【ART-SCHOOL・日向秀和】風サウンドの作り方+ベース使用機材セッティングのまとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

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【ART-SCHOOL・日向秀和】使用機材まとめ|アンプ・エフェクター・音作り解説

【日向秀和】ART-SCHOOL 始めに

日向秀和は、オルタナティブロックバンドART-SCHOOLのベーシストとして、その独特のプレイスタイルで知られています。元々はギタリストだった彼は、その経験を活かした独自のアプローチでベースを演奏し、バンドサウンドの要となっています。

プレイスタイルの特徴は、ピック弾きによる鋭いアタックと歪みを効かせたサウンドです。フレージングは時に複雑かつ繊細で、単なるリズムキープを超えた旋律的な動きを見せます。特にハイポジションでの演奏や、ポストパンク的な粒立ちの良いフレーズが彼の真骨頂と言えるでしょう。

ART-SCHOOLの楽曲においては、ギターとドラムの間を埋めつつも、時に前面に出て曲を牽引する役割を担っています。例えば「煙と狼」や「エンドレスレイン」では、特徴的なベースラインが曲の骨格を形成し、バンドの持つ独特の緊張感と解放感を支えています。

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Photo by David Moffatt on Unsplash

使用機材としては、主にFenderのPrecision BassやJazz Bassをベースに、BOSS ODB-3やAmpeg SVTといったエフェクターやアンプを駆使して、クリアでありながらも芯のある太いサウンドを作り出しています。このセットアップにより、ART-SCHOOLの持つ情緒的かつ攻撃的なサウンドスケープを支える基盤を提供しています。

プロデューサーとしての顔も持つ日向は、自身のプレイに対する理論的な理解と音楽全体を俯瞰する視点を持ち合わせており、それがART-SCHOOLの楽曲構成にも大きく貢献しています。バンド全体の音楽性は、90年代オルタナティブロックの影響を受けつつも、日本の情緒を取り入れた独自の世界観を持っています。

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使用アンプ一覧と特徴【ART-SCHOOL・日向秀和】

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Photo by Nicolas Lochon on Unsplash

ART-SCHOOLベーシスト日向秀和は、主にAmpeg SVTシリーズを愛用しています。SVTクラシックとSVT-4PROを中心に、力強くクリアな音を作り出しています。特に低域の厚みとミッドレンジのパンチが特徴的で、バンドサウンドの土台を支えています。

ライブではSVTクラシックとSVT-7PRO、またはSVT-4PROを使い分け、状況に応じて音の太さと抜けの良さをコントロール。一方、レコーディングではSWRやMarkbassなども併用し、楽曲に合わせた音作りを行っています。

アンプヘッドとキャビネットの組み合わせにもこだわり、8×10″や4×10″キャビネットを使用することで、ロックバンドに必要な迫力と繊細さを両立させています。近年ではコンパクトなMarkbass製品も取り入れ、機動力も重視しています。

使用アンプ機材表【ART-SCHOOL・日向秀和】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Bassman 800 FENDER ART-SCHOOL 日向秀和 安定した音質で2×15キャビと組み合わせて使用 検索 検索 検索 検索 検索
SVT-4PRO AMPEG ART-SCHOOL 日向秀和 代表的なアンプヘッド。ライブでの主力 検索 検索 検索 検索 検索
LITTLE MARK III MARKBASS ART-SCHOOL 日向秀和 コンパクトながらパワフルなサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
BASSMAN 100 FENDER ART-SCHOOL 日向秀和 ヴィンテージサウンドを好んで使用 検索 検索 検索 検索 検索
HLF 510 Hartke ART-SCHOOL 日向秀和 アルミコーンスピーカーを採用したキャビネット 検索 検索 検索 検索 検索
B15 AMPEG ART-SCHOOL 日向秀和 スタジオ録音時に愛用するアンプ 検索 検索 検索 検索 検索
Tone Hammer 500 AGUILAR ART-SCHOOL 日向秀和 クリアな音質でレコーディングにも使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ベースの種類と特徴【ART-SCHOOL・日向秀和】

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Photo by freestocks on Unsplash

ART-SCHOOLの日向秀和氏が使用するメインベースは、Fender USA製の「JAZZ BASS」と「PRECISION BASS」で、特に90年代モデルのJAZZ BASSを愛用しています。セカンダリーベースとしてMusicManのStingRay、Rickenbacker 4001など複数の機材を使い分けています。

PUはJAZZ BASSにはSeymour DuncanのSJB-3四弦用をフロントに、DiMarzio Ultra Jazzをリアに搭載するカスタム構成が多いようです。P-BASSにはSeymour DuncanのSPB-3を採用するケースも。また、エフェクターを多用し、特にコンプレッサーやオーバードライブで音作りを行なっています。

日向氏のベースサウンドは太い低域と抜けの良い中域が特徴で、ART-SCHOOLのサウンドの基盤となる重厚感を支えています。特にJAZZ BASSではグルーヴ感のある音色、P-BASSではパンチのある音色を使い分けるなど、楽曲に合わせた選択をしています。

使用ベース機材表【ART-SCHOOL・日向秀和】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト ベースの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Precision Bass Fender ART-SCHOOL 日向秀和 PBタイプ 90年代製アメリカン・スタンダードを使用 検索 検索 検索 検索 検索
American Professional Precision Bass Fender ART-SCHOOL 日向秀和 PBタイプ マーチンバンドやレコーディングでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Thunder 1A Sadowsky ART-SCHOOL 日向秀和 JBタイプ サドウスキーの代表作 検索 検索 検索 検索 検索
WSB1 Warwick ART-SCHOOL 日向秀和 ワーウィックベース デビュー時からの愛用機 検索 検索 検索 検索 検索
ATB-4 Atelier Z ART-SCHOOL 日向秀和 JBタイプ ジョン・メイヤーのレコーディング参加時に使用 検索 検索 検索 検索 検索
M2-24 Fodera ART-SCHOOL 日向秀和 5弦ベース ソロプロジェクト「CITY OF SOUND」時に使用 検索 検索 検索 検索 検索
SR1100 Ibanez ART-SCHOOL 日向秀和 アクティブベース ART-SCHOOL活動初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用エフェクターとボード構成【ART-SCHOOL・日向秀和】

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Photo by Drake Whitney on Unsplash

ART-SCHOOLのベーシスト日向秀和氏は、特徴的な歪み系エフェクターの使い分けで知られています。メインで使用するBOSS ODB-3を中心に、RAT2やDS-1などのディストーションを場面に応じて切り替え、バンドサウンドに厚みを与えています。

ボード構成では、BOSS TU-3からSANS AMP BASS DRIVER DI、BOSS ODB-3、MXR M87など複数のペダルを組み合わせ、多様な音色を実現。また、MXR M80 BASS D.I.+やBOSS GEB-7なども活用し、アンサンブル内での存在感と立体的なサウンドを確保しています。

近年では、ベースエフェクターに対する探究心から自身のサウンド作りをさらに発展させています。日向氏独自の音楽性とテクニックに裏打ちされた音作りは、ART-SCHOOLの楽曲において重要な役割を果たしています。

使用エフェクター機材表【ART-SCHOOL・日向秀和】

機材名 メーカー アーティスト ベーシスト エフェクターの種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BE-1 BOSS ART-SCHOOL 日向秀和 オーバードライブ 『One-Two』『Artschool』の頃から使用 検索 検索 検索 検索 検索
RV-5 BOSS ART-SCHOOL 日向秀和 リバーブ キャリア初期から愛用、現在ボードには組み込まず 検索 検索 検索 検索 検索
SUPER CHORUS CH-1 BOSS ART-SCHOOL 日向秀和 コーラス 近年のボードに組み込んで愛用中 検索 検索 検索 検索 検索
GEB-7 Bass Equalizer BOSS ART-SCHOOL 日向秀和 イコライザー 7バンドEQ、近年のライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
BASS SYNTHESIZER SYB-5 BOSS ART-SCHOOL 日向秀和 シンセサイザー ART-SCHOOLのライブセットで使用 検索 検索 検索 検索 検索
MXR M87 Bass Compressor MXR ART-SCHOOL 日向秀和 コンプレッサー 近年のペダルボードで使用 検索 検索 検索 検索 検索
GE-7 Equalizer BOSS ART-SCHOOL 日向秀和 イコライザー ギター用7バンドEQ、セッティングの微調整に活用 検索 検索 検索 検索 検索

音作りのセッティング・EQ・ミックスの工夫【ART-SCHOOL・日向秀和】

日向秀和のベース音作りは、中低域の太さと高域の粒立ちを両立させる緻密なEQ設定が特徴です。ベース本来の低音を残すため、200Hz付近を少し持ち上げつつ、80〜100Hz帯域を適度にカットすることで音の輪郭を明確にしています。楽曲の雰囲気に応じて400Hz付近を調整し、バンドサウンド内での存在感を調整しています。特にART-SCHOOLの疾走感のある楽曲では、800Hz〜1kHz帯域を少し強調して歪みと絡めることで抜けの良さを確保しています。

レコーディングでは、コンプレッサーの設定にこだわり、アタックを遅め(20〜30ms)に設定してフィンガーの粒感を活かしています。曲調によってはThreshold値を変え、アグレッシブなフレーズではコンプの効きを強くして音の密度を上げています。ミックス段階では、ドラムのキックと周波数が被らないよう200Hz以下の帯域を細かく調整し、サイドチェイン処理を施すことも。多重録音する場合は、各テイクの定位を左右に振り分け、低域は中央に集中させるパン処理を行っています。

ライブでのセッティングでは、ステージ上での音の輪郭をはっきりさせるため、2〜3kHzをブーストして弦のニュアンスを強調しています。バンドによっては中域(600〜800Hz)の出方を変え、ギターとの周波数バッティングを避ける工夫も。特にエフェクターを多用する楽曲では、ミックスでの埋もれを防ぐために高域のプレゼンスを上げつつ、ベース本来の芯となる100〜200Hz帯域をしっかり残すよう意識しています。モニターでは低域が聞こえすぎないよう調整し、バンド全体のグルーヴ感を重視したミキシングを心がけています。

比較的安価に音を近づける機材【ART-SCHOOL・日向秀和】

日向秀和の音作りの核心はFender Jazz Bassの太く輪郭のはっきりした音と、適度な歪みを組み合わせたサウンドです。予算を抑えるならSquier Classic Vibe ’60s Jazz Bassが本家の音色に近く、コストパフォーマンスに優れています。アクティブ回路搭載モデルも選択肢ですが、パッシブピックアップの素直な音色がより日向サウンドに近づけるでしょう。

エフェクターは中心となるオーバードライブとしてBOSS OD-3やMXR Bass Overdriverがリーズナブルな選択肢です。日向氏はFulltone OCD等の高価なエフェクターを使用していますが、これらの代替品でも適度なゲインと太さを両立できます。特にミッドレンジを強調できるペダルを選ぶと、バンドアンサンブル内での存在感が増し、日向サウンドの特徴であるパンチ感が出せます。

アンプに関しては、コンパクトなベースコンボアンプでも十分近づけることが可能です。AMPEG BA-110やFender Rumble 40といった機種でも、EQでミッドレンジを少し持ち上げ、低音と高音を控えめにすることで、日向サウンドの芯のある音色を再現できます。また、弦はステンレス弦を選び、ピックで弾くことでART-SCHOOLの楽曲で聴ける力強さとアタック感を手に入れられるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【ART-SCHOOL・日向秀和】

種類 機材名 メーカー アーティスト ベーシスト 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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種類 機材名 メーカー ART-SCHOOL 日向秀和 備考 検索 検索 検索 検索 検索
ベース Classic Vibe ’60s Jazz Bass Squier ART-SCHOOL 日向秀和 本家Fenderに近い音色、コスパ良 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター OD-3 BOSS ART-SCHOOL 日向秀和 リーズナブルなオーバードライブ代替品 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクター Bass Overdrive MXR ART-SCHOOL 日向秀和 リーズナブルなオーバードライブ代替品 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ BA-110 AMPEG ART-SCHOOL 日向秀和 コンパクトなコンボアンプ、EQでミッド強調 検索 検索 検索 検索 検索
アンプ Rumble 40 Fender ART-SCHOOL 日向秀和 コンパクトなコンボアンプ、EQでミッド強調 検索 検索 検索 検索 検索
ステンレス弦 不明 ART-SCHOOL 日向秀和 アタック感増強用 検索 検索 検索 検索 検索
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総括まとめ【ART-SCHOOL・日向秀和】

日向秀和の音作りの核は、タイトなアタックと適度な歪みの融合にある。太さと抜けの両立を追求し、ART-SCHOOLのサウンドを支える強固なローエンドと鋭いミッドレンジを絶妙なバランスで表現している。

再現のポイントは、ピック弾きによる強いアタックと、指弾きの柔らかさを場面によって使い分けること。エフェクターはシンプルに使いつつも、繊細なニュアンスを大切にし、楽曲の世界観に寄り添った音色コントロールを心がけるべきだろう。

日向は「結局は弾き手の個性が音を作る」という信念を持っている。機材選びに固執するより自分の音楽性を優先し、シンプルな構成でも表現力を高める姿勢が重要。プレイヤーとしての感性と技術を磨くことが、本質的な「日向サウンド」への近道となる。

本記事参照サイト【ART-SCHOOL・日向秀和】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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