- 【パオロ・グレゴレット】Trivium（トリヴィアム） 始めに
- 使用アンプ一覧と特徴【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
- 使用ベースの種類と特徴【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
- 使用エフェクターとボード構成【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
- 音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
- 比較的安価に音を近づける機材【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
- 総括まとめ【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
- 本記事参照サイト【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
【パオロ・グレゴレット】Trivium（トリヴィアム） 始めに
パオロ・グレゴレットは、アメリカのメタルコア/スラッシュメタルバンド「Trivium（トリヴィアム）」のベーシストとして知られています。彼の重厚かつタイトなベースラインは、バンドのサウンド基盤を支える重要な役割を担っています。
グレゴレットの特徴は、マット・ヘイフィ（Vo/Gt）やコリー・ボーリュー（Gt）のリフに絶妙にフィットする精密なプレイングと、ダイナミクスの変化に富んだアプローチです。特に速いテンポの楽曲では、アレックス・ベント（Dr）とともにリズムセクションとして卓越したタイトさを発揮します。
「The Sin and the Sentence」や「In the Court of the Dragon」などの楽曲では、彼の技術的かつメロディアスなベースラインが聴き取れます。Triviumの進化系メタルサウンドにおいて、グレゴレットのベースワークは複雑なリフとの調和を取りながら、楽曲に厚みと力強さを与えています。
YouTubeでパオロ・グレゴレットのプレイをチェック → こちら
使用アンプ一覧と特徴【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
Trivium（トリヴィアム）のベーシスト、パオロ・グレゴレットは主にOrange（オレンジ）のベースアンプを愛用しています。特にOrange AD200B MK3ヘッドアンプとOBCシリーズのキャビネットの組み合わせを中心に使用しており、力強くタイトな低音を実現しています。
レコーディングにおいては、Orange以外にもAmpeg SVTシリーズなど複数のアンプを状況に応じて使い分けていることが知られています。特にメタルコアサウンドに欠かせない芯のある中低域と切れ味鋭いアタックを重視したセッティングが特徴です。
ライブではOrangeの特徴である温かみのあるチューブサウンドと歪みの質感を活かし、バンドのヘヴィなリフやテクニカルなフレーズを支える重厚な低音を生み出しています。また、必要に応じてDIとアンプサウンドを併用するハイブリッドアプローチも採用していると言われています。
Triviumの楽曲の複雑なリフや速いテンポに対応するため、アタック感を保ちながらもサステインの効いた音作りを意識しており、特にバンドの8弦ギターと共存するため低域のセッティングに独自の工夫があるとされています。このようなセッティングにより、テクニカルなメタル特有の緻密なアンサンブルを実現しています。
使用アンプ機材表【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SVT-4PRO | Ampeg | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | メインのベースアンプヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SVT-810E | Ampeg | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 8×10インチキャビネット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Darkglass Electronics B7K Ultra | Darkglass | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | プリアンプ/オーバードライブペダル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| RBI | SansAmp | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | ベースプリアンプとして使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tech 21 SansAmp Bass Driver DI | Tech 21 | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | ベース用DIプリアンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Kemper Profiler | Kemper | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | デジタルアンプモデラー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Fractal Audio Axe-FX III | Fractal Audio | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | マルチエフェクター | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ベースの種類と特徴【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
メタルコアバンド「Trivium（トリヴィアム）」のベーシスト、パオロ・グレゴレットは主にWarwick Streamer Stageモデルを使用しています。彼のサウンドは力強い低域と明瞭なアタックが特徴で、バンドの重厚なサウンドを支える要となっています。
メインベースのWarwick Streamerは、ソリッドなボディと高品質なピックアップにより、メタルに最適な音像の分離とサステインを実現しています。特にアクティブ回路による明確なミッドレンジとタイトな低域は、複雑なリフやテクニカルなプレイにおいても埋もれることなく音が通る特性があります。
彼の演奏スタイルに合わせたピックアップ構成と回路により、スラップから指弾き、ピック奏法まで様々なテクニックに対応できる柔軟性を持っています。バンドの楽曲に見られる速いテンポやリズムチェンジにも対応できる反応の良さと、ギターとの混成において存在感を失わない音圧が彼のベースサウンドの特徴と言えるでしょう。
使用ベース機材表【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | ベースの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Paolo Gregoletto Signature PJ | ESP | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦PJスタイル | 2016年発表のシグネチャーモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ESP LTD AP-5 | ESP | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦PJタイプ | 以前の主要使用機材 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Warwick Streamer | Warwick | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦 | ステージでも使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Dingwall NG-2 | Dingwall | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦マルチスケール | ファンドフレットモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Jackson Signature Concert Bass | Jackson | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦アクティブ | シグネチャーモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ibanez SR | Ibanez | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦アクティブ | ライブでも使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用エフェクターとボード構成【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
パオロ・グレゴレットは、Trivium（トリヴィアム）のベーシストとして、メタルコアサウンドの重厚な低音を担当しています。彼のベースサウンドはシンプルながらも力強く、バンドのサウンドの土台を確立しています。
エフェクターボードにはSansamp Bass Driver DI、MXR M87 Bass Compressor、Boss TU-3などが配置されていると想定されます。特にSansampはパオロのサウンドの要で、アンプライクなオーバードライブトーンの形成に重要な役割を果たしています。
パオロは5弦ベースを使用することが多く、低音域の表現力を重視していることが窺えます。ライブでは、クリーントーンから歪んだ攻撃的なサウンドまでシームレスに切り替え、Triviumのダイナミックな楽曲構成をサポートしています。
また、シグネチャーモデルとしてWarwick Streamer Stage I Paolo Gregoletto Signatureを使用しており、このベースの特性を活かした音作りを展開しています。エフェクターはあくまで補助的な位置づけで、ベース本来の音質を損なわないセッティングが特徴的です。
使用エフェクター機材表【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | エフェクターの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| MXR M-80 Bass D.I.+ | Dunlop | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | ディストーション | ベース用のプリアンプ・ダイレクトボックス機能も備えたディストーション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Darkglass Alpha•Omega Ultra | Darkglass Electronics | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | ディストーション | デュアルディストーション回路搭載のベースプリアンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Darkglass Microtubes B7K Ultra | Darkglass Electronics | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | プリアンプ | 4バンドEQ搭載のベースプリアンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Kemper Profiler | Kemper | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | プリアンプ | アンプモデリングシステム | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Fractal Audio Axe-FX III | Fractal Audio Systems | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | プリアンプ | マルチエフェクト・アンプシミュレーター | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
パオロ・グレゴレットは、Triviumの重厚なベースサウンドを支えるために独特のEQ設定を採用している。
彼は中低域（200-400Hz）をやや持ち上げることで楽曲のパワー感を強調し、同時に高域（2-4kHz）も少し盛ることで弦のアタック感を保っている。
特にメタルコアの激しい曲では、800Hz付近を少し削ることでギターとの干渉を避け、低域の存在感を保ちながら全体のミックスでの明瞭さを確保している。
パオロはコンプレッサーのアタックを比較的速く、リリースをやや遅めに設定し、激しいピッキングでも音量の一貫性を維持している。
ライブセッティングでは、楽曲のスタイルに応じてベース音作りを使い分けている。
重厚なリフが中心の曲では、60-80Hzの超低域を強調し、ドラムのキックと融合するような太さを追求する。
一方、テクニカルなフレーズが多い曲では、700Hz-1kHzを少し持ち上げて指の動きの細かいニュアンスを表現する。
モダンプロダクションに合わせて、マルチバンドコンプレッサーを使用して各周波数帯ごとにダイナミクスをコントロールし、どんな音量でも一定の存在感を保っている。
ミックス段階では、ベースの定位を中央にしっかり固定しながら、ステレオイメージを微妙に広げる処理を施している。
低域（40-100Hz）はモノラルで中央に集中させつつ、中高域に微妙なステレオ効果を加えることで空間的な奥行きを生み出している。
シングルコイルとハムバッカーの特性を併せ持つピックアップを活用し、トラックによって使い分けることで音色のバリエーションを実現している。
最終ミックスでは、サチュレーションを軽く加えることで温かみのある倍音を追加し、デジタルレコーディングでもアナログ的な質感を残すよう工夫している。
比較的安価に音を近づける機材【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
Triviumのベーシスト、パオロ・グレゴレットのサウンドに近づけるなら、5弦ベースとディストーション系エフェクトがポイントです。手頃な価格のIbanez SR305EやSR405E、ESP LTD B-205などの5弦モデルを選べばメタルサウンドの基礎が整います。アクティブピックアップ搭載モデルは彼のアグレッシブなトーンに近づきやすく、初期投資を抑えつつ本格的なメタルベースサウンドが得られるでしょう。
エフェクターではSansamp Bass Driver DIやZoom B1Fourなどのマルチエフェクターが実用的な選択肢となります。特にZoom B1Fourは4000円台で手に入り、ディストーションやコンプレッサーなど必要なエフェクトが一台に集約されています。EQセッティングは中域をやや抑え、低域と高域を持ち上げることでパオロらしい明瞭でパンチのあるサウンドに近づけることができるでしょう。
演奏テクニックでは、ピック弾きの練習とゲイン調整が重要なポイントとなります。パオロのタイトなリズムキープは速いピッキングから生まれるので、メトロノームを使った練習を重ねることをお勧めします。また、弦高は低めに設定し、適度な太さのピックを使うことで、彼特有の抜けの良いアタック感を再現しやすくなるでしょう。
比較的安価に音を近づける機材表【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| 種類 | 機材名 | メーカー | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 備考 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | SR305E | Ibanez | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦モデル、アクティブピックアップ搭載 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | SR405E | Ibanez | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦モデル、アクティブピックアップ搭載 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | B-205 | ESP LTD | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 5弦モデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | Bass Driver DI | Sansamp | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | ディストーション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | B1Four | Zoom | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | マルチエフェクター、4000円台 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | Trivium（トリヴィアム） | パオロ・グレゴレット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
総括まとめ【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
パオロ・グレゴレットはアメリカのメタルバンド「Trivium」のベーシストとして、グルーヴィーでパワフルなベースラインを提供している。彼のプレイスタイルの核は、リズムセクションとしての土台の堅牢さと、攻撃的なピッキングテクニックにある。メタルコアからスラッシュ、モダンメタルまで幅広いサウンドを自在に操る彼は、バンド内でのリフの重厚感とヘヴィさを強化する役割を担っている。特にマット・ヒーフィ（Vo&Gt）らと絶妙に絡み合うタイトなユニゾンプレイと、曲の展開に合わせた緻密なダイナミクスの使い分けが彼のプレイの特徴だ。
パオロのサウンド再現のポイントは、アグレッシブなアタックとクリアな低域の両立にある。ピッキングハンドは強めのアタックで弦を叩き、フィンガリングではしっかりと弦を押さえ込むことで芯のあるトーンを生み出している。また、イコライジングではミッドレンジを適度に強調しつつ、低域は明瞭さを保つよう調整するのが鍵となる。Triviumの楽曲では複雑なリフに合わせたタイトなリズムキープと、ダブルペダルのキックに対応する低弦の安定感が求められるため、右手のピッキングコントロールを徹底的に鍛えることが彼のサウンドに近づく近道となるだろう。
機材に依存しすぎない姿勢も彼のアプローチの一つだ。パオロは自身の演奏技術と音楽性を常に進化させることに重きを置いている。特にTriviumの音楽性の変化に合わせて、自身のプレイスタイルも柔軟に変化させてきた点は注目に値する。どんな機材を使用しても一貫した芯のあるサウンドを維持できるのは、基本に忠実なフォームと安定したリズム感があってこそ。機材よりもまず、メタルベーシストとしての基礎技術の習得と、バンドアンサンブルでの役割理解に注力することが、パオロのようなプロフェッショナルなサウンドへの近道となるだろう。
本記事参照サイト【Trivium（トリヴィアム）・パオロ・グレゴレット】
本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。