【DEZERT・Sacchan】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【DEZERT・Sacchan】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【Sacchan】DEZERT 始めに

DEZERTのベーシストSacchanは、重厚感のある低音とシャープなフィンガープレイで知られるプレイヤーです。バンドの音楽的核として、繊細かつ力強いベースラインを紡ぎ出し、DEZERTのダークでエモーショナルなサウンドを支えています。

Sacchanのプレイスタイルは、正確なリズムキープと表現力豊かなニュアンスが特徴的です。主にMusicMan StingRay、Fender Jazz Bassなどを使用し、時にはピックプレイも取り入れながら楽曲に応じた音色を追求しています。特にライブでは、バンドの疾走感溢れる楽曲において安定したグルーヴを生み出しています。

DEZERTの代表曲「絶望ノ花」や「終末」などでは、Sacchanのベースラインが曲の暗く湿った雰囲気を生み出す重要な役割を担っています。ギターとのアンサンブルを緻密に構築しながらも、時にソロのような印象的なフレーズでリスナーの耳を捉えます。

バンド全体としてDEZERTは、ダークなビジュアル系ロックの要素を持ちながらも、ハードコアやオルタナティブロックの要素も取り入れた独自の世界観を確立しています。Sacchanのベースワークは、そうした複雑な音楽性の基盤となり、ボーカルChiakiの感情的な歌声とギタリストMiyakoの技巧的なプレイを支える重要な役割を果たしています。

brown wooden guitar pick on gray textile
Photo by Johannes Weber on Unsplash

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使用アンプ一覧と特徴【DEZERT・Sacchan】

two men playing instruments in a dark room
Photo by Luis Morera on Unsplash

DEZERTのベーシストSacchanは、Gallien-Kreuger製のベースアンプを主に使用しています。特にGK 2001RBヘッドアンプとNEO412キャビネットの組み合わせが定番となっており、パワフルでクリアな音色を実現しています。

ライブでは力強い低域と切れ味のある音色で、バンドのヘヴィなサウンドを支える重厚なベースラインを生み出しています。また、エフェクターと組み合わせることで、楽曲に合わせた多様な音作りも行っています。

Sacchanの音作りは中低域にパンチがありながらも、高域の抜けの良さも特徴的です。DEZERTのダークで攻撃的なサウンドを下支えする、存在感のあるベースサウンドは、GKアンプの特性を最大限に活かしたものといえるでしょう。

使用アンプ機材表【DEZERT・Sacchan】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG DEZERT Sacchan ベースアンプヘッド、メインで使用 検索 検索 検索 検索 検索
FLIP TOP AMPEG DEZERT Sacchan B-15の継承機として使用 検索 検索 検索 検索 検索
MARSHALL 8×10 CAB MARSHALL DEZERT Sacchan 重厚な音を出すキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
M9 LINE6 DEZERT Sacchan マルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
BASSCREAMER Exar DEZERT Sacchan オーバードライブ・ディストーション 検索 検索 検索 検索 検索
RMX-1 Marleaux DEZERT Sacchan ベース用プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
OCTABASS ADA DEZERT Sacchan オクターバー、低音域強化用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS CHORUS Boss DEZERT Sacchan コーラスエフェクト 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【DEZERT・Sacchan】

two men playing instruments in a dark room
Photo by Luis Morera on Unsplash

DEZERTのベーシストSacchanは、主にESP製ベースを使用しています。メインとして愛用しているのはESP AMAZE-CTBというモデルで、黒を基調としたデザインが特徴的です。

PU構成はMMタイプのピックアップを搭載しており、力強い中音域とシャープなアタック感が得られる仕様となっています。その音色はDEZERTのダークで重厚なサウンドを支える基盤となっています。

また、スラップやタッピングなどのテクニカルなプレイにも対応できる汎用性の高さも特徴です。バンドのヘヴィなサウンドの中でも埋もれない、存在感のある低域と切れ味のある音色で、DEZERTの楽曲を支えています。

使用ベース機材表【DEZERT・Sacchan】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ATB-4 Atelier Z DEZERT Sacchan JBタイプ 主力機材として長く使用 検索 検索 検索 検索 検索
Boxer Bass Jackson DEZERT Sacchan PJタイプ Xシリーズ、黒色 検索 検索 検索 検索 検索
David Ellefson Signature Concert Bass Jackson DEZERT Sacchan PJタイプ CBX IV、ホワイト 検索 検索 検索 検索 検索
X Series Spectra Bass Jackson DEZERT Sacchan モダンベース アクティブ仕様 検索 検索 検索 検索 検索
Concert Bass Jackson DEZERT Sacchan PJタイプ 5弦モデルも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Stiletto Schecter DEZERT Sacchan モダンベース アクティブ仕様 検索 検索 検索 検索 検索
TSB-STD 三木楽器オリジナル DEZERT Sacchan JBタイプ サブ機材として使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【DEZERT・Sacchan】

Sacchanは歪みを中心とした攻撃的なベースサウンドを追求しています。ボード構成の中心となるのはMXR M80 Bass D.I.+とElectro-Harmonix Bass Big Muffで、前者はクリーンと歪みの両立、後者は太い低音を残しながらの強烈なディストーションを担当。さらにTC Electronic PolyTune MiniやMXR Carbon Copy、Lehle P-Splitなどを組み合わせ、DEZERTのダークでヘヴィな楽曲に合わせた音作りを実現。特にライブでは楽曲に応じて歪みの強弱を使い分け、バンドサウンドの核となる重厚なベース音を作り出しています。このセットアップはスタジオ録音とライブの両方で一貫して使用され、Sacchanの音楽性を表現する重要な要素となっています。

使用エフェクター機材表【DEZERT・Sacchan】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
VT Bass DI Tech21 DEZERT Sacchan プリアンプ ベース音作りの要 検索 検索 検索 検索 検索
B7K Ultra V2 Darkglass Electronics DEZERT Sacchan プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Bass Driver DI Tech21 DEZERT Sacchan プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
VINTAGE BASS OCTAVER Boss DEZERT Sacchan モジュレーション系 ベースオクターバー 検索 検索 検索 検索 検索
Dyna Comp MXR DEZERT Sacchan コンプレッサー 定番のコンプレッサーペダル 検索 検索 検索 検索 検索
FLINT Strymon DEZERT Sacchan リバーブ トレモロ&リバーブペダル 検索 検索 検索 検索 検索
D1 Walrus Audio DEZERT Sacchan ディレイ 検索 検索 検索 検索 検索
Prometheus DLX Free The Tone DEZERT Sacchan ディストーション 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【DEZERT・Sacchan】

SacchanのベースサウンドはJackson X Series Spectra Bass SBX IVを中心に構築されている。
レコーディングでは低域を太く保ちながら、中域400Hz〜800Hz帯を少し持ち上げることでDEZERTのヘヴィなサウンドに馴染ませている。
特に激しい楽曲では、3kHz付近を抑えつつ1.5kHz周辺にピークを作り、ピック攻めの際の存在感を確保している。
フィンガリングではコンプレッサーの比率を4:1程度に設定し、アタック時間を短めにして音の立ち上がりを活かしている。

ライブでは各会場の特性に合わせ、60Hz〜100Hz帯を調整して低域の分離感を高めている。
密度の高い楽曲では、300Hz周辺をやや削ってドラムとの分離を意識し、800Hzを持ち上げて存在感を出している。
DI音とアンプ音のバランスは7:3程度で、DIにはわずかにディストーションをかけて芯を強調している。
複雑なリフが特徴的な「DECOY」などでは、コンプのスレッショルドを下げて音量の統一感を出しつつ、中高域のアタック感を保持している。

ミックス段階では、ローエンドを整えるためマルチバンドコンプを使用し、60Hz以下と150Hz付近を別々に処理している。
ギターの音圧が強い楽曲ではサイドチェインコンプを効かせ、キック時にベースの特定帯域を一瞬だけ下げて分離感を高めている。
DEZERTのダークな世界観を表現するため、ベースの定位は中央よりやや左に設定しつつ、太さと明瞭さのバランスを取っている。
ギターとの干渉を避けるため2〜3kHz帯の出過ぎを抑え、1kHzと5kHz周辺に小さなピークを作ることで芯のある音作りを実現している。

比較的安価に音を近づける機材【DEZERT・Sacchan】

DEZERTのSacchanが使用するSuhrのベースは高価ですが、その特徴的な音色に近づくには、プリシジョンタイプのベースがベースとなります。エレキベースではSquier CV 60sプリシジョンベースのような比較的手頃な価格帯の楽器から始めるのがおすすめです。オールラウンドに使えるクリアなトーンが特徴で、DEZERTの楽曲の重厚感と抜けの良さを再現しやすいでしょう。

アンプシミュレーターやマルチエフェクターを活用することで、本格的なベースアンプがなくても近い音作りが可能です。ZOOM B1 FOURやVOX StompLabなどの2万円前後のエフェクターで基本的な音作りができます。特にSacchanのようなパンチの効いた音には、軽いコンプレッションとミッドレンジを強調したEQが効果的で、低価格帯の機材でも十分に再現可能です。

弦選びも重要なポイントで、DEZERTの楽曲に合わせるなら045-105程度のミディアムゲージのニッケル弦がバランスが良いでしょう。D’Addario EXLシリーズやErnie Ball Regular Slinkなどはコストパフォーマンスに優れています。アタックのはっきりした音色を得るには、ピック弾きの練習も必要で、ティアドロップ型の0.7〜0.9mm程度のピックから試してみることをおすすめします。

比較的安価に音を近づける機材表【DEZERT・Sacchan】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined DEZERT Sacchan 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squier CV 60sプリシジョンベース Squier DEZERT Sacchan DEZERTのSacchanが使用するSuhrベースの音色に近づける手頃な選択肢 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ZOOM B1 FOUR ZOOM DEZERT Sacchan 2万円前後で基本的な音作りが可能 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター VOX StompLab VOX DEZERT Sacchan 2万円前後のコスパに優れたマルチエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
D’Addario EXLシリーズ D’Addario DEZERT Sacchan 045-105程度のミディアムゲージ、コスパに優れる 検索 検索 検索 検索 検索
Ernie Ball Regular Slink Ernie Ball DEZERT Sacchan コストパフォーマンスに優れたニッケル弦 検索 検索 検索 検索 検索
ピック ティアドロップ型ピック(0.7〜0.9mm) 不明 DEZERT Sacchan アタックのはっきりした音色に適したピック 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined DEZERT Sacchan 検索 検索 検索 検索 検索

総括まとめ【DEZERT・Sacchan】

Sacchanのサウンドの核は、しっかりとしたフィンガリングの強さとクリアな輪郭を持つ低音。バンド内での役割を意識し、ギターとのバランスを取りながらも、芯のある音色で楽曲の土台を支えている。激しいロックサウンドの中でも埋もれない存在感を持つ音作りが特徴だ。

彼のプレイを再現する上で重要なのは、右手のタッチとニュアンス。強いアタックと繊細なコントロールを使い分け、楽曲の展開に合わせた表現力を持つことがポイントとなる。歪みをかけすぎずに音の芯を残し、楽曲に合わせてピッキングとフィンガリングを使い分ける技術も必要だ。

Sacchanは機材に依存しすぎない姿勢を持ち、どんな環境でも自分らしい音を出せるよう基礎力を重視している。こだわりの機材を使用しながらも、その本質は演奏技術と音楽性にあり、機材の違いを超えて表現できる力を持っている。機材は変わっても変わらない、彼独自の音楽的アイデンティティがそこにある。

本記事参照サイト【DEZERT・Sacchan】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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