【RIZE・KenKen】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【RIZE・KenKen】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【KenKen】RIZE 始めに

KenKenは日本のロックバンドRIZEのベーシストとして知られる実力派プレイヤーです。パンクロックを基調としながらも、ヒップホップやレゲエなどの要素を融合させた独自のスタイルを確立しています。彼の奏でるベースラインは、躍動感あふれるスラップから、重厚なフィンガープレイまで多彩なテクニックを駆使し、RIZEサウンドの要となっています。

特にRIZEの代表曲「LIGHT」や「PARADOX」などでは、楽曲の骨格を支える堅実なリズムキープと同時に、随所で効果的なフィルインやハーモニクスを取り入れた表現力豊かなプレイが光ります。彼のスラップ奏法は、正確なリズム感と抜群のグルーヴ感を兼ね備え、バンドの疾走感あるサウンドを生み出す原動力となっています。

また、ソロプロジェクト「KenKen&The Vibe」や様々なセッションやコラボレーションにも積極的に参加し、ジャンルを超えた幅広い音楽性を発揮しています。その音楽的な柔軟性と確かなテクニックにより、国内外のミュージシャンからも高い評価を得ています。

two men playing instruments in a dark room
Photo by Luis Morera on Unsplash

KenKenの奏でるベースサウンドは、時に激しく力強く、時に繊細で表情豊かに変化し、聴く人の心を掴みます。彼の個性的なプレイスタイルは、RIZEの音楽性をより多面的で魅力的なものに昇華させ、日本のロックシーンにおいて独自のポジションを確立するのに大きく貢献しています。

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使用アンプ一覧と特徴【RIZE・KenKen】

grayscale photography of person carrying guitar
Photo by David Rangel on Unsplash

RIZEのベーシストKenKenは、主にTC ElectronicとMarkbassのアンプを愛用しています。TC Electronicのシリーズではヘッドアンプ「RH750」と「BH800」、キャビネット「RS410」「RS210」の組み合わせを使用。低域の太さと高域の明瞭さを両立させた音作りが特徴です。

Markbassではコンパクトなアンプヘッド「Little Mark Tube 800」とキャビネット「Standard 104HF」の組み合わせも使用し、真空管サウンドの温かみを取り入れています。ライブではパワフルで存在感のあるTC Electronicを中心に、レコーディングでは繊細な表現が可能なMarkbassを状況に応じて使い分けています。

また、自身のシグネチャーモデルの「BASS MACHINE」ディストーションペダルとの組み合わせで、RIZEの楽曲に不可欠な歪みサウンドを生み出しています。セッティングは比較的シンプルで、ベース本来の音色を活かしつつ、バンドサウンドの中で確実に存在感を示す音作りを心がけています。

使用アンプ機材表【RIZE・KenKen】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG RIZE KenKen 主力アンプヘッド、ライブでの定番 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG RIZE KenKen 8×10インチキャビネット、メインキャビとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
CLASSIC TC ELECTRONIC RIZE KenKen シグネチャーアンプヘッド、自身のモデルもある 検索 検索 検索 検索 検索
RS115 TC ELECTRONIC RIZE KenKen シグネチャーキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
RH450 TC ELECTRONIC RIZE KenKen コンパクトな軽量アンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
BH250 TC ELECTRONIC RIZE KenKen 小型のベースアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
MTD 535-24 MARKBASS RIZE KenKen 小型のベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP BASS DRIVER DI TECH 21 RIZE KenKen 定番のプリアンプ/DI 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【RIZE・KenKen】

grayscale photography of person carrying guitar
Photo by David Rangel on Unsplash

RIZEのベーシストKenKenは、メインベースとしてZON Sonus CustomとTC Electronic RH450アンプを組み合わせて使用しています。このベースはOFF-SET BLKカラーが特徴的で、EMG-35DCXピックアップを搭載しており、力強い低音と明瞭なアタックが特徴です。

また、Fender Ken Ken Jazz Bassというシグネチャーモデルも愛用しており、このモデルは標準的なJazzベースをベースにしながら、中域の張りを強調した音作りが可能です。さらに、ATELIERZから発売されたシグネチャーモデル「”KK1 KENKEN”SONUS Custom Bass」も使用しています。

サブベースとしては、YAMAHA TRB1006などの6弦ベースも活用し、幅広い音域をカバー。全体的に太くパワフルな低域と抜けの良い高域のバランスが絶妙で、RIZEのダイナミックなサウンドを支えています。

使用ベース機材表【RIZE・KenKen】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
M245 Atelier Z RIZE KenKen JBタイプ KenKen シグネイチャーモデル。指弾きからスラップまでオールラウンドに対応 検索 検索 検索 検索 検索
KENKEN JAZZ BASS Fender RIZE KenKen JBタイプ KenKen シグネイチャーモデル。パッシブ仕様 検索 検索 検索 検索 検索
Classic Series ’50s Precision Bass Fender RIZE KenKen PBタイプ 初期のRIZEでの使用モデル 検索 検索 検索 検索 検索
TC Electronic DITTO LOOPER TC Electronic RIZE KenKen エフェクター ルーパー機能を使用したプレイも得意 検索 検索 検索 検索 検索
MUSICMAN STINGRAY Music Man RIZE KenKen アクティブベース 代表的なアクティブモデル 検索 検索 検索 検索 検索
NS Design CR5 NS Design RIZE KenKen 5弦 エレアコベース、ライブでの使用あり 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M80 BASS D.I.+ MXR RIZE KenKen エフェクター ディストーションとDIを組み合わせたユニット 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【RIZE・KenKen】

white electric bass guitar
Photo by Balázs Horváth on Unsplash

KenKenのエフェクターボードは、RIZEでの重厚かつファンキーなサウンドを実現するために入念に構成されています。メインのベース音にアタック感を与えるTC Electronic製「SpectraComp Bass Compressor」を中心に、さまざまなシーンに対応できる柔軟なシステムを採用しています。

特に歪み系では、Tech 21の「SansAmp Bass Driver DI」を愛用し、バンドサウンドを支えるパワフルな低域と抜けの良い中高域を確保しています。ファンク要素が強い楽曲では、MXRの「M-80 Bass D.I.+」も活用して多彩な表現を可能にしています。

さらにKenKenの特徴的なサウンドには、Darkglassのベース用歪みエフェクターやELECTRO-HARMONIXのオクターバーなどが重要な役割を果たしています。これらを駆使することで、RIZEの楽曲に欠かせない力強さと緻密さを両立させた独自のベースサウンドを生み出しています。

使用エフェクター機材表【RIZE・KenKen】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ZOOM B3n ZOOM RIZE KenKen マルチエフェクター KenKenシグネチャーパッチが存在 検索 検索 検索 検索 検索
TC Electronic RH450 TC Electronic RIZE KenKen プリアンプ ベースアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M87 Bass Compressor MXR RIZE KenKen コンプレッサー ベース用コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
Ampeg SVT-3PRO Ampeg RIZE KenKen プリアンプ ラックマウント型ベースアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Darkglass Microtubes B7K Ultra Darkglass RIZE KenKen プリアンプ オーバードライブ機能も搭載 検索 検索 検索 検索 検索
Tech 21 SansAmp Bass Driver DI Tech 21 RIZE KenKen ダイレクトボックス プリアンプ機能も搭載 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【RIZE・KenKen】

KenKenのベースサウンドは、低域の太さと中高域の粒立ちを両立させた独自性が光る。基本セッティングでは、低域(80Hz付近)をやや持ち上げてパンチ感を出し、800Hz前後を少し削って抜けの良さを確保している。
さらにアンプのEQでは2kHz付近に特徴的なブーストを加え、指弾きのアタック感を強調。
TC ElectronicのSpectra Compを使用する際は、スレッショルドを-20dB程度に設定し、アタックは30ms、レシオは3:1前後と控えめな圧縮で音の立ち上がりを保っている。

楽曲別のセッティングでは、激しいナンバーではミッドを800Hzで削りつつ2kHzを強調、スラップ奏法の曲ではハイミッドを3kHz付近で+3dB程度持ち上げて指の音を際立たせている。
バラードではコンプレッションを強めにかけ、アタックを50ms程度に遅らせることで音の滑らかさを演出。
フェンダーPrecision Bassを使用する曲では、低中域(250Hz)を少し持ち上げてヴィンテージ感を強調し、Atelier Z機でのハイブリッド奏法では400Hzを少し落として現代的な輪郭を描く工夫がある。

レコーディングでのミックス処理では、ベース音の定位を中央にしつつも、若干左に5%程度振ることで空間的な広がりを演出している。
低域はハイパスフィルターを40Hz付近に設定し、キックドラムとの干渉を防止。
さらに並列圧縮テクニックを活用し、原音に15%ほどの割合で強く圧縮した信号をブレンドすることで、音圧感を保ちながら演奏のダイナミクスを維持。
特にRIZEのような激しいバンドサウンドの中でも埋もれないよう、400〜500Hzを2dB程度カットし、2〜3kHzを適度に持ち上げることでミックス内での存在感を確保している。

比較的安価に音を近づける機材【RIZE・KenKen】

KenKenのベースサウンドに近づけるためには、アクティブピックアップ搭載のベースとコンプレッサーから始めると効果的です。TC Electronicの「SpectraComp Bass Compressor」のような小型コンプレッサーと、ESP Ken5のコスパ版となるESP BTL-KKベースの組み合わせで基本的なトーンが作れます。さらに予算に余裕があれば、Markbassの小型アンプやキャビネットも検討すると良いでしょう。

エフェクターではディストーションとコーラスを加えることでKenKen風のアグレッシブかつ厚みのある音作りが可能になります。BOSSの「ODB-3」や「CEB-3」などのコンパクトエフェクターシリーズは比較的安価でありながらも十分な表現力を持っています。特に彼の特徴である歪みと厚みのバランスを作る上で、これらのエフェクターは重要な役割を果たすでしょう。

奏法面では、スラップとピック奏法の両方をマスターすることがKenKenサウンドの再現には欠かせません。機材だけでなく、強めにピッキングしたり、ミュートを効かせたりするテクニックも音作りに大きく影響します。また彼の使用するダダリオのEXLシリーズなど、ニッケル製ラウンドワウンド弦を選ぶことで、比較的安価な機材でもKenKenらしい音色に近づけることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【RIZE・KenKen】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー RIZE KenKen 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース BTL-KK ESP RIZE KenKen KenKenモデルのコスパ版 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター SpectraComp Bass Compressor TC Electronic RIZE KenKen 小型コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 BOSS RIZE KenKen ベース用ディストーション 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター CEB-3 BOSS RIZE KenKen ベース用コーラス 検索 検索 検索 検索 検索
EXLシリーズ D’Addario RIZE KenKen ニッケル製ラウンドワウンド弦 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ 小型アンプ Markbass RIZE KenKen 予算に余裕があれば 検索 検索 検索 検索 検索
キャビネット キャビネット Markbass RIZE KenKen 予算に余裕があれば 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【RIZE・KenKen】

KenKenの音作りは、ルートをしっかり支えながらも、躍動感に満ちたフレージングが特徴的だ。TC Electronicのプリアンプを核にしたサウンドメイクで、力強いアタック感と太い低域を両立させ、バンドサウンドの土台を形成している。

彼のサウンド再現のポイントは、プレイスタイルに合わせた細かな機材調整にある。親指奏法を活かした独特のグルーヴ感を大切にし、エフェクターのセッティングよりも演奏技術でサウンドを作り上げる姿勢が光る。

機材への依存よりも「音楽的に何がしたいか」を重視するKenKenの姿勢は、シグネチャーモデルの開発にも現れている。楽器を選ぶ基準は「自分の表現にどれだけ合うか」であり、複雑な機材セットアップより奏者としての個性を大切にしている。

本記事参照サイト【RIZE・KenKen】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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