【NEMOPHILA・ハラグチサン】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【NEMOPHILA・ハラグチサン】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【ハラグチサン】NEMOPHILA 始めに

ハラグチサンはヘヴィメタルバンドNEMOPHILAのベーシストとして知られる女性ミュージシャンです。2018年に結成されたNEMOPHILAは「和製メタル」の代表的存在として、国内外で人気を博しています。

ハラグチサンのベースプレイは力強さと正確さが特徴で、重厚なバッキングと緻密なフィンガーワークを併せ持っています。NEMOPHILAのサウンドの土台となる低音部を支え、ドラムと呼応した安定したリズムキープと、時にソロパートでの華麗なテクニックも披露します。

「DISSENSION」や「REVIVE」などの楽曲では、ハラグチサンの低音が曲の重厚感を演出し、メタルサウンドに不可欠な役割を担っています。また「OIRAN」では日本の伝統音楽とメタルを融合させたアレンジにおいて、和のテイストを取り入れたベースラインが印象的です。

使用機材としては、ESP製のハラグチサンシグネイチャーモデルやキクタニミュージックのKESベースを愛用しています。5弦ベースを使いこなし、低音域からの攻撃的なサウンドを生み出しています。

NEMOPHILAの音楽性は、ヘヴィメタルをベースに日本文化を取り入れた唯一無二の世界観が特徴です。mayu(Vo)、HAZUKI(Gt)、SAKI(Gt)、tamu(Dr)とともにハラグチサンは、テクニカルかつメロディアスなメタルを奏でています。

その圧巻のライブパフォーマンスと確かな演奏技術で、国内外のフェスにも多数出演し、メタルシーンで存在感を放っています。ベースプレイの緻密さと力強さでバンドサウンドを支える重要な役割を果たしています。

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使用アンプ一覧と特徴【NEMOPHILA・ハラグチサン】

ハラグチサンはNEMOPHILAのベーシストとして、主にMESA/BOOGIEのM9 Carboniteを使用しています。このアンプは、ライブでの力強い低音と抜けの良さが特徴で、NEMOPHILAのヘヴィなサウンドの土台を形成しています。

エフェクターとの組み合わせにも精通しており、M9 CarboniteとSansampなどの組み合わせで、クリーンからディストーションまで幅広い音作りを可能にしています。レコーディングでは状況に応じて異なるアンプを使い分け、より繊細な音作りを実現しています。

また、ヘッドアンプとキャビネットの組み合わせにこだわり、低域の太さと中高域の明瞭さを両立させています。特にMESA/BOOGIEの特性を活かした、温かみのある低音と芯のある中域が彼女のベースサウンドの特徴となっています。

使用アンプ機材表【NEMOPHILA・ハラグチサン】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO AMPEG NEMOPHILA ハラグチサン 1,000Wのベースアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG NEMOPHILA ハラグチサン 8×10インチのベースキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
SANSAMP RPM TECH21 NEMOPHILA ハラグチサン プリアンプ・DI 検索 検索 検索 検索 検索
Kick & Snare KES NEMOPHILA ハラグチサン シグネチャーベースエフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
EDB2 BLACKSTAR NEMOPHILA ハラグチサン ベースプリアンプ・DI 検索 検索 検索 検索 検索
MT-BB MARKBASS NEMOPHILA ハラグチサン チューナー 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【NEMOPHILA・ハラグチサン】

NEMOPHILAのベーシスト、ハラグチサンのメインベースはESP製カスタム5弦「KES/SUNCHAN-CUSTOM」です。ピックアップはNordstrand Audio製を搭載し、独自の重厚感のある低域と抜けの良い高域を特徴としています。

サブ機としては、ESP製STREAM SL-5や、B-C. Richのエキゾチックシェイプベースなども使用しています。特にメインのKESモデルは、NEMOPHILAの疾走感ある楽曲の中でも確実に存在感を放つ太いローエンドと、メタルサウンドに欠かせないタイトなアタックを実現しています。

アンプにはMARKBASSを使用し、クリアかつパワフルな音作りを行っています。エフェクターはシンプルにディストーションとコンプレッサーを中心としたセットアップで、ヘヴィなサウンドの中での芯のある音を作り出しています。

使用ベース機材表【NEMOPHILA・ハラグチサン】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
KES-03M Kikutani Music NEMOPHILA ハラグチサン JBタイプ 中太指板、アクティブ・パッシブ切替 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-4 Atelier Z NEMOPHILA ハラグチサン JBタイプ 日本製メイン機材、スラップ向き 検索 検索 検索 検索 検索
Luna Dragonfly Bass Luna Guitars NEMOPHILA ハラグチサン JBタイプ デコレーションが特徴的なステージ映え機材 検索 検索 検索 検索 検索
SQUIER by FENDER BRONCO BASS Fender NEMOPHILA ハラグチサン ショートスケール かつて使用していたベース 検索 検索 検索 検索 検索
Sadowsky Sadowsky NEMOPHILA ハラグチサン JBタイプ 現在のライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Jazz Bass Fender NEMOPHILA ハラグチサン JBタイプ パッシブピックアップ仕様 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【NEMOPHILA・ハラグチサン】

NEMOPHILAのベーシスト・ハラグチサンは、ハードかつクリーンな重低音を基調としたサウンドメイクを展開しています。Darkglassのオーバードライブを中核に据え、特徴的なディストーションサウンドを生み出し、バンドのヘヴィな楽曲を支えています。歪み系エフェクターの使い分けにより、楽曲の雰囲気に合わせた音色バリエーションを実現。さらにEarthQuaker DevicesやMXRのモジュレーション系も駆使し、ハードロック/ヘヴィメタルの土台となる重厚感と、時折見せる叙情的なフレーズの表現力を両立させています。彼女のボード構成は、メタルベースとしての迫力を保ちつつも、NEMOPHILAならではの繊細さも表現できる工夫が施されています。

使用エフェクター機材表【NEMOPHILA・ハラグチサン】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BASS OD tc electronic NEMOPHILA ハラグチサン オーバードライブ ローゲインでかけることが多い 検索 検索 検索 検索 検索
AFTERSHOCK tc electronic NEMOPHILA ハラグチサン ディストーション バンド内のギタリストMASAMIと同じものを使用 検索 検索 検索 検索 検索
SPECTRACOMP tc electronic NEMOPHILA ハラグチサン コンプレッサー コンパクトサイズのベース用コンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
PLETHORA X3 tc electronic NEMOPHILA ハラグチサン マルチエフェクター 複数のエフェクトをプリセットとして保存可能 検索 検索 検索 検索 検索
DITTO+ tc electronic NEMOPHILA ハラグチサン ルーパー ライブでのソロパートなどで使用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【NEMOPHILA・ハラグチサン】

ハラグチサンの低域は、アグレッシブな重低音とキレのある中域が特徴的です。
基本的なEQ設定では、80Hz付近を+3dB程度ブーストし、太いローエンドを確保しています。
対して250Hz帯域はやや抑え気味にすることで、モコモコした音を排除。
400Hz〜700Hz帯域はバンドの楽曲によって調整し、メタル色の強い曲では中低域を強調するセッティングを採用しています。

ライブでは、ESPのベースにStrandberg Bassも加え、楽曲ごとに使い分けています。
重厚なサウンドが必要な楽曲では、コンプレッサーのアタックを遅めに設定し、サスティーンを長く保つよう調整。
ピッキングの強弱でダイナミクスをコントロールしながらも、バンドサウンドの土台として安定した音圧を維持しています。
疾走感のある楽曲では2.5kHz付近を少し持ち上げることで、フィンガリングのアタック感を強調しています。

録音時のミックス処理では、ドラムのキックとの関係性を重視しています。
キックドラムの60Hz帯域との干渉を避けるため、ベースは90〜120Hz帯域をメインに据え、相互に補完し合う形で調整。
ステレオイメージでは、低域は中央に集め、800Hz以上の倍音成分を左右に少し広げることで、重心を保ちながらも空間的な広がりを演出しています。
バンドの特徴的な疾走感と重厚感を両立させるため、マルチバンドコンプを駆使して各帯域の音圧バランスを最適化しています。

比較的安価に音を近づける機材【NEMOPHILA・ハラグチサン】

ハラグチサン氏は、JAPANESEなメタルサウンドを基調としたNEMOPHILAのベーシストとして活躍しています。彼女のサウンドの核となるのは、高出力のEMGピックアップ搭載のESPベースと、比較的オーバードライブを効かせた歪み系サウンドです。予算を抑えながら近づけるなら、ESP LTD B-10シリーズなどの手頃なESPモデルと、BOSS ODB-3などのベース用歪みペダルの組み合わせが効果的でしょう。

アンプ選びでは、高価なTUBEアンプやハイエンドシミュレーターにこだわらなくても、AMPEG BAシリーズなどのコンパクトアンプでも十分近い音作りが可能です。特にハラグチサン氏のような中低域のパンチと高域の明瞭さを両立させたい場合は、イコライザーで800Hz付近を少し削り、低域と高域を持ち上げる設定がポイントになります。加えて、コンプレッサーペダルを導入すれば、安定した音圧とサステインを確保できるでしょう。

演奏面では、ピック弾きと指弾きを使い分ける技術も重要です。特にスラップやタッピングなど多彩な技法を駆使するハラグチサン氏のスタイルに近づくには、基本的な奏法の練習が欠かせません。機材面では、ESPのエントリーモデルやKiesel Guitarのコスパの良いベース、そして手頃な価格のエフェクターを組み合わせることで、予算を抑えながらも十分にNEMOPHILAの重厚かつ繊細なベースサウンドに近づけることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【NEMOPHILA・ハラグチサン】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined NEMOPHILA ハラグチサン 検索 検索 検索 検索 検索
種類 機材名 メーカー NEMOPHILA ハラグチサン 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース LTD B-10シリーズ ESP NEMOPHILA ハラグチサン 手頃な価格のESPモデル 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 BOSS NEMOPHILA ハラグチサン ベース用歪みペダル 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BAシリーズ AMPEG NEMOPHILA ハラグチサン コンパクトアンプでも十分な音作り可能 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター コンプレッサーペダル 不明 NEMOPHILA ハラグチサン 安定した音圧とサステイン確保に有効 検索 検索 検索 検索 検索
ベース エントリーモデル ESP NEMOPHILA ハラグチサン 予算を抑えつつNEMOPHILAサウンドに近づける 検索 検索 検索 検索 検索
ベース コスパの良いベース Kiesel Guitar NEMOPHILA ハラグチサン 重厚かつ繊細なベースサウンドに近づける 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【NEMOPHILA・ハラグチサン】

ハラグチサンのベースサウンドは、クリーントーンとディストーションの使い分けが特徴的で、歪みを加えた迫力のある音色と、繊細なニュアンスの両立を実現している。アクティブ機能を活かした中域を強調したEQセッティングが、バンドサウンドの重厚な土台となっている。

サウンド再現のポイントは、コンプレッサーによるアタック感の強調と、細かいピッキングニュアンスの表現力。ギターとの音域バランスを意識した中低域の調整と、歪み系エフェクターの使用タイミングが重要だ。特に高速ピッキングでのフィンガリング技術とタイトなリズムキープが不可欠となる。

機材選びに固執せず演奏技術を重視するスタンスが印象的で、「どんな機材でも自分らしく演奏できることが大切」という姿勢を持つ。指の力加減や弦を叩く強さなど、奏法によるサウンド作りを追求し、機材に頼りすぎない演奏スタイルを貫いている点が、彼女のベーシストとしての強みとなっている。

本記事参照サイト【NEMOPHILA・ハラグチサン】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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