【Shun】TOTALFAT 始めに
TOTALFATのベーシストShunは、パワフルかつダイナミックなプレイスタイルで知られています。ロック、パンク、メタルの要素を融合させた同バンドのサウンドを支える強固なリズム基盤を担っており、力強いピッキングとグルーヴ感が特徴です。
彼のベースラインは単にリズムキープにとどまらず、メロディアスな動きや緻密なフレージングで楽曲に深みを与えています。特に、スラップ奏法や高速フィンガリングなど多彩なテクニックを駆使し、バンドの激しいパフォーマンスに対応した演奏スタイルを確立しています。
TOTALFATの代表曲「Place to Try」や「Catch Me If You Can」では、Shunの重厚なベースラインが曲のダイナミクスを支え、緩急のあるアレンジで楽曲の起伏を作り出しています。特にライブパフォーマンスでは、フロントマンとの絶妙な掛け合いと共に観客を盛り上げる演奏で定評があります。
また、エフェクターを駆使した音作りにもこだわりを見せ、楽曲に応じて多彩なサウンドカラーを表現します。歪みを効かせた力強いサウンドから、クリアで粒立ちの良いトーンまで、楽曲の世界観に合わせた音作りが彼のプレイの魅力となっています。
2000年代から活動を続けるTOTALFATは、メロディックパンク/ハードコアのシーンで確固たる地位を築いてきました。Shunのベースワークは、ギターとドラムの間を埋めるだけでなく、時に主役として楽曲を牽引する役割も担っています。
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使用アンプ一覧と特徴【TOTALFAT・Shun】
TOTALFATのベーシストShunは、主にFenderのBassman 300PRO(海外ツアーでレンタル)とAmpeg SVTを使用しています。レコーディングでは楽曲に合わせてBassman 300PROとAmpeg SVTを使い分けており、Fenderは太くて芯のある音、Ampegはロック向きのアタック感を重視しています。
エフェクターではワウとディストーションを組み合わせて特徴的なサウンドを作り出し、MXR Bass Distortion、Bass Big Muff、BOSS ODB-3などを駆使しています。バンドのパンクロックサウンドに合わせた力強い低音と適度な歪みが特徴です。
ライブではOne Control Tri-Loopを導入し、複数のエフェクターを効果的に切り替えられるセッティングを構築。ステージ上での演奏スタイルに合わせた機動性と安定性を重視したアンプ選びが彼のサウンドを支えています。
使用アンプ機材表【TOTALFAT・Shun】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SVT-4PRO | AMPEG | TOTALFAT | Shun | ライブで主に使用するヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SVT-810E | AMPEG | TOTALFAT | Shun | 8×10キャビネット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Porta One | Vox | TOTALFAT | Shun | 昔使用していたヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tri-Loop | ONE CONTROL | TOTALFAT | Shun | BASS、EFFECTS、AMPの3つのループを実現するスイッチャー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| HELIX | Line 6 | TOTALFAT | Shun | 多機能モデリングシステム | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SANSAMP BASS DRIVER DI | TECH21 | TOTALFAT | Shun | DI/プリアンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| OCTAVER | AMPEG | TOTALFAT | Shun | オクターバー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ZOOM B3 | ZOOM | TOTALFAT | Shun | マルチエフェクター | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ベースの種類と特徴【TOTALFAT・Shun】
TOTALFATのベーシストShunは、主にFender American Professional Precision Bassをメインに使用しています。このベースはPUにYoshinori Split Coil搭載モデルを使い、芯のある低音と力強い中域が特徴です。
サブ機としてFender American Professional Jazz Bassも活用しており、シングルコイルPUによる明瞭なアタックと高域の抜けの良さを生かしています。バンド内での音作りにおいて、曲調に合わせて使い分けている様子が伺えます。
また特徴的なのは、アクティブベースではなくパッシブベースを好んで使用している点です。シンプルな構造と素直な音色を重視し、エフェクターやアンプの組み合わせで音作りを行っています。TOTALFATのパワフルでありながら抜けの良いサウンドを支える重要な要素となっています。
使用ベース機材表【TOTALFAT・Shun】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | ベースの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| American Standard Precision Bass | Fender | TOTALFAT | Shun | PBタイプ | 渋谷でサンボマスターの松本タイゾーと並んで買った個体 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| American Ultra Precision Bass | Fender | TOTALFAT | Shun | PBタイプ | 5th Anniversary特設ページでの使用が確認された個体 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Japan Exclusive Classic ’60s Precision Bass | Fender | TOTALFAT | Shun | PBタイプ | Fenderインタビューで言及 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ATB-4EX | Atelier Z | TOTALFAT | Shun | JBタイプ | ライブでの使用が確認されている | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ATB-1 | Atelier Z | TOTALFAT | Shun | JBタイプ | バンド初期に使用していた個体 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| BBPH | Yamaha | TOTALFAT | Shun | PBタイプ | 3バンドEQ付きのアクティブモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用エフェクターとボード構成【TOTALFAT・Shun】
TOTALFATのベーシストShunは、歪みとモジュレーションを効果的に組み合わせたサウンドメイクが特徴です。ディストーション系ではDarkglass Microtubes B7Kを中心に、3BandパラメトリックEQで中低域を強調した太い歪みを作り出しています。また、Electro-Harmonix POGでオクターブ音を加え厚みを出し、MXR M82 Bass Envelope Filterでファンクネスを表現。One Control Tri Loopを用いたルーティング設計により、多彩な音色の切り替えをライブで実現。多様な音楽性を持つTOTALFATの楽曲に対応するため、ロック曲での力強いドライブサウンドからファンキーなフレーズまで、幅広い表現力を持ったボード構成となっています。
使用エフェクター機材表【TOTALFAT・Shun】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | エフェクターの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BJFE Honey Bee | BJFE | TOTALFAT | Shun | オーバードライブ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| Mole Bass | One Control | TOTALFAT | Shun | ベースディストーション | Mole Basspedalというモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Vero Drive | Mythos Pedals | TOTALFAT | Shun | オーバードライブ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| AMPTWEAKER BASS TIGHT ROCK JR | Amptweaker | TOTALFAT | Shun | ディストーション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| BI CHORUS | ONE CONTROL | TOTALFAT | Shun | コーラス | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| TRI LOOP | ONE CONTROL | TOTALFAT | Shun | スイッチングシステム | ループ切り替え用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【TOTALFAT・Shun】
Shunの基本的なベースEQ設定は、中低域(200〜400Hz)をやや持ち上げてパンチを出し、高域(2kHz〜3kHz)に少しアタックを加えるスタイルが特徴です。ライブでは低域(80〜100Hz)を豊かに保ちながらも、バンドサウンドの中で埋もれないよう1kHz付近を少し強調しています。ミックス時には各楽曲のテンポや雰囲気に合わせて、速いテンポの曲では低域をタイトに、ゆったりした曲では低域に余韻を持たせるよう調整しています。
エフェクターの使い分けも緻密で、歪み系エフェクトではOne ControlのSardine Canを使用する際は中域(800Hz付近)を強調し、ロック感を引き立てています。コンプレッサーはアタックを比較的遅め(30ms前後)に設定し、サスティンを活かした粒立ちの良いサウンドを実現。特にスラップフレーズでは、リリースを短めにして音の立ち上がりを損なわないようセッティングしています。
レコーディングでは、トラックによってアンプとDIのバランスを変え、アンプ音を60%、DI音を40%程度でブレンドすることが多いようです。重要なフレーズでは400Hz付近にわずかなブーストを加え、ドラムのキックと干渉しないよう80Hz以下を適度にカットしています。また、ミックス段階ではステレオ定位を中央よりやや左に設定することで、ギターとの分離感を高めつつも音圧のバランスを保っています。
比較的安価に音を近づける機材【TOTALFAT・Shun】
TOTALFATのShunさんのベース音を手頃な価格で再現するには、まずベース本体よりもエフェクターの選択が重要です。Shunさんが使用するBOSS ODB-3やMXR M-80などのオーバードライブ/ディストーションは比較的手に入りやすく、彼の太くパンチの効いたサウンドの核となっています。これらのペダルで歪みのキャラクターを作った上で、コンプレッサーで音の粒立ちを整えると近い音作りが可能です。
アンプシミュレーターを活用することもコスト効率の良い方法です。Shunさんが愛用するAmpegトーンは、ZOOM B3nやNUX Mighty Bassなどの安価なマルチエフェクターでも十分再現できます。またONE CONTROLのTri Loopのような複数のエフェクターを効率的に切り替えるスイッチャーも、セットアップの幅を広げながらコストを抑える選択肢として検討する価値があります。
ベース本体については、予算に応じてFenderの入門〜中級モデルから選ぶのが良いでしょう。ShunさんはJazzBassを使用していますが、SquierシリーズのJazzBassでも基本的な音色の特徴は押さえられます。重要なのは楽器そのものよりも、ピッキングの強さや弦の選択、そして音作りの考え方であり、これらの要素がShunさんのような力強くクリアなサウンドを生み出す鍵となります。
比較的安価に音を近づける機材表【TOTALFAT・Shun】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | TOTALFAT | Shun | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| エフェクター | BOSS ODB-3 | BOSS | TOTALFAT | Shun | Shunさん愛用のオーバードライブ、太くパンチの効いたサウンドの核 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | MXR M-80 | MXR | TOTALFAT | Shun | Shunさん使用のディストーション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| マルチエフェクター | ZOOM B3n | ZOOM | TOTALFAT | Shun | Ampegトーンを手頃に再現可能 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| マルチエフェクター | NUX Mighty Bass | NUX | TOTALFAT | Shun | 安価なアンプシミュレーター | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スイッチャー | Tri Loop | ONE CONTROL | TOTALFAT | Shun | 複数エフェクターを効率的に切り替え | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | Squier Jazz Bass | Fender | TOTALFAT | Shun | ShunさんのJazz Bassの特徴を押さえた入門モデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | TOTALFAT | Shun | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
総括まとめ【TOTALFAT・Shun】
Shunのベーススタイルはアグレッシブでありながらメロディアスな音作りが特徴。歪みと原音の両方を活かすエフェクト設計により、バンドのパンクロックサウンドを支える太くキレのある音を生み出している。特に低域の芯を失わない歪みと抜けの良さが彼の音作りの核だ。
彼のサウンド再現のポイントは、アンプとエフェクターのバランス配分にある。ベース本来の音色を残しつつ、必要な場面で歪みを加えるアプローチと、多すぎないエフェクターの効果的な使い方。ループスイッチャーを活用した切り替えの素早さも、ライブパフォーマンスの要となっている。
機材選びにこだわりながらも、Shunは「良い音は奏者から出る」という哲学を持つ。どんな機材でも自分らしい音を出せる技術を磨き、シンプルな構成でも十分な表現を追求する姿勢が伺える。機材に依存しすぎず、自分の感性と技術でサウンドを作り上げる姿勢が彼の音楽性を支えている。
本記事参照サイト【TOTALFAT・Shun】
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