【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【寺岡呼人】JUN SKY WALKER 始めに

寺岡呼人は、JUN SKY WALKERのベーシストとして活躍し、後にソロミュージシャンとしても成功した実力者です。彼のベーススタイルは楽曲の土台を支える堅実さと、時折見せる技巧的なフレーズが特徴的です。JUN SKY WALKERでは、宮田和弥の特徴的なボーカルと中村一義のギターに絡む形で、ロックサウンドの骨格を形成。「START」や「HAPPY SONG」などの代表曲では、リズミカルかつメロディアスなベースラインを展開し、バンドの爽やかなロックサウンドに不可欠な要素となっていました。1988年の「祭りのあと」から1997年の解散まで、バンドの成長とともに多様なアプローチを見せ、日本のロックシーンに確かな足跡を残しました。

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使用アンプ一覧と特徴【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

white electric bass guitar
Photo by Balázs Horváth on Unsplash

寺岡呼人は長年Hartke製アンプを愛用しており、特に3500シリーズと5000シリーズを中心に使用しています。Hartkeのアルミコーン・スピーカー特有の明瞭なミッドレンジと適度な低域の太さがJUN SKY WALKERのサウンドの基盤となっています。 レコーディングでは、Ampeq SVTも併用し、温かみのある低域と芯のある音を追求。ライブではHartkeの4×10キャビネットと1×15キャビネットの組み合わせで、広い会場でも埋もれないパンチと存在感を実現しています。 近年はAER製のアコースティック向けアンプも導入し、ソロ活動や小編成での演奏時には自然な響きを重視したセッティングも採用。 エフェクターはシンプルに構成し、ディストーションやコーラスは控えめに使用することで、バンドのロックサウンドの土台となる太くクリアな音作りを大切にしています。特にJUN SKY WALKERの代表曲「Smile」や「Start」などでは、そのストレートかつパワフルな音色が効果的に活かされています。

使用アンプ機材表【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
AMPEG SVT-III PRO AMPEG JUN SKY WALKER 寺岡呼人 2018年以降のライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E AMPEG JUN SKY WALKER 寺岡呼人 8×10インチスピーカーキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
AMPEG SVT-4PRO AMPEG JUN SKY WALKER 寺岡呼人 ラインナップの主力ヘッドアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
SWR SM-900 SWR JUN SKY WALKER 寺岡呼人 過去に使用していたヘッドアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
AVALON U5 AVALON JUN SKY WALKER 寺岡呼人 DI/プリアンプとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
TECH 21 SANSAMP BASS DRIVER DI TECH 21 JUN SKY WALKER 寺岡呼人 定番のベース用プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

寺岡呼人は主に「Fender Precision Bass」をメインベースとして愛用しています。特に80年代のアメリカン・スタンダードP-BassとJapanese製のモデルを使い分けており、力強い中低域と適度なアタック感が特徴です。サブとしては「Fender Jazz Bass」を所有し、より明るい音色とシャープなアタック感を求める楽曲で使用しています。 また近年は「Fender Mustang Bass」も使用しており、短いスケールながら太くパンチの効いたサウンドを好んでいます。ピックアップは主にシングルコイルとスプリットコイルの組み合わせで、ロックからポップスまで幅広い楽曲に対応できる音作りをしています。JUN SKY WALKERのバンドサウンドを支える重厚なベース音は、中域の張りと低域の適度な量感のバランスによって成り立っています。

使用ベース機材表【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Jazz Bass Fender JUN SKY WALKER 寺岡呼人 JBタイプ メインベースとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
S.C.V Atelier Z JUN SKY WALKER 寺岡呼人 JBタイプ カスタムショップモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Jazz Bass 24 Fender JUN SKY WALKER 寺岡呼人 JBタイプ 24フレットモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Thunderbird Gibson JUN SKY WALKER 寺岡呼人 サンダーバード ビンテージモデル 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-4 Atelier Z JUN SKY WALKER 寺岡呼人 JBタイプ JUN SKY WALKER時代から愛用 検索 検索 検索 検索 検索
アップライトベース 不特定 JUN SKY WALKER 寺岡呼人 アコースティックベース ソロ活動やアコースティック編成で使用 検索 検索 検索 検索 検索
StingRay Music Man JUN SKY WALKER 寺岡呼人 スティングレイ アクティブ回路搭載 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

JUN SKY WALKERのベーシスト寺岡呼人は、特徴的なベーストーンで知られています。彼のサウンドの核となっているのは、Ampeg製アンプとSansampなどのプリアンプを組み合わせたパワフルかつ温かみのある音色です。エフェクトボードにはMXR Bass Octaveを配置し、低域の増強と音の厚みを追求。また、Aguilar Filter Twinを使用した絶妙なミッドレンジコントロールにより、バンドサウンドの中で存在感を発揮しています。ライブではCompressorを使ったダイナミクスコントロールも重要視しており、曲の展開に合わせて音圧と歪み具合を調整できるセッティングを構築。シンプルながらも要所に効いたエフェクト選択で、バンドの楽曲を支える芯のあるベースサウンドを実現しています。

使用エフェクター機材表【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BASS BB-1 Vital Audio JUN SKY WALKER 寺岡呼人 ディストーション 寺岡呼人シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Fender Bassman Fender JUN SKY WALKER 寺岡呼人 プリアンプ 主に使用するベースアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Big Muff Pi Electro-Harmonix JUN SKY WALKER 寺岡呼人 ファズ 初期のJun Sky Walkerでの使用が知られる 検索 検索 検索 検索 検索
VB-2 BOSS JUN SKY WALKER 寺岡呼人 ビブラート ソロ活動でも使用 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M-80 Bass D.I.+ MXR JUN SKY WALKER 寺岡呼人 ディレクトボックス ライブでの使用が多い 検索 検索 検索 検索 検索
Micro POG Electro-Harmonix JUN SKY WALKER 寺岡呼人 モジュレーション系 オクターブ効果に使用 検索 検索 検索 検索 検索
DR-1 DOD JUN SKY WALKER 寺岡呼人 ディストーション 初期のJun Sky Walkerで使用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

寺岡呼人のベース音作りは、低域の太さと中域の抜けの良さが特徴的です。
レコーディングでは400Hz付近を若干カットし、60〜80Hzを程よく持ち上げることで、バンドサウンドの土台となる重厚感を生み出しています。
ライブでは楽曲に応じて800〜1kHzの帯域を調整し、アタック感の強弱を使い分けています。
特に「星の消えた夜に」ではミッドレンジを強調し、ボーカルとの共存域を確保しています。

エフェクターはシンプルな構成ながら、コンプレッサーの設定に工夫が見られます。
アタックタイムは4〜8msとやや速めに設定し、リリースは曲調によって使い分けることでグルーヴ感を調整しています。
「Smile」などのポップ曲では軽めのコンプレッションを、「月に濡れたふたり」などではやや強めのコンプレッションを掛けています。
ミックス時にはベースをセンターからやや左寄りに定位させ、キックとの分離感を高めています。

録音時のアンプセッティングでは、中低域に厚みを持たせつつ高域のサスティンも確保しています。
ピッキングのニュアンスを活かすため、2〜3kHz帯域を適度に持ち上げながらも、5kHz以上は穏やかに抑えることでシビレ感を防いでいます。
レコーディングエンジニアからは「キックとの共存を考え、200Hz前後の調整が重要」というアドバイスを受け、プロダクションに反映させています。
この繊細なEQコントロールが、JUN SKY WALKERの楽曲における温かみのあるグルーヴ感を支えています。

比較的安価に音を近づける機材【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

寺岡呼人の特徴的なベースサウンドを目指すなら、まずはプレシジョンベース系の楽器がおすすめです。予算10万円前後であれば、Squier Classic Vibe 60sやFender Mexico製のPrecision Bassで基本的な音作りが可能になります。特にフラットワウンド弦を装着すると、あの特徴的な太くウォームなトーンの基礎が作れるでしょう。

アンプシミュレーターを活用するのも効果的な方法です。Line6 HX StompやZoom B6などのマルチエフェクターで、ベースアンプのキャラクターを再現できます。寺岡サウンドの要である軽いコンプレッションは、MXR M87や比較的安価なBehringer BassCompなどで十分に近づけることができます。

エフェクトでは、軽いオーバードライブがJUN SKY WALKERのサウンドに欠かせません。EHX Bass Soul FoodやMXR Bass Overdriveなどで、原音を残しつつ適度な歪みを加えましょう。これらの機材を組み合わせることで、予算を抑えながらも寺岡呼人のベースサウンドに近づけることが可能です。

比較的安価に音を近づける機材表【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined JUN SKY WALKER 寺岡呼人 検索 検索 検索 検索 検索
楽器 Squier Classic Vibe 60s Precision Bass Squier JUN SKY WALKER 寺岡呼人 10万円前後で寺岡サウンドの基礎作りが可能 検索 検索 検索 検索 検索
楽器 Fender Mexico Precision Bass Fender JUN SKY WALKER 寺岡呼人 寺岡呼人のような太くウォームなトーン向け 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト Line6 HX Stomp Line6 JUN SKY WALKER 寺岡呼人 アンプシミュレーターとして活用可能 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト Zoom B6 Zoom JUN SKY WALKER 寺岡呼人 マルチエフェクターでベースアンプキャラクターを再現 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト MXR M87 Bass Compressor MXR JUN SKY WALKER 寺岡呼人 寺岡サウンドの要である軽いコンプレッション 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト Behringer BassComp Behringer JUN SKY WALKER 寺岡呼人 比較的安価なコンプレッサー 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト EHX Bass Soul Food Electro-Harmonix JUN SKY WALKER 寺岡呼人 原音を残しつつ適度な歪みを加える 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト MXR Bass Overdrive MXR JUN SKY WALKER 寺岡呼人 JUN SKY WALKER風サウンド向けオーバードライブ 検索 検索 検索 検索 検索
アクセサリー フラットワウンド弦 複数メーカー JUN SKY WALKER 寺岡呼人 特徴的な太くウォームなトーン作りに必須 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

寺岡呼人のベーススタイルは、JUN SKY WALKERというバンドの音楽性を支える重要な要素となっている。彼の音作りの核は、シンプルでありながらも力強いグルーヴ感と、曲の骨組みをしっかりと支えるリズム感覚にある。特にロック調の楽曲では、躍動感のあるピッキングと響きの良い低音で、バンドサウンドに厚みを与えている。また、メロディアスなフレーズを効果的に取り入れ、単なるリズム楽器としてだけでなく、時に主旋律をなぞり、時に対旋律を奏でるなど、多彩な表現力で楽曲の世界観を広げている点も特徴的である。

寺岡のベーストーンを再現する上で重要なポイントは、クリアな音質とパンチの効いた中低域にある。彼のプレイスタイルでは、ピック奏法と指弾きの使い分けが特徴的で、曲調に合わせてアタック感を調整している。特にピック奏法では、アタックが強調されたシャープな音色が特徴で、バンドの疾走感あるナンバーでその真価を発揮する。また、右手のミュートテクニックによるタイトな音のコントロールと、左手の正確なフィンガリングによる音程の安定感も、彼のプレイを特徴づける要素である。ダイナミクスの幅広い表現と、曲の展開に応じた音量コントロールも忘れてはならない再現ポイントだろう。

寺岡呼人のアプローチで注目すべきは、特定の機材に依存しすぎない姿勢である。彼は機材よりも演奏者自身の感性や技術を重視し、どのような環境でも自分らしい音を出すことに重点を置いている。実際、様々なレコーディングやライブシーンで異なる機材を使用しながらも、一貫した音楽性を保っている点が印象的だ。この柔軟性は、長年のキャリアを通じて培われた確かな演奏技術と音楽的センスがあってこそ可能になるものだ。寺岡の姿勢は、機材や環境に左右されず、自分自身の音楽性を追求し続けることの大切さを教えてくれる。結局のところ、優れたベーシストとは、どんな状況でも自分らしい音楽を届けられる人なのかもしれない。

本記事参照サイト【JUN SKY WALKER・寺岡呼人】

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