【ZIGGY・戸城憲夫】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【ZIGGY・戸城憲夫】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【戸城憲夫】ZIGGY 始めに

戸城憲夫(とじょう のりお)は、日本を代表するロックバンド「ZIGGY」のベーシストとして知られています。1971年10月13日生まれの彼は、ZIGGYの結成以来、ボーカル&ギターの森重樹一とともにバンドを支え続けています。

戸城のベーススタイルは、パワフルでありながらも繊細な音色を操るテクニックが特徴です。ロック、ファンク、ブルースなど様々なジャンルの要素を取り入れた多彩なプレイで、ZIGGYのグルーヴィーなサウンドの要となっています。特に16ビートを基調としたリズムワークや、メロディアスなフレーズは彼ならではのものと言えるでしょう。

ZIGGYの代表曲「GLORIA」や「ALONE」では、戸城の力強いベースラインがバンドの躍動感を引き出しています。曲の土台を支える安定したリズムキープだけでなく、時にはメロディを彩る印象的なフレーズでも存在感を示します。また、バラード曲においても繊細なニュアンスをベースで表現する技量は、彼の音楽的センスの高さを物語っています。

使用楽器は主にFernandes製ベースで、特に「REVIVAL」や「FRB-105」などのモデルを愛用してきました。アンプはAmpeg SVTやAshdownなどを使用し、太く芯のある音質を生み出しています。彼の機材選びからも、音へのこだわりとプロフェッショナリズムが感じられます。

ZIGGYは日本のロックシーンにおいて、英語詞と日本語詞を使い分けながら独自の世界観を構築してきました。戸城のベースは、バンドのキャッチーかつロック魂溢れるサウンドを支える重要な要素となっています。長年のキャリアを通じて培われた技術と経験は、後進のベーシストにも大きな影響を与え続けているのです。

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使用アンプ一覧と特徴【ZIGGY・戸城憲夫】

ZIGGYのベーシスト戸城憲夫は主にAmpegのSVT、B-15をメインに使用しています。特にAmpegは太く粘りのあるヴィンテージサウンドが特徴で、ZIGGYのロックサウンドの土台を支えています。

レコーディングではAmpeg B-15の温かみのある音色を活かしたトラックが多く、ライブではSVTの力強い低音と抜けの良さを重視しています。近年ではAshdownアンプも併用し、多彩な音作りを展開。

また自身のプロジェクトTHE DUST’N’BONEZではより攻撃的な音作りも追求しています。ベースは森重樹一とも共同開発したFernandesのカスタムモデルを愛用し、そのピックアップとの相性を考慮したアンプ選びも特徴的です。

使用アンプ機材表【ZIGGY・戸城憲夫】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG ZIGGY 戸城憲夫 メインアンプ、ラックマウント式ベースヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG ZIGGY 戸城憲夫 8×10インチキャビネット、メインのアンプシステムとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
ABM-EVO III ASHDOWN ZIGGY 戸城憲夫 英国製ベースアンプ、サブアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
ABM-414H EVO ASHDOWN ZIGGY 戸城憲夫 4×10インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
MA-206B 森重楽器 ZIGGY 戸城憲夫 日本製オーダーメイドアンプ、スタジオでの使用も 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP BASS DRIVER DI TECH21 ZIGGY 戸城憲夫 プリアンプ/DIとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP BASS DRIVER DELUXE TECH21 ZIGGY 戸城憲夫 アップグレード版のプリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
GK400RB GALLIEN-KRUEGER ZIGGY 戸城憲夫 初期に使用していたアンプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【ZIGGY・戸城憲夫】

ZIGGYのベーシスト戸城憲夫は主にFernandes FRB-65のシグネイチャーモデルをメインに使用しています。このモデルはアクティブ仕様で、PUはFernandestiqoピックアップ搭載となっており、力強い中低域と明瞭なアタックが特徴です。

また、マッコイプロフェッショナルベースやMorishige Juichi製のベースも愛用しています。アンプはAmpeg SVTやAshdownを使用することが多く、ZIGGYのロックサウンドを支える太いベース音を生み出しています。

サブ機としては様々なベースを状況に応じて使い分けており、近年ではThe DUST N’ BONEZでの活動ではまた異なるキャラクターのベースも使用しています。戸城のプレイスタイルと相まって、芯のあるタイトな低音が彼のサウンドの特徴となっています。

使用ベース機材表【ZIGGY・戸城憲夫】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SKATER FERNANDES ZIGGY 戸城憲夫 オリジナルデザイン シグネイチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
THE SKATER FERNANDES ZIGGY 戸城憲夫 オリジナルデザイン ZIGGYのアルバムジャケットの花柄 検索 検索 検索 検索 検索
THE SKATER TOMO TONE FERNANDES ZIGGY 戸城憲夫 オリジナルデザイン TOMO銘機のサウンド継承 検索 検索 検索 検索 検索
THE SKATER 2022 FERNANDES ZIGGY 戸城憲夫 オリジナルデザイン 2022年に発表された最新型 検索 検索 検索 検索 検索
INFINITY TO BEYOND FERNANDES ZIGGY 戸城憲夫 JBタイプ ZIGGYのアルバム『INFINITY TO BEYOND』をモチーフとした限定モデル 検索 検索 検索 検索 検索
INFINITY TO BEYOND II FERNANDES ZIGGY 戸城憲夫 JBタイプ 20本限定モデル 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【ZIGGY・戸城憲夫】

ZIGGY(ジギー)のベーシスト戸城憲夫(としろ のりお)は、バンドのパワフルなロックサウンドを支える重厚なベースラインを奏でています。その音作りには主にAmpeg(アンペグ)やAshdown(アッシュダウン)などのアンプに加え、歪み系エフェクターを駆使しています。

特にディストーション系のペダルを用いて、ZIGGYの楽曲に合った芯のある力強い音を作り出しています。ベース本体にはFernandes(フェルナンデス)製の機材も使用しており、その組み合わせによって独自のサウンドを構築しています。

また、ベースボードには複数のエフェクターをセットアップし、曲調に応じて音色を切り替えられるよう工夫されています。その結果、メロディアスなフレーズから激しいフレーズまで、幅広い表現力を持つベースサウンドを実現しています。

使用エフェクター機材表【ZIGGY・戸城憲夫】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
TU-3 BOSS ZIGGY 戸城憲夫 チューナー 検索 検索 検索 検索 検索
CE-1 BOSS ZIGGY 戸城憲夫 コーラス 検索 検索 検索 検索 検索
OC-2 BOSS ZIGGY 戸城憲夫 オクターバー 検索 検索 検索 検索 検索
GRAPHIC EQUALIZER AKAI ZIGGY 戸城憲夫 イコライザー 検索 検索 検索 検索 検索
RV-1000 KORG ZIGGY 戸城憲夫 リバーブ 検索 検索 検索 検索 検索
Compressor Sustainer CS-3 BOSS ZIGGY 戸城憲夫 コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ZIGGY・戸城憲夫】

ZIGGYの戸城憲夫は独特のベースサウンドを作り上げています。基本的なEQ設定では低域(80Hz前後)を+3dB程度ブーストし、中域(500Hz付近)を若干カットすることで音の分離感を確保しています。アンペグやアシュダウンのアンプを使用する際は、ミッドレンジを2時〜3時の位置にセットし、低域は曲調に合わせて調整するのが特徴です。ギターとの周波数バッティングを避けるため、800Hz〜1kHz帯域をわずかに削ることもあります。

録音時のセッティングではリッチなハーモニクスを活かすため、コンプレッサーの設定にこだわりを持っています。アタックは比較的速め(5ms前後)に、レシオは3:1〜4:1程度に抑えることで自然な音の輪郭を保ちつつ、サスティーンを確保しています。バラードでは繊細なフィンガリングの表現を重視し、アタックをさらに早め、スレッショルドを-20dB前後に設定してダイナミクスを抑えます。ロック調の曲では逆にスレッショルドを上げて、アタックのパンチ感を強調します。

ミックス段階では、ベースの定位を中央にしっかり固定しながらも、左右に若干の広がりを持たせる工夫をしています。低域(60-120Hz)は完全センターに配置し、中高域にわずかなステレオ効果を加えることで空間的な厚みを生み出します。録音エンジニアとの綿密な連携により、ドラムのキックとベースの相互干渉を避けるEQ処理が施され、キックが200Hz付近、ベースが100Hz付近と棲み分けています。マスタリング段階では全体の音圧を保ちながらも、ベース音の明瞭さを損なわないよう配慮されています。

比較的安価に音を近づける機材【ZIGGY・戸城憲夫】

ZIGGYのベーシスト戸城憲夫の音作りは、強烈なアタックと芯のある低音が特徴です。彼が使用するFernandes JB系ベースに近い音を得るには、比較的安価なSquier Jazz BassやVintage Modified Jazzシリーズがおすすめです。ピックアップ位置やトーン設定をブリッジ側に振ることで、彼特有の明瞭なアタック感を再現することができます。

アンプについては、戸城氏がAmeg SVTを使用していますが、予算を抑えるならAshdownのMAG C115-300 EVO IIIやAmpeg BA-210 V2などが代替として機能します。特に中音域を少し絞り、低域と高域をブーストする設定が戸城サウンドの要です。コンプレッサーはMXR M87あたりで歪みの手前で音をしっかり締めると良いでしょう。

演奏テクニックでは、強めのピック弾きが戸城氏のサウンドの核心です。中厚〜厚めのピックを使用し、ブリッジに近い位置でしっかりと弦を弾くことで、機材が高価でなくてもそのキャラクターに近づけます。またEQ設定では2kHz付近をやや持ち上げて、6〜8kHzに少しブーストを加えることで、彼の音の輪郭をより際立たせることができます。

比較的安価に音を近づける機材表【ZIGGY・戸城憲夫】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー ZIGGY 戸城憲夫 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier Jazz Bass Fender ZIGGY 戸城憲夫 戸城憲夫のFernandes JB系に近い音を安価に再現可能 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Vintage Modified Jazz Squier ZIGGY 戸城憲夫 ピックアップ位置とトーン設定をブリッジ側に 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ MAG C115-300 EVO III Ashdown ZIGGY 戸城憲夫 Ampeg SVTの代替として機能 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-210 V2 Ampeg ZIGGY 戸城憲夫 低域と高域をブーストし中音域を絞る設定が効果的 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター M87 Bass Compressor MXR ZIGGY 戸城憲夫 歪み手前で音をしっかり締められる 検索 検索 検索 検索 検索
アクセサリー 中厚〜厚めのピック various ZIGGY 戸城憲夫 ブリッジに近い位置で強めに弾くのが戸城サウンドの核心 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【ZIGGY・戸城憲夫】

戸城憲夫の音作りの核は、丁寧に弦を掴むフィンガリングとハーフミュートのテクニックにある。フロントピックアップのパワフルかつ芯のあるサウンドに、低域をしっかり出しながらも中高域の明瞭さを両立させる独自のEQ設計が特徴的だ。

彼のサウンドを再現する上で重要なのは、指の当て方や力加減など基本的な奏法の習得だ。また、ベース本体の音色を活かしつつ、適度な圧縮とEQによる低域増強・中域彫り込みのバランス調整が肝要となる。ピッキングの強弱による表現力も見逃せない。

戸城は「ベーシストはベースだけでなく、音楽全体を俯瞰して聴く耳が大切」と語る。特定の機材に依存せず、どんな環境でも自分らしい音を出せるよう常に研究し、音楽への理解を深めることが彼の姿勢だ。機材は表現のための道具であり、本質は奏者自身にある。

本記事参照サイト【ZIGGY・戸城憲夫】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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