【Ryota】one ok rock 始めに
Ryota(小浜良太)は、ONE OK ROCKのベーシストとして、バンドのリズムと低音の要を担ってきました。クリーントーンを基調にしつつも、楽曲に応じて歪みやブーストを効果的に加えるスタイルが持ち味です。彼のベースラインにはグルーヴとメロディ性が同居し、”激しさ”と”歌心”を併せ持ったサウンドを支えています。
代表曲では「Deeper Deeper」や「Rock, Scissors, Paper」などにおいて、クリーントーンに加えて歪みを導入し、より攻撃的/前に出る存在感を演出していることが知られています。ライブ/レコーディングごとに音色や機材を調整しながら、バンドの世界観にフィットするベースを響かせています。
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使用アンプ一覧と特徴【one ok rock・Ryota】

Ryotaはライブとスタジオ録音で求められる音圧・クリアさ・抜けのバランスを重視し、PHIL JONES BASSのアンプを中心に据えています。またヘッド・キャビネット構成を選ぶことで可搬性と出力を両立させ、個別のライブ環境にも対応できる柔軟性を持たせています。
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| M-500 | PHIL JONES BASS | one ok rock | Ryota | アンプ・ヘッド(定番) | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| 8T | PHIL JONES BASS | one ok rock | Ryota | キャビネット(8インチ×2) | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| 16B | PHIL JONES BASS | one ok rock | Ryota | キャビネット(16インチ×1) | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Bass DI (TDC-YOU) | TDC-YOU | one ok rock | Ryota | DI(ライブ用) | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ベースの種類と特徴【one ok rock・Ryota】

Ryotaは、サドウスキー(Sadowsky)のモデルを複数保有し、4弦・5弦の使い分けや調弦の違いによって曲の特性に合わせたサウンドを使い分けています。低域の安定性やアクティブ回路のコントロール幅を重視した選択が見られます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | ベースの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NYC Single Cut Natural | Sadowsky | one ok rock | Ryota | 5弦ベース | メイン機材 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| NYC Single Cut Buckeye Burl Top | Sadowsky | one ok rock | Ryota | 5弦ベース | 半音下げ用途 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| NYC 4-24 Standard Modern Blue | Sadowsky | one ok rock | Ryota | 4弦ベース | 通常調弦用途 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| NYC 4-24 Standard Modern Red | Sadowsky | one ok rock | Ryota | 4弦ベース | 別プレイ用途 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Satin Series 5-24 Modern White | Sadowsky | one ok rock | Ryota | 5弦ベース | 曲によってサブ運用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| NYC 5-24 Natural | Sadowsky | one ok rock | Ryota | 5弦ベース | サブ用途(半音下げも可) | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用エフェクターとボード構成【one ok rock・Ryota】

Ryotaのエフェクトボードは、クリーン基調の音を軸としながら、必要に応じてドライブ・オクターブ・コーラス・ハーモナイズなどを挿入する構成となっています。典型的なシグナルチェーンは以下のようになります:
入力 → チューナー → プリアンプ/オーバードライブ/モジュレーション → EQ/ブースター → スイッチャー → アンプ/DI → 出力
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | エフェクターの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Microtubes B7K Ultra | Darkglass Electronics | one ok rock | Ryota | プリアンプ/アンプシミュレーター | ドライブ兼プリアンプ機能 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ODB-3 | BOSS | one ok rock | Ryota | オーバードライブ | ピンポイントのゲイン制御 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| bass d.i.+ | MXR | one ok rock | Ryota | プリアンプ/アンプシミュレーター | DI用途+トーン制御 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| OctaBass | EBS | one ok rock | Ryota | モジュレーション系 | オクターブ下音/厚み付与 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| DT-10 | KORG | one ok rock | Ryota | チューナー | 入力段のピッチ補正 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| TDC INPUT&LOOP SWITCHER | TDC | one ok rock | Ryota | スイッチングシステム | 複数機材の切替管理 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| MULTI COMP | EBS | one ok rock | Ryota | コンプレッサー | 音量安定化/動的制御 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| H9 | Eventide | one ok rock | Ryota | モジュレーション系 | ハーモナイズ/空間処理用途 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ARC-4 | FREE THE TONE | one ok rock | Ryota | スイッチングシステム | 高品質ルーティング用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| PA-1QB | FREE THE TONE | one ok rock | Ryota | イコライザー | バンド全体混合用途 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| STEREO CHORUS+ | tc electronic | one ok rock | Ryota | コーラス | クリーントーンの彩り用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| MS-60B | ZOOM | one ok rock | Ryota | マルチエフェクター | 予備/簡易用途 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| XOTIC BB Pre-amp | Xotic | one ok rock | Ryota | プリアンプ/アンプシミュレーター | ゲイン・トーン補強用途 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【one ok rock・Ryota】
基本EQ設定
Ryotaは中域を重視した設計を基盤としつつ、低域の膨らみを抑えるようローカットを適度に挿し、ミッド~ハイ帯での存在感を意識します。特に1 kHz〜2 kHz付近に”通る成分”を残しつつ、必要に応じて200 Hz以下を軽く抑える処理を行うことが多いようです。
楽曲別の使い分け
バラードや静かなナンバーではクリーントーン中心で抑制的にまとめ、ドラムとギターの隙間を埋める役割に回ります。一方でロック色の強い曲では、プリアンプやオーバードライブを併用して前に張るトーンを構築します。曲中でブーストやモジュレーションを差し込み、表情を変えることもあります。
ミックスでの工夫
ベースが他パートに埋もれないよう、ミックス時にはコンプやマルチバンド処理を併用し、ピーク制御とダイナミクスを調整します。また、ハイエンド帯域を控えめに残し、ギター/シンセとのバッティングを避けるEQ処理が施されることが多いです。特にサビなど盛り上がる部分では、軽くブーストして張りを出すこともあります。
比較的安価に音を近づける機材【one ok rock・Ryota】
本物のRyota機材は高価格帯が多いため、入手性やコストを抑えつつ似た音を目指す方向けの代替案を以下に示します。
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アンプ・ヘッド | Phil Jones Bass Double Four | PHIL JONES BASS | one ok rock | Ryota | M-500の代替として小型構成 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| オーバードライブ | Darkglass Vintage Microtubes | Darkglass | one ok rock | Ryota | クラシック傾向のドライブ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| プリアンプ | Xotic Bass BB | Xotic | one ok rock | Ryota | BB Pre-ampの簡易版 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| マルチエフェクト | ZOOM B1X Four | ZOOM | one ok rock | Ryota | 多用途で代用可 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
総括まとめ【one ok rock・Ryota】
Ryotaの音作りにおいて核心となるのは、「クリーントーンを基礎としつつ、曲調や表情に応じて効果的な彩りを添えること」です。機材やプリアンプ、エフェクトはあくまで手段であり、演奏ニュアンスと音楽性がまずベースにあります。
機材選定の際には、中域の抜け・低域のクリアさ・ダイナミクス制御を重視すべきです。プリアンプ/ブースターで”前に出る音”を作りつつ、過剰な歪みや過度な帯域操作を避けるバランス感覚が重要です。
また、ミックス段階ではベースが他楽器に埋もれないようにEQ・コンプ・マルチバンドを使って制御しつつ、音量のピークや帯域のぶつかりを避ける工夫が求められます。最終的に、機材に頼りすぎず「演奏表現を伝える手段としてのベース音」を目指す姿勢が、Ryotaのサウンドを再現する鍵となるでしょう。
本記事参照サイト【one ok rock・Ryota】
- ベース・マガジン – Ryota 特集
- Equipboard – Ryota 機材リスト
- ONE OK ROCK Wiki – Ryota’s Gear
- G-SHOCK 公式(Ryota インタビュー)
- リットーミュージック/ベース・マガジン 2015年3月号


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