【VAMPS・Ju-ken】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【VAMPS・Ju-ken】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Ju-ken】VAMPS 始めに

Ju-kenは、L’Arc-en-CielのHYDEがフロントマンを務めるロックバンドVAMPSのベーシストとして知られています。彼の本名は寿研二(じゅ けんじ)で、芸名のJu-kenはそこから取られています。プロフェッショナルなプレイスタイルと確かな技術で、VAMPSのサウンドを力強く支えています。

Ju-kenのプレイスタイルは、ロック音楽の基本を押さえながらも、多様なジャンルからの影響を感じさせる複雑さが特徴です。VAMPSの楽曲では、ハードロックやメタル要素の強いトラックでもグルーヴ感を失わない緻密なフィンガリングと、パワフルなピッキング奏法の両方を使い分けています。特にスラップ奏法やタッピングなど、テクニカルなプレイも要所で取り入れながら、バンドのサウンドに深みを与えています。

VAMPSの代表曲「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」や「LOVE ADDICT」などでは、Ju-kenのベースラインがリズムセクションの要として曲の躍動感を生み出しています。K.A.Zのギターとの絶妙な絡み合いと、リズミカルなベースラインが曲の骨格となり、HYDEのカリスマティックなボーカルを下支えする役割を果たしています。

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Photo by Raimond Klavins on Unsplash

VAMPSの音楽性は日本のビジュアル系ロックとアメリカンハードロックの要素を融合させた独自のスタイルを持ち、国内外でのライブパフォーマンスでも高い評価を得ています。その中でJu-kenは、単にリズム隊の一員にとどまらず、時に前面に出るソロプレイや、複雑なアレンジでバンドの音楽性を広げる重要な役割を担っています。また、セッションミュージシャンとしても幅広い活動を行っており、多彩な音楽的背景がVAMPSの音楽にも反映されています。

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使用アンプ一覧と特徴【VAMPS・Ju-ken】

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Photo by Getúlio Moraes on Unsplash

VAMPSのベーシストJu-kenは主にAmpeg SVTシリーズを愛用しています。特にSVT-4 PROヘッドアンプとSVT-810Eキャビネットの組み合わせを中心に使用し、太くパンチの効いた低音を生み出しています。

ライブではAmpegの特徴である温かみのある音色を活かしながらも、ロックバンドの要となる力強い低域と適度な中域の主張が感じられます。また、Gallien-Krueger製アンプも状況によって使い分け、より明瞭でタイトな音作りも可能にしています。

レコーディングでは楽曲ごとに音作りを変え、ヘヴィなナンバーではディストーションを加えた攻撃的なサウンド、バラードではクリーンで温かみのある音色を使い分けています。複数のアンプを使い分けることで、VAMPSの多彩な楽曲に対応する幅広い音色を実現しています。

使用アンプ機材表【VAMPS・Ju-ken】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG VAMPS Ju-ken メインのアンプヘッドとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG VAMPS Ju-ken メインキャビネット、重低音と抜けを両立 検索 検索 検索 検索 検索
B15N Fliptop AMPEG VAMPS Ju-ken スタジオレコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索
MICRO-VR AMPEG VAMPS Ju-ken バックラインとしても使用 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP BASS DRIVER DI TECH21 VAMPS Ju-ken ライブやレコーディングで常用するプリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Kemper Profiling Amplifier Kemper VAMPS Ju-ken 近年のツアーでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Big Muff Pi Electro-Harmonix VAMPS Ju-ken ディストーション効果用 検索 検索 検索 検索 検索
Aguilar Tone Hammer Aguilar VAMPS Ju-ken サブプリアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【VAMPS・Ju-ken】

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Photo by CYNTHIA REED on Unsplash

VAMPSのベーシストJu-kenは、ESP製カスタムモデル「CRYING STAR BASS」をメインに使用しています。このベースはアルダーボディにメイプルネックという組み合わせで、パワフルな低音と明瞭なアタックを両立させています。

ピックアップはEMGアクティブピックアップを採用し、ロックバンドの激しいプレイにも対応できる力強いサウンドが特徴です。また、デザイン面ではバットウィングの装飾が施され、VAMPSの世界観を視覚的にも表現しています。

サブ機としては、Fender Jazz Bassやアリアプロ製モデルも使用しており、曲調に合わせて使い分けています。Ju-kenはスラップやタッピングなどテクニカルなプレイにも対応できるよう、中域の抜けの良さを重視した機材選びをしているようです。

使用ベース機材表【VAMPS・Ju-ken】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SRV5 Aria Pro II VAMPS Ju-ken PBタイプ フレキシブルな演奏スタイルに適したモデル 検索 検索 検索 検索 検索
V-BASS K&T Guitar Lab VAMPS Ju-ken フェンダータイプ VAMPSライブで使用されるシグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Thunder Bird Epiphone VAMPS Ju-ken サンダーバードタイプ 太いサウンドが特徴 検索 検索 検索 検索 検索
NJ5 ESP VAMPS Ju-ken 5弦JBタイプ 拡張された低音域を持つJBスタイル 検索 検索 検索 検索 検索
Zon Legacy Zon VAMPS Ju-ken フュージョン向け プロジェクト「Instrumental Addiction」で使用 検索 検索 検索 検索 検索
DUB Aria Pro II VAMPS Ju-ken PBタイプ クリアなトーンが特徴 検索 検索 検索 検索 検索
GG-B1 GruvGear VAMPS Ju-ken フレットレス ユニークなボディシェイプのシグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【VAMPS・Ju-ken】

VAMPSのベーシストJu-kenは、MXRのM-80 Bass D.I.+をメインに、TC ElectronicのPolytune、Xotic EP Booster、MXR Bass Envelope Filterなどを駆使し、多彩な音色を生み出しています。GruvGear製ペダルボードを使用して効率的に配置し、ダイナミックかつパワフルなサウンドを実現。Ju-kenの音作りの特徴は、歪みと原音のバランスを絶妙に保ちながら、VAMPSのダークでヘヴィなロックサウンドの土台を支えている点です。特にM-80 Bass D.I.+のディストーションは彼のサウンドの要となっており、ライブでの迫力ある低音を生み出す重要な要素となっています。

使用エフェクター機材表【VAMPS・Ju-ken】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Bass War Black Arts Toneworks VAMPS Ju-ken ディストーション ベース用ディストーションペダル 検索 検索 検索 検索 検索
Darkglass Electronics Microtubes B7K Darkglass Electronics VAMPS Ju-ken プリアンプ ベース用プリアンプ/ディストーション 検索 検索 検索 検索 検索
Digitech Bass Whammy Digitech VAMPS Ju-ken モジュレーション系 ベース用ピッチシフター 検索 検索 検索 検索 検索
M9 Stompbox Modeler Line 6 VAMPS Ju-ken モジュレーション系 マルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
Ampeg SVP-BSP Ampeg VAMPS Ju-ken プリアンプ ベース用プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
H9 Max Eventide VAMPS Ju-ken モジュレーション系 マルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
Relentless Damnation Audio VAMPS Ju-ken ディストーション ベース用ディストーション 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【VAMPS・Ju-ken】

Ju-kenのベースサウンドは、低域の豊かさとミッドレンジの歯切れの良さが特徴的です。
基本セッティングでは60Hz付近を+3dB程度ブーストし、重厚な低音を確保しています。
250Hz帯は楽曲に合わせて-2〜+2dBの間で調整し、バンドサウンド全体の密度感をコントロールしています。
800Hz〜1.2kHzを軽く持ち上げることで、VAMPSの攻撃的な楽曲でも埋もれないアタック感を実現しています。

ライブではGRUVGEARのベース用コンプレッサーを活用し、アタック5ms、リリース150msで設定しています。
「AHEAD」のような速いテンポの曲ではスレッショルドを-4dB程度に設定し、タイトな低域を維持しています。
一方、「VAMPIRE’S LOVE」などのミドルテンポではスレッショルドを-7dB前後まで下げ、サスティンを強調しています。
楽曲によってはミックス段階で3kHz以上を3〜4dB持ち上げ、HYDE氏のボーカルとの共存を図っています。

レコーディングではアンプとDIの2系統を録音し、ミックスで絶妙なバランスを取っています。
アンプマイクは若干オフセンターに配置し、中低域の厚みと適度な倍音を捉えています。
DI音には80〜100Hzのローパスフィルターを設定し、帯域ごとの明確な役割分担を行っています。
左右のステレオイメージではややセンターよりで、ドラムのキックと協調して力強いリズムセクションを形成しています。

比較的安価に音を近づける機材【VAMPS・Ju-ken】

Ju-kenのベース・サウンドを手頃な価格で再現するには、ミュージックマン・スティングレイを基調としたサウンドを目指すのがポイントです。予算を抑えるならSterling by MusicManのRAY34やSquier by Fenderのアクティブピックアップ搭載モデルが代替として機能します。アクティブピックアップのベースは音の輪郭がはっきりとしており、VAMPSの楽曲で求められるパンチのある音を再現しやすいでしょう。

アンプに関しては、Ju-kenが愛用するMarkbassではなく、Ampeg SVTシリーズの手頃なモデルやHartke HDシリーズなどがコストパフォーマンスに優れています。特に歪み系のエフェクトと組み合わせることで、VAMPSの曲で聴かれるドライブ感のあるベース音に近づけることが可能です。アンプシミュレーターやマルチエフェクターを使えば、さらに予算を抑えながら多彩な音作りができるでしょう。

エフェクトについては、オーバードライブとコンプレッサーが重要な役割を果たします。BOSS ODB-3やMXR M80などの定番ベース用オーバードライブに、BOSS CS-3などのコンプレッサーを組み合わせれば、Ju-kenのタイトで歪みのある音色に近づけられます。ロック向けのアンサンブルで埋もれないベース音を作るには、中域をやや強調し、適度な歪みを加えるセッティングを心がけましょう。

比較的安価に音を近づける機材表【VAMPS・Ju-ken】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined VAMPS Ju-ken 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Sterling by MusicMan RAY34 Sterling by MusicMan VAMPS Ju-ken ミュージックマン・スティングレイの手頃な代替品 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier by Fender アクティブピックアップモデル Squier by Fender VAMPS Ju-ken 音の輪郭がはっきりしたパンチのある音 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Ampeg SVTシリーズ 手頃なモデル Ampeg VAMPS Ju-ken コストパフォーマンスに優れたモデル 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Hartke HDシリーズ Hartke VAMPS Ju-ken コストパフォーマンスに優れている 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト BOSS ODB-3 BOSS VAMPS Ju-ken 定番ベース用オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト MXR M80 MXR VAMPS Ju-ken 定番ベース用オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト BOSS CS-3 BOSS VAMPS Ju-ken Ju-kenのタイトな音色に近づけるコンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【VAMPS・Ju-ken】

Ju-kenのサウンドの核は、サポートベーシストとして様々なジャンルで培った確かな演奏技術と緻密なグルーヴ感にある。VAMPSでは力強いロックサウンドを支えながらも、繊細なニュアンスを表現できる適度な歪みと太さを持つベースラインが特徴的だ。

彼のサウンドを再現するポイントは、低域の厚みと中高域の粒立ちのバランスにある。アクティブベースと複数のエフェクターを組み合わせたセッティングで、曲調に応じて歪みの量や音色を緻密にコントロールする柔軟性が重要だ。

機材への理解は深いものの、Ju-kenは楽器の持つ本質的な表現力を重視している。どんな機材でも自分のグルーヴ感と音楽性を表現できるよう、基本的な奏法と音楽理解を大切にする姿勢こそが、多彩なプロジェクトで活躍できる理由となっている。

本記事参照サイト【VAMPS・Ju-ken】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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