなどのプラグインを使えば、自宅練習でも本格的なサウンドが得られます。EQではミッドレンジをやや持ち上げ、低域はタイトに、高域は適度に抜けるよう設定しましょう。メタル系の音作りながらも埋もれない音像が彼のサウンドの特徴です。
比較的安価に音を近づける機材表【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| 種類 | 機材名 | メーカー | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 備考 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | 5弦ジャズベース | Squier | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 入門機としておすすめ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | SR305 | Ibanez | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 入門機としておすすめ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | CEB-3ベースエフェクター | Boss | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 軽いディストーション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | M87ベースコンプレッサー | MXR | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | タイトなサウンドに | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプシミュレーター | HX Stomp | Line 6 | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 予算を抑えられる | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプシミュレーター | Paralax | Neural DSP | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | プラグインタイプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | DragonForce(ドラゴンフォース) | フレデリク・ルクレルク | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
総括まとめ【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】

フレデリク・ルクレルクは、速弾きパワーメタルバンドDragonForceにおいて、その超絶技巧に負けない高速かつ正確なベースプレイで楽曲の土台を支えていた。彼の音作りの核は、明瞭なアタック感とメタリックな音色バランスにあり、特にフィンガー奏法とピック奏法を曲の特性に応じて使い分ける柔軟性が特徴的だった。ハイゲインなディストーションを効果的に使いながらも、バンドサウンドの中で低域をしっかりと保持する絶妙な音作りは、超高速演奏でも埋もれることなく存在感を示していた。
彼のサウンドを再現するポイントは、5弦ベースによる幅広い音域の活用と、適度なコンプレッションによる音のまとまりにある。特にDragonForceの超絶技巧ギタリストたちとの共演において、彼はツインギターの間を縫うように明確なベースラインを刻み、時に追従し、時に独自の動きで楽曲に立体感を与えていた。また、彼のプレイスタイルはメタルの激しさを表現しながらも、クリアなフレージングを重視した演奏アプローチが特徴で、特にB.C.Richのベースとの組み合わせで独特のサウンドを確立していた。
注目すべきは、ルクレルクが機材よりも演奏技術と表現力に重きを置いていた点だ。どんなに優れた機材を使用していても、彼の高速かつ正確な指さばきと、楽曲のグルーヴを支える音楽的センスがなければ、あのDragonForceサウンドは成立しなかった。彼はKreatorやSinsaenumなど他バンドでの活動でも異なるスタイルに適応し、バンドごとに音作りを変化させる柔軟性を持っていた。この「機材は道具に過ぎない」という姿勢こそが、様々なメタルスタイルで活躍できるベーシストとしての本質であり、若手ベーシストが学ぶべき最も重要な点だろう。
本記事参照サイト【DragonForce(ドラゴンフォース)・フレデリク・ルクレルク】
本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。