【華凛】NoGoD 始めに
2005年結成のヴィジュアル系バンドNoGoDにおいて、華凛(かりん)は強靭なベースラインを紡ぎ出すベーシストとして活動しています。彼のプレイスタイルは、スラップやハイトーン、フランジャーなどのエフェクトを駆使した多彩な音色変化が特徴で、NoGoDのヘヴィかつメロディアスなサウンドの土台を確実に支えています。
華凛は6弦ベースを使用することでも知られており、低音の重厚さと高音の抜けの良さを両立させた演奏で、バンドサウンドに深みと広がりをもたらしています。テクニカルなフレーズを織り交ぜつつも、曲の世界観を壊さない絶妙なバランス感覚の持ち主であり、リズム隊として楽曲の骨格を形成する役割を担っています。
代表曲「Missing」や「神罰」では、メタリックな轟音とメロディアスなフレーズを融合させたベースラインが印象的です。特に疾走感のある楽曲では、ドラムと絶妙にシンクロしたタイトなリズムワークで楽曲を推進し、バンドの重厚な音像を創出しています。また、バラード調の楽曲では繊細なニュアンスを表現する演奏も見せます。
NoGoDの音楽性はハードロックとメタルの要素を融合させつつも、メロディアスな側面も持ち合わせています。華凛のベースは、そうした多面的なサウンドの基盤として不可欠な存在です。高い演奏技術と曲想に合わせた表現力で、彼はバンドの音楽的な深みを支えるだけでなく、ライブパフォーマンスでも存在感を放っています。
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使用アンプ一覧と特徴【NoGoD・華凛】
NoGoDのベーシスト華凛は、主にAmpeg SVTシリーズを愛用していることが知られています。SVT-4PROをメインに使用し、そのパワフルでタイトな低域と適度な中域の抜けを活かしたサウンドを生み出しています。
ライブでは迫力ある重低音を出すためにSVT-810Eキャビネットと組み合わせることが多く、バンドのヘヴィなサウンドを支える土台として機能しています。レコーディングではより繊細なニュアンスを表現するため、アンプのセッティングを調整し、楽曲ごとに音作りを変えることもあるようです。
華凛の音作りの特徴は、低域の芯の太さを保ちながらも中域のパンチと高域の粒立ちを両立させた、いわゆる「ドンシャリ」系のサウンドにあります。このバランスの良さがNoGoDの楽曲において、ギターやドラムとの絶妙な調和を生み出しています。
使用アンプ機材表【NoGoD・華凛】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SVT-4PRO | AMPEG | NoGoD | 華凛 | メイン・ベースアンプヘッド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SVT-810E | AMPEG | NoGoD | 華凛 | 8×10インチキャビネット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Artisan Series | HISTORY | NoGoD | 華凛 | メインで使用するベース | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ATB-4 | ATELIER Z | NoGoD | 華凛 | サブのベース | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| RBI | TECH 21 | NoGoD | 華凛 | プリアンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SANSAMP BASS DRIVER DI | TECH 21 | NoGoD | 華凛 | ライブやレコーディングで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| BASS OVERDRIVE BOD-100 | BOSS | NoGoD | 華凛 | ディストーション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ODB-3 | BOSS | NoGoD | 華凛 | オーバードライブ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ベースの種類と特徴【NoGoD・華凛】
NoGoDのベーシスト華凛は主にESP製ベースを使用しています。メインとして使用しているのはESPのカスタムモデルで、ロングスケールのネックにバーズアイメイプル指板を採用したモデルが特徴的です。
ピックアップは主にEMGピックアップを搭載しており、力強い低域と明瞭なアタック感を持ち合わせています。また、透明感のある中域の表現力も特徴で、バンドサウンドのなかでしっかりと存在感を発揮する音作りを行っています。
サブベースとしては同じくESP製のモデルを使用し、必要に応じて使い分けています。ハードコア、メタル、ロック等幅広いジャンルの曲に対応できるよう、歪み系エフェクターとの相性も良い仕様となっています。
使用ベース機材表【NoGoD・華凛】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | ベースの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ATB-4 | Atelier Z | NoGoD | 華凛 | JBタイプ | メインで使用。ゴールドパーツ仕様 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| EBS MultiComp | EBS | NoGoD | 華凛 | エフェクター | コンプレッサー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| THUNDER 1 | Darkglass Electronics | NoGoD | 華凛 | エフェクター | オーバードライブ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| AS-II | PROVIDENCE | NoGoD | 華凛 | エフェクター | プリアンプ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| B-CLEAN | Providence | NoGoD | 華凛 | エフェクター | ブースター/バッファー | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| JB-94 | Fender Japan | NoGoD | 華凛 | JBタイプ | 初期に使用していたモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ray34 | MusicMan | NoGoD | 華凛 | スティングレイタイプ | ハマフジゴトのライブで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用エフェクターとボード構成【NoGoD・華凛】
NoGoDのベーシスト華凛は、歪みとクリーンの対比が特徴的な音作りを行っています。ディストーションとして「MXR M-80 Bass D.I.+」を使用し、パワフルな低音を生み出しています。また、コーラスには「BOSS CEB-3」を採用し、メロディックな表現を加えています。エフェクターボードには他にも「ZOOM B9.1ut」や「Tech 21 SansAmp Bass Driver DI」などを配置し、曲調に応じた音色変化を可能にしています。サウンドメイクの基本は、バンドの持つダークなイメージを表現しながらも、疾走感のあるパンクテイストと重厚なメタルサウンドを両立させる点にあります。
使用エフェクター機材表【NoGoD・華凛】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | エフェクターの種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DUAL DRIVE | VT | NoGoD | 華凛 | オーバードライブ | VTシグネチャーペダル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| BASS DRIVE | PROVIDENCE | NoGoD | 華凛 | オーバードライブ | ベース専用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| BASS FILTER | BOSS | NoGoD | 華凛 | ワウペダル | BF-2B | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| DELAY | BOSS | NoGoD | 華凛 | ディレイ | DD-3 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| CHORUS | BOSS | NoGoD | 華凛 | コーラス | CEB-3 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【NoGoD・華凛】
華凛の低音重視サウンドは、アクティブベースを中心に構築されています。EQセッティングでは中低域(250-400Hz)をやや抑え、低域(80-120Hz)を持ち上げることで芯のある音を実現しています。ライブでは空間に馴染むよう高域(2-4kHz)にわずかなブーストをかけ、バンドサウンドの土台となる重厚感を損なわないよう調整します。特に「BLACK HIGHWAY」などの疾走感ある楽曲では、アタックを際立たせるためピック弾きでの演奏を多用しています。
スタジオ録音では、ディストーションとクリーントーンを絶妙にブレンドする手法が特徴的です。トラックによってはコンプレッサーの比率を4:1前後に設定し、アタックを15ms程度に抑えることで音の立ち上がりを保ちながら音圧を確保しています。「沙羅双樹」のようなバラード曲ではリバーブを控えめに加え、音の余韻を調整することで静と動の対比を表現しています。ミックス段階では低域のサブ帯域(40-60Hz)に適度なハイパスフィルターをかけ、クリアさを保ちます。
NoGoDのダークなサウンドスケープでは、ギターとの周波数バッティングを避けるため、800Hz付近を少しカットしベースの存在感を保ちながらも楽曲全体の明瞭さを確保しています。ライブパフォーマンスではステージ上の位置取りに合わせて音圧分布を意識し、PA卓とのコミュニケーションを重視しています。特にVシネ風のダークな世界観を持つ「純愛シンドローム」などでは、歪み成分を抑え目にしながらも音の芯を失わないセッティングで、バンド全体の音像バランスを支えています。
比較的安価に音を近づける機材【NoGoD・華凛】
NoGoD華凛のハードな低音を再現するには、まず日本製アクティブベースが基本となります。彼女が使用する5弦のESPベースに近づけるなら、同ブランドのAPシリーズや、よりお手頃なEdwards、さらにLTDなど3〜5万円台の製品から選ぶとコストパフォーマンスが高いでしょう。弦高は低めに設定し、ピックアップ位置はブリッジ側を強調するとメタルサウンドに近づきます。
エフェクターでは、まずコンプレッサーで音の粒立ちを整えることが大切です。ZOOMのマルチエフェクターB1FourやB3nなら1万円台でコンプレッションからディストーションまで一通りカバーできます。特にハイ・ミッドを強調したイコライザー設定と、軽いオーバードライブを組み合わせると華凛サウンドの芯のある音質に近づけるでしょう。
アンプはハートケーのベースアンプを使用していますが、予算を抑えるならAmpegのBA-108やBA-110など2〜3万円台のコンボアンプがおすすめです。設定では中音域を少し削り、高音と低音を持ち上げたスマイルカーブで設定するとメタル向きの音になります。自宅練習用ならBlackstarのFLY3 BASSのような小型アンプでも十分な音作りが可能です。
比較的安価に音を近づける機材表【NoGoD・華凛】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ベーシスト | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | NoGoD | 華凛 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| 種類 | 機材名 | メーカー | NoGoD | 華凛 | 備考 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | APシリーズ | ESP | NoGoD | 華凛 | 日本製アクティブベース | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | Edwards | ESP | NoGoD | 華凛 | ESPの姉妹ブランド、お手頃価格 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ベース | LTD | ESP | NoGoD | 華凛 | ESPの海外向けブランド、3〜5万円台 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | B1Four | ZOOM | NoGoD | 華凛 | マルチエフェクター、1万円台 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| エフェクター | B3n | ZOOM | NoGoD | 華凛 | マルチエフェクター、1万円台 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプ | BA-108 | Ampeg | NoGoD | 華凛 | コンボアンプ、2〜3万円台 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプ | BA-110 | Ampeg | NoGoD | 華凛 | コンボアンプ、2〜3万円台 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| アンプ | FLY3 BASS | Blackstar | NoGoD | 華凛 | 小型アンプ、自宅練習用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | NoGoD | 華凛 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
総括まとめ【NoGoD・華凛】
華凛のベースプレイの核は、NoGoDサウンドの重要な土台となる低音の厚みと抜けの良さにある。ピック奏法による芯のある音色と、時にスラップも取り入れた多彩なアプローチで、バンドの世界観を支えている。
彼のサウンド再現のポイントは、テクニックよりも「音」への徹底したこだわりにある。豊かな低域と明瞭なミドルレンジのバランスを追求し、バンドの楽曲に合わせて緻密に音作りをしているスタイルが特徴的だ。
華凛は機材に依存するのではなく、どんな環境でも自分らしい音を出すための基本的な奏法と音楽性を大切にしている。テクニックと感性のバランスを重視し、華やかさだけでなく楽曲の核となる芯の通った音を追求する姿勢がプレイスタイルの本質となっている。
本記事参照サイト【NoGoD・華凛】
本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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