【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【リック・サヴェージ】Def Leppard(デフ・レパード) 始めに

リック・サヴェージは、イギリスのハードロックバンド「Def Leppard」の創設メンバーであり、長年にわたってベーシストを務めています。彼の安定したベースラインは、バンドのサウンドを支える重要な要素となっています。

サヴェージのプレイスタイルは、華麗なテクニックよりも楽曲を支えるグルーヴ感とリズム隊としての安定感に重点を置いています。特に「Pour Some Sugar On Me」や「Photograph」などの代表曲では、シンプルながらも力強いベースラインが楽曲の土台となり、ギターとボーカルが輝くための空間を巧みに創り出しています。

Def Leppardはブリティッシュ・ヘヴィメタルの新潮流(NWOBHM)から生まれながらも、メロディックなアプローチと洗練されたプロダクションで独自の音楽性を確立しました。サヴェージのベースプレイは、メタルとポップの絶妙なバランスを実現するバンドサウンドの要として、商業的成功に大きく貢献しています。

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使用アンプ一覧と特徴【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

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Def Leppardのベーシスト、リック・サヴェージは主にAmpeg製のアンプを愛用していることで知られています。特にSVTシリーズを中心に使用し、その太く芯のある音色がDef Leppardのヘヴィでありながらメロディアスなサウンドを支えています。

レコーディングでは、Amegのクラシックなチューブアンプによる暖かみのある音色を基本としながら、時にはMesa/Boogieの機材も取り入れ、豊かな倍音とパンチの効いた低域を実現しています。さらにMark Bassなど、状況に応じて使い分けることでアルバムごとの音色変化も見られます。

ライブパフォーマンスでは、大音量かつクリアなサウンドを実現するために、Amegのパワフルなステージ用セットアップを採用。1980年代から現在まで、パワフルでありながら歌心のある低音を提供し続けています。彼のベースアンプのセッティングは、ロックの芯を支える低域と、バンドサウンドに溶け込みながらも存在感を示す中高域のバランスが特徴的です。

使用アンプ機材表【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
JMP 100 Marshall Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ ハイトレブル 100W スーパーリード。初期のサウンドの礎 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-CL Ampeg Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ パワフルかつ温かみのあるチューブサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Bass Synthesizer Pedal MXR Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ 多彩なシンセベースサウンド用 検索 検索 検索 検索 検索
Quad 405-2 Power Amplifier Quad Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ スタジオでの録音時に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Hartke 5000 Hartke Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ アルミニウムコーン採用のベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Marshall JMP-1 Marshall Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ MODELLINGプリアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
Eden WT-800 Eden Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ クリーンでパワフルなベースサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Gallien-Krueger MB800 Gallien-Krueger Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ 軽量でツアーに最適な800Wアンプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

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リック・サヴェージは長年Hamer社のエクスプローラー型ベース「Blitz」モデルをメインとして愛用しています。このベースはハムバッカー・ピックアップを搭載し、パワフルな低域と明瞭なミドルレンジが特徴で、Def Leppardのハードロックサウンドの土台となっています。

また、Jackson Concertベースも使用しており、こちらもハムバッカー・ピックアップ搭載のモデルです。これらのベースを使用することで、バンドのハイブリッドなロックサウンドに必要な力強いアタック感と太い低音を実現しています。

サヴェージのプレイスタイルはピック奏法が基本で、エフェクターをあまり使わないシンプルなセッティングながら、ドライブ感のある芯太いトーンを生み出しています。特にDef Leppardの代表曲「Pour Some Sugar On Me」などでは、彼の力強いベースラインが楽曲の推進力となっています。

使用ベース機材表【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Precision Bass Fender Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ PB 70年代のUSA製。メイン使用ベース 検索 検索 検索 検索 検索
Jaguar Bass Fender Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ PBタイプ ラウンドワウンド弦仕様 検索 検索 検索 検索 検索
Rick Savage Signature Bass Jackson Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ PBタイプ シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Fretless Bass Fender Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ フレットレス 『No Matter What』などで使用 検索 検索 検索 検索 検索
London City Bass Washburn Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ PBタイプ 80年代に使用 検索 検索 検索 検索 検索
X-Series Concert Bass Jackson Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ PBタイプ ブラックカラー仕様 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

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Def Leppardのベーシスト、リック・サヴェージはシンプルな機材構成で力強いサウンドを生み出しています。彼のベースサウンドの核となるのは、MXR M-80 Bass D.I.+プリアンプで、これによって太く温かみのあるトーンを形成しています。

エフェクターボードには、MXR Bass Octaveやbass choruses、ディレイペダルも配置されており、必要に応じて音に変化をつけています。彼はバンドのサウンドを支える強固なリズム隊の一員として、過度なエフェクトよりも安定したベースラインを重視しています。

リックはアンプとしてAmpeg SVT-4 Proヘッドを使用し、8×10キャビネットと組み合わせることで、Def Leppardの楽曲に必要な力強さとクリアさを両立させています。特にライブでは、このシンプルかつパワフルなセットアップによって、バンドのハードロックサウンドの土台を形成しています。

使用エフェクター機材表【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BOSS ME-50B BOSS Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ マルチエフェクター ベース用マルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
DBX 160X DBX Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ コンプレッサー ライブでの使用 検索 検索 検索 検索 検索
SansAmp Bass Driver DI Tech 21 Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ ディレクトボックス ディストーションにも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Digitech Bass Whammy Digitech Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ ピッチシフター 特殊効果用に使用 検索 検索 検索 検索 検索
T-Rex Gull T-Rex Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ ワウペダル ベース用のフィルターワウとして使用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

リック・サヴェージのベーストーンは、800Hz付近を少し持ち上げつつ、200Hz帯の低域に厚みをもたせた特徴的なサウンドが印象的です。
「Hysteria」のようなポップ志向のナンバーでは、コンプレッサーのアタックを遅めに設定し、サステインを長くすることで、トラックに存在感を与えています。
特にムラノ・ラインを採用した80年代後期の音作りでは、ミックス時に3.5kHz周辺をわずかにブーストして、ピックアタックの輪郭を強調しています。

ハードロック調の「Pour Some Sugar On Me」では、低域を豊かにしながらも、中域の400Hz~700Hz帯域を適度に抑えて、ギターとの干渉を防いでいます。
リックはライブでは、ベース音量を-2dB程度に抑えめに設定しつつも、1kHz付近を+3dB程度持ち上げることで、大音量でもミックスから埋もれないよう工夫しています。
マイクプリアンプにはVintage系を好んで使用し、軽いサチュレーションをかけることで温かみのある倍音を生み出しています。

「Photograph」などの80年代の代表曲では、ステレオイメージ内で中央よりやや左に定位させ、ドラムのキックと一体化するミックス処理を施しています。
スタジオではオーバーダビングを多用し、ベースラインを複数トラック録音した後、250Hzのローパスフィルターで個性を与えるトラックと、800Hzをブーストした明るいトラックを絶妙にブレンドしています。
サイドチェイン・コンプレッションをキックドラムからトリガーし、アタック15ms・リリース100ms程度に設定することで、リズムにグルーヴ感を持たせる手法も多用しています。

比較的安価に音を近づける機材【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

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リック・サヴェージのサウンドは、ハイファイで艶やかな中音域が特徴的で、パワフルなロック・サウンドを支えています。手頃な予算でこの音に近づけるなら、まずはスタンダードなプレシジョンベースタイプのコピーモデルがおすすめです。Squier Classic Vibe ’60sシリーズやHarley Bentonのモデルは、比較的安価ながら基本的な音質を押さえています。

エフェクターではコンプレッサーが必須で、MXR Dyna Compや安価なBehringer CS400などでアタック感を整えると良いでしょう。サヴェージは「Hysteria」などの楽曲では、ピック弾きでタイトなサウンドを作り上げていました。さらに軽いディストーションやオーバードライブを加えると、80年代ハードロックの厚みが出せます。

アンプに関しては、クリーンチャンネルが充実した小型アンプでも十分対応可能です。Fender Rumbleシリーズや安価なAmpeg BA-108などで、中音域を少し持ち上げる設定を試してみてください。実際のレコーディングではダイレクト録音も多用していたため、低価格のプリアンプペダルも選択肢として有効です。

比較的安価に音を近づける機材表【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ベース Squier Classic Vibe ’60s Fender/Squier Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ 比較的安価なプレシジョンベースタイプ 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Harley Benton Harley Benton Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ 安価なプレシジョンベースタイプのコピーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター MXR Dyna Comp MXR Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ アタック感を整えるコンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター CS400 Behringer Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ 安価なコンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumbleシリーズ Fender Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ クリーンチャンネルが充実した小型アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-108 Ampeg Def Leppard(デフ・レパード) リック・サヴェージ 安価なベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【Def Leppard(デフ・レパード)・リック・サヴェージ】

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リック・サヴェージのベースプレイは、Def Leppardのサウンドの土台となる堅実さと洗練されたグルーヴ感を特徴としています。彼の音作りの核は、バンドサウンド全体とのバランスを重視した「必要以上に主張しない」姿勢にあります。特に「Hysteria」や「Pyromania」などの大ヒットアルバムでは、プロデューサーのマット・ラングとの緻密な作業により、ドラムと完璧に同期したタイトなリズムセクションを形成。曲のグルーヴを支えながらも、サウンドの厚みと深みを与える絶妙な音量バランスとEQ設定が彼のベーストーンの特徴です。ギタリスト2人とのアンサンブルにおいては、周波数帯の住み分けを意識した音作りで、曲全体の調和を最優先しています。

リック・サヴェージのサウンドを再現するには、まずピッキングのニュアンスに注目すべきです。彼は力強さと繊細さを兼ね備えたピッキング技術を持ち、曲調に応じて強弱を巧みに使い分けます。特にロックバラードでは柔らかいタッチ、アップテンポな曲では力強いアタックと、表現力の幅広さが特徴的です。また、フィンガリングにおいては正確なポジショニングと左手の効率的な動きが重要で、特に80年代の代表曲では、シンプルながらも曲を支える的確なフレーズ選びと音符の長さの処理が鍵となります。音色面では、中低域を強調しつつも、必要に応じて高域の粒立ちも確保した、太くクリアなサウンドメイキングを心がけると良いでしょう。

リック・サヴェージの音楽姿勢で最も学ぶべき点は、機材に依存しすぎないプロフェッショナリズムです。彼は「良いサウンドは良い演奏から生まれる」という信念を持ち、高価な機材よりも自身の演奏技術とアンサンブル能力の向上に重点を置いてきました。バンドの音楽性の変化に合わせて柔軟に対応し、時にはプロデューサーの要望に応えるためにプレイスタイルを変化させる柔軟性も持ち合わせています。また、80年代からの長いキャリアを通じて、トレンドに左右されない普遍的なグルーヴ感覚と、曲の本質を捉えたプレイスタイルを貫いています。機材を道具として割り切り、音楽表現のための手段として考える彼の姿勢は、あらゆるベーシストにとって価値ある教訓と言えるでしょう。

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