【上ちゃん】マキシマム ザ ホルモン 始めに
上ちゃん(本名:上原太)は、マキシマム ザ ホルモンのベーシストとして、バンドの重厚かつアグレッシブなサウンドを支える中心的存在です。彼のプレイスタイルは、メタル、ハードコア、パンクの要素を融合させた激しいピッキングと、正確なリズムキープが特徴的です。指弾きとピック弾きを使い分けながら、曲の展開に応じて多彩な表情を生み出しています。
代表曲「爪爪爪」や「恋のメガラバ」では、歪んだ低音と鋭いアタックが共存する独特のベースサウンドが際立ちます。特に、ツインベースの楽曲では亮君(ギターボーカル)とのユニゾンやハーモニーが楽曲の厚みを生み出し、ホルモンサウンドの核となっています。上ちゃんの音色は、クリーンな音圧から激しく歪んだディストーションまで幅広く、楽曲ごとに最適な音作りを追求しています。
機材面では、Sadowskyベースをメインに据え、MarkbassアンプやTech21のSansAmpなどを駆使した音作りが知られています。エフェクターボードには複数の歪み系ペダルやコンプレッサーが配置され、激しいステージパフォーマンスにも対応できるセッティングが組まれています。彼の音作りは、単なる低音の補強ではなく、ギターとの棲み分けを意識した中低域の押し出しと明瞭なアタックが重視されています。
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使用アンプ一覧と特徴【マキシマム ザ ホルモン・上ちゃん】
上ちゃんのアンプセレクションは、ライブでの爆音環境とレコーディングでの繊細なニュアンス表現の両立を目指したものです。メインアンプとして使用されるMarkbass SD800は、800Wの大出力とイタリア製ならではの温かみのある音色が特徴で、ホルモンの激しいステージングにも十分なヘッドルームを提供します。このアンプはクリーンからやや歪んだトーンまで幅広くカバーし、EQの効きも良好です。
レコーディングやスタジオワークでは、Tech21のSansAmp Bass Driver DIを通したダイレクト録音も多用されていると想定されます。SansAmpはアンプシミュレーターとして多様な音色変化が可能で、ミックス時の音作りの自由度を高めます。キャビネットについては、Markbass製のものやその他のメーカーのものを併用し、会場の規模や音響特性に応じて組み合わせを変えていると考えられます。
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SD800 | Markbass | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 800Wベースアンプヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SA450 | Markbass | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 450Wベースアンプヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SansAmp Bass Driver DI | Tech21 | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | プリアンプ/DI | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ベースの種類と特徴【マキシマム ザ ホルモン・上ちゃん】
上ちゃんのメインベースは、Sadowsky Metro RV5です。Sadowskyはニューヨークのカスタムベースメーカーとして高い評価を受けており、そのMetroシリーズは日本製ながらUSAモデルに迫る品質を誇ります。RV5は5弦ベースで、ジャズベースタイプのボディに2つのシングルコイルピックアップを搭載し、Sadowskyプリアンプによる豊かな音色調整が可能です。
このベースは、クリアな高域とタイトな低域のバランスが秀逸で、ホルモンの楽曲に求められる切れ味と存在感を両立しています。プリアンプのブーストによって中低域を持ち上げることで、バンドサウンドの中でも埋もれない音圧を確保できます。上ちゃんは曲によってピック弾きと指弾きを使い分け、アタック感やトーンの変化を巧みにコントロールしています。サブベースとしては、Fender系のジャズベースやプレシジョンベースを使用している可能性があり、曲の性格に応じて使い分けていると想定されます。
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | ベースの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Metro RV5 | Sadowsky | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 5弦ジャズベースタイプ | メインベース | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Metro RV4 | Sadowsky | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 4弦ジャズベースタイプ | サブベース候補 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Jazz Bass | Fender | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 4弦ジャズベース | サブベース想定 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用エフェクターとボード構成【マキシマム ザ ホルモン・上ちゃん】
上ちゃんのエフェクターボードは、入力からチューナー、コンプレッサー、歪み系ペダル(オーバードライブ/ディストーション/ファズ)、SansAmpプリアンプ、そしてアンプへと続く構成が想定されます。チューナーはBOSS TU-3などの定番モデルを使用し、ライブ中の素早いチューニング調整に対応しています。
コンプレッサーは、激しいピッキングでもダイナミクスを整え、安定した音量感を保つために重要です。歪み系では、BOSS ODB-3やProCo RATなどのディストーション、さらにBig Muff系のファズペダルを使用していると考えられます。これらを楽曲の展開に応じて切り替えることで、クリーンなグルーヴから激烈なディストーションサウンドまで幅広い音色を生み出しています。Tech21 SansAmp Bass Driver DIは、プリアンプとして常時オンで使用され、アンプライクなトーンを形成する核となっています。パワーサプライは安定した電源供給のために必須で、VoodooLabやStrymonなどの高品質なモデルが使われていると想定されます。
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | エフェクターの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TU-3 | BOSS | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | チューナー | ペダルチューナー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| CS-3 | BOSS | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | コンプレッサー | 定番コンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ODB-3 | BOSS | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | ディストーション | ベース用歪み | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| RAT2 | ProCo | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | ディストーション | 激しい歪み | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Big Muff Pi | Electro-Harmonix | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | ファズ | 太い歪み | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SansAmp Bass Driver DI | Tech21 | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | プリアンプ/アンプシミュレーター | 常時オン想定 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Pedal Power 2 Plus | Voodoo Lab | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | パワーサプライ | 安定電源供給 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【マキシマム ザ ホルモン・上ちゃん】
基本EQ設定
上ちゃんの基本的なEQセッティングは、低域(80-100Hz)を適度にブーストしながら、中低域(200-500Hz)をしっかりと持ち上げることで、バンドサウンドの中で存在感を確保しています。高域(2-5kHz)は弦のアタックを明瞭にするために適度に強調し、ピック弾きの鋭さを際立たせます。Sadowskyプリアンプのトレブルブーストとベースブーストを活用し、楽曲ごとに微調整を行っています。
Markbassアンプ側では、VPF(Variable Pre-shape Filter)やVLE(Vintage Loudspeaker Emulator)を控えめに使用し、音色の輪郭を保ちながら過度なハイファイ感を抑えています。SansAmp Bass Driver DIでは、Driveノブで歪み量を調整し、Blendノブでクリーン音とブレンドすることで、低域を失わずに歪みを加える工夫がされています。コンプレッサーは、アタックを速めに設定し、リリースは中程度にすることで、ピッキングの粒立ちを保ちながらダイナミクスを整えています。
楽曲別の使い分け
「爪爪爪」のような激しい楽曲では、ディストーションやファズを全開にし、中域を強調した攻撃的なサウンドが使われます。ピック弾きによる鋭いアタックが、ツーバスドラムとシンクロして楽曲の推進力を生み出しています。一方、「恋のメガラバ」などのミドルテンポの曲では、歪みを抑えてクリーンに近いトーンを選択し、指弾きで滑らかなグルーヴを演出します。
ツインベースが絡む楽曲では、亮君のベースと音域や音色を分けるため、上ちゃんは低音域を担当しつつ、EQで中域をややカットして棲み分けを図ります。バラード系の楽曲では、コンプレッサーを深めにかけて音のサステインを伸ばし、メロディアスなフレーズを際立たせる設定が採用されていると想定されます。エフェクターの切り替えは足元のスイッチャーで瞬時に行われ、ライブでもスムーズな音色変化が実現されています。
ミックスでの工夫
レコーディングミックスにおいて、ベーストラックは通常2つ以上に分けられます。1つはDIから直接録音したクリーンなトラックで、もう1つはアンプ経由の空気感を含んだトラックです。これらをブレンドすることで、明瞭な低域と迫力のある音圧を両立させています。
ミックスエンジニアは、ベーストラックに対してマルチバンドコンプレッサーやサイドチェインコンプレッションを適用し、キックドラムとの干渉を防ぎながら、両者が共存する周波数帯域を調整します。特に80Hz以下の超低域は、キックに譲りながらも、100-200Hzでベースの存在感を確保する手法が取られています。ギターとの棲み分けでは、ベースは300-600Hzを中心に配置し、ギターは1kHz以上の帯域を担当することで、互いに埋もれないミックスが実現されています。また、ステレオイメージでは、ベースはセンターに定位させ、ギターを左右に振ることで、サウンド全体の立体感と重心の安定を図っています。
比較的安価に音を近づける機材【マキシマム ザ ホルモン・上ちゃん】
上ちゃんのサウンドを予算を抑えて再現するには、Sadowskyの廉価版やFender系のジャズベース、そしてBOSSやBehringerなどのコストパフォーマンスに優れたエフェクターを組み合わせることが有効です。ベース本体は、Sire Marcus MillerシリーズやBacchus Universe SeriesのJB5などが、Sadowskyに近いアクティブプリアンプ搭載モデルとしておすすめです。
アンプについては、Fender Rumble SeriesやTC Electronic BG250など、低価格ながら十分な音圧とEQ性能を持つモデルが適しています。エフェクターでは、BOSS ODB-3やBehringer BDI21(SansAmpクローン)を使用することで、上ちゃんの歪みサウンドに近づけられます。コンプレッサーはBOSS CS-3やBehringer CS400が手頃で実用的です。これらの機材を組み合わせれば、初心者でもホルモン風のアグレッシブなベースサウンドを体験できます。
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ベース | Marcus Miller V7 Vintage 5 | Sire | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | Sadowsky代替 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | Universe Series JB5 | Bacchus | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 国産高コスパ5弦 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプ | Rumble 500 | Fender | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 500Wコンボ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプ | BG250-208 | TC Electronic | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | コンパクトコンボ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | ODB-3 | BOSS | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 定番ベース歪み | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | BDI21 | Behringer | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | SansAmpクローン | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | CS-3 | BOSS | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 定番コンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | CS400 | Behringer | マキシマム ザ ホルモン | 上ちゃん | 廉価コンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
総括まとめ【マキシマム ザ ホルモン・上ちゃん】
上ちゃんの音作りの本質は、激しさと明瞭さの両立にあります。ホルモンの楽曲は極端なダイナミクスと複雑な展開を持つため、ベースには常に明瞭なアタックと安定した低域が求められます。そのために、彼はSadowskyのアクティブプリアンプによる柔軟な音色調整と、Markbassアンプの大出力による余裕のあるヘッドルームを活用しています。
エフェクターの使い方も、単に歪ませるだけでなく、楽曲の文脈に応じて適切な歪み量と音色を選択する点が重要です。Tech21 SansAmpは、アンプシミュレーターとして基礎トーンを形成し、その上にBOSSやProCoの歪み系ペダルを重ねることで、多層的な音色パレットを構築しています。コンプレッサーも、演奏の粒立ちを整えるだけでなく、サステインのコントロールにも寄与しています。
ただし、機材は手段であり目的ではありません。上ちゃんのサウンドを再現するには、まず正確なリズムキープと、ピッキングの強弱によるダイナミクス表現が不可欠です。機材に頼る前に、自分の演奏技術を磨き、楽曲の構造を理解することが最優先です。その上で、適切な機材選びとセッティングを行えば、ホルモンらしいアグレッシブなベースサウンドに近づくことができます。
初心者は、まず手頃なジャズベースタイプのベースと小型アンプ、そしてBOSS ODB-3のような定番ペダルから始めることをおすすめします。そこから徐々に機材を増やし、自分の耳で音色を確かめながら、最適なセッティングを探求していくプロセスが、最も確実な上達への道です。機材コレクションに走るのではなく、手元の機材を使いこなすことに集中しましょう。
本記事参照サイト【マキシマム ザ ホルモン・上ちゃん】
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