【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【ウエムラユウキ】ポルカドットスティングレイ 始めに

ウエムラユウキは、エジマハルシ(Vo./Gt.)、ミツヤマカズミ(Gt.)、ハラダヒロキ(Dr.)とともに2015年に結成された4人組ロックバンド「ポルカドットスティングレイ」のベーシスト。中学時代は吹奏楽部でトランペットを担当していたが、高校時代にベースを始めたことがきっかけで今日のキャリアに繋がっている。

ポルカドットスティングレイは、エジマハルシのハイトーンボイスとキャッチーなメロディに、ダンサブルなリズム隊が特徴的なバンド。ロック、ファンク、ダンスミュージックなどを取り入れた独自のサウンドで、2018年にメジャーデビュー以降、急速に人気を獲得している。

ウエムラのベーススタイルは、ファンクやR&Bの要素を取り入れた16ビートのグルーヴ感が特徴的。フィンガーピッキングとピック奏法を曲調に合わせて使い分け、スラップも交えた多彩なプレイで楽曲を支えている。エフェクターを駆使した音作りにもこだわり、シンセベースのようなサウンドからファズやディストーションを効かせたアグレッシブなトーンまで幅広い表現を行う。

代表曲「テレキャスター・ストライプ」では、ロックでありながらもファンキーなベースラインが楽曲の推進力となっている。「リスミー」では16分音符を基調としたタイトなリズムとウォーキングベースが融合した印象的なベースラインを展開。「ヒミツ」では歌メロと絡み合うように動くベースラインがポルカドットスティングレイならではのポップさと疾走感を生み出している。

演奏面では、複雑なリズムパターンを正確に刻みながらも躍動感のあるグルーヴを生み出す技術が光る。バンド内でリズム隊としてドラマーと息の合ったプレイを展開しつつ、ギターとのアンサンブルも高いレベルで実現。そのプレイスタイルはバンドのダンサブルで中毒性のあるサウンドの重要な要素となっている。

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使用アンプ一覧と特徴【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

ポルカドットスティングレイのベーシスト・ウエムラユウキは主にORANGE製アンプを愛用しています。特にOB1-500というプリアンプを搭載したヘッドと、OBC810キャビネットの組み合わせを基本セットとして使用。

ライブではハイとローを絶妙にブレンドして太くパンチの効いた音を作り出し、特にOB1-500の持つオーバードライブ機能を効果的に活用しています。バンドサウンドの中でも埋もれない芯のある低音が特徴です。

また、場合によってはAmpeg製のSVTシリーズも併用し、楽曲によって音色を使い分けているとのこと。レコーディングではさらに細かい音作りにこだわり、様々なアンプを組み合わせることでポルカドットスティングレイ独自の重厚かつ抜けの良いベースサウンドを構築しています。

使用アンプ機材表【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
AD200B MKIII Orange ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ ライブでのメインアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Micro Dark Orange ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ 自宅練習用に愛用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-4 PRO Ampeg ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ ライブ・スタジオでも使用する定番アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
OB1-500 Orange ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ 歪みとクリーンを同時に出せる多機能アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Axe-Fx III Fractal Audio Systems ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ ライブ用アンプシミュレーター 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E Ampeg ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ 8×10インチスピーカーキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
OBC810 Orange ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ 高音質な8×10インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
Terror Bass Orange ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ コンパクトながらパワフルな音 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

ポルカドットスティングレイのベーシスト・ウエムラユウキは、メインベースとしてFenderのPrecision Bass(Pベース)を愛用しています。特にアメリカン・ヴィンテージ ’63 Precision Bassがメインとなっており、力強い低域と適度なミッドレンジが特徴です。

PUにはカスタムショップのPベース用ピックアップを搭載し、バンドサウンドの土台となる安定した音色を提供しています。また、サブ機としてFenderのJazz Bassも使用しており、よりタイトなフィンガープレイが必要な楽曲で活躍させています。

ウエムラの演奏スタイルに合わせたセッティングにより、Pベース特有の太いローエンドと抜けの良いアタック感を両立させています。Orange製のベースアンプと組み合わせることで、バンド内での存在感のある音作りを実現しています。

使用ベース機材表【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Precision Bass Fender ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ PBタイプ サンバースト・ローズ指板を主に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Hybrid II Precision Bass Fender ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ PBタイプ バックシン・ミディアムスケール仕様 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-3 Atelier Z ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ JBタイプ バンド初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
SP-270M Bacchus ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ PBタイプ WL/Rのモディファイモデル 検索 検索 検索 検索 検索
WANIMA KENTAモデル WL-434 Bacchus ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ PBタイプ ギグで使用することも 検索 検索 検索 検索 検索
American Professional II Precision Bass Fender ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ PBタイプ 新しい定番として使用 検索 検索 検索 検索 検索
Marcus Miller V7 Swamp Ash 4 Sire ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ JBタイプ サイドマシンの5弦モデルも所有 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

ポルカドットスティングレイのウエムラユウキは、歪み系エフェクターを中心にボードを構成し、バンドサウンドの核となる重厚なベース音を作り出しています。主軸となるのはPIEZO CLEAN BOOSTER、BACOMP、PHAT MODなどのエフェクターで、これらを組み合わせて多彩な音色変化を実現しています。

特に特徴的なのは、複数の歪み系を使い分けている点で、楽曲によって異なるディストーションキャラクターを使い分けています。また、Orange製のアンプとの相性を重視したペダル選びも特徴的です。

ボード上のMXR M87 BASSCOMPRESSORは、サウンドの安定感を保ちながらも表現力を損なわない絶妙な設定が施されています。バンド内での音像の確保と、ソロフレーズでの存在感を両立させるための工夫が随所に見られます。

使用エフェクター機材表【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
FULLTONE OCD FULLTONE ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ オーバードライブ 常用しているドライブペダル 検索 検索 検索 検索 検索
Darkglass Electronics ALPHA・OMEGA Darkglass Electronics ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ ディストーション 歪み系で愛用している 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M288 Bass Octave Deluxe MXR ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ モジュレーション系 オクターブペダル 検索 検索 検索 検索 検索
MOOER TENDER OCTAVER MKII MOOER ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ モジュレーション系 オクターブダウンに使用 検索 検索 検索 検索 検索
TC Electronic POLYTUNE 2 TC Electronic ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ チューナー ペダルボードに組み込まれたチューナー 検索 検索 検索 検索 検索
FENDER DOWNTOWN EXPRESS BASS MULTI FENDER ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ マルチエフェクター コンプ、オーバードライブ、3バンドEQを内蔵 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

ポルカドットスティングレイのウエムラユウキは、緻密なベース音作りで知られています。基本セッティングでは、オレンジアンプのAD200を使用し、低域を太く確保しながら800Hz〜1kHzを少し持ち上げて歯切れの良さを追求しています。ミックス時には、ギターとの共存を図るため、200Hz付近をやや抑え、サスティンを保ちつつもアタック感が明確になるようコンプレッサーの設定にこだわります。特に「電車」のような疾走感のある楽曲では、アタックを強調しています。

楽曲ごとのセッティング変更も特徴的で、「ICHIDAIJI」ではフィンガーピッキングの温かみを活かすためローミッドを強調し、「ヒミツ」ではピック弾きの際に2〜3kHz帯を少し持ち上げて鋭さを出しています。バンドサウンドの基盤となるため、ドラムとの相性を重視し、キックとの周波数バッティングを避けるよう60〜80Hzのゲインを調整しています。ライブではモニター環境に合わせて400Hz前後の調整も頻繁に行います。

レコーディング時には、DI音とアンプ音の二系統を録り、ミックス段階で最適なバランスを見つけるアプローチを取っています。DI音は中高域の明瞭さを保ちつつ、アンプ音で低域の厚みと空気感を補完する手法です。曲の展開によってはオートメーションでバランスを変え、サビでは存在感を増すために低域を少し持ち上げます。さらにステレオイメージング処理を施すことで、音の広がりと立体感を演出し、バンドサウンドの密度を高めています。

比較的安価に音を近づける機材【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

ポルカドットスティングレイのウエムラユウキさんのベースサウンドを低予算で再現するなら、まずジャズベースタイプを選ぶのが第一歩です。彼の特徴である太く明瞭な音色は、Squier Classic Vibe ’60sやVintage Modified Jazzなどのコスパの良いモデルでもある程度再現できます。フラットワウンド弦を使うとよりウエムラさんの音に近づき、特にThomastik-Infeld JF344や安価なD’Addario ECB81などが選択肢になります。

アンプに関しては、彼が使用するOrangeの代わりにRumble 40やAmpeg BA-110などのコンパクトな練習用アンプでも、EQをミッドを少し持ち上げて低域と高域は抑え気味にすると似た音色に近づけます。エフェクターはZoom B1 FourやKORG Pitchblack miniなどコストパフォーマンスの高いマルチエフェクターとチューナーがあれば、ライブでの基本的なセットアップが整います。

演奏面では、ウエムラさんのようなピック弾きとスラップを取り入れたプレイスタイルを意識すると雰囲気が出ます。彼の特徴であるクリーンなピッキングと時折入るアグレッシブなスラップは、技術面で地道な練習が必要ですが、機材よりもこうした奏法の研究がむしろ重要です。機材は入門価格帯のものでも、正しい設定と奏法で十分にウエムラサウンドに近づけることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Classic Vibe ’60s Jazz Bass Squier ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ ウエムラユウキのジャズベーススタイルを再現可能 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Vintage Modified Jazz Bass Squier ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ コストパフォーマンスの良いジャズベース 検索 検索 検索 検索 検索
JF344 Thomastik-Infeld ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ フラットワウンド弦 検索 検索 検索 検索 検索
ECB81 D’Addario ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ 安価なフラットワウンド弦 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 40 Fender ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ コンパクトな練習用アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-110 Ampeg ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ コンパクトな練習用アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター B1 Four Zoom ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ コスパの高いマルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Pitchblack mini KORG ポルカドットスティングレイ ウエムラユウキ コンパクトなチューナー 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

ウエムラユウキのベースサウンドは、ハイとローをブーストした太くて明瞭な音作りが特徴。バンドサウンドの土台として存在感を示しながら、時にバキバキと主張するプレイスタイルを確立しており、エフェクターを重要視した音創りで曲の世界観を強化している。

サウンド再現の鍵は、フラットワウンド弦による芯のある音と、切れ味のあるアタックを両立させること。また複数のドライブ系エフェクターを組み合わせ、曲調に応じた繊細な音量調整と歪みのコントロールがウエムラサウンドの要となっている。

機材への強いこだわりがありながらも、自身の音楽性を表現するための道具として捉える姿勢が重要。「結局は自分の感覚が一番大事」というウエムラの言葉通り、機材の選択肢を広げつつも、最終的には演奏者自身の感性で音を作り上げることの大切さを示している。

本記事参照サイト【ポルカドットスティングレイ・ウエムラユウキ】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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