【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【カワクボタクロウ】キュウソネコカミ 始めに

カワクボタクロウは、2009年に大阪で結成された4人組ロックバンド「キュウソネコカミ」のベーシストです。独特のユーモアセンスと社会風刺の効いた歌詞、エネルギッシュなパフォーマンスで知られるバンドの屋台骨として、安定感のあるベースラインを提供しています。

彼のプレイスタイルは非常にタイトでありながらも、曲のグルーヴ感を重視した演奏が特徴です。リズムセクションとしてドラムとの息の合った連携プレイで、キュウソネコカミ特有のアップテンポな楽曲を支えています。ファンクやロック、パンクなど様々な要素を取り入れた多彩なベースプレイは、バンドのサウンドに厚みと躍動感を与えています。

代表曲「MEGA SHAKE IT!」や「ビビった」などでは、前面に出すぎない絶妙なグルーヴ感で楽曲を下支えしつつ、要所でしっかりとベースの存在感を示す演奏が光ります。ヤノマイやオカザワらと織りなす緻密なアンサンブルは、彼らの音楽性の核心部分となっています。

機材面では主にFenderのPrecision Bassを使用し、そのパンチの効いたクリアなサウンドが楽曲の推進力になっています。バンド内では「カワクボ」として親しまれ、ステージではさりげなく目立つ存在感と確かな技術でキュウソの音楽を支えています。

キュウソネコカミの魅力の一つは、テクニカルでありながらもポップでキャッチーな楽曲にあります。カワクボのベースは難解な技巧を見せびらかすのではなく、曲全体の調和を考えた「バンドサウンドのため」の演奏姿勢が、彼らの音楽の親しみやすさと中毒性の高さに貢献しています。

YouTubeでカワクボタクロウのプレイをチェック → こちら

a bird sitting on a tree branch in the dark
Photo by Alexey Demidov on Unsplash

使用アンプ一覧と特徴【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

brown and black electric guitar
Photo by ZAKI ARIK on Unsplash

キュウソネコカミのベーシスト、カワクボタクロウは主にAmpeg SVTシリーズを愛用しています。特にAmpeg SVT-4 PROをメインアンプとして使用し、キャビネットはAmpeg 8×10を組み合わせることで、太くパンチの効いたサウンドを生み出しています。

ライブではAmpeg SVTの力強い低域と抜けの良い中高域を活かし、バンドサウンドの土台を支える音作りをしています。一方、繊細な表現が必要な場面では、Gallien-Kruegerアンプも使用することがあり、音の輪郭をはっきりさせたい時に重宝しているようです。

レコーディングではアンプの特性を活かし分け、楽曲に合わせて使い分けています。特にロック色の強い曲ではSVTの歪み感を生かした音作りを、クリアなサウンドが必要な場面ではより直接的な音を採用しています。カワクボの音作りは、バンドのエネルギッシュな演奏スタイルを支える重要な要素となっています。

使用アンプ機材表【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SVT-4PRO Ampeg キュウソネコカミ カワクボタクロウ ライブ時のメインアンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-810E Ampeg キュウソネコカミ カワクボタクロウ 8×10インチキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-3PRO Ampeg キュウソネコカミ カワクボタクロウ かつて使用していたヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Kemper Profiling Amplifier Kemper キュウソネコカミ カワクボタクロウ アンプのプロファイリングシステム 検索 検索 検索 検索 検索
UPA-1 UNIVERSAL AUDIO キュウソネコカミ カワクボタクロウ 真空管パワーアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Sans Amp Bass Driver DI Tech 21 キュウソネコカミ カワクボタクロウ ベース用プリアンプ/DI 検索 検索 検索 検索 検索
SPC-1 Sadowsky キュウソネコカミ カワクボタクロウ オンボードプリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
BEB-3 BOSS キュウソネコカミ カワクボタクロウ ベース用イコライザー 検索 検索 検索 検索 検索
LMBS Lehle キュウソネコカミ カワクボタクロウ ベースアンプ切り替え用ツール 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

closeup photo of person playing bass
Photo by freestocks on Unsplash

キュウソネコカミのベーシスト・カワクボタクロウのメイン機材は、Fender Jazz Bass(JB)をベースにカスタムされたモデルです。特に「M1」と呼ばれる彼の代表的なベースは、JB Special のボディに、P/Jピックアップ構成を採用しています。

サブ機材としては、初期にはSquier Telecaster Bassなどを使用し、現在は用途によってPrecision Bass系の機材も活用しています。音作りの特徴は、中低域のパンチと抜けの良さで、バンドサウンドの土台を支える力強い音色が特徴です。

エフェクターやアンプを含めた機材全体で、ロック全般からポップ、ファンクまで対応する柔軟性を持ち、キュウソネコカミの多彩な楽曲に対応しています。特にスラップやフィンガー奏法で豊かな表現力を発揮するために、音の明瞭さとパワーのバランスを重視した機材選びをしています。

使用ベース機材表【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ATB-4 Atelier Z キュウソネコカミ カワクボタクロウ JBタイプ メインベース、フラット弦使用 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-5 Atelier Z キュウソネコカミ カワクボタクロウ 5弦JBタイプ 初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
JB-Custom Fender Japan キュウソネコカミ カワクボタクロウ JBタイプ ライブで使用することもある 検索 検索 検索 検索 検索
PB-STD Fender キュウソネコカミ カワクボタクロウ PBタイプ ヘッドが折れる事故あり 検索 検索 検索 検索 検索
SPOT-TF PJ Moon キュウソネコカミ カワクボタクロウ PJタイプ サウンドハウスプロデュースモデル 検索 検索 検索 検索 検索
PBAC-S YAMAHA キュウソネコカミ カワクボタクロウ PBタイプ デビュー当時使用 検索 検索 検索 検索 検索
EB-3 Gibson キュウソネコカミ カワクボタクロウ ショートスケール バンド初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

white electric bass guitar
Photo by Balázs Horváth on Unsplash

キュウソネコカミのベーシスト、カワクボタクロウはボックスマン(箱男)の愛称で知られ、特徴的な音作りで注目されています。エフェクトボードには定番のSansampやMXR Bass Octave Deluxeを配置し、バンドサウンドの土台を形成しています。

ファズ系のWay Huge Swollen Pickleで歪みを加え、曲の場面に合わせてサウンドを変化させるスタイルが特徴です。またBOSS PS-6 Harmonistによるピッチシフトなどの効果も活用し、キュウソネコカミらしい遊び心ある音作りを実現しています。

エフェクトチェーンはシンプルながらも効果的で、ライブでのパフォーマンスを重視した実用的な構成となっています。使用ベース楽器は主にFenderのJazz Bassで、ピックアップを交換するなどのカスタマイズも施しているようです。

使用エフェクター機材表【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
CUBE STREET Roland キュウソネコカミ カワクボタクロウ アンプ 弾き語りにも使用 検索 検索 検索 検索 検索
BASSKICK Providence キュウソネコカミ カワクボタクロウ ディストーション 歪みエフェクターとして利用 検索 検索 検索 検索 検索
B-BOMBER Providence キュウソネコカミ カワクボタクロウ プリアンプ ベース用プリアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
PE-DI OYAIDE キュウソネコカミ カワクボタクロウ ダイレクトボックス ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
AMPEG SVT CLASSIC AMPEG キュウソネコカミ カワクボタクロウ アンプ ベース用アンプヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
Mustang Bass Fender キュウソネコカミ カワクボタクロウ ベース 黒のMustang Bassを使用 検索 検索 検索 検索 検索
Roto-Bass Ernie Ball キュウソネコカミ カワクボタクロウ .045-.105のステンレススチール弦 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

カワクボタクロウはStingrayをメインにし、EQは800Hz付近にディップを作りながら低域を太く保つセッティングを好む。
ライブではUPRTEKのワイヤレスシステムを使用して安定感を確保しつつ、録音時はAmpegのB-15タイプアンプにて400Hzを少し抑え、60Hz〜100Hz帯域を持ち上げたパンチのある音作りを基本としている。
特徴的なのは、ミックス時のサイドチェインコンプレッションで、キックとスネアに合わせて低域を適度に抑制する処理により、バンドサウンド内でのクリアな定位を実現している。

ツアー中はベース音作りをその日のハコに合わせて微調整し、箱鳴りが強い会場では250Hz帯域を-3dB程度カットする工夫をしている。
曲調によってベースの使い分けも行い、激しい曲では歪みを加えたP-Bassを使用し、中域の2kHz〜3kHz帯をブーストしてアタック感を強調する。
対照的に、グルーヴ感重視の曲では、コンプの設定をアタックを遅め(約30ms)、レシオを4:1程度にして、音のサステインを活かした丸みのある低域を強調する方法を採用している。

スタジオレコーディングでは、「ビリビリ最強!」などのアップテンポな曲での重厚な低域を出すため、DI音とアンプ音をブレンドし、DI音には800Hz以上をハイパスフィルターで緩やかにカットする処理を施す。
ボーカルとの干渉を避けるために、3kHz〜5kHz帯域を-2dB程度抑えながらも、200Hz帯域を+2dB持ち上げて芯のある音を維持している。
「MEGA SHAKE IT !」のような曲では、ステレオイメージの左側に定位させつつも、100Hz以下の超低域は中央に配置することで、キックと共に強力なリズム基盤を形成している。

比較的安価に音を近づける機材【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

カワクボタクロウさんの音を手頃な価格で近づけるには、まず彼が使用しているWarwick製ベースの特徴を理解することが大切です。Squier VMシリーズなどの中価格帯のジャズベースやプレシジョンベースをベースに、ピックアップを交換するアプローチが現実的でしょう。EMG-HZシリーズなど2万円前後のピックアップを導入することで、音質を大きく向上させることができます。

エフェクターについては、Tech21 SansAmp Bass Driver DIやZoom B3nなどのマルチエフェクターから始めるのがおすすめです。カワクボさんはSansAmpを愛用していますが、予算を抑えるならJoyo American SoundやBehringer BDI21などの代替品も検討価値があります。歪み系エフェクターはBOSS ODB-3などの定番品から入り、徐々に自分好みの音作りを探求していくといいでしょう。

アンプについては、最初から高価なものを揃える必要はなく、小型のプラクティスアンプでも十分練習できます。Fenderやアンペグなどの小型アンプであれば、基本的なキュウソネコカミのベースサウンドを再現できる土台となります。演奏技術を磨きながら、少しずつ機材を揃えていく長期的なアプローチが、結果的にはカワクボさんの音に近づく近道となるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined キュウソネコカミ カワクボタクロウ 検索 検索 検索 検索 検索
種類 機材名 メーカー キュウソネコカミ カワクボタクロウ 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Squierシリーズ VMジャズベース/プレシジョンベース Squier キュウソネコカミ カワクボタクロウ Warwickサウンドの代替として 検索 検索 検索 検索 検索
ピックアップ EMG-HZシリーズ EMG キュウソネコカミ カワクボタクロウ 約2万円で音質向上 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター SansAmp Bass Driver DI Tech21 キュウソネコカミ カワクボタクロウ カワクボさん愛用 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター American Sound Joyo キュウソネコカミ カワクボタクロウ SansAmpの予算代替品 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター BDI21 Behringer キュウソネコカミ カワクボタクロウ SansAmpの予算代替品 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター ODB-3 BOSS キュウソネコカミ カワクボタクロウ 定番の歪み系エフェクター 検索 検索 検索 検索 検索
マルチエフェクター B3n Zoom キュウソネコカミ カワクボタクロウ 初心者向けオールインワン 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ プラクティスアンプ Fender キュウソネコカミ カワクボタクロウ 入門用小型アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ プラクティスアンプ Ampeg キュウソネコカミ カワクボタクロウ 入門用小型アンプ 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

カワクボタクロウの音作りの核は「シンプル」かつ「メロディアス」であること。グループサウンズやパンクなど様々な音楽の影響を受けながらも、バンドの楽曲を支える土台として機能する安定感あるプレイと歌心のあるフレーズが特徴だ。

彼のサウンドを再現するポイントは、フィンガリングの強弱とニュアンスの付け方にある。ピック弾きとフィンガリングを場面によって使い分け、楽曲の展開に合わせて音量や音色をコントロールする繊細さが重要。特にフィンガリングではミュートを効かせたタイトなグルーヴ感を意識したい。

カワクボは機材選びにおいて「結局は自分の手で弾く音」という考えを大切にしている。機材に頼りすぎることなく、どんな環境でも自分らしい音を出せるよう練習を重ねる姿勢が彼のスタイル。機材は変わっても一貫した音楽性を持ち続けることが、バンドサウンドの核を担う上で最も重要なのだ。

本記事参照サイト【キュウソネコカミ・カワクボタクロウ】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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