【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】風サウンドの作り方＋ベース使用機材セッティングのまとめ｜アンプ・エフェクター・音作り解説

【くっきー（野性爆弾）】ジェニーハイ 始めに

お笑いコンビ「野性爆弾」のメンバーとして知られるくっきーは、2017年に結成された異色のバンド「ジェニーハイ」ではベーシストとして活動しています。中村正人（DREAMS COME TRUE）プロデュースのもと、お笑い芸人の川谷絵音（ゲスの極み乙女。）、松崎祐介（BUMP OF CHICKEN）、金井政人（サバンナ）らとともに独特の世界観を展開しています。

くっきーはもともと高校時代からベースを弾いており、音楽的素養を持った芸人として知られていました。ジェニーハイでは、シンプルながらも楽曲の土台をしっかりと支える安定感のあるプレイが特徴です。ポップミュージックの基本に忠実なリズムキープと、要所での効果的なフレーズ展開で、バンドサウンドの要となっています。

「最高かよ」「化物」「トロイメライ」など、ジェニーハイの楽曲ではくっきーのベースラインが楽曲の骨格を形成しています。特に「化物」では緊張感のあるベースラインが印象的で、コミカルな歌詞との対比が絶妙です。独特のキャラクターを持ちつつも、音楽面では真摯な姿勢でバンドに貢献する姿が多くのファンから支持されています。

ジェニーハイ自体はポップ、ロック、アイドルミュージック、テクノなど様々な要素を取り入れた独自のサウンドを展開。くっきーはその中で、時にシンプルに、時に遊び心を持ちながら、芸人らしい個性を失わずに音楽的センスを発揮しています。ベーシストとしての実力と芸人としての個性が融合した稀有な存在と言えるでしょう。

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使用アンプ一覧と特徴【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

くっきー（野性爆弾）は、ジェニーハイのベーシストとして、主にFender American Professional Precision Bassをメイン機材として使用しています。FenderNewsのインタビューによれば、特にAmerican Professional系のグレーカラーのPrecision Bassをジェニーハイの活動で愛用しています。

アンプについては、ライブではAmptweaker社のBASS TightRockをディストーション系エフェクターとして採用していることが確認できます。このペダルは温かみのあるオーバードライブから攻撃的なディストーションまで幅広い表現を可能にし、ジェニーハイの楽曲において重要な役割を果たしています。

映像や写真からは、楽曲やライブの雰囲気に合わせて音作りを変えていることが伺えます。特にロック調の曲では中低域をしっかりと出しながらも、バンドサウンドの中で埋もれない明瞭さを保つセッティングを心がけているようです。また、一部のライブではJazz Bassも使用していることが写真から確認できます。

使用アンプ機材表【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

使用ベースの種類と特徴【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

くっきー（野性爆弾）は、お笑いコンビとしての活動と並行し、ジェニーハイのベーシストとして活躍しています。メインベースとしてFender American Professional Precision Bass（グレー）を使用しています。

このプレシジョンベースはシングルコイルPUを搭載したシンプルな構成ながら、力強い低域とパンチの効いた中域が特徴です。シンプルなトーンコントロールで扱いやすく、バンドサウンドの土台として理想的な音色を提供します。

ライブやレコーディングでは時折Jazz Bassも使用することがあり、状況に応じて使い分けています。American Professional IIシリーズの採用により、演奏性の向上と安定したトーン、バンドサウンドへの馴染みの良さを重視した機材選択が見られます。

使用ベース機材表【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

使用エフェクターとボード構成【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

お笑いコンビ野性爆弾のくっきーさんは、ジェニーハイのベーシストとして活動しています。インタビューによると、バンド内ではFender American Professional Precision Bass（グレー）を愛用していることが確認できます。

エフェクターについては、シンプルなセットアップを好んでいるようで、基本的なサウンドは高品質なプリシジョンベースの特性を活かしたものとなっています。ライブ写真からは、明瞭で力強いベース音を作り出すため、必要最小限のペダル構成を採用していることが窺えます。

また機材選定においては、音楽性と演奏スタイルに合わせた実用性を重視していることが特徴的です。バンドサウンドを支える土台としての役割に徹したセットアップといえるでしょう。

使用エフェクター機材表【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

くっきーの特徴的なベースサウンドは、American Professional IIプレシジョンベースの太い芯をいかしたEQ設定から生まれている。
基本的には低域を少し持ち上げ（100Hz付近+3dB程度）、中域の500Hz周辺をわずかに抑えることで芯のある音を維持しながらも他の楽器との干渉を避けている。
ジェニーハイの独特なポップセンスに合わせ、高域（2.5kHz付近）をほんのり持ち上げて指弾きのニュアンスを残しつつも主張しすぎない調整が特徴的だ。

楽曲によって使い分けるセッティングは、賑やかな「ないものねだり」では中低域（250Hz周辺）をやや控えめに設定し空間を確保。
対照的に「化け猫」などのグルーヴ主体の楽曲ではミドル周波数を少し持ち上げて音の輪郭をはっきりさせている。
ライブでは会場の反響に合わせて60Hz以下をカットし、バンドサウンド全体の定位を安定させるよう心がけているようだ。
コンプレッサーは比較的軽めの設定（4:1程度、アタック20ms前後）で自然な音圧感を維持している。

ミックス段階では、くっきーのベースは意外と広い定位を取ることが多く、ステレオイメージの左右15%程度に広がりを持たせている。
低域はモノラルで固めつつも、わずかな倍音成分をステレオに展開することで立体感を出す工夫が見られる。
レコーディングでは一貫してDIと実機録りの二系統を確保し、楽曲の雰囲気に応じてブレンド比率を変えている。
ポップスとお笑い両方のバックグラウンドを持つくっきーならではの音作りは、技術的な正確さと遊び心のバランスが絶妙だ。

比較的安価に音を近づける機材【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

くっきーさんが使用するFender American Professional II Precision Bassは高価ですが、Squier Classic Vibe 60sなどで音の雰囲気に近づけられます。プレシジョンベースタイプは太くパンチのある低音が特徴で、ジェニーハイのグルーヴ感を支えています。弦高を低めに設定し、フラットワウンド弦を使用すると、よりくっきーさんのサウンドに近づくでしょう。

アンプは大型ステージ向けハイエンドモデルの代わりに、Fender Rumble 40などの小型モデルがコスパに優れています。EQは低域と中低域を少し持ち上げ、高域は控えめに設定するとジェニーハイのミックスで映えるベース音になります。歪みはほとんど入れず、クリーンなサウンドを意識するとよいでしょう。

演奏面では、くっきーさんのバッキングは力強くシンプルなので、無理なテクニックは必要ありません。右手のピッキングは弦の中央からブリッジ側で弾き、音量を均一に保つことを心がけましょう。曲のテンポをしっかり維持することと、ドラムとの一体感を意識することが、彼の演奏スタイルに近づくポイントです。

比較的安価に音を近づける機材表【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

総括まとめ【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

お笑い芸人からバンド「ジェニーハイ」のベーシストとして活躍するくっきーの音作りの核は、シンプルさと安定感にある。Fender Precision Bassの太く温かみのあるトーンを基調に、バンドサウンドを支える土台として機能している。

くっきーのプレイを再現するポイントは、右手のピック弾きによる明瞭なアタックと、左手のミュートコントロールだろう。楽曲に寄り添う演奏姿勢と、過度なエフェクト処理に頼らないストレートな表現が持ち味となっている。

メインとなる機材へのこだわりを持ちながらも、くっきーの音楽性は機材選択以上に、音楽に対する真摯な姿勢から生まれている。テクニカルな派手さより、グルーブと安定感を重視する姿勢こそが、ジェニーハイのサウンドを支える重要な要素だ。

本記事参照サイト【ジェニーハイ・くっきー（野性爆弾）】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

• ジェニーハイ Official Site
• Fender News – くっきー特集（前編）
• Fender News – くっきー特集（後編）
• Fender Japan – American Professional II Series
• 音楽ナタリー