【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【川上つよし】東京スカパラダイスオーケストラ 始めに

東京スカパラダイスオーケストラ(通称:スカパラ)のベーシスト川上つよしは、日本を代表するスカバンドの中核として、ジャンルの枠を超えた多彩な音楽性を支える重要な存在です。1989年結成のスカパラに1993年に加入し、その強靭なベースラインと確かなリズム感覚でバンドを支え続けています。

川上のプレイスタイルは、スカミュージックの要であるタイトなグルーヴと力強さが特徴です。特に「Jam」「Pride of Lions」などの楽曲では、ホーンセクションと絶妙に絡み合うダイナミックなベースラインが光ります。リズム隊としての役割を忠実に果たしながらも、ソリッドでメロディアスなフレーズで楽曲を彩る技術は高く評価されています。

使用機材はFender Precision Bassを中心に、時にJazz Bassも使用し、ソリッドでパンチの効いたサウンドを生み出しています。その安定感あるプレイは、ホーンセクションやギター、ドラムなど多彩な楽器が混在するスカパラの音楽の土台として不可欠な要素となっています。

東京スカパラダイスオーケストラはスカ、ジャズ、ロック、レゲエなど様々なジャンルを融合させた独自の音楽性で知られていますが、その多彩な音楽性を支える上で川上のベースワークは重要な役割を果たしています。特にライブパフォーマンスでは、バンド全体のグルーヴを牽引する力強いプレイで観客を魅了します。

「めくれたオレンジ」や「Paradise Has No Border」といった代表曲では、メロディックかつ躍動感あふれるベースラインが楽曲の骨格を形成しています。また「ルーズ」では、レゲエ風のリズムパターンでバンドのダイナミクスを支える高い演奏力を発揮しています。

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使用アンプ一覧と特徴【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

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Photo by Getúlio Moraes on Unsplash

東京スカパラダイスオーケストラのベーシスト、川上つよしはアンプに独自のこだわりを持っています。主にGalien-Krueger製のアンプを愛用しており、800RBを中心に使用していることで知られています。パワフルかつ抜けの良いサウンドが特徴で、スカパラのキレのある低音を支えています。

レコーディングではGalien-Kruegerの他、状況によってAmpegのSVTなども使い分け、楽曲に合わせた音作りを行っています。エフェクターとの相性も重視しており、特にディストーションやコンプレッサーとの組み合わせで独自のトーンを作り出しています。ライブでは安定した出力と耐久性も重視しています。

音の方向性としては、中低域のパンチと高域の明瞭さを両立させた「タイト」なサウンドが特徴です。スカミュージックに欠かせないリズム隊の一員として、ホーンセクションやドラムとのグルーヴ感を大切にした音作りを実践しています。特にアタック感と芯のある音は、多人数編成のバンドの中でもしっかりと存在感を示しています。

使用アンプ機材表【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし メインアンプとして愛用 検索 検索 検索 検索 検索
4×10 キャビネット AMPEG 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし SVTシリーズと組み合わせて使用 検索 検索 検索 検索 検索
800RB HARTKE 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし ベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
8×10 キャビネット HARTKE 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし HARTKEアンプと組み合わせて使用 検索 検索 検索 検索 検索
Bass Chorus Boss 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし エフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
Tech 21 SansAmp Bass Driver DI Tech 21 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし 定番ベース用DI 検索 検索 検索 検索 検索
1820e Acoustic Image Acoustic Image 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし コンパクトなサブアンプとして活用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

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Photo by Derek Truninger on Unsplash

東京スカパラダイスオーケストラの川上つよし氏は、メインベースとしてFender Jazz BassとPrecision Bassを使用しています。特にJazz Bassについては1963年製のビンテージモデルを愛用しており、そのウォームかつパンチのある音色でバンドのリズム隊を支えています。

また、Fender Mustang Bassも使用しており、そのコンパクトなスケールと軽快なサウンドを活かした演奏も見られます。エフェクターではMXR Bass Octave Deluxeなどを導入し、バンドのスカ、レゲエ、ジャズ、ロックなど多彩なジャンルに対応する音作りを行っています。

川上氏のベースサウンドは中低域の豊かな鳴りと適度なアタック感が特徴的です。特にスカミュージックに欠かせない躍動感のあるベースラインを生み出すために、ピック弾きとフィンガー奏法を曲調に応じて使い分けています。

使用ベース機材表【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Precision Bass Fender 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし PBタイプ メインベース 検索 検索 検索 検索 検索
Jazz Bass Fender 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし JBタイプ 様々な楽曲で使用 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-4 Atelier Z 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし JBタイプ スラップにも活用 検索 検索 検索 検索 検索
Jino TRB Atelier Z 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし JBタイプ シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Custom 22 Spector 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし アクティブ 特殊チューニング時に使用 検索 検索 検索 検索 検索
BXB 3-PRO Killer 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし JBタイプ ライブでの使用も 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

東京スカパラダイスオーケストラの川上つよし氏は、特徴的なベースサウンドを作り出すために厳選されたエフェクターを使用しています。コンパクトなボード上には、MXRのM-80 Bass D.I.+をメインにしたプリアンプシステムを構築。歪み系にはSansampやZoombassなどを活用し、状況に応じて使い分けています。ライブ時にはCORO FUZZなどのファズも活用し、スカパラならではの疾走感あるベースラインに厚みを持たせています。また、ベースラインのアタック感とサステインを重視したセッティングが特徴で、バンド全体のグルーブを支える音作りを追求。シンプルながらも機能的なボードで、多彩な音色変化を実現しつつ、バンドサウンドの中での存在感を保つエフェクト構成となっています。

使用エフェクター機材表【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BOSS ODB-3 BOSS 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし オーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M-80 Bass D.I.+ MXR 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし ディレクトボックス 検索 検索 検索 検索 検索
Empress ParaEQ Empress Effects 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし イコライザー 検索 検索 検索 検索 検索
BOSS CEB-3 Bass Chorus BOSS 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし コーラス 検索 検索 検索 検索 検索
Xotic Effects SP Compressor Xotic Effects 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

川上つよしのサウンドは、スカパラの太く温かいサウンドを支える要。彼のEQセッティングではローが12時、ミドルは少し控えめの10時、ハイは11時前後に設定し、バンドサウンドの中で埋もれないよう中低域に厚みを持たせています。特に速いテンポの曲では、ローミッドを少し持ち上げて音の輪郭をはっきりさせる工夫が見られます。また、プリアンプのゲインを若干上げることで、音に適度な歪みを加えているようです。

曲調によるベース音作りの使い分けも特徴的です。スカの軽快なリズムが特徴の曲では、コンプレッサーのアタックを早めに設定し、サスティーンを抑えめにすることで、タイトな音を実現しています。対照的に、ダブやレゲエ調の曲ではサスティーンを効かせ、低域を強調した太いサウンドに切り替えます。さらに、フェンダー・プレシジョンベースとジャズベースを曲によって使い分け、音色のバリエーションを広げています。

スタジオでのレコーディング時は、DI(ダイレクト)とマイクの両方を使用したトラッキングが一般的です。エンジニアは低域(80Hz前後)と中域(800Hz〜1kHz)を適度に持ち上げ、2.5kHz付近にプレゼンスを加えることで、バンドミックス内での存在感を確保しています。特にホーンセクションとのバランスを重視し、ミックス段階では低域のサイドチェインコンプレッションを施して、キックドラムとの干渉を防いでいます。これにより、楽曲のグルーブ感を損なわずにパンチの効いたベースサウンドを実現しているのです。

比較的安価に音を近づける機材【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

東京スカパラダイスオーケストラの川上つよしさんのベースサウンドを手頃な価格で再現するなら、まずはプレシジョンベースタイプの楽器がおすすめです。本人は高級なFenderやLaklandを使用していますが、Squier Classic Vibe ’60sやハーレーベントンのPBタイプでも基本的な音色の特徴を掴むことができます。フラットワウンド弦を装着することで、より本人のタイトで芯のあるトーンに近づけることができるでしょう。

アンプについては、川上さんのようなパンチと温かみのあるサウンドを得るには、小〜中型のチューブアンプもしくはチューブシミュレーション機能を持つ機材が効果的です。予算に余裕がなければ、Fender Rumble 40やAmpeg BA-110などのソリッドステートアンプにTech21 SansAmpなどのプリアンプペダルを組み合わせる方法も有効です。低域と中低域をやや強調し、高域は控えめに設定するとスカパラらしい温かみのある音に近づきます。

エフェクターについては、川上さんはシンプルな機材構成で繊細なニュアンスを表現しています。まずはMXR M80やAguilar Tone Hammerなどの比較的手頃なベース用プリアンプで音作りの基礎を固め、必要に応じてコンプレッサーを追加すると良いでしょう。スカバンドならではのタイトなグルーヴを出すには、適度なコンプレッションが重要です。川上さんのようなクリーンでパワフルなサウンドは、機材よりも右手のピッキングテクニックが大きく影響するため、演奏技術の向上も並行して取り組むことをお勧めします。

比較的安価に音を近づける機材表【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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楽器 Squier Classic Vibe ’60s P Bass Fender 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし プレシジョンベースタイプ、フラットワウンド弦推奨 検索 検索 検索 検索 検索
楽器 ハーレーベントン PBタイプ Harley Benton 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし 手頃な価格のプレシジョンベースタイプ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Fender Rumble 40 Fender 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし 小型ソリッドステートアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Ampeg BA-110 Ampeg 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし 小型ソリッドステートアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Tech21 SansAmp Tech21 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし ベース用プリアンプペダル 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター MXR M80 MXR 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし 比較的手頃なベース用プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Aguilar Tone Hammer Aguilar 東京スカパラダイスオーケストラ 川上つよし 比較的手頃なベース用プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

川上つよしの音作りの核は、単なるサウンドではなく「グルーヴ感」と「アンサンブルでの存在感」にある。彼のプレイはスカパラの多彩な音楽性を支えながらも、特にレゲエやダブなどのジャマイカンビートにおいて確かな存在感を放っている。

川上のプレイを再現するポイントは、アタック音をしっかり出しつつも音の芯と太さを両立させること。弦高調整やフィンガリングの強さなど基本的な奏法の工夫から生み出される、「ファットでタイトな低音」がスカパラサウンドの土台となっている。

興味深いのは、特定の機材への依存度が低い点だ。彼はインタビューで「機材はコントロールするもの」との考えを示し、様々なベースやアンプを状況に応じて使い分けている。機材よりも奏者の感性とグルーヴ感を重視する姿勢が、長年にわたるスカパラの音楽的発展を支えている。

本記事参照サイト【東京スカパラダイスオーケストラ・川上つよし】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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