【チャットモンチー・福岡晃子】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【福岡晃子】チャットモンチー 始めに

福岡晃子(あっこびん)は、チャットモンチーのベース&コーラスを務めたミュージシャンであり、ツーピース期や「チャットモンチー・メカ」と呼ばれる電子要素を多用した時期の音世界にも深く関わった人物です。彼女はもともとピアノを弾いていた経験を経てベースに転向し、その柔軟性・感覚的なアプローチを武器にサウンドの枠を拡張してきました。

チャットモンチー時代のサウンドは、ギターとボーカルを軸としつつも、ベースの存在感や電子音の重層性が織り交ぜられたバランス感が魅力でした。特にツーピース以降は、福岡がキーボードや同期音源、シンセサイザーを併用することで、空間の密度を保ちながら演奏表現を拡張する工夫がなされています。

代表的な楽曲では、《染まるよ》《告白Image》《Last Love Letter》等で、ベースラインそのものが浮かび上がりつつもシンセやアンビエンスが後押しするサウンド設計がなされており、曲の色味を柔らかく変化させるエフェクト選定やミキシングも注目点です。演奏スタイルとしては、積極的に音の立ち上げや音量変化、シンセ/キーボードと重ねる手法を用いており、「ベース=背後を支える」という役割にとどまらない主張性を帯びています。

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使用アンプ一覧と特徴【チャットモンチー・福岡晃子】

person playing guitar
Photo by Derek Truninger on Unsplash

ライブ/レコーディング双方で印象的な低域/中域の制御性が求められ、機種を使い分けることで音色のキャラクターを変える試みが見られます。ツーピース編成時には、ベースの低域がバンド全体のグルーヴを支える役割を持つため、パンチや太さを維持しつつ抜けを確保するアンプ選定が重要視されていました。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SUNN Concert Bass(ヘッド) SUNN チャットモンチー 福岡晃子 メイン使用。パンチと中低域の制御性重視 検索 検索 検索 検索 検索
TC Electronic RH450(ヘッド) TC Electronic チャットモンチー 福岡晃子 ツーピース以降によく使われたモデル 検索 検索 検索 検索 検索
TC Electronic RS410(キャビネット) TC Electronic チャットモンチー 福岡晃子 RH450と併用。レスポンス重視 検索 検索 検索 検索 検索
EDEN D210XLT(キャビネット) EDEN チャットモンチー 福岡晃子 RH450時のキャビネットとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ampeg SVT-5 PRO(ヘッド) Ampeg チャットモンチー 福岡晃子 以前使用。ただし近年は使用頻度減少傾向 検索 検索 検索 検索 検索
Mesa/Boogie BASS 400+ / RD-1516(キャビネット) Mesa/Boogie チャットモンチー 福岡晃子 キャビネットのみ使用例あり 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【チャットモンチー・福岡晃子】

person playing guitar in grayscale photography
Photo by Katarina Bubenikova on Unsplash

彼女は時期や楽曲の性格に応じて、複数のベースを使い分けてきました。シングルコイル+ハム構成、ショートスケール、特殊仕様オーダーベースなど、表現の幅を意識した選択が目立ちます。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Psychederhythm Modern J-Bass #005 Psychederhythm チャットモンチー 福岡晃子 ジャズベース系/シングルコイル+ハムバッカー併用 メイン使用とされるモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Psychederhythm Psychomaster Custom Bass #001 Psychederhythm チャットモンチー 福岡晃子 ハムバッカー重点型カスタムベース 太く厚みのある音色が特徴 検索 検索 検索 検索 検索
Vanzandt PB Type (3-Color Sunburst) Vanzandt チャットモンチー 福岡晃子 プレシジョン/ジャズ混合タイプ 多用途用途で併用使用 検索 検索 検索 検索 検索
ATELIER Z ZPO-4/Jr(White) ATELIER Z チャットモンチー 福岡晃子 ショートスケールベース 武道館ライブなどで取り回し重視時に使用 検索 検索 検索 検索 検索
YAMAHA Motion Bass MB-III(White) YAMAHA くもゆき/チャットモンチー 福岡晃子 モーションベース系 くもゆきでの演奏用途 検索 検索 検索 検索 検索
GIBSON Thunderbird Non-Reverse(Red) GIBSON くもゆき/チャットモンチー 福岡晃子 比較的独特なボディライン/深いロー傾向 くもゆきライブで使用経験あり 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【チャットモンチー・福岡晃子】

Man playing guitar outdoors in black and white
Photo by mostafa meraji on Unsplash

一般的な信号系統(入力 → エフェクター → アンプ)を前提にすると、福岡はクリーン基盤を保ちつつ必要なキャラクターを足す形の構成を好んでいます。ディレイ/リバーブ、プリアンプ/ブースター、コーラス系などを要所に置き、必要に応じてオン・オフでアクセントを変える構成が多く見られます。

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天</th Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
FREE THE TONE BASS DRIVE CONSOLE(福岡仕様カスタム) FREE THE TONE チャットモンチー 福岡晃子 オーバードライブ / ブースター BASS DRIVE+BOOSTを組み込んだ仕様 検索 検索 検索 検索 検索
Xotic RC Booster Xotic チャットモンチー 福岡晃子 ブースター / プリアンプ系 クリーンブースト用途で併用 検索 検索 検索 検索 検索
BOSS DD-20 BOSS チャットモンチー 福岡晃子 ディレイ 空間系表現を補う用途 検索 検索 検索 検索 検索
KORG microKORG KORG チャットモンチー 福岡晃子 プリアンプ/シンセ音源併用 メカ編成で多用、同期音源用途として活用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【チャットモンチー・福岡晃子】

基本EQ設定

低域は 60-80 Hz あたりをほんのり下支えしつつ、中域(200-500 Hz)での太さを損なわないようにし、1-2 kHzあたりをほんのりブーストして抜けを確保する設定がしばしば推奨されます。高域は 5-8 kHzあたりに軽くリフトを入れて、アタック感/透明感を補う方向性が合いやすいでしょう。ベースは全体の混ざり具合で調整することを意識した設定が重要です。

楽曲別の使い分け

たとえば、静かなバラード系曲ではベースのディレイ/リバーブを薄く用いて浮遊感をつけつつ、低域はあまり強めず輪郭を残す方向。対してロック性の高い曲やツーピース期の楽曲では余計な残響を抑え、パンチと明瞭さを優先するブースト傾向のエフェクト/EQが目立ちます。シンセ・同期音源を併用する楽曲では、ベース音が他の低域系と干渉しないようにローカットを使い分ける工夫も効果的です。

ミックスでの工夫

ミックス時には、ベーストラックをダブル(DIとアンプ録り)で取得し、DI側をクリーンな芯、アンプ録りを色味・キャラクター付けに使う手法も有効です。また、ベースとドラムのキックとの相性を重視し、サイドカットやコンプレッションで帯域を競合させないように調整します。必要に応じてサイドチェイン系処理を軽くかけてリズムセクションの一体感を高める工夫も有効です。

比較的安価に音を近づける機材【チャットモンチー・福岡晃子】

福岡晃子の音に”近づける”目線で、初心者・中級者にも手が届きやすい再現性のあるモデルを以下に挙げます。

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ベース Fender Player Jazz Bass Fender チャットモンチー 福岡晃子 定番のジャズベース。モディファイも可能 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Darkglass Microtubes 500 Darkglass チャットモンチー 福岡晃子 プリアンプ付きヘッド。歪み制御と基盤サウンド補完に使える 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター MXR M80 Bass DI+ MXR チャットモンチー 福岡晃子 プリアンプ/EQ機能付き。音作りに便利 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【チャットモンチー・福岡晃子】

福岡晃子の音作りの根幹には「芯と色味のバランス」があります。クリーンなベースの芯を残しつつ、必要な倍音やキャラクターを足していく手法が一貫しています。特にツーピース期やチャットモンチー・メカ期では、電子音/同期音源を併用する中でベースの輪郭を失わない設計が肝となっていました。

機材に頼るだけではなく、EQやミキシングレベルでの調整、コンプレッション/サイドチェインなどの処理を駆使することで、”印象的な低域”を確保しつつ他の楽器との共存性を高めています。機材選定は道具であり、最終的な耳と調整力がサウンドを決定するのが本質です。

なお、本記事中の機材リストや仕様には公表情報をもとにした仮定や想定が含まれています。演奏スタイルや楽曲によって実際の使われ方が異なる可能性があります。

本記事参照サイト【チャットモンチー・福岡晃子】

本記事は下記公式サイト等も参照させていただいております。

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